気持ちよく過ごす住まい・2

2013年04月25日

先日紹介したスケッチの時に描いた、別の住宅です。

こちらは少し奥に入る旗竿地に建つ木造3階建ての提案ですが、
ここでも、せっかく建てる住まいは、明るく気持ち良く、風通しが良いことと、
家族で楽しめる庭を作ることを計画しました。

周りを建物に囲まれる環境ですが、境界から距離を取ったところにハイサイドサッシを作り、
周囲に邪魔されることなく、光を下まで取り込み、空の見える生活を作ることを提案しています。

ハイサイドサッシ、というのは、壁の高いところに設けるサッシのことで、
オペレーター操作になりますが、トップライトよりも光の加減を調整しやすく、
プライバシーを守りながら光を取り込むには有効な手段と考えています。

外壁は旗竿地であまり見えない場所なので、メンテナンスを重視したガルバリウムを基本に、
アプローチから中庭まで、自分たちの近くに来る場所は表情のある吹き付けとしました。

外観の仕上げの切り替えはただのデザインではなく、内部構成などから意味を持ち、
自分の家が見えてきた時に、なんだか嬉しくなるような、そんな表情を作りたいと考えています。