配筋検査を行いました。中野M

2011年01月19日

気がつけば1月も下旬。年が明けても時間の経つのは早いです。
さてさてそんな1月に入り、先週は中野Mの基礎の配筋検査を行いました。
同時に、住宅瑕疵担保責任履行法のための第3者となる検査員により、
瑕疵担保責任保険のための配筋検査も行われました。
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今回の構造はSE工法を採用しており、柱は全て基礎に埋め込んだ金物と
緊結するため、通常の基礎上にセットした土台(木材)と繋ぐ在来軸組工法に比べ、
基礎段階での精度が重要になります。
※土台を廻す在来軸組工法でも、ホールダウンなど基礎に埋め込む金物もあり、
もちろん基礎の精度は重要ですが、間柱などは基礎上に載せる土台に繋ぐため、
少し考え方が異なります。
どの工法でも、立ち上がりを固定しづらい基礎で精度を出す作業は手間が掛かりますが、
ここでしっかり作ることで、この次の建て方がスムーズに運ぶことになります。
プレカット図の承認は既に終わっているので、現場では月末の上棟に向けての養生と
準備を行い、お施主さんとは、仕上げの色を含めた最終確認を行っているところです。
※プレカット図とは、木材は必要な切り欠きを行った状態で現場に搬入するため、
事前に切り欠きを含めた加工をチェックするための図面です。
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それと今日はもうひとつ、現在設計中の先月より設計を始めた「世田谷M」を紹介。
細長い敷地の中に、建蔽率いっぱいに建てるボリュームとコンクリートで作ることを
絶対条件として、それぞれが快適に過ごせる完全分離型の2世帯を計画しています。
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敷地形状と近隣の環境からどうしても細長い建物になるのですが、薄暗い空間に
ならないよう、風と光の抜ける環境をどう確保するかをテーマに、構造から必要な壁と
内部から必要な壁のバランスや空間のボリュームなど、絡むものを整理しながら
シンプルな回答を見つけて設計中です。
先週末の打ち合わせで大きな方針はやっと確定し、あと一息と言ったところですが、
気を抜かずに進めていきたいと思います。
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話は変わりますが、去年の今頃仕込んだ2種類の味噌(麦と玄米)がとても美味しく、
今年もまた作りたくてうずうずしてるのですが、作るためには去年の味噌を消費すべく
また知人身内にも配らねば、というなんだか良く分からない状況になってまして。
そんな我が家には、あまりお酒は呑まないのに、去年の夏にハマって作った梅酒も
数種類の合計数リットルあったりしまして。
消費するより作ることが好きなのだと開き直りつつある今日この頃であります…。