中間検査というのは、まさに工事の途中に行う検査のことで、
一定規模以下の木造2階建て住宅の場合は対象外となっていることが多いのですが、
横浜市の場合は確認申請対象部分の棟単位での延べ面積が50㎡以上と規模基準が小さく、
床面積50㎡以上のこの住宅も該当するので、年末に申請を行い、検査を受けました。
検査のタイミングは全軸組緊結完了時で、外壁の下地などの施工は進んでいて良いのですが、
柱を固定するホールダウン金物や筋交い金物など、すべての金物が見える状態で行います。
今回は中間検査と同時に、施工会社から申請する住宅瑕疵担保履行法に基づく保険、
住宅瑕疵担保責任保険の検査も行われました。
検査は神奈川県の民間検査機関ですが、今回は住宅瑕疵担保責任保険の検査も同じ機関で行っており、
同じ検査員の方がそれぞれの立場でチェックをしていかれました。
中間検査では建物の境界からの距離や基礎の高さ、それぞれの場所の階高などいろんな箇所の寸法を測ったり、
金物の場所と強度を確認したり、細かくチェックしていかれましたが、
申請図書の通りにきちんと作っているので問題なく無事合格。
瑕疵担保の検査では、雨仕舞の納まりや基礎の通気の考え方や仕上げの種類など、
雑談も含めながらですがいろいろ説明を行い、こちらも無事に完了。
検査と並行して、この日はまんぼうからお願いしている構造事務所の方にも見てもらっていたのですが、
とにかく集中してすべてを再確認した一日となりました。
中間検査の後は監督さんとこの日から入っていた設備屋さんと、配管ルートや器具の確認、
今後の段取りや納まりなどについても打ち合わせをして帰りました。
上棟すると一気に細かな話が多くなってくるのですが、
現場のスピードに合わせてしっかり確認していこうと思います。
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