川面のみえる家 地盤改良を行っています。

2013年06月25日

昨日は設備の打ち合わせを兼ねて、川面のみえる家の現場に行ってきました。

川に隣接するこの敷地では支持地盤が20m超とかなり深いため、
杭や柱状改良等の支持層まで繋いで支える方法ではなく、ジオクロス工法を採用しました。

ジオクロス工法とは根切り底面にジオクロスシートという不織布を敷き込み、
建物の重量によって引っ張り力を生じさせることで地盤に掛かる荷重を均等に分散させ、
不同沈下と沈下量を制御する方法です。

実際の作業としては、深めに掘って砕石を敷いてシートを敷き、
シートの端部を固定してまた砕石を敷いて、その上に通常の基礎を施工となりますが、
後々の設備工事などでこのシートを傷めないことが大切です。

昨日は設備の打ち合わせも行い、主に基礎に絡む設備やガスなどの引き回しや、
PS(パイプシャフト)までのルート、スリーブ抜きの位置と補強の有無等、
そしてこのシートは絶対に傷めてはいけない、ということを皆で確認しました。

まだまだ図面上での打ち合わせが多い段階ですが、この先、進んでいくのが楽しみです。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家