講習会とコンペと地鎮祭

2009年09月14日

早いもので、気がつけば9月も中旬になってしまいそうですが、
先週の月曜日は、一級建築士の定期講習を受講するため、ビッグサイトに行ってきました。
この定期講習は、最近新しく義務付けられたものなのですが、朝から夕方までみっちり
5時間講習&考察テストまでセットになっていて、久々のテスト体験に、疲労感を味わってきました。
内容は、構造偽装問題をきっかけとした法改正を中心に、環境に関わる最近の基準など、
まんぼうのような設計事務所の場合、業務に関わる部分として普段からチェックしていることが
主であり、改めて確認することができたという点では、有意義であったと思いますが、
5時間では分厚いテキスト1冊を早足で全て確認するのは慌しく、
シートに付属の小さなテーブルでのメモ取りには、一気に肩と腰が凝ってしまいました・・・。
と少し愚痴をこぼしつつも、あまり受ける機会が無くなってみたら、少々物足りなく、
なにか受けられるテストはないかしら?、なんて思っていたりするから不思議なもんです。
あの、なんともいえない緊張感が心地良いのかもしれません。
ちなみに、今回、実はゆりかもめに初乗車だったもので、車窓からもキョロキョロし通しでした。
(いつもりんかい線よりゆりかもめのルートの方が安いことに今頃気が付きました)
いつの間にか綺麗に整っっている景色を、たまに少し離れた所から見るという体験は、
日常においても大事なことと、改めて感じました。
------------------------------
火曜日は、またまたコンペを1つ提出しました。
限られた敷地環境の中に、親子5人と多数訪れる友人達のための諸々の空間を作り、
どこにいても十分に感じられる風の通りと、実際以上に感じられる開放感を大切に考え、
空間を立体的に使うことで、空と風を感じながら過ごせる住まいを提案しました。
好立地ながら隣地が近いといった敷地の特性から、LDKを中心としたパブリックスペースを
2階レベルに持ち上げる形で計画しましたが、1階の水廻りを中心とした機能領域が
ただの廊下に面する場所になってしまわないよう、訪れる人たちを贅沢に迎える
気持ちのよいホールとして、光と風をしっかり取り込むように計画しています。
今回、子供の領域やごろ寝できる場所、シアター/ゲームコーナー、LDKに繋がるテラスなど、
様々な要望をどのような空間として作るかということが大きな課題だったように感じましたが、
2階レベルに立体空間を持ち込むことで、実際以上の広さや開放感を実現することが
できたのではと感じています。
毎回の事ながら、締め切りには追われてしまうのですが、
まんぼうの提案する住まいがうまく伝わればいいなと思います。
090908_ot01.jpg090908_ot02.jpg090908_ot03.jpg
・・・余談ですが、まんぼうでは、カラー出力用として、A3サイズのインクジェットプリンターと
A1サイズの大判用インクジェットプリンターを10年近く併用しているのですが、
どうも最近、どちらもエラー気味です。
インクやプリンタヘッドを交換したりしてるのですが、本体の寿命ってあるのでしょうかね。
こういうものはきっかけがないとなかなか買い換えないもので、ちょっと悩み中です。
------------------------------
それから、週末には、横浜KYOの地鎮祭がありました。
あいにくの空模様でしたが、なんとか雨は降らず、滞りなく終えることができました。
皆様の日ごろの行いに感謝です。
さてさて今週から杭工事が始まります。
今度こそ、最後まで順次アップしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。