カテゴリー:まんぼう

2009年03月30日

この日は、いつもとは少し違ったコンペをひとつ提出しました。
「植物と暮らす家」をテーマに、ベーカリーを併設した親子4人のための住居で、
・植物がどの場所からも見えること
・緑を見て触れて楽しむだけではなく、緑で領域(部屋)を仕切ること
・シーン毎に違う緑が見えること
そして、もうすぐ独立していく子供たちとの距離感にこだわった提案をしました。
と書くといつものコンペのようですが、これは仮想エスキースコンペなので、
家族の関係も含めたライフスタイルから、思い切った案を考えてみました。
偶然にも、仮想敷地が事務所のすぐ近くだったということもあり、
「このパン屋さんは絶対ルヴァンのパンだよね。」なんて想像したりしながら、
私達も楽しむことができました。
また機会がありましたら、感想をお聞かせいただけると嬉しいです。
※「ルヴァン」は渋谷区富ヶ谷にある天然酵母の草分け的存在のパン屋さんで、
どれも美味しいのですが、私は特に「メランジェ」が好きです。
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カテゴリー:イベント, 家族の時間を楽しむ家

2009年03月20日

今日、3/20~22までの3日間、建築家5人展「チェンジ!」を行っている
リビングデザインセンターにて、「春の住まいづくり大相談会」が行われます。
「春の住まいづくり大相談会
 ~あなたの住まいづくりに、あと必要なことは何ですか?~」

この中で、「建築家によるリフォーム相談」も行っており、私達も参加しています。
3/22は、終日いる予定ですので、興味のある方は是非覗いてみてください。
建築家5人展「チェンジ!」も3/31まで行ってますので、
また感想などお聞かせいただけると嬉しいです。
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さて、少し近況ですが、2月12日にアップしていたコンペ物件ですが、
「横浜KYO」として、設計をスタートすることになりました。
3月頭には現調(現場調査)を行い、敷地内部や周辺状況、境界確認の他、
引き込みされている配管の位置や種類の確認などをしました。
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その後、打ち合わせをもとに、大きな方針、形状としてはコンペ案を基に、
高さや光の取り入れ方、その他収納などの細部とあわせてスタディを行っています。
先週、今週と、私達が非常勤で行っている能開大の学生さんが授業のインターンシップで
来てくれており、スタディと連動した模型作りに活躍してくれました。
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また、途中の様子も含めて、家作りについて紹介していきますので、
どうぞお楽しみに。
それから、ずいぶん時間がたってしまいましたが、07年の春に竣工した「八王子D」と、
先日平さんに撮影してもらった「豊島T」を、hpの「works」にアップしました。
※八王子Dはまんぼうで撮影した、住み始めてからの写真が中心です。
こちらもまた感想などお聞かせいただけると嬉しいです。
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↑↓ 豊島Tの内観と外観です。
ここでは、2つの坂道に挟まれた不整形な敷地の中に、建築基準法で
確保できる限りのヴォリュームを形成しています。

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カテゴリー:まんぼう, イベント

2009年02月26日

2/14は、リビングデザインセンターオゾンでセミナーを行い、
建築家5人展に出展しているリフォームの実例について、紹介させて頂きました。
準備にあたり、その頃のノートを引っ張り出して、一番最初の要望を見返していたら
当時のほかのプロジェクトのメモ書きも見つけ、懐かしさと同時に、
なんか最近、自分達に少し足りないと感じていたものを見つけたような気がしました。
ちなみに、私と太郎は常にノートを1冊持っていて、コンペでも設計監理中のものでも、
来客とのメモ書きでも、同じノートにひたすら続けて書いていくようにしています。
ノートはお互い、無印のA5サイズのドット方眼タイプで、私がハードカバーの再生紙表紙で、
太郎はポリプロピレン表紙を使っています。
特に揃えたわけではなくて、いろいろ使って自然とこれに落ち着いたと言う感じなのですが、
微妙に表紙素材がマイナーチェンジされたり、置いてないことや品切れが多くて、
見つけたら買っておくようにしています。
それはさておき、またコンペを提出しました。
・シンプルな形の大きな場所で、将来に渡り、快適な環境が保てること
・周りの雑踏に影響されず、自分たちの時間をもてること
・家族が安心して住めること
・空を見て過ごすこと
その中に、思い思いに自分達の場所を見つける楽しさも盛り込み、
コンパクトなんだけど、機能的かつダイナミックにこだわった形で提案しました。
また機会がありましたら、感想をお聞かせいただけると嬉しいです。
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カテゴリー:まんぼう, 狭小変形傾斜地に建つ家

2009年02月14日

この日は、コンペをひとつ提出しました。
家族が、べったり一緒にいるのではないけど、お互いの気配を感じることで
落ち着き、安らげる空間を作ることをテーマに、
・家族が安らぐために過ごす家族階を、とにかくシンプルな形で大きくとること
・リビングを中心としたパブリックと、水廻りを中心としたプライベート領域の
 動線が重ならないこと
・日常の動線が無駄なく、ストレスの無いこと
・細かく作りこみすぎるのではなく、生活に合わせて対応できること
そして、ダイナミックでカッコイイ外観!!にこだわった提案をしました。
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機器のトラブルにより、最終出力が荒いものとなってしまいましたが、
まんぼうの提案する、生活スタイルも含めた空間の魅力が伝わるといいなと思います。
コンペ提出後は、ふたりとも疲れてボロボロなのですが、
ギリギリまで集中して考え、まとめる作業は充実感もあり、楽しい時間です。
それから、この日は豊島区T邸の写真を、平剛さんに撮っていただきました。
また写真ができてきたらアップするので、どうぞお楽しみに。

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カテゴリー:まんぼう, イベント

2009年02月4日

建築家5人展「チェンジ!~建築家によるスケルトンからのリフォーム」

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無事展示準備を終え、1/22より開催しています。
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まんぼうでは、「今の2人が最大限楽しく幸せに暮らす住まい」として、
「品川K」「代々木A」「狛江S」「目黒Y」の4つの事例のパネルと模型を中心に
展示しています。
それぞれ、将来に渡り、元となる大きな空間を作ることをベースとしていますが、
おふたりの生活スタイルや趣味などに合わせ、異なる作り方をしています。
3/31までと、会期に余裕もあるので、お時間のある方は是非足を運んで頂き、
また感想をお聞かせいただけると嬉しいです。
それから、連動セミナーを2/14(土)に、3階OZONEプラザで開催しますので、
宜しければこちらもご参加下さい。
また、展示に伴い、それぞれの物件の特徴的な写真でポストカードを作成しました。
会場にも置いていますが、ご希望の方がいらっしゃいましたら、メールにてご連絡下さい。
1セットになりますが、お送りします。
※先日撮影した写真を、HPの「works」-「Renovation」にもアップしました。

カテゴリー:まんぼう, アトリエのある家, キッチンに集う家, パリのアパートメントの家

2009年01月14日

週末、まんぼうでリフォームの設計監理を行った狛江S、目黒Y、代々木Aに、
撮影のため、久々にお伺いしてきました。
11日は狛江S邸の撮影を、いつも竣工写真をお願いしている平剛風アトリエ出身の
大谷遥さんに撮影して頂きました。(写真に写っているのは平さんです)
狛江Sは地下1階地上2階のタウンハウスの1住戸で、ご夫婦と愛犬2匹にあわせ、
スケルトンからのフルリフォームをしています。
モルタルと合板を使ったシンプルな作りに、施主夫妻の細部に至るまでのこだわりが
プラスされ、要望であったフランスのアパートメントの空気感が漂う住まいになっていて、
撮影しながらも、心地よい時間を過ごさせていただきました。
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LDK。キッチン天板、床材はラーチ/洗面カウンターはコンクリート/浴室壁はモルタルに塗装
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12日は、目黒Y邸と代々木A邸の撮影を、同じく平剛風アトリエ出身の
村山一美さんに撮影していただきました。
目黒Yは眺望の良いマンションの12階に位置する夫婦2人のための住まいで、
スケルトンからのフルリフォームをしています。
スケルトンの中に、音楽、洋裁、読書、アウトドアなど多方面にこだわりを持つ
施主夫妻の生活に合わせ、水周りとキッチン以外のスペースに大容量の
可動棚を製作し、必要に合わせてエリアを作っていくことを計画していましたが、
現在は、水周りとキッチンと一部の棚だけを作り、スケルトンの広さやコンクリー
トの素材感も楽しみつつ、大きなキッチンに集いながら、好きなものたちに囲ま
れた空間での生活を楽しんでおられる様子に、こちらまで嬉しくなりました。
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リビング。天井のみ塗装/リビングの作りつけ棚/キッチン、趣味エリアは黒タイル貼り
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午後は代々木に移動して、静かな住宅地にある代々木Aの撮影をしてきました。
代々木Aはデザイナーのご主人とイラストレーターの奥様のための住まいで、
水廻りは当初入れ替えされたばかりだったため、完全なスケルトンからのフル
リフォームではなく、キッチンを含むそれ以外のエリアをリフォームしています。
ここでは、リビングの並びの日当たりの良いところに奥様のアトリエを設け、
キッチン、リビングから続く、少し床の高くなったアルコーブを設けることで、
壁で仕切るわけではないけれども、気持ちをオフセットで切るようなくつろげる
空間作りをしています。
3年ほど経ち、床のパイン材も程よく落ち着いた色になり、お2人の穏やかな
雰囲気が漂う心地よい住まいになっていて、ついつい長居をしてしまいそうでした。
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アルコーブとリビング。右がアトリエ/床はパインの無垢板/アルコーブの下は収納
帰り、代々木Aの奥様が去年の暮れ出された本を頂いたのですが、
結婚することになりお互いのご両親に紹介するところから新居探し、マンション購入、
リフォーム、ふたり暮らしを始めてのいろいろなどが描かれていて、なんだか自分達
の時のことを思い出したりしながら、楽しく、一気に読んでしまいました。
090112_yy05.jpg 「つれづれふたり暮らし
お2人の姿がわかるから余計かもしれませんが、途中でクスッと笑ってしまう話も
多々あり、これからの人にもそうでない人にも、すごく楽しめる本だと思います。
私達も少ーし登場していたりしますので、良かったら手にしてみてくださいね。
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と、とても長くなってしまいましたが、
建築家5人展 「チェンジ!」~建築家によるスケルトンからのリフォーム
1/22(木)~3/31(火) 新宿リビングセンターOZONE 5階 特設会場

に、まんぼうも参加します。
ここで、今回撮影してもらった写真を展示しますので(HPにもアップします)、
お時間が合えば、ぜひ覗いてみてもらえると嬉しいです。
メンバーは、順不同、敬称略ですが、
臼井徹(U設計室)
小俣忠義(小俣忠義&フレイム)
中尾英己(中尾英己建築設計事務所)
清水禎+清水尚子(一級建築士事務所アトリエ創創)
一條美賀+一條太郎(一級建築士事務所まんぼう) です。
ちなみに中尾さんは私(美賀)の大学の同級生でして、偶然ですが、
とてもいい刺激になっています。
では、5人展に向けて、準備がんばります!

カテゴリー:まんぼう, 狭小変形傾斜地に建つ家

2009年01月9日

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
まんぼうでは、1月5日より、業務を開始しています。
豊島区T邸は竣工が少し遅れていますが、年明けに残っていた幾つかの工事が入り、
確認に行ってきました。
T邸では、道路に面する地下1階に2台分のガレージがあり、
1階は大理石貼りのエントランスホールの両側に寝室と水廻り、
2階はオープンキッチンのあるLDK、3階は個室とテラスといったシンプルな構成ですが、
この日はとても天気がよく、トップライトやサッシからの光で3層全てが明るくなっており、
眺望の良さも確認することができました。
室内の仕上げは、壁、天井は珪藻土で、LDKの床はタイル貼りを基本とし、
着色したラーチ合板の壁と一部無垢板貼りの床がアクセントになっています。
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カテゴリー:まんぼう, 場所をつくる家, 旗竿地の空を取り込む家, 横浜の2世帯住宅, 狭小変形傾斜地に建つ家

2008年12月27日

年末になり、またまたまとめての更新ですが、10月には横浜T邸、
今月には町田Mと横浜Kが竣工し、無事、引渡しを終えています。
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町田Mは、道路からは2Mほどの細長いアプローチで繋がるだけの旗竿敷地ですが、
開口部をハイサイドと旗竿に繋がる部分にのみ設けることで、
周囲を気にせず過ごせる、広く開放的なリビング領域を実現できました。
1階はプライベートな居室をコンパクトに納め、4隅に空地を設けることで
光と風を取り込む環境を作ると同時に、庭も作っています。
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横浜Kは、夫婦+子供とお母様の、水周りを共有した2世帯住宅で、
延べ床45坪のゆったりした作りです。
1階に水廻り、お母様の部屋を含めたパブリック領域をまとめ、
2階は子世帯のプライベート領域で、これからの生活に合わせて変化していくよう、
フレキシブルな空間として計画しました。
9月の上棟頃と竣工頃の様子。
延べ床45坪のゆったりした計画で、2階には全てに繋がるテラスがあります。
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10月に竣工した横浜Tは、17坪弱の狭小地に建つ、夫婦+子供+犬の暮らす
住宅です。
この住宅では、いわゆる寝室、子供部屋…といった部屋を作るのではなく、
食べる、寝る、くつろぐ、本を読む、物を書く、など、それぞれの日常のための場所を作り、
集めることで、全体ではひとつの住まいになるよう計画しています。
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豊島区T邸はもう少しで竣工予定で、外部足場も取れ、全体が見えるようになっています。
建物全体、壁、屋根ともガルバリウム鋼板の丸波で仕上げ、
360度に近い眺望を確保したリビング階はステンレスHL(ヘアライン)貼りとしており、
層の構成が見えるように計画しています。
木造住宅の多い町並みの中で斜線制限なりに建て、奇抜な形で目立つわけではなくとも、
少し違った存在として主張した建物になっています。
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すっかりworksが滞ってしまいましたが、順次更新していく予定です。

カテゴリー:メディア, 愛犬と楽しむこだわりの家

2008年12月8日

少し時間がたってしまいましたが、
10/28発売の「DETAIL JAPAN 2008年11月号」に
南足柄Hが掲載されています。
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まんぼうで設計するきっかけとなったコンペサイト「ハウスコ」の新連載として、
「私がこの建築家を選んだ7の理由」として、施主インタビューが掲載されており、
詳しい内容は、下記のハウスコサイトにて公開されています。
私がこの建築家を選んだ7の理由 第1回 
「愛犬フレンチブルドッグと共に暮らす30代夫婦」

南足柄Hでは、コンペ時の要望に「3箇所以上驚くことができる家」という項目があり、
なんだか施主の楽しそうな人柄や、私たちとの共通キーワード(犬、アウトドア)等を思い、
わくわくしながらコンペの設計をしていたのが懐かしくもあります。
また、竣工後も、何度か足を運ばせて頂いてますが、
しっかりいろんな趣味の拠点として、楽しく住まわれている様子に引き込まれ、
話が尽きず、ついつい長居をしてしまいます。
(先日はお風呂まで頂いてしまいました)
それから、まんぼうとの共通キーワードであったフレンチブルドッグ絡みで、
11/25発売の「フレンチブルドッグマガジン FB 創刊号」に、
「建築家が考えるフレンチブルドッグと暮らす家」としても掲載されています。
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こちらは、犬と暮らす生活スタイルの提案として、
犬と飼い主との距離感やストレスにならない暮らし、仕上げや収納など、
インテリアを中心に紹介されています。
同じ犬種を飼ってない方は手にする機会の少ない本だと思いますが、
こちらも覗いてみてもらえると幸いです。
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カテゴリー:旗竿地の空を取り込む家, 横浜の2世帯住宅, 狭小変形傾斜地に建つ家

2008年08月21日

今日は現場の鉄骨の上にいる時に地震があり、ヒヤッとしました・・・。
豊島区T邸では、8/5に無事上棟式も終え、
屋根や壁を取り付けるための鉄骨副資材の取り付けを行っています。
リビング階では、ガラス張りの中、上階への階段を設けているのですが、
イメージどおり、透けた感じに見えています。
また、地下のガレージでは構造強度が確認できたため脱型を行っており、
ご主人の好きな車を置くところが立体で見えてきました。
設計中は、模型で検討したりプレゼンを行っているので、
私達設計者にとっては立体での再確認作業ですが、
お施主さんにとっては、実際の高さや眺めを体感したりすることで、
いろんなことが、より具体的なものとして感じられているようです。
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町田M邸では、今月内の上棟に向けて進んでいますが、
上棟準備は工場加工となるため、現場はまだ基礎のみとなっています。
床下の断熱は基礎断熱を採用しているので、基礎立ち上がりの内側には、
断熱材のスタイロフォームを打ち込んでいます。
(打ち込み:型枠にスタイロをあらかじめセットしておきコンクリートを打設することで、
コンクリートとスタイロを一体化しています)
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基礎の内側に見えている水色のものがスタイロフォームです
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横浜では、狭小地に建つ木造3階建ての横浜T邸の現場が、
秋頃の完成を目指して進んでいます。
17坪弱の敷地に9.5坪の建坪と限られた面積での計画ですが、
「部屋を作るのではなく、それぞれの用途のための場所を作りたい」、
とのことから、くつろぎ学び寝る場所、集う場所、収納の場所、
といった用途に必要な広さを確保していく方法で設計しています。
それぞれ中の雰囲気が見えてきたらまた写真をアップしていくので、
どうぞお楽しみに。
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カテゴリー:ホームスパのある家, メディア, 狭小変形傾斜地に建つ家

2008年08月5日

少し時間がたってしまいましたが、
7/14発売の「頭のよい子が育つ間取りとインテリア」に、
府中Hが掲載されています。
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子供たちのスペースや、間取りの工夫などが紹介されているのですが、
実際にも、H邸では、それまで両親と一緒に寝ていた子供たちが、
引っ越して1週間もしないうちに、自発的にロフトで寝るようになったり、
それまではなかった自分達のスペースで楽しんだりと、
楽もしい変化がどんどん見られたようです。
他にもいくつかの実例が出ていて、いろいろ参考になる本です。
それと、7/15発売の、「LiVES vol.40 2008 AUG&SEP」ニ、
八王子Dが掲載されています。
「自然を感じて暮らす、開放住宅」とテーマした巻頭特集の中で、
アジアンリゾートな空間にオール電化を取り込むことでエコを実現した住宅、
といった形で紹介されています。
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撮影の時には、施主夫妻の住み始めてからのお話もお聞きしたのですが、
新婚旅行で行かれたバリで購入した家具がセンス良く配置され、
お2人らしい、ゆったりした空間を楽しまれている感じが心地よく、
ついつい長居をしてしまいました。
これからまた、どんな感じで変化していくのか、こちらも楽しみです。
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2誌とも既に店頭に並んでいますので、機会があればまた手にとって頂き、
感想など聞かせていただけるとうれしいです。
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現場進行中の豊島区T邸では、8/1より、鉄骨の建て方が始まりました。
この住宅では、傾斜地にある恵まれた立地条件を生かし、
リビング階では、ほぼ360度開放の眺望を計画しています。
その時に、せっかくの眺望を、壁や柱に気を取られず広い視界を確保できるよう、
リビング階では垂直な柱を使わず、斜めの柱のみで構成しています。
全ての部材を取り付け、接続箇所を本締めして建て方完了となりますが、
ここから先はどんどん目に見えて出来上がっていきますので、
気を引き締めつつも、現場に行くのが楽しみでもあります。
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カテゴリー:スキップフロアの家, 愛犬と楽しむこだわりの家, 旗竿地の空を取り込む家, 狭小変形傾斜地に建つ家

2008年07月30日

去年、設計の様子をアップしていた豊島区T邸は、
法改正に絡み、設計から現場開始まで時間があいてしまいましたが、
5月のお天気にも恵まれた大安の日に地鎮祭を行い、現場がスタートしています。
現場は、地下、1階床コンクリート打設、鉄骨製品検査が終わり、鉄骨建て方の準備中です。
○地下1階躯体打設
左・打設前にコンクリートの受け入れ検査をして、スランプ値を確認します。
中・打設風景
右・ポンプ車を使って、壁から効率よく打っていきます。
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○鉄骨製品検査
鉄骨は、現場に搬入する前に工場にて、製品検査を行い、部材寸法、形状、溶接の状態など、
あらかじめ確認します。
左・狭小の変形敷地に可能な範囲で最大限建築予定のため、取り合い角度が複雑です。
中・部材には錆止め塗装を施しますが、接続箇所は摩擦が重要となるため、塗装はしません。
右・リビング階に設置予定の鉄骨階段。敷地形状に合わせた外壁に沿って上がっていきます。
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○地下躯体、脱型
コンクリートの強度を確認できたら、外側から脱型(型枠をばらすこと)します。
左・正面ガレージ入り口。前面道路に勾配があるため、ここは地下1階扱いになります。
中・玄関アプローチの階段はRC造で、これより上は鉄骨造になります。
右・1階床スラブより。周囲と高低差があるため、この階より上は視界が広がる計画です。

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また、現場の様子を工程を追って紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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去年から設計していた町田M邸も、7月に地鎮祭を行い、現場がスタートしています。
現場は基礎耐圧盤のコンクリート打設が終わり、次は立ち上がり打設、と進んでいきます。
○模型
機能領域とリビング領域の二つのヴォリュームを単純に組み合わせることで、
シンプルながらも広がりのある住まいを計画しています。
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○基礎の配筋
左・1階床部分と2階を支える柱の基礎のみなので、建築面積より小さい基礎です。
右・旗竿敷地のアプローチから見ています。
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こちらも、現場の様子を工程を追って紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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ハウスコでのコンペ提案から始まった南足柄H邸は、
まだ若干の手直しはありますが、6月末に引渡しでした。
当初の提案から、具体的な生活スタイルや要望に合わせて調整していますが、
大きな箱に2つの機能コアを組み合わせることで空間を作る、
というコンセプトどおり、ダイナミックな空間を実現することができました。
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竣工写真は、また追加撮影を行っていく予定です。(HP worksにも掲載予定です)
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同じく、ハウスコがきっかけとなり始まった我孫子H邸は、
5月に引渡しを終え、お施主様の新生活がスタートしています。
この住宅でも、大きな箱に個室を組み合わせることでダイナミックな空間を作る、
というコンセプトで設計していますが、
リビングを立体的に作っていることや、個室を分散させて配置したことで、
南足柄とは異なる、視覚的効果/広がりも楽しめる住宅になっています。
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こちらも、もう少し、追加撮影を行う予定です。(HP worksにも掲載予定です)
まんぼうでは、都合が合う限り、竣工写真は、写真家の平剛さんにお願いしています。
撮影時は微力ながらも助手としてお手伝いさせてもらってますが、
建物の話、カメラの話、レンズの話など、いつも欲張りに楽しみな時間です。
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と、まとめての更新となってしまいましたが、まんぼうの様子、日常とも、
また少しずつ更新していく予定ですので、どうぞお楽しみに。