カテゴリー:日常, 犬と暮らす土間の家

2010年02月3日

また更新が少し開いてしまいました。
前にアップした、犬と一緒に暮らす薪ストーブのある住まいのコンペですが、
お施主さんがとrても早い決断をしてくださり、まんぼうで設計を開始しています。
いろいろ打ち合わせをしていく中で、コンペ提案時は将来の増築として計画していた
ご両親のための離れを、増し床対応を考慮した2世帯住宅に変更となりました。
それから、コンペ時にはあった植栽を周囲の造成と同時に無くしたことで、新たに
見えてきたことなど、大きなコンセプトは維持しながらも、最初の案に捉われることなく、
考えていきたいと思っています。
またここでも紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
写真はコンペ案に合わせて作った模型。
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テラスに繋がる大きな開口に沿って土間リビングを作ることで、室内と外の境界を
曖昧にし、中にいながらも外を楽しむような住まいを計画しています。
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これより下は趣味の話ですが、最近スキレット(鋳鉄製のフライパン)で作る焼き芋に
ハマっていて、紅アズマと鳴門金時の食べ比べなども楽しんでいます。
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ベニアズマはホクホクした中にもねっとりした甘酸っぱさがあり、鳴門金時はお芋らしい
もさもさ感の中に素朴な甘さがあり、私は焼き芋には鳴門金時が好みです。
焼き芋は、スキレットに投入してコンロやストーブに1時間ほど放置しておくだけで
簡単にできますが、もっと手軽にいろいろ楽しもうと、少し小さめのダッチオーブンも
入手したので、キャンプはオフシーズンですが、いろいろ作ってみようと思います。

カテゴリー:まんぼう, イベント, 犬と暮らす土間の家, 緑に囲まれる家

2010年01月14日

※HPのトップから入ったところにある更新履歴が読み取れなくなってしまいました。
原因調査中ですが、少し時間が掛かりそうです。
新しいお知らせとしては、
・2月20日(土)、21日(日)の2日間、ASJつくばスタジオで行われるイベントに参加します。
   ASJ つくばスタジオ 第3回建築家展
つくば国際会議場 両日とも11:00~18:00 入場無料
数組の建築家による建築相談会ですので、ご興味がある方はお気軽にいらしてください。
・一條太郎が、SE構法のパートナー建築家になりました。
   SE構法
~SE構法とは、木造建築の仕口部分に特殊な金物を使う木骨ラーメン構造で、
今までの在来木造では難しかった大空間や大開口を実現する構法です。
また、SE構法は、材料や構造計算など躯体に関する管理が優れており、
構造体の補償についても10年補償が付いており、安心できるシステムです。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
※構造専門家のチェックも含めた在来木造、その他の構造についても従来どおり
行っています。まんぼうでは、その建物の用途、規模等から適した構造形式を
提案させて頂きますので、ご安心下さい。
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さてさて、年明けから半月近くになりますが、1つコンペを提出しました。
抜群の眺望と緑に囲まれた羨ましいほどの敷地で、
一年を通じて快適で開放的な自然を吸い込む生活をテーマに提案をしました。
お気に入りの別荘地を歩いていて、ふと出くわした、心が騒ぎ出すようなコテージが
私たちのイメージです。
お子さんやワンちゃんたちと賑やかに暮らすご家族が、ライフスタイルの変化に
合わせて、それぞれの場所の使い方であったり時間の使い方であったり、
薪ストーブの周りの土間リビングや2階のファミリーリビング、ギャラリーなどを
楽しめる家になればと考えています。
まんぼうの考えるその時その時の「今を楽しむ」ということがうまく伝わればいいなと
思います。
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それから年末には、ネコ好きなご夫妻と、ネコ好きな店子を想定した賃貸住宅の計画を
コンペにて提案しました。
いろいろな条件から、コスト面で絞っていかないと厳しそうな物件だと思うのですが、
ちょっとした操作でそれぞれの場所を豊かなものにし、さらに少し遊び心をプラス
することで、空間の質を落とさず、人にとってもネコにとっても快適な場所を作ることが
出来るのでは、と考え、「ネコミチ」なるものをプラスしてみました。
ネコミチ、英語で言えば建築用語でもあるキャットウォークなのですが、いわゆる
メンテナンス用のものではなく、人とネコが別レイヤで動くことも可能にすることで、
それぞれのプライベートな時間も確保し、共同生活に切り離せないストレスを
軽減することを考えています。
その他にも、生活する上で欠かせない環境や収納など、コンペということもあり、
まんぼうの考えるコンセプトを明確に伝える意味も含めて、少し思い切った形を
提案しているのですが、その辺がうまく伝えられなかったかもという印象。
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今回のコンペでは30を超える案が集まり、ご夫妻は楽しくも悩ましい時間を
過ごしていることと思いますが、いろんな意味で合う人が見つかり、楽しい家づくりに
なればといいなと思っています。
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と、なんか久々に長い更新になってしまいましたが、設計することについてもう少し。
まんぼうでは、伝えられた要望をストレートに形にするのではなく、対話の中から
潜在的な要望まで引き出せるといいなと考えていて、試行錯誤を繰り返しています。
それは今設計中の中野Mについても当てはまり、打ち合わせとクライアントの人柄、
雰囲気から少し柔らかな中にハードなものを取り入れるものをイメージしつつあった
のですが、いろんな形を作っていくにつれ、どちらかというともっとハードなものが好み
との軌道修正があり、まんぼうの中でも色や素材、屋根の形などについて議論を
繰り返しているところです。
新たな模型も作っていたのですが、先日の打ち合わせで持ち帰って頂いたので、
また次の機会に紹介できればと思います。

カテゴリー:まんぼう, 家族の時間を楽しむ家

2010年01月12日

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします
旧年年末は、すっかり現場のブログ更新をサボってしまいましたので、
新年早々ですが、横浜KYO邸の年末画像を数点アップします。
工事は、木工事が少し遅れ気味ですが、大きな変更も無く現場が
動いています。今年一回目の定例が数日後にありますので、
現場の状況を再度お伝えする予定です。
JAL問題など、何かとため息が出るニュースが多い毎日ですが、
今年もこつこつ頑張って行きたいと思っています。
まんぼうの住宅にご興味をお持ちいただいている方、住宅設計に関する
ご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。
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カテゴリー:日常

2009年12月4日

早いものでもう12月。
一歩外に出ると、クリスマスの飾りや音楽を見聞きすることが急に増えました。

ということで、まんぼうの事務所にもクリスマスツリーを出しました。
さすがにこの歳にもなるとクリスマスプレゼントをもらうことはありませんが、

小さい頃からの感覚を身体が覚えているものなのか、ツリーを出すだけで
ワクワクするから、
不思議なものです。
091205_01.jpg

ちなみに、まんぼうの向かいは東京大学のグラウンドなのですが、夏の間、濃い緑で
埋め尽くされていた景色も、すっかり葉っぱが落ち、奥まで見通せるようになってきました。

この時期になるとカラスの巣が見えるようになるのも、毎年恒例になっています。
091205_02.jpg091205_03.jpg
ふと一息ついて見返すと、今年は世の中の不景気を反映してか、新しく始まったことも
ありますが、全体としては、なかなか
厳しい年だったように思います。ただ、いろいろな
仕事や経験を通して、
自分たちの設計について振り返る時間を持てたのは良かったと
感じています。

と、まだ年末までは1ヶ月近くあるのに、年の締めのようなことを書いて
しまいましたが、
年末前には前述のコンペの締め切りや、年が明けには基本設計アップや、設計の
再開を予定しているものもありますので、つかの間の穏やかな時間かもしれませんが、
気を緩めず進んでいかなくてはいけませんね。
クリスマスは特にこれといった予定は無しですが、去年は偶然懐かしい顔ぶれと再開し
そのまままんぼうで楽しいひと時を過ごした事を思い出し、
少し声をかけてみようかな、
なんて考えながら、年末までのスケジュールを
再確認していきたいと思います。


ちなみに、下はまんぼうの事業仕分け。
廃盤になっていることもあるので、時々溜まったサンプルを整理をして一掃です。
091205_04.jpg 小口に樹種を書いておくようにしています。

カテゴリー:家族の時間を楽しむ家, 犬と暮らす土間の家, 緑に囲まれる家

2009年12月2日

横浜KYOの近況報告です。

現在外壁の板金工事がメインで、インテリアでは木造作工事が淡々と進んでいます。


今回の敷地は、隣地境界となっている擁壁の位置と正規の境界線がずれていて、

隣地側に境界線があります。そんな訳で、可能な限り擁壁に近づけて建物を建てて
いるため、図面上は隣地との距離があるにもかかわらず、足場を建てるスペースが

あまりありません。

そのため外壁に関わる工事は足場と建物の間隔が狭く、作業に気を使います。
しかも1階の外壁材は、ガルバリウム鋼板の黒を採用していて、傷付けると目立ちます。
職人さんは「大した事ないですよ」と淡々と外壁を張り進めていますが、2Mを超える
外壁材を今回の狭さで取り回すのはかなり大変なはずで、さすがプロと言った感じで、

まったく頭が下がります。

それから鉄骨造のキャンチレバーによる洗濯テラスの床組みが設置されました。
構造事務所にも確認してもらっていて、さほど揺れないことは分かっているものの、
そのさほどがどの程度か少し心配だったので、早速先端部分に乗り飛び跳ねてみたところ、
予想以上に硬い感じで問題なしでした。続いて現場監督と職人さんの2人に飛び跳ねて
もらい、見た目でどの程度たわむかを確認しましたが、特に問題なしで一安心です。


そして先週末は、施主に現場へお越し頂き、工事の進捗状況説明等の打ち合わせを

行いました。
今回初めて2階へ上がって頂き、キッチン、ダイニング、リビング、畳スペースと続く今回の
メイン空間の抜けの良さを、体で感じて頂くことが出来ました。合わせて着工後の変更で
お手数をお掛けしたサッシ割にもご満足頂きなによりです。

現場を出る前に屋根に上ったところ、低く垂れ込めた雲の合間から月が覗いていました。
普段意識することがほとんどない、日が暮れる前の月ですが、曇りのせいかいつもより明るく
感じられ、夕焼けの色も加わり、早朝のような不思議な雰囲気で、深呼吸をしてしまいました。

091201_1階外壁.jpg091201洗濯テラス床組.jpg091201_屋根から月.jpg
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それから、先週の土曜日のことですが、住宅コンペ物件の現調会に参加してきました。
※ここでいう現調会とは、当該敷地において、施主と提案希望者が直接お会いし、

条件や要望などを直接質疑応答して、より深く知るために行う場のことです。

まんぼうでは、これまでにもネットで公開されている住宅のコンペに参加していますが、

文章のみからでは、微妙なニュアンスや本気度とでもいいますか、施主の気持ちの
部分を深く読み取るのは難しく、もどかしさを感じる部分でもありました。
また、近頃では、ネットで簡単にコンペを開催できる手軽さと、わざわざ時間を割いて
直接やり取りする場を設けるという、言葉は悪いですが煩わしさが矛盾するのか、
現調会を開催するコンペがほとんどないのが実情だと思いますが、久しぶりに参加してみて、
やはり有効な手段だと感じました。
また、施主夫妻には貴重な時間を割いて場を設けていただき、感謝しています。

その現調会やコンペ内容の詳細はここでは割愛しますが、結果に繋がるよう、頑張りますよ。
091203_sk.jpg 現調会って不思議な光景かもしれません。
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そして、この日の午後は、新しく始まった、中野Mの打ち合わせも行いました。
中庭の取り方や内部との繋がり方、2階レイアウトなどの空間構成から外観など、

まだまだ全体の組み立て方について検討を進めている段階です。

具体的には、各領域をシンプルに構成し、中庭も単純な形で大きく取れるものと、

最初のイメージであった囲い型の中庭のものをベースに、キッチンや水廻り、個室等、
いろいろなバリエーションを提示しながら、Mさんのライフスタイルを探していくような
作業をしているところです。

中に入ればすべてわかってしまう潔い空間はシンプルで馴染みやすいけれども、

シークエンスという意味では何か足りないものを感じ、対面の見え隠れすることで
生まれるシークエンスは空間の魅力ではあるのだけど、それを必然とするにはまだまだ
足りない、といった感じでしょうか。建築家らしく語るならば。

ただ、快適な住まいというのは言葉で語るものではなく、あくまで、その中に入った時の

生活が快適であり、想像できることが大事だと考えているので、なんとなく今もやもや
していることをうまくまとめられればいいなと思っています。

となんだかわかるようなわかりにくいような話になってしまった気もしますが、
来年の今頃には竣工予定ですので、こちらもMさんの笑顔が見られるよう頑張ります!
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カテゴリー:家族の時間を楽しむ家

2009年11月20日

先日、横浜KYO邸の定例に行ってきました。

あいにくの雨で、結構寒い1日でした。

しとしと雨でドンヨリした天気で、構造材剥き出しの建物内はいつもより薄暗く感じ、
その中での投光機の明かりがとても暖かく、ほっとさせられました。
思いもよらず、照明も持つ明るさだけでない、プリミティブな力に気づかされたりします。
(すこしおおげさですが)

工事はたんたんと進んでいて、雨の合間を縫って外部の防水シートを張り終えているので、

施工状況のチェックを行いました。工事の進行を止めるわけにはいかないので、
濡れながらのチェック作業になりますが、しとしと雨で助かりました。
状況は概ね問題なしでしたが、防水シートの接ぎ部分の補強などにいくつか
指摘箇所がありました。外壁が施工されてしまうと手のつけられない部分なので、
細かい指摘で大勢に影響はない部分ですが、念には念を入れておきたいところです。

それから、前面道路側の大開口部にサッシが入り、建物の顔が見えてきました。
このサッシは、国土交通省からサッシメーカーに対して出された、「防火戸認定サッシ
寸法についての一部是正に関する通達」の内容に、台形嵌め殺しサッシ部分が
引っかかって
しまい、写真のようなオーソドックスな割りに落ち着いた経緯があります。
図面上では、少し割が煩いのではと心配していたのですが、現場で見たところ
確かに割りは多いけれど煩くはない見え方で、予想外に気にならない佇まいでした。
まずは一安心というところですが、工事が進み廻りが片付いた時に
再度見え方を確認です。
091117インテリア01.jpg 大開口サッシ.jpg 091117外観01.jpg

カテゴリー:日常, 緑に囲まれる家, 遊び

2009年11月16日

土曜日は新しい住宅の打ち合わせで、初回のプレゼンを行いました。
お若いご夫妻のための住まいですが、現在敷地に建っている住まいを建て替える
にあたり、全部捨てての建て替えではなく、
・材や金物など使えるものは使いたい
・中庭
・屋上緑化
・柿の木、紫陽花の保存
・エコであることをテーマにしたい・・・等、私達も楽しくなるキーワードが多く、
今回は、諸室の関係性、中庭の作り方、繋がり方などに敷地の特性を盛り込み、
複数の案を提示させて頂いた打ち合わせとなりました。
写真の模型は一番伝わりにくそうな空間を作ってみたものですが、
「こういうスタイルは今までの生活にはなかったのでチャレンジしてみたいと思った。」
と奥様に言って頂き、とても嬉しくなりました。
いろいろ実際に形になったものを目の前にすることで、改めて要望を確認したり、
整理できる部分を発見したり、より具体的なイメージを膨らませて共有していくことは
とても大事と考えているのですが、様々なコミュニケーションの中から、
潜在的な要望や、施主が思いもよらなかった新しいライフスタイルを見つけることが
できれば最高だと考えています。
・・・云々と、私達はよく話をさせていただいているのですが、それを書き始めると、
また堅苦しく熱くなってしまいそうなので、この辺にしておきますが。
基本設計段階の形やこのいろいろ考えていく時間はいくらあっても足りないくらいで、
私達も楽しい時間を過ごしています。
もう少し具体的に方向性を絞れてきたら、さらに詳しく紹介していきますので、
どうぞお楽しみに。
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日曜日は休日で、久々に犬友達と、近所の駒場野公園に散歩に行ってきました。
というか、本来の目的はそこで行われる「焼き芋会」への参加だったのですが、
想定以上の大盛況だったようで、すでにおイモは売り切れてしまってました。
うーん、残念。
とはいえ、気持ちの良い秋晴れの下、おにぎりをほお張りながらのゆったりした時間や、
愛犬と一緒の散歩や日向ぼっこを楽しみ、うちの息子も(公園の)野山を駆け回り、
とても気持ちの良い、幸せな休日となりました。
焼き芋といえば、キャンプで焚き火しながら・・・という思いがありましたが、
ここは焼き場を借りることも出来るので、今度はここで焼き芋してもいいかもしれませんね。
まあその前に、もっとお手軽に事務所のストーブで作っちゃうかもしれませんが・・・。
ちなみに焼き芋は、濡らした新聞紙で包んでからアルミホイルで巻くと、焦げずにうまく焼けますよ。
サツマイモは、紅アズマか鳴門金時の、黄色の濃いねっとりした食感が好きです。
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カテゴリー:家族の時間を楽しむ家

2009年11月11日

昨日は横浜KYO邸の定例+瑕疵担保保険の検査に行ってきました。
上棟からちょうど1ヶ月が経ちました。
今回の現場は工程と雨がうまく
かみ合っていて、雨にあわずに屋根も葺きあがり、
大きな雨もなく外壁の下地
工事を終えました。
雨に関してはどうしようもないので、うれしい限りです。

それから、役所の中間検査(今回は民間の検査機関に確認申請を行いました)と
住宅
瑕疵担保保険の検査も無事終わりました。これでしばらくは第三者の検査はありません。
検査となると、どうしても受身の状況で、自然と「あまりいじめないでね」と心の中で
つぶやいてしまいます。
数をこなしているつもりの検査ですが、毎回緊張させられます。
まあ、そんな緊張感が生まれなければ、検査をする意味がないともいえますが。
ただ、瑕疵担保保険の検査は少し新鮮でした。と言うのも検査員の方が我々と同業の
建築士で、本業が設計なので、検査内容とは別に納まりや金物のメーカーなどに話が及び
終いには勢いに乗ってKYO邸のコンセプトまで説明していまいました。

考えてみると工事の要所々で、同業者に現場をまじまじと見てもらう機会はほとんど無いわけで、
検査とはまた別に有意義な時間でした。

先程雨の話をしましたが、ここしばらくは天気が崩れるようです。
今日の雨も結構な降りだったので、
ハイサイドライト等の養生を行った甲斐がありました。
大工さん、暗い中ご苦労様でした。

昨日は、検査があったので、定例が終わったのはすっかり暗くなってからでした。
そんな訳で
まともな写真が取れなかったので、過去の写真を交えてアップします。
帰り際に振り返ると、2階の三角窓やハイサイドライトから、投光機の光が柔らかく漏れ出し
いい具合でした。

091023外観01(320).jpg 091110インテリア01(320).jpg 091110屋根01(320).jpg

カテゴリー:家族の時間を楽しむ家

2009年10月21日

地盤改良工事の後、現場報告をアップしていなかったKYO邸ですが、
工事は順調に進んでおりまして、昨日無事建方を終えました。
天気は晴天で暑くも無く、快適な1日でしたが、少々風が強く

大工さんたちは慎重に作業を進めていました。
木材を吊り上げるレッカーも、この風のなか電線などの上空障害物に
注意しながらの作業で、見ているほうも気が抜けませんでした。
作業自体は、大工をこの日に限り7名投入したかいもあり予定通り進み、
お昼前には概ね建物が建ち上がりました。
午後からは建入れ直しを行って、屋根下地の合板張りなで終わらせた
時点で作業は終了。その後施主のKさんご一家も合流して、上棟式を
略式で行いました。
全体のボリューム感はKさんにも満足していただけたので、ひとまずほっと
しています。
建物のボリュームは模型等で何度も確認し納得済みなのですが、
建て方が終わって目の前に現れた建物は、毎回とても新鮮で感慨深い
ものがあります。
今後は周囲を安全ネットで覆ってしまうので、次に全貌を確認できるのは
足場が取れるときです
が、足場が取れて全貌が露になる瞬間が楽しみ
でもあり、完成した建物が施主を満足させられるか心配であったりもします。
ともあれ、工事はまだまだこれからですので、気を引き締めて現場監理を
行っていきたいと思います。

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カテゴリー:まんぼう

2009年10月7日

また更新があいてしまいましたが、少しお知らせです。
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メールやお電話などで、住宅やリフォームについてのお問い合わせを頂くことがありますが、
まんぼうでは、HPに掲載している実例写真を中心に、コンセプトや図面データを加え、
事務所の概要や設計方針なども盛り込んでまとめた、実例ファイルを用意しています。
可能であれば、一度事務所にお越しいただくことをお勧めしていますが、
ご希望があれば、実例ファイルを貸し出しすることも可能ですので、
ご興味がありましたら、mambo@mambo-aa.jpまでお気軽にお問い合わせ下さい。
返却期限は設けていませんので、じっくりご検討いただければと思っています。
P06 町田のコピー.jpgP08 町田のコピー.jpgP07 目黒のコピー.jpg
※住宅編とリフォーム編を用意しています。
※複数部を用意していますが、情報更新中、または全部貸し出し中の場合には
少しお時間を頂くこともあります。
※大まかなスケジュールや設計料の支払い時期など、仕事の進め方についても
掲載しており、このあたりはHPでも更新していく予定です。
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それから、10/31(土)と11/1(日)、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンの郡山スタジオで行われる
イベントに一條美賀と一條太郎の2人で参加します。
まんぼう他、数組の建築家の実例展示と、無料建築相談会になっていますので、
ご興味のある方が、是非、お気軽にお越し下さい。
郡山スタジオ 「第15回建築家展」
10月31日(土)・11月1日(日)
ホテルバーテン 1F 会議室にて
両日とも、11:00~17:00 入場無料
福島にはキャンプで何度か行ったことがありますが、何かご縁がありましたら嬉しいです。

カテゴリー:家族の時間を楽しむ家

2009年09月17日

横浜KYO邸は地鎮祭も終わり、いよいよ現場スタートです。

敷地の周辺は傾斜地になっていて、道路の両側に階段状に宅地が並んでおり、
今回の敷地も、周囲をコンクリートの擁壁(ようへき)に囲われていて、隣地とは
1mを
超える段差があります。
通常、この階段状の宅地が、切土(元の地盤を切り崩す)によって
造られたものか、
盛土(元の地盤の上に土を盛る)によって造られたものか
によって地盤の耐力が変わり、
地盤改良が必要になりますが、本敷地は後者であり、擁壁 αの深さまで
地盤を
改良する必要があることが設計当初の確認で、わかっていました。
地盤改良にもいろいろあるのですが、改良深さと工期短縮の理由から、
今回は
小口径鋼管杭工法と呼ばれるものを採用しました。
と書くとわかりにくいかと思いますが、「小口径鋼管」とは口径(直径)の小さな鋼管で、
直径12cm弱の鋼管
を必要数地中に圧入して、その上に建物の基礎を載せるイメージです。
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こうすることで、支持地盤といわれる強い地盤の上に基礎が乗っていることになる
わけで、
打ち込む本数は、構造計算されて決まるのですが、今回は29本でした。


前置きが長くなりましたが、工事自体は非常にシンプルで、通称ユンボといわれる小型の
ショベルカーの腕の先端に専用工具を取り付けて、鋼管を回転させながら、ユンボの自重で
地中に差し込んでいくだけで、次々と杭が地中に飲み込まれていきました。


と、せっかくの工事開始に3行で終わってしまってはのっけから心もとないので、
少し肉付けしてしまいました。

連休明けには基礎工事が始まる予定です。
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カテゴリー:まんぼう, 家族の時間を楽しむ家

2009年09月14日

早いもので、気がつけば9月も中旬になってしまいそうですが、
先週の月曜日は、一級建築士の定期講習を受講するため、ビッグサイトに行ってきました。
この定期講習は、最近新しく義務付けられたものなのですが、朝から夕方までみっちり
5時間講習&考察テストまでセットになっていて、久々のテスト体験に、疲労感を味わってきました。
内容は、構造偽装問題をきっかけとした法改正を中心に、環境に関わる最近の基準など、
まんぼうのような設計事務所の場合、業務に関わる部分として普段からチェックしていることが
主であり、改めて確認することができたという点では、有意義であったと思いますが、
5時間では分厚いテキスト1冊を早足で全て確認するのは慌しく、
シートに付属の小さなテーブルでのメモ取りには、一気に肩と腰が凝ってしまいました・・・。
と少し愚痴をこぼしつつも、あまり受ける機会が無くなってみたら、少々物足りなく、
なにか受けられるテストはないかしら?、なんて思っていたりするから不思議なもんです。
あの、なんともいえない緊張感が心地良いのかもしれません。
ちなみに、今回、実はゆりかもめに初乗車だったもので、車窓からもキョロキョロし通しでした。
(いつもりんかい線よりゆりかもめのルートの方が安いことに今頃気が付きました)
いつの間にか綺麗に整っっている景色を、たまに少し離れた所から見るという体験は、
日常においても大事なことと、改めて感じました。
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火曜日は、またまたコンペを1つ提出しました。
限られた敷地環境の中に、親子5人と多数訪れる友人達のための諸々の空間を作り、
どこにいても十分に感じられる風の通りと、実際以上に感じられる開放感を大切に考え、
空間を立体的に使うことで、空と風を感じながら過ごせる住まいを提案しました。
好立地ながら隣地が近いといった敷地の特性から、LDKを中心としたパブリックスペースを
2階レベルに持ち上げる形で計画しましたが、1階の水廻りを中心とした機能領域が
ただの廊下に面する場所になってしまわないよう、訪れる人たちを贅沢に迎える
気持ちのよいホールとして、光と風をしっかり取り込むように計画しています。
今回、子供の領域やごろ寝できる場所、シアター/ゲームコーナー、LDKに繋がるテラスなど、
様々な要望をどのような空間として作るかということが大きな課題だったように感じましたが、
2階レベルに立体空間を持ち込むことで、実際以上の広さや開放感を実現することが
できたのではと感じています。
毎回の事ながら、締め切りには追われてしまうのですが、
まんぼうの提案する住まいがうまく伝わればいいなと思います。
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・・・余談ですが、まんぼうでは、カラー出力用として、A3サイズのインクジェットプリンターと
A1サイズの大判用インクジェットプリンターを10年近く併用しているのですが、
どうも最近、どちらもエラー気味です。
インクやプリンタヘッドを交換したりしてるのですが、本体の寿命ってあるのでしょうかね。
こういうものはきっかけがないとなかなか買い換えないもので、ちょっと悩み中です。
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それから、週末には、横浜KYOの地鎮祭がありました。
あいにくの空模様でしたが、なんとか雨は降らず、滞りなく終えることができました。
皆様の日ごろの行いに感謝です。
さてさて今週から杭工事が始まります。
今度こそ、最後まで順次アップしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。