まんぼう近況/町田M、横浜K、横浜T、豊島T

2008年12月27日

年末になり、またまたまとめての更新ですが、10月には横浜T邸、
今月には町田Mと横浜Kが竣工し、無事、引渡しを終えています。
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町田Mは、道路からは2Mほどの細長いアプローチで繋がるだけの旗竿敷地ですが、
開口部をハイサイドと旗竿に繋がる部分にのみ設けることで、
周囲を気にせず過ごせる、広く開放的なリビング領域を実現できました。
1階はプライベートな居室をコンパクトに納め、4隅に空地を設けることで
光と風を取り込む環境を作ると同時に、庭も作っています。
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横浜Kは、夫婦+子供とお母様の、水周りを共有した2世帯住宅で、
延べ床45坪のゆったりした作りです。
1階に水廻り、お母様の部屋を含めたパブリック領域をまとめ、
2階は子世帯のプライベート領域で、これからの生活に合わせて変化していくよう、
フレキシブルな空間として計画しました。
9月の上棟頃と竣工頃の様子。
延べ床45坪のゆったりした計画で、2階には全てに繋がるテラスがあります。
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10月に竣工した横浜Tは、17坪弱の狭小地に建つ、夫婦+子供+犬の暮らす
住宅です。
この住宅では、いわゆる寝室、子供部屋…といった部屋を作るのではなく、
食べる、寝る、くつろぐ、本を読む、物を書く、など、それぞれの日常のための場所を作り、
集めることで、全体ではひとつの住まいになるよう計画しています。
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豊島区T邸はもう少しで竣工予定で、外部足場も取れ、全体が見えるようになっています。
建物全体、壁、屋根ともガルバリウム鋼板の丸波で仕上げ、
360度に近い眺望を確保したリビング階はステンレスHL(ヘアライン)貼りとしており、
層の構成が見えるように計画しています。
木造住宅の多い町並みの中で斜線制限なりに建て、奇抜な形で目立つわけではなくとも、
少し違った存在として主張した建物になっています。
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すっかりworksが滞ってしまいましたが、順次更新していく予定です。

今月の豊島T邸、町田M邸、横浜K邸

2008年08月21日

今日は現場の鉄骨の上にいる時に地震があり、ヒヤッとしました・・・。
豊島区T邸では、8/5に無事上棟式も終え、
屋根や壁を取り付けるための鉄骨副資材の取り付けを行っています。
リビング階では、ガラス張りの中、上階への階段を設けているのですが、
イメージどおり、透けた感じに見えています。
また、地下のガレージでは構造強度が確認できたため脱型を行っており、
ご主人の好きな車を置くところが立体で見えてきました。
設計中は、模型で検討したりプレゼンを行っているので、
私達設計者にとっては立体での再確認作業ですが、
お施主さんにとっては、実際の高さや眺めを体感したりすることで、
いろんなことが、より具体的なものとして感じられているようです。
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町田M邸では、今月内の上棟に向けて進んでいますが、
上棟準備は工場加工となるため、現場はまだ基礎のみとなっています。
床下の断熱は基礎断熱を採用しているので、基礎立ち上がりの内側には、
断熱材のスタイロフォームを打ち込んでいます。
(打ち込み:型枠にスタイロをあらかじめセットしておきコンクリートを打設することで、
コンクリートとスタイロを一体化しています)
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基礎の内側に見えている水色のものがスタイロフォームです
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横浜では、狭小地に建つ木造3階建ての横浜T邸の現場が、
秋頃の完成を目指して進んでいます。
17坪弱の敷地に9.5坪の建坪と限られた面積での計画ですが、
「部屋を作るのではなく、それぞれの用途のための場所を作りたい」、
とのことから、くつろぎ学び寝る場所、集う場所、収納の場所、
といった用途に必要な広さを確保していく方法で設計しています。
それぞれ中の雰囲気が見えてきたらまた写真をアップしていくので、
どうぞお楽しみに。
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