メゾネット二世帯リフォーム 現場がスタートしています。

2017年03月14日

去年より進めていた二世帯リフォームの現場がスタートしています。
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年末に設計がまとまった後、少し期間を置いていましたが、先日より解体からスタートしています。

商店街にある鉄骨造の集合住宅の部屋を繋いて二世帯とする計画で、
対象部分はすべて解体するスケルトンリフォームとして進めています。

解体しているのは2階と3階の一部ですが、賑やかな商店街の中にあり昼間は車を寄せられないことと、
敷地内に置いておく場所はないため、昼間はひたすら解体物用の袋に詰め、
夜に職人さんと車が戻ってきて、搬出を行っています。

また、今回の建物は耐火建築物のため、既存の鉄骨には耐火被覆材が吹き付けてありますが、
セラミック系の被覆材への改修も予定しています。

※築年数と資料から、現在では規制対象のアスベスト含有の可能性があったのですが、
設計前に抜き取り調査にて含まれていないことを確認した上で、特定講習を受けた解体業者で行っています。

搬出時間の制約などの条件から、解体には通常より長めの期間を予定していますが、
解体後は、現地測量、墨だし確認、へと進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>鉄骨造二世帯リフォーム

中華料理店の改装 進めています。

2017年03月10日

中華料理店の改装計画が進んでいます。
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まんぼうで設計監理を行った物件を気に入ってくださったことが縁となり、
これまでにいくつかの見学会にも足を運んでくださったクライアントさんと、中華料理店の改装を進めています。

偶然にも、きっかけとなった物件の監理をしていた際に、お昼ご飯に何度か寄らせていただいた食堂で、
オーナーチェンジにより、今回の計画が進むこととなりました。

その先の計画もあるため、今回の改装では大きく変えるのではなく、決めた予算の中で、
町の食堂からファミリー層も入りやすい、明るく優しい雰囲気の地域の食堂へのイメージチェンジを目指し、
出来ることは積極的に施主施工も行い、作っていくことを目指しています。

1月に今回お願いする大工さんも一緒に現調を行い、現在はプランや仕上げイメージの打ち合わせが進行中。

常連さんもいて営業中のお店なので、解体を減らしたり、家具工事も現場では組み立てのみとするなど、
できるだけお店を閉じる日数は少なくなるよう計画を進め、もう少し暖かくなった頃に工事を行う予定です。

店舗の内装設計はとても久しぶりなのですが、
私たちも参加して作り変えていくことが、とても楽しみになっています。

まんぼうで内装設計をしたお店についてはコチラから >>なるきよ

きっかけとなった住宅はコチラ >>豊島T:狭小傾斜変形敷地に抜群の360°眺望を取り込む

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前を通ってずっと気になっていたという、とても嬉しい出会いからスタートしました。

テラスを最大限に楽しむ家 基礎の配筋検査を行いました。

2017年02月24日

昨日はテラスを最大限に楽しむ家の基礎の配筋検査を行いました。
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お天気が少し心配でしたが、なんとか傘無しでも大丈夫なくらいで、
まんぼうの設計監理者としての検査と、施工会社から依頼する瑕疵保証の配筋検査を同時に行いました。

配筋は全箇所の配筋の種類と本数、ピッチ、定着長さをチェックをしていくのですが、
とても綺麗に組んであり、問題なく合格。

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配筋はきちんと結束できているか、かぶりはとれているかなど、歩き回って確認していきます。

今回は金物工法のため柱を固定するためのアンカーがあるのですが、それはこれからセットするため、
またセットが完了した時点で再度検査を行い、問題なければコンクリートの打設、と進んでいく予定です。

その他、現場の外ではプレカットのための図面も、先日無事に承認して加工が進んでいます。
アルミサッシや焼付塗装を施すスチールサッシの色番や板金の色も決まり、
なかなかまだ目には見えてこない部分もありますが、基礎後の工事へ向けて、着々と進んでいます。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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配筋ピッチは200が一般的ですが、今回の防護壁から延びる耐圧盤上に載るスラブは100と密な設計になっています。

テラスを最大限に楽しむ家 現場打ち合わせを進めています。

2017年02月7日

テラスを最大限に楽しむ家では、図面での打ち合わせを進めています。
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年明けに防護壁を打設し、強度を確認してから脱型。
その後現場ではまずは建物の基礎を作るため、根切りから始めています。

現場ではもう少し基礎まわりの作業が続きますが、その後の現場での作業をできるだけスムーズに進めるため、
擁壁から防護壁へ変更したことに絡む部分も含め、再度確認をしながら進めています。

先週はそれぞれの取り合い箇所について現場関係者で順に集まり、
建て方のためのプレカット、サッシ、鉄骨階段などの納まりを含めた金属工事や、
設備配管ルートの確認など、順に打ち合わせをしていきました。

現場では施工上の納まりから作り方を変更することもありますが、
その際に絡む箇所の見落としをしないよう、きちんと調整・確認することが重要になってくるので、
集中していきたいと思います。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

ちなみに最近の現場や打ち合わせは4,5キロなら電車を使わず自転車で。
世田谷の本間建設さんまでは豪徳寺の参道を抜けていく4キロほどで、冷たい空気も気持ちよいです。

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帰りは梅が丘の駅前を通ると綺麗に富士山が見えました。
まんぼうからとそれほど変わらないような気もしますが、ずっと大きく見えてちょっとびっくりでした。

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ツリーハウス計画 現調に行ってきました。

2017年01月18日

土曜日は新しくご相談いただいたツリーハウス計画の現調に行ってきました。
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「週末住居にある大きな木にツリーハウスとデッキを作ってみんなで楽しみたい。」

そんなワクワクするようなお話を頂き、早速アクアラインを渡ってその木を見に行ってきました。

落葉樹なので現在は幹だけとなっていますが、青い空の中に堂々と立つ様はなんともかっこよく、
その横に池が広がるロケーションは木に登ってみたくなるし、この木の上に目線が欲しい。

このあたりの高さに欲しいね、というのは話しながら自然と出てきましたが、
現実に作るためにはイメージだけではなく、木の成長はどう考えるか、支持はどうするか、雨風の対処は?など、
用途に耐えうる計画として考えていかなくてはいけません。

これまでにもツリーハウスの企画は何度かいただき、実際に作った子供のためのツリーハウスもありましたが、
今回はもう少し使う想定が大きめ。。

まだ企画段階ではありますが、この景色を最大限に楽しく生かす、
ワクワクするツリーハウスをしっかり計画していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

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テラスを最大限に楽しむ家 耐圧盤から作っています。

2017年01月11日

テラスを最大限に楽しむ家では、耐圧盤から作っています。
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去年の12月に再開後、防護壁から着手して年末にほぼ配筋が完了し、
年明けに配筋検査を行い、耐圧盤から打設、と進んでいます。

耐圧盤は防護壁に掛かる圧を受けるための底部分で、厚みは30センチ。
建物にに沿わせて作る防護壁から4m弱、基礎の地中梁で受け止める形で作っています。

建物南側には床ふところ寸法が3種類あるので、配筋検査ではレベルも確認。
敷地の周囲には基準となるレベルの墨を出してあるので、そこからの寸法で確認します。

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検査では配筋の種類、間隔(ピッチ)、重ね部分の仕様と、型枠の位置なども確認。

防護壁が完成したらしばらくは建物の基礎工事となりますが、その後建て方へと進んでいく予定です。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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地盤改良杭は捨てコンの天端レベルに合わせてカットし、蓋を溶接しています。

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厚みは2種類、レベルは3種類で打設しました。

冬季休業のお知らせ

2016年12月28日

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本日となりますが、
まんぼうは、12/28(水)から1/5(木)まで冬季休業とさせていただきます。

来年もこれまでの経験を大切に、一つ一つを大事に取り組んでいきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願い致します。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

※写真は今年の高尾山からの景色。
またいろんなことにも挑戦していこうと思います。

テラスを最大限に楽しむ家 工事再開しています。

2016年12月20日

テラスを最大限に楽しむ家の 工事を再開しています。
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着工後、様々な要因から調整が必要となり、土圧を抑える擁壁から建物を守るための防護壁へと変更し、
基礎を含めた設計変更を行っておりましたが、構造を含む変更申請の手続きも無事完了し、今月より再開しています。

今月頭からは、セットバックする道路境界の位置と建物の位置について再度確認を行い、土留め工事から開始。
耐圧盤を作るための土を掘る根切り、地盤面を固める床付け、砕石敷き、杭頭の処理、捨てコンと現場は進んでいます。

夏に地鎮祭を行った後、改良工事や土工事のスケジュールと例年にない長雨に悩まされることもあり、
お施主さんにも根気強くお付き合いいただいた現場ですが、
気温は低くても晴れた日が多い冬からは順調に進めていく予定です。

調整中にも、建物を作るためのプレカット図やサッシ廻りの打ち合わせは並行して進めていたので、
基礎ができれば、その後はどんどん上を作っていくべくまた集中していきます。

年内の工事日程はあと1週間あまりとなってきましたが、
関係する皆さま、改めましてよろしくお願い致します。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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掘った地面の土固めもしっかりと。杭はレベルに合わせてカットしていきます。

工房併設住宅 基本設計の図渡しを行いました。

2016年12月15日

設計中の工房併設住宅の図渡しを行いました。
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2週に一度ペースで打ち合わせを行い、大きなコンセプトや仕様がまとまってきたので、
現在の計画で進めていけるか確認するために、施工会社2社に見積もりをお願いしました。

基本設計段階なので見積もりはまだ概算となりますが、出来るだけ本見積もり時のずれが少なくなるよう、
平・立・断面図、仕上げ表の基本図面の他、キッチン、洗面、収納などの造作詳細図や、
建具表や、弱電や照明の電気計画図と設備計画図に器具リストと構造図一式で図渡しを行いました。

合わせて、細かく決めて作り込むよりも大きな空間を確保したいこと、工房には可変性を持たせたいこと、
工房とプライベートエリアの動線、素材やメンテナンス性など、忙しいご夫妻にとってのこだわりを盛り込み、
作品作りに集中できるラフな空間という設計での主旨や考え方や、予算やスケジュールも説明しています。

今回の計画地は埼玉県の上尾市なので、現場から比較的近い埼玉県内の施工会社2社に依頼。
どちらも初めてのお付き合いとなりますが、いろんな繋がりからも様子を聞いて依頼していますので、
実際に話もさせていただいた印象も含め、その点はあまり心配していません。

最近の価格動向なども含めいろいろな話をさせていただき、実際にどのくらいで出てくるかは少しドキドキですが、
今できる仕様に合わせて作ることが大事なので、見積もりを見て、また進めていきます。

この時期の見積もりは年末年始のお休みを挟むため少し時間がかかりますが、
いろんな素材や実施設計に繋がる詳細な納まりなど、その間にもできることは進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

楽々ハウス 引き渡しを行いました。

2016年12月12日

先月になりますが、楽々ハウスの引き渡しを行いました。
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去年の末から設計をスタートし、現場の続いていたマンションリフォームの楽々ハウスですが、
先月末に無事完成し、引き渡しを終えています。

このリフォームでは、ご夫婦の生活に合わせ、ラクに過ごせることをテーマに、
動線の整理、これまでにあった段差の解消、といったリフォームならではの変えられる部分を解決することと、
いろんなところでの素材やパーツなどにもこだわり、とにかくストレスのない住まいへと作り変えています。

現場中は、工事をしていくうえでの調整もいろいろあり、お施主さんご夫妻にもその都度細かく対応いただき、
忙しく、濃密でもある時間を共有させていただきましたが、無事に完成し、私たちも一安心です。

終の棲家として購入されたマンションを大きくリフォームする機会は、そう何度もあるものではないと思いますが、
今回のリフォームで、この場所の持つポテンシャルを最大限に引き出し、
気持ちも明るくなる場所になって、私たちも嬉しく思っています。

現場中はあまりブログを更新できていませんでしたが、
またこちらで少しずつ、こだわりのパーツなども紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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キッチン正面に見えるLDの壁は紙クロス。壁にあるフタは雑多になりやすい配線を隠すための場所になっています。

楽々ハウス 仕上げが進んでいます。

2016年11月10日

家事ラクで楽しむリフォーム・楽々ハウスの仕上げが進んでいます。
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更新が空いてしまいましたが、設備器具の設置や仕上げも進み、完成に向けて進んでいます。

このリフォームでは、既存の間取りをご夫婦の生活に合わせた形に作り変え、
家事に掛かるストレスを軽くし、気持ちよく暮らせることをテーマに作っています。

日常過ごす場所では、既存の独立したキッチンから対面の大きく明るいキッチンに作り変え、
キッチンから水廻り、水廻りからホールを通って寝室まで繋がる、周回できる動線を確保すると同時に、
その動きの中にあった小さな段差もすべて解消し、日常にあった細かなストレスを一つずつ無くしていくことで、
意識せずともラクに過ごせる暮らしを作っています。

マンションのリフォームでは、予算や経年や優先する順位などの諸条件から、
下地は触らず、できる範囲で行う、とする場合もありますが、
今回は、水廻りとの位置や、より明るく、長くいる場所を気持ちの良い環境にすることを大事に考え、
床の下地からすべて作り変えることで、キッチンの位置も大胆に移動しています。

また、この住戸にあった窓を生かすなど、住まいの持つ可能性を十分に引き出すため、
入口からの動線もシンプルに、毎日使う扉は明るく、光も取り込むものに作り変えることで、
住まいに入った時に気持ちも明るくなるような、風の抜ける環境も実現しています。

仕上げや設備など、目に見える様々なところにご夫婦のこだわりの詰まった住まいもあともう少し、
完成が楽しみになっています。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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ご主人の部屋の壁には古材を採用。ランダムに張られた木の風合いがアクセントになっています。

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窓カウンターには、足場板を再利用した「オールド足場」。新しいけど落ち着く、そんな空気感が漂っています。

工房併設住宅 基本設計が進んでいます。

2016年11月4日

新しくスタートしている工房併設住宅の、基本設計が進んでいます。
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先月半ばの初回提案に続き、今週は二度目の打ち合わせがありました。

工房を中心としたスペースを1階、プライベートなスペースを2階とした高さによって分けるゾーニングで、
大きな方向はほぼ固まり、工房内部の使い方や将来への可変性も考慮したレイアウトの検討と、
プライベートエリアの具体的な使い方や収納量など、細かな調整も含めて打ち合わせを進めています。

この計画は、当初のご要望は工房が一階で、いろいろな話をしていくうちに2階を希望となっていたのですが、
私たちで検討してみて、プライベートとの動線分けや使い勝手などから1階とした形で提案し、
その方向で進んでいます。

設計を進めていく中で、当初の要望通りのイメージで完成していく場合もありますが、
あまり最初のイメージに固執せず、使い勝手や光の取り込み方、過ごし方のイメージなど、
いろいろな条件を合わせて考えていくと全く違う構成になることもあり、この過程は大事だと考えています。

今回は人や作品の出入りのある工房とプライベート部分の動線との関係や、
作品作りに集中したいクライアントの、家事をこなすための動線などを整理することで、
より過ごしやすく、快適な住まいとなる予定です。

その他、持ち込む家具や工房内部、外観のイメージなど、
参考になりそうな写真も交えながら、作り方や素材についても打ち合わせ。

まだまだ案を固めていく基本設計の作業が続きますが、この計画もまた、とても楽しみとなっています。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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外観はまだ調整中ですが、今回は内部のボリュームを大きくした三角屋根の家になる予定です。