中庭を囲む二世帯 仕上げ工事が進んでいます。

2013年10月9日

先週末は、千葉の中庭を囲む二世帯の現場確認に行ってきました。
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今回の仕上げは、構造用合板に拭き取り仕上げのところとクロス貼りのところがあり、
クロス貼りのところは下地として、目地の処理が進んでいます。

上の写真は子世帯の領域となる2階のプライベートエリアで、
周囲を囲まれた住宅地なので、外に対してはあまり大きく開いてはいませんが、
屋根上のテラスに出られるように計画した奥の扉からも、明るい光が入ってきています。

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この家では中庭を囲うことで世帯の領域を分けているのですが、
その回遊する動線の間にある水廻りや収納は、構造用合板に黒を塗って拭き取る仕上げとし、
プライベートな部分と仕上げを切り変えることで、お互いの境界となって見えてくる予定です。

2世帯分のキッチンも据え付けが始まり、現場は着々と進んでいます。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

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立ち上がりのある窓の窓枠は床材と同材で。仕上げを増やさず馴染むように作っています。

キーワードで見つける建築家の住宅展 始まります。

2013年09月19日

今日から「キーワードでみつける建築家住宅展」が始まります。
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場所は横浜にあるマークイズの中、東京ガスショールームのくらしのライブラリースペースで、
建築家31人の会から12人のメンバーが参加して展示を行います。

昨日の夕方から、自分たち自身で展示台を組み立てるところから設営開始しましたが、
最近手慣れてきたのか、サクサク組み立て、台の上に模型を載せてパネルを貼って完成です。

この企画では、
建築家の設計した住宅の模型を、住まいや敷地の特徴で分類し、紹介していきます。
第一回のテーマは、「中庭」と「傾斜地、変形地」。
さまざまな建築家やのアイデアや工夫をぜひご覧ください。

まんぼうでは「中庭」をテーマにした、世田谷Iを展示しています。
今回、会場への常駐はしない予定ですが、いろいろな事例がありますので、
ご興味がありましたらぜひ足を運んでみてくださいね。

◆キーワードで見つける、建築家の住宅
     ~「中庭」「変形地、傾斜地」
展示期間:9/19(木)~23(月・祝)
     10:00~20:00(最終日は17時まで)
場所  :横浜みなとみらい マークイズ4階 
     東京ガスショールーム くらしのライブラリー  >>マークイズMAP
主催  :建築家31人の会
問い合わせ:建築家31人の会事務局

世田谷Iについての詳しい紹介はコチラから。
>>世田谷I:3階建てに5つの庭を取り込み豊かな生活をつくる

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設営風景:一つ一つの事例が独立して、ぐるりと見られるように展示しています。

中庭を囲む二世帯 サッシ付けや下地が進んでいます。

2013年08月6日

中庭を囲む二世帯では、サッシや下地工事が進んでいます。

中庭まわりの大きなサッシも付き、外部では下地の防水下地まで進んでいます。

サッシが付くと建物の内外の境界がはっきり見えてくるもので、
それぞれの場所の広さや明るさ、雰囲気などが見えてきています。

現場では大工さんからの造作に関することや階段の打ち合わせ、
その他、手すりなど金物の収まりや設備の配管ルートの確認など、
現場が進むにつれ、いろんな工事に絡む内容を確認しながら工事が進んでいます。


上の写真は二世帯の間にある共通スペースの図書コーナー。
両側にはお母様の蔵書を中心とした本が並んで、本と読みながら自分の時間を過ごしたり、
庭に面する、落ち着いた気持ちの良い場所になる予定です。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

中庭を囲む二世帯 下地が進んでいます。

2013年07月26日

昨日は中庭を囲む二世帯の現場打ち合わせに行ってきました。

サッシ付けや外壁の防水下地も進み、現在は室内の床下地組みが進んでいます。

昨日はサッシ廻りの枠の納まりなど、現場用に作成した図面の寸法の確認や、
今回は電気のメーカーを複数設置するため、ルートや系統の確認など、
現場にいるといるだけ質疑や議題はあるもので、現場での打ち合わせをしています。

朝から行き、お昼ご飯は監督さんと共通の趣味についての打ち合わせ(計画?)も兼ね、
午後も現場に戻って大工さんと電気屋さんと打ち合わせをして帰ってきました。

写真は親世帯から中庭越しに子世帯を見ているのですが、
中庭の上に床を作って資材置き場として活用しているので、現場はすっきりして、
気持ちの良い現場で、作業も順調に進んでいます。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

中庭を囲む二世帯 木工事が進んでいます。

2013年07月10日

昨日は中庭を囲む二世帯の現場打ち合わせに行ってきました。

壁の合板貼りが進み、風の抜け具合など、ずいぶんと体感できるようになってきています。

中庭の下には地下室があり、その屋根であり中庭となる部分の下地も進行しているのですが、
その上部にシートを掛けるための足場が組まれ、風の抜ける気持ちの良い場所として、
作業にも使われています。

昨日の打ち合わせはサッシについてで、図書コーナーの家具の中を抜いて付ける窓など、
実際に取り付ける位置や高さを確認しました。

この先は、現在下地が進んでいる屋根が完成し、サッシ付と外壁の防水シートまで貼り進むと、
今度は内部が進んでいく予定です。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅
西側の日差しの強い個所にはLow-Eガラスとのペアガラスを採用しています。

中庭を囲む二世帯 建て方が進んでいます。

2013年06月18日

旗竿地に建つ中庭を囲む二世帯の現場の、建て方が進んでいます。

敷地への搬入は手運びで行っていましたが、資材の吊り込みは重機を使って、
旗竿地の竿部分、ギリギリまで重機が入って作業しています。

重機があまり旋回できないので見ていてハラハラしますが、
職人さんたちの流石の連携で、見ている間にもどんどん組み上がっていきます。

今回は在来軸組工法を採用しているので、組み上がったらフレームをしっかり固め、
屋根の野地板と雨仕舞まで一気に進めてから上棟式となる予定です。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

中庭を囲む二世帯 地下室の配筋・型枠を確認をしました。

2013年04月19日

昨日は市川の中庭を囲む二世帯の現場で、地下室打設前の確認に行ってきました。

先週にも配筋検査を行っているのですが、打設の前に再度の配筋と、最終の型枠の状況の確認です。

一部、かぶり厚が少し怪しいところの配筋の手直しをお願いしましたが、
その他は問題なく、型枠のサイズも確認して、無事OKとしました。

この住宅は、高低差も無く、広さのある恵まれた敷地環境にあるのですが、
廻りを住宅に囲まれる旗竿地であることと、建物自体は木造で計画していることなどから、
時間を気にせず使える趣味の防音室として、中央の中庭下に地下室を作っています。

着工後、地下室の位置を移動することになり、設計変更を行ったり、
交通量のある県道をまたぐ引き込みや外灯の撤去など、その間に少し時間を要しましたが、
建物本体工事が順調に進み始めました。

ここからが大事なところですので、気を抜かず、しっかり監理していきたいと思います。

これまでの設計・工事過程はこちらから >>
中庭を囲む2世帯住宅

建築家31人×3works vol.8 参加します。

2013年02月28日

来月開催される、「建築家31人×3works vol.8」のお知らせです。

3/20(水・祝)~24(日)の5日間、新宿パークタワー1F・ギャラリー3にて、
「建築家31人×3works vol.8」が開催され、まんぼうも参加します。

3月20日(水・祝)     11:00-19:00
3月21日(木)、22日(金) 10:30-18:00
3月23日(土)、24日(日 )10:00-19:00

建築家との家づくりの楽しさを知ってもらい、きっかけとなればと始めたこの活動も、
おかげさまで皆様にご好評いただき、今回で8回目となりました。

この展示会では、家づくりに興味のある方とお話をさせていただくだけでなく、
メンバー同士や協力いただいている皆さんとの情報交換も楽しく、
私達自身も、準備も含めたこの時間をとても大切に、そしてワクワクしています。

刺激を受け合うことでどんどん模型も大きく(?)パワーアップしているこのイベント、
今回は展示模型を少し入れ替え、愛犬と楽しむこだわりの家、中庭のある木造3階建てと、
空を見る旗竿地に建つ家を展示予定です。

期間も5日間とこれまでよりも少し長く、期間中は建築家たちが交代で当番をしておりますので、
ぜひ私達31人の会のメンバーに会いに来てください。

まずは楽しい家作りの話をしましょう。
いろんな方にお会いできるのを楽しみにしています。

詳しくは下記のHPをご覧ください。
>>建築家31人の会HP

展示予定の詳細情報はコチラ
>>南足柄H:愛犬と100インチシアターも楽しむこだわり住宅
>>世田谷I:3階建てに5つの庭を取り込み豊かな生活をつくる
>>町田M :旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス

世田谷Iの取材がありました。

2013年02月25日

昨日は世田谷Iの取材がありました。

ちょっと久しぶりの訪問ではあったのですが、
当初より予定していた自宅サロンを奥様が始められており、
ご主人による薪置場が作られていたり、随所に自作の棚が登場していたりと、
引き渡しからまだ1年も経っていないのですが、とても充実した住まいになっていました。

工事ではベースとなる部分のみに絞って作ったキッチンも、
メインに使ってらっしゃるご主人の手でいろいろとカスタマイズされていて、
更には麺打ちや、魚を捌くところからの寿司作りを始めて本格的な包丁が揃っていたりなど、
住まいを拠点として楽しまれている様子は、なんとも嬉しく羨ましい時間となりました。

今後もリビングの上のグリーン棚や中庭のグリーンカーテン、ロフトのハシゴなど、
着々と構想が広がっているようで、次回の訪問がまた楽しみです。


みなさま、朝早くからのご協力、ありがとうございました。

猫と子供と暮らす家 構造見学会を行います。

2012年11月19日

猫と子供と暮らす家では、今日から建て方が始まっています。

まずは土台と足元の金物が先行し、あらかじめ工場でプレカットされた材が組み立てられていきます。

今回の構造ではSE構法を採用しているため、柱にはあらかじめ金物も取り付けられており、
スリット加工された梁を上から落とし込み、金物を通して固定し、組み上げられていきました。

屋根は太陽光パネルを載せるため、南に向かって傾斜しているのですが、
これは猫のヒロがまったりする2階中央のテラスに、光を取り込みやすくするための形状でもあるのです。

◆猫と子供と暮らす家の構造見学会を、下記の日程で行うことになりました。

11/23(金・祝)~25(日)   11:00~16:00
12/1(土)   11:00~16:00

場所は、横浜市保土ヶ谷区永田北 JR 東海道本線・横須賀線 保土ヶ谷駅より徒歩18分。

家づくりを検討されている方、まんぼうの家づくりやSE構法などにご興味がありましたら、
どうぞお気軽にお越し下さい。

※予約制となりますので、事前にお問い合わせ下さい。
折り返し、詳しい案内図をお送りします。>>お問い合わせ

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 猫と子供と暮らす家

地鎮祭を行いました。市川F

2012年10月30日

週末、旗竿地に建つ、中庭を囲む2世帯住宅の地鎮祭を行いました。

地鎮祭には、ご両親とご夫妻と二人のお子様と、ここに住まう方全員でご参列いただきました。

地鎮祭については以前の記事「地鎮祭を行いました。中野M」で書きましたが、
今回も、設計者である私たちまんぼうが鎌(カマ)を使って草を刈り、
お施主さんはお子さんも一緒に鍬(クワ)を使って耕し、
今回の工事をお願いしている村上工務店の村上さんが鋤(スキ)で土を盛りました。

旗竿地といっても大きな敷地なのですが、両隣を2階建てに囲まれる環境のため、
写真の地鎮祭を行ったあたりを中心に、中庭を囲う2世帯になる計画です。

見積もり段階で構造形式を変えたこともあり、少し時間がかかりましたが、
図書コーナーや防音地下室などの趣味の場所が揃っていて、楽しみな住宅です。

寒い時期の工事となりますが、引き続き、皆様よろしくお願いいたします。

工事契約を行いました。市川F

2012年10月17日

この週末は、千葉に設計中だった住宅の工事契約を行いました。

正確には、工事請負契約は建て主と施工会社で取り交わしますものであり、
建築士は第3者としての立会いになります。

ここに至るまで、私達は実施設計が完了したら施工会社に見積もりを依頼し、調整を行いますが、
これらは設計契約上は建て主と施工会社の間で行うものであり、
建築士は必要な図面や資料の作成と、助言をする立場となっています。

とまた少し説明が長くなってしまいましたが、この住宅は旗竿敷地に建つ2世帯住宅で、
恵まれた広さの敷地環境を活かし、世帯の間に大きな中庭を挟む形で計画しています。

2世帯住宅ではいろいろなメリットもありますが、親子といえども別の生活を営む世帯なので、
生活時間の違いや互いの距離感などは、そのご家族の考えを汲み取り、
将来も見据えて、慎重に設計する必要があると考えています。

この住宅は完全分離型ではなく、玄関や水廻りの一部と、図書コーナーなどの趣味の場所は共用し、
合わせて中庭を間に挟むことで、お互いストレスにならない距離を作っています。

工事に入るのは来月以降の予定ですが、またこちらでも紹介していきたいと思います。

※写真は夏頃の敷地。お父様が草刈りをしてくださいました。

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