川面のみえる家 中間検査がありました。

2013年08月22日

昨日は川面のみえる家の中間検査と現場定例がありました。

中間検査の実施は管轄行政によりますが、東京都の場合は木造3階建ては屋根工程完了時なので、
屋根の貼り終わる時期に合わせ、夏休み前に申請を出し、明けの検査となりました。

検査は担当検査員の方が来られ、いつもながらの後ろめたいことは無いのになぜか緊張、、、
となることを想像していましたが、検査員の方が予定より早く着いて見られていたこともあり、
提出の書類関係で少し確認があったのみで、問題なし、合格、OK、とあっさり終わりました。

その後は電気、設備、ガス、監督さんといった面々で現場の確認事項の打ち合わせ。
現場は耐力壁の施工やサッシ付け、配線、配管などがどんどん進んでいますが、
器具の位置やルートなど、梁の取り合いのややこしいところは実際の現場を見ながら確認し、
午後から始まった検査と定例は、終わる頃には現場も片づけの時間となっていました。

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バスコートに繋がる水廻り。明るく気持ちの良い場所になりそうです。

川面のみえる家 構造の固め作業が進んでいます。

2013年08月8日

昨日は先日上棟した川面の家の定例に行ってきました。

現場ではフレームを固めるため、外部から順に構造用合板貼りを行っています。

今回の構造では、場所によって合板の種類や釘ピッチが異なるため、
図面と照らし合わせ、正しい場所に仮固定しながら、大工さんが作業を進めています。

定例では、施工会社の監督さんと、電気、設備、ガス、のこの現場に携わる面々が揃い、
図面で読み取れない部分や曖昧な個所など、一つ一つ確定していく作業をしていきます。

まだまだ現場はフレームだけですが、設備の配管や電気のルートや段取りも組んでいくため、
取り合いやPSの大きさと場所の確認、納期のかかりそうな器具の確認なども進んでいます。

外の足場を上がって、屋根の防水下地も確認。

この場所で地上より約10mと、できれば下は見たくない高さですが、
この現場はいろいろなところから川が大きく見え、風も抜ける心地良い場所になっています。

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川面のみえる家 上棟式を行いました。

2013年08月1日

川面のみえる家の建て方が完了し、昨日は上棟式を行いました。

現場では、これから木工事と並行して進めていく金物を中心に打ち合わせを行い、
お施主さんとは窓の位置や形、それぞれの場所の広さ感なども確認していきました。

まだフレームだけなので、どこからもとても景色がよく見えるのですが、
計画通り、3階のキッチンやリビングから川面が見えることも一緒に確認頂き、ほっと一安心です。
(見える設計しているので当たり前なのですが、それでもちょっとドキドキするものです。)

上棟式ではお米と塩とお酒を使い、お施主さんご家族の皆さんで四隅をお清めしていただきました。

そして、現場の皆さんと一緒に少し歓談タイムです。

お施主さんと現場で実際に作業している方々との交流はなかなかないもので、
いつもみなさん少し緊張しがちですが、お互いを知る良い機会になりました。

まだまだ暑い中での作業となっていきますが、皆さま、引き続きよろしくお願い致します。

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お施主さんのお父様からのお祝いのスイカが、とても見事でした。

川面のみえる家 建て方が始まりました。

2013年07月30日

昨日から川面のみえる家の建て方が始まっています。

前面道路は15mと広い場所なのですが、隣戸と前面には電線、大きな街路樹があり、
奥に細長い敷地に資材を入れるのは大変そうでしたが、さすがのクレーン操作で進んでいきました。

木造3階建てで、柱を少なくしている階もあるため資材も多くなっていますが、
今回はSE構法なので、プレカットして金物もついた状態で搬入された柱をセットし、
上からスリット加工した梁を落とし込み、金物を通して固定し、組み上げていきます。

組み上がるといろんなレベルの床の上に、川面を眺める大きな床ができる予定です。

ここからは目に見えてもどんどん進んでいきますので、
改めて、気を引き締めて監理していきたいと思います。

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SE構法の資材。プレカットした材料に金物がセットされ、パッキングした状態で運び込まれます。

川面のみえる家 基礎の配筋検査に行ってきました。

2013年07月9日

昨日は川面のみえる家の現場の、基礎の配筋検査に行ってきました。

1階は2/3ほどはプロティとなるため、立ち上がりの配筋は少ないのですが、
しっかり支えるために床の配筋はピッチが細かく、鉄筋が多く入っています。

また、今回の構造はSE工法を採用しているため、配筋下の捨コンレベルから、
柱を支持するための太いアンカーボルトをセットしているのですが、
交差する地中梁の配筋やスラブ筋の定着部分など、柱の建つ場所の鉄筋が混みあっていて、
アンカーボルトを正確な位置にセットするには大変です。

ただ、ここできちんと位置を出していないとこの先の工程で困るので、
正確さを要求して施工してもらっています。

とてもきれいに組み上がっている配筋で安心できる現場ですが、
いくつかの定着箇所や鉄筋の位置など、細かい箇所での是正をお願いしました。

上棟するまでは日影がなくとても暑い現場ですが、進んでいくのがとても楽しみな現場です。

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アンカーボルトの場所と数もチェックしました。

川面のみえる家 地盤改良を行っています。

2013年06月25日

昨日は設備の打ち合わせを兼ねて、川面のみえる家の現場に行ってきました。

川に隣接するこの敷地では支持地盤が20m超とかなり深いため、
杭や柱状改良等の支持層まで繋いで支える方法ではなく、ジオクロス工法を採用しました。

ジオクロス工法とは根切り底面にジオクロスシートという不織布を敷き込み、
建物の重量によって引っ張り力を生じさせることで地盤に掛かる荷重を均等に分散させ、
不同沈下と沈下量を制御する方法です。

実際の作業としては、深めに掘って砕石を敷いてシートを敷き、
シートの端部を固定してまた砕石を敷いて、その上に通常の基礎を施工となりますが、
後々の設備工事などでこのシートを傷めないことが大切です。

昨日は設備の打ち合わせも行い、主に基礎に絡む設備やガスなどの引き回しや、
PS(パイプシャフト)までのルート、スリーブ抜きの位置と補強の有無等、
そしてこのシートは絶対に傷めてはいけない、ということを皆で確認しました。

まだまだ図面上での打ち合わせが多い段階ですが、この先、進んでいくのが楽しみです。

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川面のみえる家 地鎮祭を行いました。

2013年06月17日

昨日は川面のみえる家の地鎮祭を行いました。

地鎮祭は工事を始める前に、土地の神を祝って敷地を清め、
工事中の安全と建物が何事もなく、永くその場所に建っていられることを願うお祭りです。

小雨の残るお天気で、アスファルトもすべて撤去した敷地にはぬかるみもありましたが、
お子さんたちにとってはぬかるみも楽しく(祭事場は砂で固めています)、
お施主さんご家族とご両親、施工会社の方々と、近くの神職さんをお迎えして行いました。

これまでにも地鎮祭は経験していますが、
神職さんの声というのは何度体験してもとても気持ちに響くもので、
私たちにとっても改めて緊張感を持つ、身の引き締まる時間になっています。

これから始まる工事に向けて、しっかり監理を進めていきますので、
関係者の皆様、どうぞよろしくお願い致します。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家

地鎮祭についてはコチラから >> 地鎮祭を行いました。中野M

川面の見える家 既存の解体工事が進んでいます。

2013年06月6日

昨日は川面の見える家の現場確認と打ち合わせに行ってきました。

解体が始まってから10日ほどですが、廃材の撤去も順調に進み、
敷地奥の河川まで、目線も風も抜ける更地になっています。

昨日はその途中で、建物の下からガラ(地中埋設物)がたくさん出てきたとの連絡があり、
確認に行ってきたのですが、瓦やレンガなど、建築時に埋めてしまったと思われる廃材で、
これから掘削する範囲にも絡むので、処分をお願いしました。

その後は監督さんと、プレカット図や寸法の設定で注意してほしいところなど、
今後の現場をスムーズに進めるための打ち合わせをして、昨日の現場確認は終了。

この先1週間ほどで手前のアスファルトも撤去し、確認のための地盤調査を行って、
来週末には地鎮祭。

この立地や環境の良さを取り込んだ設計となっていることを再確認していきながら、
現場監理を進めていきたいと思います。

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川面の見える家 解体が始まりました。

2013年05月30日

川面の見える家では先日の助成金交付通知も届き、解体が始まっています。

まずは中から手壊しといわれる部分解体を始め、その後重機を使っての解体に進み、
解体が完了したら地鎮祭を行い、いよいよ着工です。

家について考える時間を楽しみたいというご意向もあり、
設計中はいろいろな要望への可能性や住まい方の検討など、少し時間を掛けていましたが、
工事契約の完了後、工程表や施工図も出てきて、打ち合わせも始まり、
ここからの工事は通常の工期で進む予定です。

年内の竣工へ向けて、気を引き締めて進めていきますので、
関係者の皆様、よろしくお願い致します。

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江東区の老朽建築物の除去助成制度について

2013年05月1日

昨日は老朽建築物の除去助成制度の確認のため、江東区役所に行ってきました。

簡単に言うと、古い建物を解体する時にその費用の半分を補助します、という制度で、
江東区では今年の4/1から施行されました。

対象は、昭和56年5月31日以前に建築された旧耐震基準の建築物(建物の構造は問わない)で、
助成額は、除却工事費用の2分の1(50万円が上限)。

まさに、現在準備中の川面の見える家は江東区にあり、既存建物の解体を進めることになります。

いろいろと準備を進めていたためギリギリのタイミングでしたが、
4/1から施行された制度で現在建物があることが条件なら、これは対象なのでは?
とのことで確認に行ってきたところ、大丈夫なことがわかり、
提出に必要な書類を確認して、お施主さんと施工会社へ必要な書類の準備をお願いしました。

連休明けには書類を揃えて提出し、助成金を認められる通知が来たら、解体に着工となります。

江東区では、80㎡以上の建物を解体する時には、事前に解体のお知らせの掲示を出す義務があり、
その準備過程で知ったのですが、知っていると知らないのでは大きな差ですね。
計画時にも役所でいろいろな条件を確認していましたが、その時は未施行のため知らされておらず、
区民への告知としては、4/21付の地域広報に掲載だったそうです。

土地の購入や建て替えの時など、古屋の解体費用は全体を計画するの上でも大きな金額ですので、
上手く活用していきたいものです。

※ほかにも助成を行っている区はありますが、条件や助成割合は行政により異なるようです。

川面の見える家 確認申請を提出しました。

2013年02月19日

昨日は、江東区に計画中の川面の見える家の確認申請を提出してきました。

確認申請は、地域の役所か民間の検査機関に出すことが可能なのですが、
今回は渋谷にある検査機関に提出してきました。(写真は自転車の車窓(?)から)

以前は役所に申請を出し、細かな修正のために何度も足を運んだりしていましたが、
どうしても期間が曖昧に伸びることが多く、着工のずれが工事費に影響してしまったりなど、
申請費用は安くても全体でみればデメリットになると感じる部分もあり、
最近はお施主さんの了承を頂いて、民間の検査機関に提出するようにしています。

但し、民間といってもたくさんあり、検査機関によって申請費用や対応方法も違うので、
どこに出すかは物件ごとに、スピードや費用、事前協議の状況などから判断しています。

審査期間については、検査期間により手順に多少の差はありますが、
民間検査機関の場合は、申請者と確認審査業務を契約する形になるので、
提出時に、内容に対するチェックバック日、構造質疑の日、完了予定の日を契約し、
契約した日に確認済証が発行されるように進んでいきます。

また、今回は軒の高さが9mを超えるため、構造適合性判定の対象となるのですが、
適合性判定とは客観的な視点で構造のチェックをすることが目的のため、
確認申請とは異なる機関に提出しています。

指摘事項が何事もなければ契約日よりスムーズに進む可能性もあるのですが、
なぜかなかなかそうはいかないもので。。

まずはチェックバックの予定日をドキドキしながら待ちたいと思います。

これまでの設計過程はこちらから >> 川面の見える家

川面の見える家 確認申請の準備をしています。

2013年02月15日

現在見積もり調整中の、川面を眺める家の確認申請の準備をしています。

今日提出予定で進めていましたが、いろいろ調整していた部分で若干の修正があったので、
もう一度全体を確認し、月曜日に提出することにしました。

細かい矛盾や修正は申請後の確認で訂正することもできますが、
今回は確認申請と並行して適合性判定にも同時に提出する予定なので、
これまでの経験から後々の手間や時間を考えると、事前に確実にしておきたいところです。

上の写真は作業画面のスクリーンショット。
実施設計で作成した図面を元に、申請に不要な情報を削除し、必要な情報を書き加えていきます。

別名で保存しているので、元の大事なデータを消してしまうことはないのですが、
ここで気が付いた修正や調整した内容は元の実施図に反映する必要があり、
別名ファイルを作ることで手間が2重に増えたりするのがなんとも悩ましいところです。

ちなみに、まんぼうで使っているCADでは、線の太さを色ごとに変えているので、
私達にとってはこのカラフルな画面も太さにメリハリある図面に見えるのですが、
色の設定が違う図面を見ると、非常に頭が混乱するのです。。

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