猫と子供と暮らす家 色の確認を行いました。

2013年02月18日

先週の猫と子供と暮らす家の現場定例の話です。

現場ではいろいろな造作が進み、壁の塗装も始まっています。

今回、構造用合板にOS(オイルステイン)という浸透系の塗装をして拭き取る仕上げがあり、
写真はその拭き取り具合の濃さの確認用に現場で作ってもらったサンプルです。

素材のラーチ合板は構造材であり、下地材としてよく使われるものですが、
塗って乾く前に拭き取ることで、木目の浮き出る黒い木の壁を作ることができるので、
外部から連続する黒い木の壁を作りたい箇所に指定しています。

これまでにもよく採用している仕上げなのですが、拭き取り加減によって印象が変わる部分であり、
職人さんによるところが大きいものでもあるので、いつも現場で確認するようにしています。

午後から始めた定例ですが、終わる頃にはいろんなところに黒い外壁と天井ができていました。


個室のボリュームを黒い箱として作っているので、その下の和室の天井も黒。
外壁には焼き杉材を使用し、木の風合いの残る黒い壁となる予定です。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 猫と子供と暮らす家