楽々ハウス 始まりました。

2015年12月22日

マンションリフォームの楽々ハウスが始まります。
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新しくマンションをスケルトンリフォームする計画がスタートすることになり、
週末は再度の現調を兼ねた打ち合わせにお伺いしてきました。

現在もお住まいになられているマンションを、ご夫妻の生活スタイルに合わせて快適に、
さらにこれからはお二人での料理なども楽しみやすくなるように、
日々の暮らしがラクで、単純に暮らすことで生活が楽しくなるような、そんな楽々ハウスを作ろうという計画です。

まずは最初のヒアリングから私たちの解釈で提案させていただいた形をベースに、
良いところや気になるところ、こんなことが出来たらいいなと思うこと、取り入れたい設備の話などの話や、
もう一つのテーマでもあるお父様の写真作品を飾る場所や仕上げの話など、
内容は多岐に渡りますが、ざっくばらんにいろんなお話をさせていただきました。

マンションリフォームなので既存の躯体は触れませんが、管理会社を通じて既存図面も入手し、
やりたいこととできることのすり合わせも行いながら、設計を進めていく予定です。

楽しみにしていただいている気持ちにお応えできるよう、
私達もこのスタート時の気持ちを忘れず、気張らず過ごせる楽々ハウスを集中して作っていきたいと思います。

ご家族の皆様、改めましてよろしくお願い致します。

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通り抜けできる水廻りやファミリークローゼットなど、住まいをラクにする要素がいろいろ入っています。

続・キッチンに集う家 取材がありました。

2015年11月18日

先日、今年の春に追加リフォームをした続・キッチンに集う家の取材がありました。
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今回は、「家を育てる」というテーマのウエブマガジンの取材で、
ご自分たちの住まい方の変化に合わせて、2度のリフォームをされたYさんご一家へのインタビューとして行われました。

あいにくのお天気模様でしたが、ちょっと久しぶりのYさんちはいつもとおなじくとても居心地が良く、
相変わらず素敵なお二人のセンスや、雑貨や書籍などのセレクトに、ライターさん達も時々話が脱線しながらも、
和気あいあいと進んでいきました。

もう9年も前の話になりますが、まんぼうにリフォームをご依頼いただくきっかけとなった雑誌も保管されていて、
その時のお話やその後の暮らしの様子など、合間の様子も見させてもらっているので、
気が付けば古い友達家族とお話させてもらってるような感覚お取材となり、楽しい時間を過ごさせていただきました。

掲載は少し先と思いますが、記事をまとめていただくのを、とても楽しみにしています。

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

前回リフォームについてはコチラから>>目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

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9年の間に定まってきたいろんなモノの場所も作ったことで、これまでとは少し違った落ち着いた場所が出来ています。

続・キッチンに集う家 追加リフォームが完成しました。

2015年07月1日

続・キッチンに集う家として進めていたリフォーム工事が完成しました。
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完成したところから使っていただきながら工事を進めていたので、全部揃ってお引き渡し、という形ではないのですが、
一通り完成したので最後の確認として、本日海老沢工務店さんとお伺いしてきました。

前回記事以降に取り付けたのは、子供のロフトの手すりや下の作業スペースと玄関側の収納の扉、キッチン対面下の収納棚に、
ロフトへの照明器具やテレビコンセントの移動を含めた配線工事など。

ロフトへ上がるハシゴは計画していた壁付けのタラップを止めて、今回は付けずにお気に入りを探すことにしましたが、
手すりは上る時に体重をかけることを考慮して、合板を貫通させたボルトでがっちり留めています。

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ロフト下の収納を兼ねた作業スペースは通路幅を60センチ、根太下で天井高さ1メートル45センチとしたのですが、
このこもり感がお子さんにも好評で、気が付くとここで本を読んでいたりするそうです。
(この足元は養生シートが残っていますが、床は前回リフォームで貼った黒の磁器質タイルでひんやりしています)

写真では見えませんが、子供机側との幅から生まれたデッドスペースを使って差し込む形で、
幅80センチ、高さ1.4メートルの大量のCDを収納するための収納ラックも制作。
使える場所は残すことなく、全て収納として使えるようにしました。

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ミシンのための場所は、通常のミシンやロックミシン、どちらもストレスなく使える大きさを確保し、
目の前と足元には、糸や布を収納できるように、棚もしっかり造作。配線のためのカウンターへの穴あけもしています。

また、集中できるだけでなく、やはりこの場所へも空気の流れは作りたいので、正面には開けられる子扉も設置。

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この家では前回リフォームで作ったキッチンと浴室も小窓で繋がっているのですが、
今回のロフトと寝室、作業スペースと寝室など、いろんな場所を少しずつ繋げておくことで、
風通しや家族の会話のできる場所を作っています。

今回のリフォームでは、これまでに気に入っている雰囲気や広さ感を崩すことなく、限られた広さの中に、
子供と奥様のための場所と、たくさんのものを収める場所を作るか、ということが大きな課題だったのですが、
扉もすべて同じOSB合板で作ることで、これまでのイメージと連続した箱に、すべてが納まる形となり、
Yさんご一家にもとても気に入っていただき、私たちも嬉しい限りです。

というか、どこからが新しいのかわからないほど、あっという間に生活に馴染ませているYさんはさすがなのですが、
電気屋さんや監督さんも、毎回ここで奥様とご一緒する時間を楽しみにしていた、という楽しい現場でした。

そして、自分が設計したのですが、いろんなものが納まり明るくなっていく住まいを見ていたらなんだか羨ましく、
我が家の手つかずになっている場所もちょっといろいろ改装しようかな、、という欲も湧いてきたり(笑)。

住まいの更新にはきっかけも大事と思うので、この勢いを大切に、またいろいろ計画してみようと思います。

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

前回リフォームについてはコチラから>>目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

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扉がどこにあるかわかりますか?中は家族のための大きな収納、ファミリークローゼットになっています。

続・キッチンに集う家 工事が始まります。

2015年05月19日

追加リフォームを進めていた目黒Y邸で、子供の場所を作る工事が始まります。
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調整していた内容と金額もまとまり、無事に工事がスタートすることとなりました。

前回のリフォームではスケルトンから水廻りとキッチンだけを作り、家具を仕切りとして使われていたのですが、
今回のリフォームでは、土間側から使う収納と、納戸となるファミリークローゼット収納に、
追加で手を加えるきっかけとなった息子さんのための場所とロフトに、奥様のための作業スペースなどを作り、
場所を使い分ける計画となっています。

とはいっても、住まいながらのリフォームですので一度に作るのではなく、
まずは土間側から場所を開けてもらって、収納を作ったら中に物を納めてまた次の場所を作る、という順番で。

昨日はまず土間を開けていただいたのですが、これまで少しずつ物が増えていき、
使ってない自転車やキャンプ道具などが山積みになっていた土間の床が久しぶりに出現し、
「改めてみると広かったんですね。。」なんて言葉ももらいながら、
改めての寸法どりや現況の電気ルートの確認からスタートしました。

これまでワンルームだった場所に収納で間仕切りを作るため、照明やコンセントは移動や追加などの工事も行うのですが、
電気工事は造作工事の合間を見ながら、使い勝手の良いところに調整しながら作っていく予定です。

本格的にスタートするのは来週からで6月末の完了予定まで、
Yさんにはご不便をおかけしますが、改めましてよろしくお願い致します。

詳しい紹介はコチラから>>
目黒Y:好きなモノに囲まれ友と家族とキッチンに集う生活

これまでの様子はコチラから>> キッチンに集う家

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12階にある玄関前からは目黒の雅叙園を見下ろす気持ちの良い立地ですが、材料はほぼ手運びとなる予定です。。

今週は建築家31人の会HPのバトログを書いています。

2013年06月12日

今週は建築家31人の会のHPで、メンバーのリレーブログ「ばとろぐ」を担当しています。

私が担当するのは2回目ですが、今回は設計の時に描くスケッチを紹介しています。

上のスケッチは家族の時間を楽しむ住まいを提案した時に、
ファミリークローゼットのある洗面廻りのイメージとして描いたスケッチ。

ここでは洗面を脱衣の中ではなく広めにつくったホールに設け、
その背面に家族分の衣類をまとめたファミリークローゼットを作ることで、
ここで身の回りの物が片付き、家事に掛ける時間を軽減する住まい方を提案しました。

こちらは完成後の写真ですが、右手に見えるのは玄関ホールで、
そこからは玄関収納を通って浴室に行くこともできるようになっています。

日々の暮らしではホールでシャツにアイロンを当て、冷めるまでバーに一時的に掛けて、
冷めたらそこから左手のクローゼットへ移動します。
また手前のホールと洗面ホール、また奥の寝室とも、透ける扉で仕切ることができ、
使い勝手によってプライベートを簡単に隠せる作りになっています。

その他、キッチンやリビングのスケッチ、ほかの物件についてもバトログで紹介していますので、
そちらも見てみてくださいね。

ばとろぐはコチラから。
>>建築家31人の会HP ばとろぐ

この住宅についての詳細はコチラから。
>>横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

「月刊HOUSING12月号」町田M 掲載のお知らせ

2012年10月23日

月刊HOUSING12月号に町田Mが掲載されています。

以前にも掲載いただいたのですが、過去一年の実例特集の中から編集部イチオシの実例、
「隣家に囲まれた路地奥の敷地でも窓に工夫し、日差しがたっぷり入る空が見える家」として、
再掲載されたものです。

この家はあえて探した旗竿地で、周りを囲まれながらも光と風を取り込み、空を見ることをテーマに、
敷地の四隅に作った庭から風を取り込み、上部に設けたハイサイドサッシから空を見る生活を作り、
前面の公園を臨む外部のようなリビング空間、インナーテラスを提案しています。

また、気持ちの良い2階に家族の集う場所を広く取ることにこだわり、
1階の水廻り近くに家族の衣類をまとめるファミリークローゼットを設けて家事をラクにするなど、
振り返ってみれば、私達の提案するスタイルをたくさん盛り込んだ住宅になっています。

詳しい紹介はコチラ。
町田M:旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス

共に育つ家の記事でも紹介した、階段上の収納の扉をずらすだけのチャイルドゲートを初めて作ったのもこの住宅でした。

共に育つ家・川崎K その5

2012年08月20日

先日より紹介している川崎Kについて、今日はファミリークローゼットについて紹介します。

この住宅では、2階にLDKを中心とした家族が一緒に過ごすための場所を設け、
1階は奥に抜けるホールの両側に、水廻りや主寝室と、ファミリークローゼットを作っています。

ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類をまとめる収納で、
この家では、入口1つにつき両側に1人1間分ずつのウォークインクローゼット×2で4人分、
間口で4間分の衣類収納を用意しています。

もちろん、クローゼットをそれぞれの個室に配置する場合もありますが、
この家では日々片づける奥様の家事効率と、リビングに片づけ前の衣類が溜まってしまうのを
防ぐための工夫として、水廻りの近くにまとめました。

その他にも、1階では階段下を利用してコート類をかけるクロークも設け、
できるだけ上階で必要のないものは持ち込まない生活を実現しています。

また、洗面を脱衣を分離してファミリークローゼットと繋がる広めのホールにつくり、
朝などの支度動線が重ならないようになっています。

細かなことですが、動線や収納を整理して散らかりにくい生活や家事に時間のかからない生活をつくり、
メインテーマの、家族で過ごす時間をより増やす住まいをつくっています。

以上にて川崎Kの紹介は終わりますが、この家についてまとめたリーフレットもありますので、
ご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

次回は、「お気に入りのものに囲まれる自分たちだけのカフェ空間・中野M」の予定です。

川崎K・共に育つ家 その4

2012年08月7日

先日より紹介している川崎Kについて、今日は子供のためのスペースを紹介します。

この家の子供スペース、リビングを挟んだキッチン向かいのプレイコーナーは4帖です。
(写真左側がプレイコーナー、右側はご主人のワークスペースです)

当初は仕切りを設けず、リビング繋がりの遊び場として使いますが、
将来はここを2つに分けて、1人当たり2帖の子供部屋になる予定です。

え?2帖?、と思われるかもしれませんが、普段はリビングやダイニングで家族と過ごし、
集中したい時だけこもる勉強部屋であれば、2帖はちょうど良い大きさだと考えています。

それに2帖ですべてを収めるのではなく、その時は上のロフトを寝室として使いますので、
2帖+ロフト3帖=5帖の上と下で、モノと過ごし方など、場所を分けることもできます。

また、この家では1階の水廻り近くに家族全員の衣類をまとめたファミリークローゼットがあり、
この階には衣類収納は必要なく、自分の場所として使える床が5帖、となる予定なのです。

上の写真はロフトには、それぞれの場所から上がれるように2箇所の開口ありますが、
当初はそんなに使わないですし、穴が開いたままでは危ないので、フタをしています。

と、いろいろ想定して設計していますが、実際分けて使うのはまだずいぶん先でしょうし、
分けたとしても、その状態が必要な期間はそんなに長くないかもしれない。
それに、もしかしたら分けることはないのかもしれない、とも思います。

もちろん、家を建てる時には将来のライフスタイルも想定して対応することを考えますが、
できるだけ家族が一緒にいる時間を大事にしたい、というこちらのご家族では、
その時々のスタイルによって、変化できる可能性は確保しつつも、
あくまでベースとなる部分を作ることが大事なのでは、と考えて、このような形を提案しています。

上述のファミリークローゼットも、家族の時間を増やす提案の一つですが、
長くなりましたので、その話はまた次回に。