工事契約を行いました。市川F

2012年10月17日

この週末は、千葉に設計中だった住宅の工事契約を行いました。

正確には、工事請負契約は建て主と施工会社で取り交わしますものであり、
建築士は第3者としての立会いになります。

ここに至るまで、私達は実施設計が完了したら施工会社に見積もりを依頼し、調整を行いますが、
これらは設計契約上は建て主と施工会社の間で行うものであり、
建築士は必要な図面や資料の作成と、助言をする立場となっています。

とまた少し説明が長くなってしまいましたが、この住宅は旗竿敷地に建つ2世帯住宅で、
恵まれた広さの敷地環境を活かし、世帯の間に大きな中庭を挟む形で計画しています。

2世帯住宅ではいろいろなメリットもありますが、親子といえども別の生活を営む世帯なので、
生活時間の違いや互いの距離感などは、そのご家族の考えを汲み取り、
将来も見据えて、慎重に設計する必要があると考えています。

この住宅は完全分離型ではなく、玄関や水廻りの一部と、図書コーナーなどの趣味の場所は共用し、
合わせて中庭を間に挟むことで、お互いストレスにならない距離を作っています。

工事に入るのは来月以降の予定ですが、またこちらでも紹介していきたいと思います。

※写真は夏頃の敷地。お父様が草刈りをしてくださいました。