テラスを最大限に楽しむ家 仕上げの準備が進んでいます。

2017年10月6日

テラスを最大限に楽しむ家では、仕上げの準備が進んでいます。
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仕上げでは搬入と作業スペースの関係もあるため、今回は一業種ずつ現場に入り進めているのですが、
今日はキッチンのパーツや家具の部品が続々と到着。

2階に作る大きな対面式のキッチンは、引き出しや設備機器を組み込んで家具として作っているのですが、
組み上げては搬入できないので、パーツで搬入して、それぞれの階の場所を使って、現場で組み立てていく予定です。

このかわいらしいのは1階の壁に入る予定の洗剤収納用ワゴン。
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難燃合板で仕上げる壁にすっぽり納まる予定なので、前面の幕板は同じ合板で作り、
家具が組みあがったらこの上に塗装をして仕上げていきます。

今回の仕上げは難燃合板+塗装とクロス貼りのため、クロスの範囲は先に下地のパテ処理まで。
パテのあるところは白で、パテの無い合板部分はこげ茶の組み合わせに仕上がる予定で、
なんとなくこのあたりも全体が見えてきて、塗装の塗り分け箇所や細かな部分の仕上げについてを現場で確認。

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外部も足場の撤去後、鉄骨階段をパーツで持ってきて組み上げていて、
手すりがまだ途中ですが、こちらもあともう少し。

もう少しかかる予定ですが、完成が近づいてきています。

これまでの設計監理の過程についてはコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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外壁の木部は濃い目の塗装を施していて、中の木部にもこの色が連続していきます。

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屋上のデッキ材もほぼ完成。手すりをもう少し追加予定ですが、とても気持ちのいい場所ができています。

楽々ハウス 引き渡しを行いました。

2016年12月12日

先月になりますが、楽々ハウスの引き渡しを行いました。
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去年の末から設計をスタートし、現場の続いていたマンションリフォームの楽々ハウスですが、
先月末に無事完成し、引き渡しを終えています。

このリフォームでは、ご夫婦の生活に合わせ、ラクに過ごせることをテーマに、
動線の整理、これまでにあった段差の解消、といったリフォームならではの変えられる部分を解決することと、
いろんなところでの素材やパーツなどにもこだわり、とにかくストレスのない住まいへと作り変えています。

現場中は、工事をしていくうえでの調整もいろいろあり、お施主さんご夫妻にもその都度細かく対応いただき、
忙しく、濃密でもある時間を共有させていただきましたが、無事に完成し、私たちも一安心です。

終の棲家として購入されたマンションを大きくリフォームする機会は、そう何度もあるものではないと思いますが、
今回のリフォームで、この場所の持つポテンシャルを最大限に引き出し、
気持ちも明るくなる場所になって、私たちも嬉しく思っています。

現場中はあまりブログを更新できていませんでしたが、
またこちらで少しずつ、こだわりのパーツなども紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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キッチン正面に見えるLDの壁は紙クロス。壁にあるフタは雑多になりやすい配線を隠すための場所になっています。

楽々ハウス 仕上げが進んでいます。

2016年11月10日

家事ラクで楽しむリフォーム・楽々ハウスの仕上げが進んでいます。
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更新が空いてしまいましたが、設備器具の設置や仕上げも進み、完成に向けて進んでいます。

このリフォームでは、既存の間取りをご夫婦の生活に合わせた形に作り変え、
家事に掛かるストレスを軽くし、気持ちよく暮らせることをテーマに作っています。

日常過ごす場所では、既存の独立したキッチンから対面の大きく明るいキッチンに作り変え、
キッチンから水廻り、水廻りからホールを通って寝室まで繋がる、周回できる動線を確保すると同時に、
その動きの中にあった小さな段差もすべて解消し、日常にあった細かなストレスを一つずつ無くしていくことで、
意識せずともラクに過ごせる暮らしを作っています。

マンションのリフォームでは、予算や経年や優先する順位などの諸条件から、
下地は触らず、できる範囲で行う、とする場合もありますが、
今回は、水廻りとの位置や、より明るく、長くいる場所を気持ちの良い環境にすることを大事に考え、
床の下地からすべて作り変えることで、キッチンの位置も大胆に移動しています。

また、この住戸にあった窓を生かすなど、住まいの持つ可能性を十分に引き出すため、
入口からの動線もシンプルに、毎日使う扉は明るく、光も取り込むものに作り変えることで、
住まいに入った時に気持ちも明るくなるような、風の抜ける環境も実現しています。

仕上げや設備など、目に見える様々なところにご夫婦のこだわりの詰まった住まいもあともう少し、
完成が楽しみになっています。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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ご主人の部屋の壁には古材を採用。ランダムに張られた木の風合いがアクセントになっています。

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窓カウンターには、足場板を再利用した「オールド足場」。新しいけど落ち着く、そんな空気感が漂っています。

音楽を楽しむ家 こちらも仕上げが進んでいます。

2016年05月13日

音楽を楽しむ家の現場も、内外の仕上げが進んでいます。
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犬と暮らす二世帯住宅と竣工時期が近いため、こちらも少し慌ただしくなっていますが、
下地となるボードと合板貼りや作り付け家具、外壁の吹付仕上げが進み、
今回はブロック積みのキッチンの脚部や外部も含め、仕上がりのイメージがずいぶんと見えてきています。

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今回はお施主さんのイメージもあり、縦の目地を通す芋目地ではなく馬目地で、
表しのところでは表面の目の細かい化粧ブロックを使用し、化粧積みとしています。

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ダイニング側から手元が見えにくいようにブロックを立ち上げ、一番上にはスチールのプレートを設置。
キッチン側には加工中のステンレス天板が載る予定です。

この段階まで進むと現場で決定しなければいけないことはずいぶんと減ってきましたが、
こちらも気を抜かず。集中していこうと思います。

これまでの設計・監理の過程はコチラから。 >>音楽を楽しむ家

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家族の趣味の場となる音楽室。外部側は2重サッシとしています。

住戸内装 現場確認に行ってきました。

2014年12月12日

昨日はまんぼうも参加している集合住宅の現場確認に行ってきました。
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新築のマンションの中の、住戸の設計(インフィル設計)を担当している物件で、
仕上げもかなり進み、いろんなものが隠れてきていますが、住戸によってプランも仕上げもすべて異なるので、
抜け落ちているものがないか、間違いはないか、つくはずのものはすべてついているか、など、
施工者や事業主検査とは別に、設計者の立場での確認に行っています。

下の階から順に仕上がっていくので、1階は建具や棚も揃ってきて、ほぼ完成の形が見えてきていますが、
念には念を入れて、一つずつ図面に描いているものをチェックしながら進んでいきます。

住戸によってはキッチン廻りにタイルを貼っている住戸もあり、上の写真もそのうちの一つ。
12.5×98ミリの少しツヤのある細長いボーダータイルで、マットな塗装仕上げの壁の横に、連続して貼っています。

現場では、タイルの向きや端部の納まり、目地の色についても打ち合わせをしてきましたが、
ここまで出来上がってくるともうそれほど質疑もなく、
打ち合わせ通りにできていることや仕上がり具合を一通り確認、といった感じで進んでいます。

今回はまだタイルを貼っている箇所もあった2階も来週あたりにはほぼ全容が揃う予定で、
いよいよ完成が近づいてきた感じがありドキドキもしますが、完成が楽しみになっています。

インフィル設計に関する記事はコチラ>>インフィル設計 カテゴリ

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この住戸の床はオーク材のオイル塗装仕上げ。床に傷をつけないよう、住戸内はスリッパ厳禁、靴下で移動します。

川面のみえる家 最終仕上げを行っています。

2014年01月15日

昨日は川面のみえる家の現場に行ってきました。
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年末に完了検査は終わっていますが、現場では階段廻りの珪藻土塗りやシアター機器の取り付け、
外構の設備や水廻りのシール作業など、細かな部分の最終仕上げ工事が進み、
リビング階ではスピーカーの取り付けも完了し、穴も無くなりすっきりした天井が見えてきました。

去年までの定例は、いつも外にある土間で打ち合わせをしていましたが、
昨日は監督さんと、静かで日当たりの良さが気持ちいい3階で、残りの工事について確認。

あと少し、打ち合わせることもありますが、今週末にはクリーニングが入り、
来週には撮影と網戸などの取り付けと進み、引き渡しに進んでいく予定です。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >> 川面の見える家

現場の終わりが近づくと人や資材が減り、どんどん静かになっていきますが、
引き渡し後の賑やかさも楽しみになっています。

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今回のホームシアターはプロジェクターとスクリーンも埋め込み、使わない時は収納しています。

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浴室廻りは塗装とタイルで仕上げているので、取り合いの箇所はシールをしています。

川面のみえる家 外壁の下地も進んでいます。

2013年11月21日

昨日は川面のみえる家の現場定例に行ってきました。
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ついにスチールサッシの建具が全部取り付けられ、風の抜けていた現場に気密性が加わり、
とても暖かく、静かな場所になっていました。

正面のサッシは、この家の最初からのテーマである景色の取り込みと西日の遮りを目指し、
Low-Eガラスと耐熱強化ガラスのペアガラスなのですが、ガラスの色味も重さも気にならず、
搬入は大変だったようですが、スムーズ過ぎるほどの開閉で一安心です。

外壁は吹付のためのラス下地もぐるりと張り巡らされてモルタルも運び込まれ、
今週には下地塗りも始まり、1月下旬の引き渡しに向けて、進んでいます。

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夕方からは近くに住まれているお施主さんもお子さん連れで現場にお越しくださり、
気になるところやメールでやり取りをしていた未定の箇所についてもその場で確認。

おうちがとにかく楽しいお子さんたちは木くずなどで全身真っ白に汚れてしまって、
その後の奥様の作業を想像してしまうと大変そうでしたが、
いろんな場所を楽しむ様子を見られるのは楽しく、現場で話をできることもとても助かっています。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >> 川面の見える家

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お子さんたちも興味津々だった枠材。3階の開口部は丸くなる予定です。

川面のみえる家 ボード貼りが進んでいます。

2013年11月14日

昨日は川面のみえる家の現場定例に行ってきました。
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3階のフローリングが貼り終わり、ボード貼りも進み、全体が白っぽい印象に変わってきました。

今見えている木の部分は、カウンターや棚を残してすべて見えなくなる予定ですが、
黒板壁やウォールナットで作るキッチンなど、表情のみえるものが入ってくるのが楽しみです。

風通しがよく、気持ちの良い現場なのですが、ここ最近の冷え込みが厳しく、
現場の皆さんも一気に厚着になってます。

打ち合わせでは、残りの工程と工期、未決事項の確認や、調整したコンセントの位置など。
まだ決まってないものもありますが、一つずつ確認しています。

それと、昨日は現場に行く前にタイルのショールームにも立ち寄っていたので、
受け取ったサンプルを持って、現場の帰りにお施主さんとも打ち合わせてきました。

洗面廻りをモザイクタイルで仕上げる予定なのですが、
色味のバランスも細かく調整できるタイルなので、もう少し悩むことになりそうです。

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ショールームにはいろいろ貼ってありますが、モザイクタイルの白を多めにする予定です。

中庭を囲む二世帯 仕上げも大詰めです。

2013年10月23日

昨日は中庭を囲む二世帯の現場に行ってきました。
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それぞれの仕上げの様子、進み具合を確認していますが、
外壁も外側、中庭側とも仕上げが進み、家全体に表情が出てきています。

この家の中心となる中庭に面する壁には、あらかじめ着色した広幅の杉板を採用し、
やわらかな印象の場所を作ります。

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室内は白を基調に、一部構造材を表しにすることで優しい印象を作りつつ、
用途の異なる黒い構造用合板の箱を取り込み、メリハリのある空間を作る、
という、お施主さんと一番最初から共有していたイメージも目に見えてきて、
これまでのいろんなことを思い出したりもしています。

とはいえ、現場はまだまだいろんなところが同時進行中。
一部、後工事が出る予定で調整中ですが、まずは建物を完成しての完了検査と事務所検査、
そして施主検査と続いていく予定で動いています

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

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中庭に面する洗面カウンターも進行中。明るい2ボウル備えたカウンターを作っています。

中庭を囲む二世帯 仕上げ工事が進んでいます。

2013年10月9日

先週末は、千葉の中庭を囲む二世帯の現場確認に行ってきました。
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今回の仕上げは、構造用合板に拭き取り仕上げのところとクロス貼りのところがあり、
クロス貼りのところは下地として、目地の処理が進んでいます。

上の写真は子世帯の領域となる2階のプライベートエリアで、
周囲を囲まれた住宅地なので、外に対してはあまり大きく開いてはいませんが、
屋根上のテラスに出られるように計画した奥の扉からも、明るい光が入ってきています。

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この家では中庭を囲うことで世帯の領域を分けているのですが、
その回遊する動線の間にある水廻りや収納は、構造用合板に黒を塗って拭き取る仕上げとし、
プライベートな部分と仕上げを切り変えることで、お互いの境界となって見えてくる予定です。

2世帯分のキッチンも据え付けが始まり、現場は着々と進んでいます。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅

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立ち上がりのある窓の窓枠は床材と同材で。仕上げを増やさず馴染むように作っています。

中庭を囲む二世帯 仕上げ工事が始まっています。

2013年09月18日

中庭を囲む二世帯の現場では、仕上げ工事が始まっています。
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写真に映っているのはラワン合板ですが、一部シナ合板の壁や床のフローリングなどの施工が進んでいます。

実際の仕上げが見えてくると、またぐっと気が引き締まりまるものです。

個室の壁は柔らかい印象になるシナ合板の素地を採用。
接着剤と隠し釘という、頭の部分が取れる釘を使って貼り進みます。
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地下の床は無垢材のフローリングで、今回は足触りの柔らかいパイン材を採用。
こちらも実(サネ)の部分を合わせながら、少し固定しながら貼り進めています。
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床は貼り終わると養生をするので隠れますが、いろんなところで出来上がりの形が見えてきました。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 中庭を囲む2世帯住宅