新しい計画の敷地に行ってきました。

2014年12月16日

週末は新しくご相談いただいた計画敷地の確認で、小田原に行ってきました。
Exif_JPEG_PICTURE

畑もあるご両親の敷地の中に家をつくる計画のため、現況の敷地の状況確認と、
新たに作る時に必要な手続きなど、今後の手順の確認も含めてお伺いしてきました。

家を建てる時には、1つの敷地には1つの建物、との法規上の取り決めがあるので、
今回のように敷地内にもう一軒建てる場合には、それぞれの敷地を定め、
その中で建ぺい率や容積、高さ制限など、法規を満たしていることが必要になります。

その方法は、家主同士の関係によっては、土地を分筆して分けることもありますが、
今回は敷地内同居のイメージでもあるので、現段階ではそこまではせず、
まずは現在の敷地を把握するための測量からスタートし、
計画線という図面上のラインを引き、その内部で成立する形で進めていくことになりました。

計画線を引くには、それぞれの敷地は道路に2m以上接している必要があるので、
道路付け条件の整理と、新しく建てる建物の規模想定も一緒に進めていく必要があります。

そして計画線を確定させたら、現在農地となっている場所に家を建てられるよう、
農地転用許可制度に基づき、農地転用の手続きをしていきます。

※農地転用許可制度は、「優良農地の確保と計画的土地利用の推進を図るため、
農地を農地以外のものとする場合又は農地を農地以外のものにするため所有権等の権利設定
又は移転を行う場合には、農地法上原則として都道府県知事の許可が必要になります。」
というものです。

今回は家を計画する前の条件の整理や確定しなければいけないことがいろいろあるため、
お世話になっている不動産も扱うコンサルタントの方にも設計チームに入っていただき、
計画にかかるすべてを含めた資金計画も含めて、一番いいタイミングを計りながら進めていく予定です。

のびのびとした敷地の環境を崩さず、気持ちの良い計画にしていきたいと思いますので、
みなさまよろしくお願い致します。

Exif_JPEG_PICTURE
敷地内にある祠は触りませんが、まずは敷地境界の確定と測量から進めていきます。