光庭に向かう開放感ある家 竣工写真撮影・お引き渡しを行いました。

2018年04月10日

工事を進めていた光庭に向かう開放感ある家の、竣工写真撮影とお引き渡しが無事に終わりました。
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撮影はいつもの平さんにお願いしたのですが、今回はドローン撮影もあったことと現場の状況もあり、
朝から始めて夕景まで、二日をかけての撮影となりました。

まんぼうの物件でのドローン撮影は初めてとなりますが、事前の届け出や警察へを行い、
当日は関わる人たちは許可済み・撮影中オレンジのベストを着て、平さんがリモコンを操作して撮影。

ドローンは有視界飛行となるので、つねにドローンはリモコンの見える範囲での操作となり、
スタート位置をGPSで認識させて出すことでもし見失ったとしても自動で戻るのですが、最大10m程度の誤差が出るため、
空地からの発着となるそうです。

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ドローンでの撮影というのは見ているだけでもなんだかワクワクしてしまうものですが、
模型や図面などでイメージはわかっているつもりでも、空からの俯瞰写真はとても新鮮!
(下の方のオレンジのベストを着た二人も映っていますが、平さんが空を見上げながら操作しています)

今回の敷地は電線がすごくある環境なのですが、上から見るとそういった周囲の状況は気にならず、
テラスの気持ち良さや光庭を持つ構成などがとても分かりやすくなっているので、
可能な環境ではお願いしていきたいと思っています。

このM邸の敷地は車の通りの多い幹線道路沿いにあり、外には解放せず内部に向かって開いているので、
その構成環境がわかる内部写真を中心に、いろいろ今回もたくさんのアングルでを撮影。

撮影中は扉を開け閉めをしたりモノの移動などのお手伝いしたり、照明の調整をしたり、隠れたり。
この日は晴天に恵まれましたが、日差しが強すぎると反射が大きくなりすぎるので具合を見ながら、
合間や待ち時間には、これまたいつものごとくこの建物についての感想や意見をもらったり、日常の話など、
いろんな話をしたりしながら過ごしています。

平さんとは学生の頃からの付き合いで、私たちの最初の頃からずっと撮影をしてもらっていることもあり、
また今回も、撮影よりもいろんな話に盛り上がっていたような気もしますが、
建築出身でいろんな建物を見られている平さんの意見を訊くのはとても有意義で、楽しい時間となりました。

なかなかHPの更新作業が進まないのですが、まずはこちらで少しずつ紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 光庭に向かう開放感のある家

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道路側外観。奥に抜けるガレージスペース手前から建物に入ります。

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中に入ると土間玄関の目の前に明るい光庭があり、その先のLDKへと繋がります。

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光庭を介して繋がるフロアはそれぞれに床レベルの異なるスキップフロアになっているので、目線が異なります。

工房併設住宅 地盤改良を行いました。

2017年09月6日

先週は工房併設住宅の、地盤改良を行いました。
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去年から設計を進めていた住宅で、5月に実施図面の図渡し後の見積もり調整もまとまり、
暑い時期の工事契約、地鎮祭と進み、先週の地盤改良からスタートしました。

今回の改良は、現場の土とセメントミルクを土の中で混ぜながら改良柱を作る、柱状改良を採用し、
敷地の中には60センチ径の改良柱を、合計23本施工しています。

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改良は敷地の奥から、どんどん手前に移動しながら進んでいきます。

ご夫妻が一日の大部分を過ごす工房がフレキシブルに対応できることをテーマに、
1階に工房、2階がプライベート、という高さによる領域分けを行い、
大きな吹き抜けを持ち、家じゅうに気持ちの良い空気が流れる、広々とした工房のある住まいができる予定です。

※のびのびとした環境にあるこの敷地は上尾市の地区計画地域にあるため、
確認申請の前に「地区計画の区域内における行為の届け出書」を提出し、
境界からの距離や道路面に設ける塀の仕様など、適合していることの許可を受けてから、
「アトリエ兼用住宅」として確認申請を提出し、許可を受けています。

地盤改良が終わって、この先は建物の基礎を作るための根切りから。

工事は少し遠方ですが、現在進めている品川リフォームと同じアイディエムさんと、
打ち合わせをしながら進めていく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>工房併設住宅

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地鎮祭は7月の暑い日に行いました。お天気にも恵まれますよう願っています。

工房併設住宅 図渡しを行いました。

2017年05月18日

今週は設計を進めている工房併設住宅の図渡しを行いました。
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先日の打ち合わせ以降、最終的なすり合わせも含めて進めていた図面が無事にまとまり、
今回は3社に図面を渡し、本見積もりを依頼しました。
意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図など、今回の図面はA3サイズで合計80枚ほど。

基本設計時にもお願いした3社で、多少の金額の開きはありましたが、
3社とも前向きにご検討いただけるということで、同じ3社に図面を渡し、本見積もりをお願いしました。

日常の大部分を過ごす工房が1階のほとんどを占め、フレキシブルに使えるようにしておきたい、
という計画なので、間仕切りも最小限に、仕上げも手を加えやすいように構造材を使ってラフに仕上げる。
その代わり、面積や天井高さといった後からは変えにくいものはしっかり確保しておく、
という考え方で決めた予算内で納めたい。

概算時の金額からもう少し詰めるべく、作り方を中心に調整を行っていますが、
詳細図を追加することで金額が上がる要素もあり。

といった設計の意図や、上下水道の引き込み確認、地盤改良についてなどの条件も含め、
図渡し時には説明をします。

今週末にもう一件図渡しがあり、いろんな資料を引っ張り出して事務所内が少し雑多になっていますが、
見積もりがまとまるまでの間は、質疑を確認したり、確認申請の準備など、
今のうちにできる見直や事務所の片付けなど、順に手を付けて進めていこうと思います。

これまでの過程はコチラから >>工房併設住宅

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図面を描きながら調整していた項目に矛盾がないか等、ファイルに綴じる前にもう一度確認しています。

工房併設住宅 実施設計が進んでいます。

2017年05月2日

去年より設計を進めている工房併用住宅の、実施設計を進めています。
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基本設計段階で、規模は変えずにボリューム(主に高さ方向)を減らす調整を行い、
構造も合わせて見直していた内容もほぼまとまり、
昨日は設計の細かな項目を確認するための打ち合わせを行いました。

実施図も揃ってきたのですが、詳細設計をしていく中で変更した方が良いと思った箇所や、
カーテンレールや棚の有無、仕様の確認、ガラスは本当に透明でよいかなどの確認と、
スイッチや照明計画、仕上げのイメージや色の組み合わせ等々。

新しく作った模型と合わせて、一つずつ確認していく作業は時間もかかりますが、
図面を描いている時に出てきた不確定要素をしっかり整理し、仕様を固めていくことで、
その後もイメージも共有しやすくなりますので、ここの時間はしっかり取るようにしています。

フレキシブルに。できるだけ使い方を限定しないアトリエを作りたい。
としてスタートした工房の使い方や規模は、設計していくうちに変わってきた部分もありますが、
先に作り込みすぎない加減も見極めつつ、あと少図面を描いていく予定です。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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高さを抑えた左側が現在の計画。工房エリアはすべてラワン合板貼りとなる予定です。

工房併設住宅 基本設計の図渡しを行いました。

2016年12月15日

設計中の工房併設住宅の図渡しを行いました。
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2週に一度ペースで打ち合わせを行い、大きなコンセプトや仕様がまとまってきたので、
現在の計画で進めていけるか確認するために、施工会社2社に見積もりをお願いしました。

基本設計段階なので見積もりはまだ概算となりますが、出来るだけ本見積もり時のずれが少なくなるよう、
平・立・断面図、仕上げ表の基本図面の他、キッチン、洗面、収納などの造作詳細図や、
建具表や、弱電や照明の電気計画図と設備計画図に器具リストと構造図一式で図渡しを行いました。

合わせて、細かく決めて作り込むよりも大きな空間を確保したいこと、工房には可変性を持たせたいこと、
工房とプライベートエリアの動線、素材やメンテナンス性など、忙しいご夫妻にとってのこだわりを盛り込み、
作品作りに集中できるラフな空間という設計での主旨や考え方や、予算やスケジュールも説明しています。

今回の計画地は埼玉県の上尾市なので、現場から比較的近い埼玉県内の施工会社2社に依頼。
どちらも初めてのお付き合いとなりますが、いろんな繋がりからも様子を聞いて依頼していますので、
実際に話もさせていただいた印象も含め、その点はあまり心配していません。

最近の価格動向なども含めいろいろな話をさせていただき、実際にどのくらいで出てくるかは少しドキドキですが、
今できる仕様に合わせて作ることが大事なので、見積もりを見て、また進めていきます。

この時期の見積もりは年末年始のお休みを挟むため少し時間がかかりますが、
いろんな素材や実施設計に繋がる詳細な納まりなど、その間にもできることは進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

工房併設住宅 基本設計が進んでいます。

2016年11月4日

新しくスタートしている工房併設住宅の、基本設計が進んでいます。
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先月半ばの初回提案に続き、今週は二度目の打ち合わせがありました。

工房を中心としたスペースを1階、プライベートなスペースを2階とした高さによって分けるゾーニングで、
大きな方向はほぼ固まり、工房内部の使い方や将来への可変性も考慮したレイアウトの検討と、
プライベートエリアの具体的な使い方や収納量など、細かな調整も含めて打ち合わせを進めています。

この計画は、当初のご要望は工房が一階で、いろいろな話をしていくうちに2階を希望となっていたのですが、
私たちで検討してみて、プライベートとの動線分けや使い勝手などから1階とした形で提案し、
その方向で進んでいます。

設計を進めていく中で、当初の要望通りのイメージで完成していく場合もありますが、
あまり最初のイメージに固執せず、使い勝手や光の取り込み方、過ごし方のイメージなど、
いろいろな条件を合わせて考えていくと全く違う構成になることもあり、この過程は大事だと考えています。

今回は人や作品の出入りのある工房とプライベート部分の動線との関係や、
作品作りに集中したいクライアントの、家事をこなすための動線などを整理することで、
より過ごしやすく、快適な住まいとなる予定です。

その他、持ち込む家具や工房内部、外観のイメージなど、
参考になりそうな写真も交えながら、作り方や素材についても打ち合わせ。

まだまだ案を固めていく基本設計の作業が続きますが、この計画もまた、とても楽しみとなっています。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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外観はまだ調整中ですが、今回は内部のボリュームを大きくした三角屋根の家になる予定です。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2015年01月23日

今週も大田区の共同住宅の定例に行ってきました。
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現場では設備の配管や配線工事も進み、断熱材の敷き込みや下地作り、フローリング貼りなど、
1週間でもいろんなことが進んでいます。

現場では、電気を中心とした打ち合わせをして、朝から始まる定例は午後まで続くのですが、
断熱材が入って室内環境が落ち着いてきたせいか、いろんな場所や形が見ていくのは、やはり楽しくもあり。

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今回、住戸ごとに平面が異なるだけではなく、天井にも少し変化を持たせているので、
こんな形も見えてきました。

事務所に戻ってからも、打ち合わせだけでは確認しきれない部分についての指示図や収まり図を描いたり。

ここのところ現場や打ち合わせで外に出ていることも多いせいか、あっという間に一週間が経っていきますが、
完成まではまだ3か月と少し、寒さに負けず、監理していこうと思います。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外側の透湿防水シートや貫通する設備配管の状況なども、見えなくなる前に確認しています。

大田区の共同住宅 大工工事が進んでいます。

2015年01月15日

昨日は大田区の共同住宅の定例打ち合わせに行ってきました。
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年末に屋根の防水まで完了し、年明けからは引き続き、大工工事が進んでいます。

外壁のサッシも一通り取り付けが完了し、
今回、防火設備として使用している木製サッシも取り付き、室内からの景色も見えてきました。
※1250角で代替え侵入口となり、かつ防火設備となる滑り出し窓はアルミ製のものでは無いことと、
全体の印象のバランスから、一部に木製サッシを採用しています。

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外壁周りの防水シート施工、内部の間仕切り、設備を納める部分の造作などが同時並行で進み、
室内の広さや形の違ういろんな場所が見えてくるのは、少しドキドキする時でもありますが、
電気配線など、壁が閉じる前に完了しなくてはいけない部分についての打ち合わせや確認を中心に行っています。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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床材にはオークの無垢フローリングを採用。いろんなシーンが出来上がってくるのが楽しみになっています。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2014年12月17日

先日上棟した大田区の共同住宅では、下地工事が進んでいます。
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それぞれの住戸内に異なる床のレベルや天井高さがある、スキップフロア住戸となっているのですが、
下地の合板貼りが進み、床のレベルや天井高さの異なる構成が、フレームだけの時よりも見えてきました。

高さを変えるというのはそれほど構造に負荷をかけない、ちょっとした操作なのですが、
目線や天井高さが異なるだけでも、ずいぶんと場所の印象は変わるものです。

この計画では、それぞれの住戸からアクセスする専用の屋上テラスもあり、
まだ壁の開口部の穴はあけていないのですが、階段部分の吹き抜けからの光でも十分明るく、一安心。

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昨日は小雨も降る、予報通りのとても寒いお天気でしたが、
整理された現場で着々と作業を進めていく大工さんは、頼もしい限りです。

昨日の定例では大工工事と設備工事を中心とした内容で、
サッシの搬入も進み、集合と個別のカギのシステムについても確認。

現場では少し先を見越した内容を打ち合わせていくので、長くなることもありますが、
気持ちの良い場所ができるよう、進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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ブルーシートのあるメンテナンススペースを挟みながら、個別テラスが点在しています。