中庭を囲む二世帯、地盤改良から始めています。

2012年12月6日

中庭を囲む二世帯住宅の工事が始まっています。

地鎮祭のあと、少し調整に時間がかかりましたが、敷地内への工事用電気や給水の引き込み、
周囲の仮囲いも完了し、地盤改良から開始しています。

ここで採用しているのは世田谷Iと同じ、地盤改良は柱状改良といわれるもので、
先端に羽の付いたような機械を土の中に穴を開けながらねじ込み、
その先端からセメントミルクと言われる固化剤を出しつつ、羽を逆回転させながら引き抜くことで、
土の中に周囲の土と練り合わせたコンクリート柱を作る工法です。

一番奥から初めてどんどん手前に移動してきて、重機が敷地外に出て完了です。

こちらも寒い時期の工事になりますが、みなさまよろしくお願い致します。

地鎮祭を行いました。市川F

2012年10月30日

週末、旗竿地に建つ、中庭を囲む2世帯住宅の地鎮祭を行いました。

地鎮祭には、ご両親とご夫妻と二人のお子様と、ここに住まう方全員でご参列いただきました。

地鎮祭については以前の記事「地鎮祭を行いました。中野M」で書きましたが、
今回も、設計者である私たちまんぼうが鎌(カマ)を使って草を刈り、
お施主さんはお子さんも一緒に鍬(クワ)を使って耕し、
今回の工事をお願いしている村上工務店の村上さんが鋤(スキ)で土を盛りました。

旗竿地といっても大きな敷地なのですが、両隣を2階建てに囲まれる環境のため、
写真の地鎮祭を行ったあたりを中心に、中庭を囲う2世帯になる計画です。

見積もり段階で構造形式を変えたこともあり、少し時間がかかりましたが、
図書コーナーや防音地下室などの趣味の場所が揃っていて、楽しみな住宅です。

寒い時期の工事となりますが、引き続き、皆様よろしくお願いいたします。

工事契約を行いました。市川F

2012年10月17日

この週末は、千葉に設計中だった住宅の工事契約を行いました。

正確には、工事請負契約は建て主と施工会社で取り交わしますものであり、
建築士は第3者としての立会いになります。

ここに至るまで、私達は実施設計が完了したら施工会社に見積もりを依頼し、調整を行いますが、
これらは設計契約上は建て主と施工会社の間で行うものであり、
建築士は必要な図面や資料の作成と、助言をする立場となっています。

とまた少し説明が長くなってしまいましたが、この住宅は旗竿敷地に建つ2世帯住宅で、
恵まれた広さの敷地環境を活かし、世帯の間に大きな中庭を挟む形で計画しています。

2世帯住宅ではいろいろなメリットもありますが、親子といえども別の生活を営む世帯なので、
生活時間の違いや互いの距離感などは、そのご家族の考えを汲み取り、
将来も見据えて、慎重に設計する必要があると考えています。

この住宅は完全分離型ではなく、玄関や水廻りの一部と、図書コーナーなどの趣味の場所は共用し、
合わせて中庭を間に挟むことで、お互いストレスにならない距離を作っています。

工事に入るのは来月以降の予定ですが、またこちらでも紹介していきたいと思います。

※写真は夏頃の敷地。お父様が草刈りをしてくださいました。

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