テラスを最大限に楽しむ家 上棟しています。

2017年04月26日

先週より建て方を行っていたテラスを最大限に楽しむ家が、無事に上棟しました。
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すべて手作業での階高の高いところへの大きな梁の掛け渡しは本当に大変そうでしたが、
無事にすべての梁が掛かり、建て方作業(構造材骨組みの組み立て)が完成しています。

内部の床も建て方時に貼り進めているので、現場ではそれぞれの場所に立ち、
現場では、広さや奥行き、天井までの高さなども体感できるようになってきました。

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2階は階高3.5mほど。3階ボリュームを跳ね出しているため、大きな梁が中心に掛かっています。

今回の設計では、全体の高さと階高をギリギリまで上げ、軒の高さが9mを超える設計としているため、
壁の耐火性能や延焼防止措置としての庇など、法規上の制約は多くなっているのですが、
実際に組みあがった内部に立ち、高さによる開放感や周囲に対して抜ける目線の高さなど、
設計で意図した形となっていることも無事に確認。

この、設計した建物を内部から見ることは、楽しみでもあり、少しドキドキする瞬間でもあります。

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また、隣家の近い東西側は通風のために必要なものだけに開口を絞っているため、
リビング中間部が暗くならないよう、吹き抜けと開閉できるトップライトを計画しているのですが、
上部から落ちてくる光も気持ちよく、十分効果のある部分となりそうです。

現場は引き続き野地板貼り作業へと進んでいるので、ここからも集中していきたいと思います。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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斜線が取り合う3階内部。サッシの高さは1.5mほどですが、この高さでは気持ちの良い視界が広がります。

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2方向から斜線の掛かる角は梁もすべて手加工で。野地板も合わせながら切っていきます。

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地上10mの高さには屋上テラス。プライベートなかなり気持ちの良い場所になりそうです。