水道管の確認を行いました。横浜S

2012年10月16日

現在工事に入っている猫と子供と暮らす家の水道管の確認をしました。

今回は新築工事なので宅地内の水道管はすべて新しく敷設するのですが、
前面道路から引き込まれた敷地内の給水管が鉛管であることが判明し、市役所へ確認に行ってきました。

※鉛製給水管は柔らかく加工や修理をしやすいことから、昭和20年代まで広く使われていましたが、
鉛製給水管は漏水が多く、健康に影響があることから、横浜市では昭和53年度から鉛管の使用を
全面的に廃止されています。

横浜市では鉛製給水管の解消に取り組んでおり、すでに道路から敷地の入り口までは交換済みで、
敷地内にのみ残っている状況だったため、この部分は今回の工事で交換をすることになります。

現場では掘り返してみてわかることもありますが、一つずつ解決していくことが、
長く暮らすための家を作ることに繋がると考えています。

※宅地内の鉛製給水管を取り替える工事費を助成してくれる制度もあるので、
気になる方はチェックしてみてください。
宅地内鉛管改良助成制度

床付けの確認を行いました。横浜S

2012年10月10日

先週のことですが、床付けの確認を行いました。

今回は地盤改良と遣り方の確認も行っているので既にレベルは決まっていますが、
先行配管の必要な箇所の確認と、今後の打ち合わせを兼ねて、
床付け完了、砕石、捨コン前の状態を確認しました。

工事の順番としては、遣り方をして、根切りで掘ったら砕石を敷き詰めて固め、
その上に捨コンを打ちます。

砕石敷きには、根切り後、砕石を敷いて転圧することで接地面の表面積を増やし、
地盤に建物の荷重を均等に分布させるための役割があり、
捨コンには、その後の隅出しや型枠を建てる時の作業性を上げることと、
基礎コンクリートの底面の型枠としての役目があります。

そして杭頭(天端)は砕石の天端レベルにあり、捨コンで均して平らな底面をつくり、
ここまで終わってやっと基礎の配筋工事が始まります。

となんだか説明ばかりなので、ちょっとこの家の概要を紹介します。

ご夫婦と2歳のお子さんと、ご主人が大学生の頃から20年ほどずっと一緒にいる猫が
一緒に暮らすための家で、周囲よりレベルが高く恵まれた環境と、
庭との繋がりを大事に考え、1階にリビングをつくります。

猫は1階の心地よいリビングや、リビングの吹き抜けに面した2階やテラスから、
家族の様子を眺めながらのんびりと過ごす予定です。

最終段階ひとつ前のこの模型の屋根は緩勾配ですが、
もう少し南を下げて太陽光パネルを載せる、自然エネルギー型住宅でもあるのです。

遣り方の確認を行いました。横浜S

2012年10月3日

昨日は横浜の猫と子供と暮らす家の現場で、遣り方の確認を行いました。
遣り方(やりかた)とは、隣地境界線との離れや、通り芯の基準、寸法などと、
高さの基準などを決める、重要な作業です。

先日の地縄でも、杭工事の基準を出すために確認を行っているので、
高さは杭頭レベルと合わせてチェックし、これから基礎工事に入ります。

この先は、根切りといわれる掘削を行い、底面を平らにする床付け、
基礎型枠の底を作るための砕石、捨コン、と進んでいきます。

完成するとどれも目には見えなくなってしまう工程ですが、
現場の監督が段取りを行い、一つ一つ確認していくのが現場監理です。

ちなみに下の写真は今回の杭頭。

事前の調査で支持地盤が傾斜していることを確認しているので、
支持層への到達を確認しながら、4~10mの鋼管杭を打設しました。
長い箇所では3本の杭を繋いで施工しています。

地縄の確認を行いました。横浜S

2012年09月26日

昨日は横浜S邸の、地縄の確認を行いました。

「地縄」では、家の建ち上がる形に縄を張り、現場の監督さんと設計者で、
基準となる通り芯の位置や建物の大きさ、地盤レベルなどを確認します。

作業としてはとても簡単そうに見えると思いますが、
これまで図面上に書いていた建物の位置を実寸で地面に写す工程で、
この後の工事のすべての基準となるので、責任は重大です。

実際には、通り芯の位置に水糸といわれる蛍光色の糸を張り、
基準となる場所で、敷地境界からの距離位置と基準高さを確認します。
今回、建物は擁壁の上に建ちますが、敷地境界を示す石は擁壁の下にあるので、
下げ降りという道具を使って確認しました。

それから建物の外形を確認。
地縄を張ると小さく見えるとよく言われますが、
この家はのびやかな敷地に、ゆったりと建つ予定です。

今年もよろしくお願いします。と川崎K

2012年01月6日

あけましておめでとうございます。
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写真は、年末最後に仕上げのサンプルを確認した「共に育つ家」の「川崎K」。
高い天井のLDKの横にはワークスペースとプレイコーナーがあり、
その上には8帖もある子供のための広いロフトと、
当初は間仕切りを作らず、全てが繋がる大きな空間になっています。
LDKから繋がる正面のテラスの先には、現在はお向かいの家が見えていますが、
ここは目透かしの木ルーバーを貼り、風を取り込むプライベートなテラスとなります。
1月末の竣工まで、丁寧に監理していきたいと思います。
月末にはオープンハウスも予定していますので、どうぞお楽しみに。
では、本年もどうぞよろしくお願い致します。

中間検査 川崎K、世田谷I、世田谷M とスタッフ募集のお知らせ。

2011年12月2日

先月下旬より、川崎K、世田谷I、世田谷Mの現場で、中間検査がありました。
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中間検査とは、建物が完成した後では隠れて見えなくなってしまう部分を
工事の施工中に検査することで、建築基準法と確認申請どおりに出来ているか、
また、工事監理、施工が適切に行われているかを確認することが目的です。
検査では関係機関から来た検査員が、建物の位置、高さ、構造壁の位置、
接合に使っている金物などを全て確認していきます。
もちろん、きちんと作り、私達も監理しているので何も問題は無いはずですが、
検査、といわれるとテストの面接のような、なんだか妙に緊張してしまうというか、
ドキドキしてしまうから不思議なもんです。
そして結果はというと…、
もちろん、全てOK。
残すは完了検査のみですが、私達は引き続きしっかり監理していきたいと思います。
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まんぼうでは、一緒に頑張ってくれるスタッフ、アルバイトを募集しています。
興味がありましたら志望動機と経歴書を添えて、mambo@mambo-aa.jp まで
お送りください。
折り返しこちらより連絡します。
家づくりにおいて私達が大切にしているものは、施主とのコミュニケーションで、
スタッフ・アルバイトの条件は、犬好きであることです。

上棟しています。川崎Kと共に育つ家

2011年11月17日

今月の頭になりますが、「川崎K」が上棟しています。
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金物の緊結も終え、ここからはどんどん目に見えて進んでいくので、
私たちもより一掃気を引き締めていきたいと思います。
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まんぼうの家づくりでは、長く住む家族のライフスタイルの変化を考え、
「作り過ぎないこと」を意識しています。
お子様のいらっしゃるご家族の場合、子供が小さいうちは一緒にいたい、
目の届くところで遊んで欲しい、でも少し大きくなったら個室が必要、となる
パターンは多いと思いますが、その先はまたご夫婦だけの生活に戻ることが
多いのではないでしょうか。
全ての変化・パターンに対応しうるよう、準備しておくことは出来ます。
でも、思っていた形にはならないかもしれません。
また、もしかしらた想像しなかったスタイルを目指すようになるかもしれません。
と言うとじゃあどうすればいいのよ?となってしまいそうですが、
今現在どこまで作るか、と考えた時には、やはり先の可能性に対応できる
余裕は作っておきたいと思います。
また、今持っているもの、はしっかり収まる家であるべきと思います。
ただ、そのどこまで作るか、という加減は施主によって異なりますので、
設計の際には、家のことだけに限らず、いろんな話をさせて頂き、
コミュニケーションをしっかり取ることを大事にしたいと考えています。
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そして、そんな私達まんぼうで作る家づくりの一例として、
SEA'S ARCHITECTSのコンセプトハウス、「共に育つ家」を作りました。
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共に育つ家」 
これはまさに今建てている「川崎K」なのですが、
どこまで作るかというさじ加減や可能性、また生活スタイルの提案など、
まんぼうで大事にしていることの詰まった住宅として、「共に育つ家」と名付けました。
敷地や形も人も違うので、同じものを作ることはないと思っていますが、
ひとつの回答としてみていただければ幸いです。
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そして昨日も書きましたが、
いよいよ明日からは「建築家31人×3works vol.3」が始まります。
会期中、2人のうちのどちらかはいる予定ですが、
11/18 10:00~13:00 相談会  一條美賀
11/19 14:00~14:25 セミナー 一條美賀
11/21 16:00~18:00 相談会  一條太郎 も担当しています。

基礎の配筋中です。川崎K とお知らせ

2011年10月18日

先日地盤改良の終わった「川崎K」で、基礎の配筋が始まりました。
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基礎工事は、
基礎の形に合わせて土を掘る根切り
→底面の型枠となる捨てコン打設
→土の中から上がってくる湿気を押さえるための防湿フィルム敷き
そして基礎の配筋へと進みます。
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今回、木造軸組金物工法であるSE工法を採用しているので、
柱脚金物を固定するための金物もここでセットしています。
まだ配筋途中ですが、基礎工事・配筋検査では、配筋のピッチ、重ねしろの
長さ、フックの長さは設計・基準に適合しているか、などをチェックしていきます。
ほぼ同時に始まり、通常の軸組工法を採用している世田谷Iと共に、
工事の手順も含めながらアップしていきますので、どうぞお楽しみに。
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それからふたつお知らせを。
ひとつは、リビングデザインセンターOZONEで開催している、
暮らしのデザイン展 10/18(火)-21(金) @OZONE 主催:東京ガス
に、5月の公開コンペで提案した模型が展示されています。
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期間は短いですが、ご都合が宜しければ足をお運びいただき、
感想などいただけると幸いです。
もうひとつは、今週末の23日(日)、「田園都市建築家の会」の拠点、
家づくりカフェで、10~17時の間、一條美賀が家づくり相談を担当しています。
リフォーム展と建築家模型展も引き続き開催しておりますので、
家づくりに興味のある方、とりあえず話を聞いてみたい方など、
どうぞお気軽にお越しください。
カフェの名の通り、美味しいコーヒーを入れてお待ちしております。
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「田園都市建築家の会」
HP http://denen-arch.com/
Facebookページ www.facebook.com/denen.arch
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地盤改良を開始しました。世田谷I

2011年10月6日

昨日の雨はどこへやら、とてもすがすがしいお天気の中、
先日地鎮祭を行った「世田谷I」が無事着工し、地盤改良工事を行っています。
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今回の地盤改良は「柱状改良」といわれるもので、
先端に羽の付いたような機械を土の中に穴を開けながらねじ込み、その先端から
セメントミルクと言われる固化剤を出しつつ、羽を逆回転させつつ引き抜くことで、
土の中に周囲の土と練り合わせたコンクリート柱を作る工法です。
工事は15Mほどある敷地の奥から改良を開始し、練りこみながら、どんどん
手前に移動してきます。
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偶然にもお隣の敷地も建て替え工事が始まり、全体が工事現場のようですが、
積み上げている固化剤までがこちらの敷地で、左の基礎は隣地。
おそらくお隣の方が早く建つと思われますが、こちらはこちら。
しっかり全体を監理していきたと思います。
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ちなみに、先日地鎮祭を行った「川崎K」も本日から地盤改良を行っていて、
こちらはタイガーパイル工法という、上記の土に練りこむ柱状改良の芯に
鋼管杭を建てこむ、併用したような方法を採用。
地盤改良にはいくつかの方法がありますが、改良の必要な深さ、近隣への影響、
重機を入れる場所の問題など、様々な条件から方法を選んでいます。

リフォームいろいろ

2010年07月22日

早いもので、前回の更新より1ヶ月以上が過ぎてしまいました。
現場に入っていた「千葉K」(リフォーム)は無事完成し、引渡しも完了しています。
Kさんが落ち着かれたら撮影して紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
そしてもうひとつのマンションリフォーム「港S」は、今月頭からの解体となりましたが、
現在、解体を終え、床下に隠れる設備関係を先に配管し、床下地を貼っているところです。
リフォームの場合、既存図面があっても、はがしてみると寸法や形状が異なることが
時々あるのですが、ここの現場はほぼ想定どおりで、躯体状況もよく、まずは一安心です。
この解体直後の、素材むき出しや木毛板の力強くラフな表情も魅力的なのですが、
今回の壁は断熱材としての木毛板が打ち込んであり、手の届くところに木毛板そのまま
使用することは引っかかりや欠けの心配があるため、この上にモルタルを塗り、
同じく断熱材としての木毛板がある天井には、断熱補強のため、さらに木毛板を追加し、
塗装仕上げとする予定です。
そのため、ここまでのラフな表情は表しとなる梁以外は消えてしまいますが、いわゆる
仕上げ材ではなく、モルタルと木毛板という素材の見える空間として作り上げることで、
Sさんのイメージする、アトリエのようなラフな空間を実現していく予定です。
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奥に家具で仕切るアルコーブ予定 / 壁も木毛板 / 水廻りは設備を考慮し既存場所で。
梁のGLボンド跡は削ります / 木毛板(木毛セメント板) / 床下には先行配管済み
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それから、戸建住宅の改装(リフォーム)を計画している「沼津M」について、3連休を利用して、
初回案のプレゼンに行ってきました。
とても静かな場所にあるこの家は、夫婦と、やんちゃ盛りの子供達が成長期を過ごす家に
なりますが、慌しい日常を過ごすための機能性を追い求める住宅ではなく、別荘で過ごす
ようなゆったりした時間を日常的に楽しむための住宅、別荘ライフを楽しむことをテーマに
設計しています。
今回、仕上げや予算の掛け方にもメリハリをつける2タイプの提案を行い、日常的に外風呂
として開放も出来る大きなお風呂や、薪ストーブなどのこだわりの要素を重視し、生活部分
は必要な区切りだけで変化させていく、という方針で進めることになりました。
今回のこのプレゼンは、連休中ということもあり、富士山の見えるキャンプ場で外ごはんや
焚き火を楽しみながら行うという初の試みだったのですが、外でゆるゆると過ごす時間の
楽しさや、何もなくても子供達が存分に楽しむ姿など、限られた時間の中でも得られるもの
の多くを共有することが出来、楽しい時間となりました。
この心地よい感覚を、気負うことなく、うまく住まいに取り込みたいと思っています。
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模型は入れ替え式で / 雪の無い富士山 / 昔は近所に咲いていたあざみをパチリ

今日の現場/片瀬OK邸

2007年02月2日

今日は、片瀬の現場に行って来ました。

電気工事も一式完了し、家具類もほぼ揃い、
最終塗装や、カーテンレールの取付など、残すところ、あと少しとなり、
明日の夕方には、引き渡し予定です。

写真の塗装中の家具は、焦げ茶のオイルステインで着色した後、
布などで拭き取ることで、より木目を生かした仕上げとし、
その上から、ウレタンクリアを重ね塗りしているところです。

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昨日の現場その2/八王子D邸

2007年01月31日

八王子の現場は、電気工事、給排水工事の施工業者が本格的に入り始めました。

今日の定例会議は、鉄骨、電気、給排水、木工事の各業者との
詳細打ち合わせを行う、盛りだくさんの定例となりました。

内装が仕上がると見えなくなる部分ですが、
建物の性能に関わる部分ですので手は抜けません。

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