大田区の共同住宅 地中障害を撤去して進んでいます。

2014年11月13日

昨日は大田区の共同住宅の現場確認に行ってきました。
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先月から掘削は始まっていたのですが、掘ってみたら地中障害物(昔の基礎の残りなど)があり、
柱状改良だった地盤改良を注入による改良に変更し、障害物についてはほぼ撤去して進めています。

土の中の工事に関しては、全体の工事費予算に大きく影響する可能性があるものなので、
設計時に地盤調査を行い、地盤改良の方法も選定して進めているのですが、
敷地内の数か所に穴をあけて調査する方法では、今回の地中障害物に当たらず、見つからなかったものです。

これまでにも、マンションリフォームで床を開けたら以前の破棄物(剥がしたタイルなど)が敷き詰めてあったとか、
敷地を掘り返したら昔の破棄物が出てきたなどの事例はこれまでにもいくつか経験がありますが、
捨てるためにもお金がかかるので隠してしまおう(埋めてしまおう)、となってしまう業者がいることには、
本当に残念な気持ちになります。

しかし愚痴を言っていても仕方がなく、残したままでは工事が進まなくなるので、
建て主にとって負担が少なく、今後も含めて最良となる方法を練り、現場は進めていきます。

無事地盤改良も終わり、今月に入ってからは、基礎打設のために土を掘る根切り、捨コンと進み、
昨日は建物の位置を確定するための墨出しの確認に行ってきました。

いろいろな条件変更から工期については調整中ですが、ここからは順調に進んでいく予定ですので、
またこちらも集中していきたいと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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墨出しの確認。高さのあるところでは下げ振りを使ったり、いろいろな道具を使って確認していきます。