AEDの講習会に行ってきました。

2015年06月19日

昨日は小学校で開催していただいた、AEDの講習会に行ってきました。
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今年は息子の小学校でいくつかの役をさせていただいているのですが、
その一つである学級代表の担当として、AED講習に参加してきました。

小学校の体育館に管轄の消防署の方々がお越しくださり、人形を使った実演を行いながらの説明講習と、
私たちも先生たちと一緒にすべての役回りを実際に体験して習う、というものです。

AEDについてはなんとなくの知識しかなかったのですが、詳しい説明で勘違いしていたこともわかったので、
流れの確認を含めてメモ書きをしてみます。

・人が倒れている場合、まず声掛け、意識を確認する(肩をたたきながら声をかける)
・反応が無かったら周囲に助けを求める(119番通報、人工呼吸、AED搬送を依頼)
・呼吸を確認(胸と腹部の動きを見て、10秒以内で確認)
・心臓マッサージ(30回)
・人工呼吸2回
・心臓マッサージ、人工呼吸を繰り返す
(このあたりでAED到着)
・機械の指示通りに装着、機械にて解析、必要ならショック
・心臓マッサージ、人工呼吸を繰り返しながら、救急車の到着を待つ

説明を聞いているとなんとなくわかったような気になるのですが、実際に3つの役割を体験してみると、
明らかに時間がかかり、訓練の大事さを痛感しましたが、繰り返すことで、少しはスムーズに動けるようになってきました。

また、そもそもなぜマッサージやAEDを使うのか、というお話で、
AEDは心臓を動かす道具だと思っている人が多いけど、それは間違い。一瞬止めるための機械であると。

救急車の到着まで、だいたい5,6分はかかるのだけど、
心臓マッサージと人工呼吸はそれまでの間も心臓を動かし、血流を起こすために行うもので、
その間にAEDを使って一瞬動きを止めることで、心臓に自分で動こうとさせ、その補助のためにまたマッサージを行う、とのこと。

その他、身体の小さい子供の場合はAEDのパッドをどこに貼るか(心臓を挟むことが大事なので、前と背中でもOK)
プールで身体や周りが濡れているときはどうするか(可能な限り胸の周りの水を拭き取り、タオルの上で行う)
お年寄りや身体の子供など、心臓マッサージで骨折することはないか(骨折よりも命の救助が優先)
恥ずかしがらない、とにかく実行することが大事。

など、実際に救助活動をされている方からのお話はとても大切なことばかりで、響きました。

必要な機会は無いに越したことはないのでしょうが、何かあった時には少しでもお手伝いができるよう、
意識していきたいと思います。

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帰りに小学校のAEDの場所を確認。よく見てる場所なのに、案外間違って記憶しているものだと思いました。