遣り方の確認を行いました。横浜S

2012年10月3日

昨日は横浜の猫と子供と暮らす家の現場で、遣り方の確認を行いました。
遣り方(やりかた)とは、隣地境界線との離れや、通り芯の基準、寸法などと、
高さの基準などを決める、重要な作業です。

先日の地縄でも、杭工事の基準を出すために確認を行っているので、
高さは杭頭レベルと合わせてチェックし、これから基礎工事に入ります。

この先は、根切りといわれる掘削を行い、底面を平らにする床付け、
基礎型枠の底を作るための砕石、捨コン、と進んでいきます。

完成するとどれも目には見えなくなってしまう工程ですが、
現場の監督が段取りを行い、一つ一つ確認していくのが現場監理です。

ちなみに下の写真は今回の杭頭。

事前の調査で支持地盤が傾斜していることを確認しているので、
支持層への到達を確認しながら、4~10mの鋼管杭を打設しました。
長い箇所では3本の杭を繋いで施工しています。

地縄の確認を行いました。横浜S

2012年09月26日

昨日は横浜S邸の、地縄の確認を行いました。

「地縄」では、家の建ち上がる形に縄を張り、現場の監督さんと設計者で、
基準となる通り芯の位置や建物の大きさ、地盤レベルなどを確認します。

作業としてはとても簡単そうに見えると思いますが、
これまで図面上に書いていた建物の位置を実寸で地面に写す工程で、
この後の工事のすべての基準となるので、責任は重大です。

実際には、通り芯の位置に水糸といわれる蛍光色の糸を張り、
基準となる場所で、敷地境界からの距離位置と基準高さを確認します。
今回、建物は擁壁の上に建ちますが、敷地境界を示す石は擁壁の下にあるので、
下げ降りという道具を使って確認しました。

それから建物の外形を確認。
地縄を張ると小さく見えるとよく言われますが、
この家はのびやかな敷地に、ゆったりと建つ予定です。

地鎮祭を行いました。横浜S

2012年09月13日

暑さが戻って来たような好天の中、昨日は横浜Sの地鎮祭を行いました。

よう壁に囲まれ、1mほど上がっている入り口は少し滑りやすくなっていたのですが、
監督さんが事前に階段を形成してくださってました。
ちょっとしたことですが、こういう心遣いはうれしいものです。

地鎮祭について、詳しくは「地鎮祭を行いました。中野M」で書きましたが、
工事を始める前に、土地の神を祝って敷地を清め、工事中の安全と建物が何事もなく
永くその場所に建っていられることを願うお祭りです。

神様にお伝えする名前などの情報が間違ってしまっては大変ですので、
地鎮祭を始める前に、建て主の名前、住所、設計者、施工者など、写真のように、
確認してから行います。

日当たりに恵まれた環境のこの敷地には、1階に家族の中心となるリビングがあり、
屋根の上には太陽光パネルが載る予定です。

現場の様子など、またお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに。

設計を始めています。横浜S

2011年12月28日

早いもので今年も終わろうとしていますが、今月より「横浜S」の設計を始めています。
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3方を古い大谷石のよう壁に囲まれた敷地に、
親子3人が暮らすワンルームをテーマとした住宅です。

大きなボリュームの中に、寝る場所、子供の場所、ご主人のこもらない(こもれない?)趣味の部屋など、
それぞれの場所を作る形で計画しており、初回打ち合わせでは、愛猫が過ごせる草屋根など、
さらに楽しそうな要素がプラスされ、私達もとても楽しみになってきました。

明日は第2回目の打ち合わせで、今年のまんぼうはそのまま仕事納めの予定です。

東京でまんぼうとして設計を始めて10年。
施主とじっくり向き合っていきたいと思った初心を忘れず、来年も活動していきますので、
今後ともどうぞよろしくお願いします。

では皆様、良いお年を。

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