犬と暮らす二世帯 足場が外れました。

2016年05月23日

犬と暮らす二世帯の現場では、先週足場が外れました。
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外部の木パネルや目透かし貼りと塗装も進み、全景が見えてきました。

中では塗装工事も進み、今は家具工事が1階と2階で進んでいますが、玄関のスチールサッシも取り付けが終わり、
中庭側の足場も外れたので全体が明るく風通しも良く、現場の人たちも休憩の時は巣然とここに集まっています。

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玄関の外にはスチールの庇を設置。
土間はこれから打つのでもう少し床が上がりますが、3枚引きで大きく開く、開放的な玄関になっています。

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そして玄関ホールの正面に見える中庭も足場が無くなりすっきり広々と。
玄関の場所になる南側のボリュームを平屋としているので、太陽高度の低い冬でもかなりの日差しが入り、
その周りにある諸室が明るくなる計画ですが、このあたりは想定通りで一安心。
まだこの上にデッキを貼って仕上げますが、みんなで楽しめるプライベートな中庭になる予定です。

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2階も施主施工であった壁の塗装もとても綺麗に出来上がっていて、建具も付いて、ほぼ完成の形に。
天井にはパイプを通しでつけて、日常はサンルームとしても使います。
右側の少し低い建具は階段をふさぎ、元気なワンちゃんたちとお子様のためのゲートとすることで、
テラスからぐるっと繋がる遊び場にもなる予定です。

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リビングの正面には、黒板塗装の壁も完成。まだ器具付けや建具の設置などが残っていますが、
こちらもほぼ全景に。

週末にはまず現況での施主検査を行い、今週は完了検査と完成後の施主検査と、
少しあわただしくなっていますが、完成に向けて進んでいます。

これまでの設計や監理についてはこちらから >>犬と暮らす二世帯

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正面の大きなサッシの内側にある個室。この部屋もとても気持ちの良い場所になっています。

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リビングの黒板塗装の下にはマグネット塗装も忘れずに。3度塗りをしているので磁石の吸い付く壁になっています。

中庭を囲む二世帯 完了検査がありました。

2013年10月31日

今週の始めには、中庭を囲む二世帯の完了検査がありました。
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今回、途中で計画変更や内容を調整した影響もあり、工期がギリギリとなっていて、
外構や建具の塗装が残る状態での検査となりましたが、検査では指摘もなく、無事合格。

ほっと一安心したのも束の間、週末にかけての引き渡しと引っ越しに向けて、
今週は急ピッチで作業が進みました。

写真の完全にプライベートな場所となる中庭は、柔らかい印象になるように、
周囲の壁は木パネル貼りで、床はウッドデッキ貼り。

室内では、リビングに面する和室の合板壁に、焦げ茶の塗装を施して拭き取りなど、
全体に白っぽい印象だった場所に色が入り、いろんな場所ができています。

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今回の竣工写真は、引き渡し後の落ち着いた頃に写真撮影をさせてもらう予定ですが、
こうして作ってきた家が生活に馴染んでいくのが楽しみになっています。

これまでの設計・監理過程はこちらから >>中庭を囲む二世帯

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階段上を使った手洗いと、前面扉をスライドさせるチャイルドゲートもできています。

「月刊HOUSING12月号」町田M 掲載のお知らせ

2012年10月23日

月刊HOUSING12月号に町田Mが掲載されています。

以前にも掲載いただいたのですが、過去一年の実例特集の中から編集部イチオシの実例、
「隣家に囲まれた路地奥の敷地でも窓に工夫し、日差しがたっぷり入る空が見える家」として、
再掲載されたものです。

この家はあえて探した旗竿地で、周りを囲まれながらも光と風を取り込み、空を見ることをテーマに、
敷地の四隅に作った庭から風を取り込み、上部に設けたハイサイドサッシから空を見る生活を作り、
前面の公園を臨む外部のようなリビング空間、インナーテラスを提案しています。

また、気持ちの良い2階に家族の集う場所を広く取ることにこだわり、
1階の水廻り近くに家族の衣類をまとめるファミリークローゼットを設けて家事をラクにするなど、
振り返ってみれば、私達の提案するスタイルをたくさん盛り込んだ住宅になっています。

詳しい紹介はコチラ。
町田M:旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス

共に育つ家の記事でも紹介した、階段上の収納の扉をずらすだけのチャイルドゲートを初めて作ったのもこの住宅でした。

川崎K・共に育つ家 その3

2012年07月31日

先日の記事の最後に少し触れたLDKの仕掛けとは、ここの写真の中にあります。

この住宅では、LDKが2階にあるのですが、
階段上の空間を利用して、上がりきったところに小さな手洗いを設置してあります。

これは、お客さまが来られて、「手を洗わせてほしい」、と言われた時、
別の階にある洗面所や、2階のトイレの手洗いを使ってもらうのは抵抗があるのでは?、
とのことで、リビングの入り口に設置することを提案したものです。

また、テラスでバーベキューをする時など、近くの水場は便利、ということもあります。

そしてあともう一つ。
実はこの下の扉は、横にスライドしてロックをかけられるようになっていて(↓)、
お子様の小さいうちは、チャイルドゲートとしても使用できるようになっています。

もちろん、小さいうちはチャイルドゲートを買って設置することも可能ですが、
せっかくこだわって作った家だし一時期しか使わないものなので、
だったらゲートも建物と一緒に作っちゃいましょう、とのことで制作しました。

という、そんなにびっくりするほどの仕掛けではないかもしれませんが、
ライフスタイルの中で必要になるものをどんどん追加していくのではなく、
必要があって作るものに用途を兼用させる方が、すっきりとシンプルに、
いろんな意味で理にかなったものになるのではと考えています。

ちなみにこれ、最初は町田Mで、今回は少ーしバージョンアップしています。