テラスを最大限に楽しむ家 耐圧盤から作っています。

2017年01月11日

テラスを最大限に楽しむ家では、耐圧盤から作っています。
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去年の12月に再開後、防護壁から着手して年末にほぼ配筋が完了し、
年明けに配筋検査を行い、耐圧盤から打設、と進んでいます。

耐圧盤は防護壁に掛かる圧を受けるための底部分で、厚みは30センチ。
建物にに沿わせて作る防護壁から4m弱、基礎の地中梁で受け止める形で作っています。

建物南側には床ふところ寸法が3種類あるので、配筋検査ではレベルも確認。
敷地の周囲には基準となるレベルの墨を出してあるので、そこからの寸法で確認します。

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検査では配筋の種類、間隔(ピッチ)、重ね部分の仕様と、型枠の位置なども確認。

防護壁が完成したらしばらくは建物の基礎工事となりますが、その後建て方へと進んでいく予定です。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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地盤改良杭は捨てコンの天端レベルに合わせてカットし、蓋を溶接しています。

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厚みは2種類、レベルは3種類で打設しました。

テラスを最大限に楽しむ家 工事再開しています。

2016年12月20日

テラスを最大限に楽しむ家の 工事を再開しています。
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着工後、様々な要因から調整が必要となり、土圧を抑える擁壁から建物を守るための防護壁へと変更し、
基礎を含めた設計変更を行っておりましたが、構造を含む変更申請の手続きも無事完了し、今月より再開しています。

今月頭からは、セットバックする道路境界の位置と建物の位置について再度確認を行い、土留め工事から開始。
耐圧盤を作るための土を掘る根切り、地盤面を固める床付け、砕石敷き、杭頭の処理、捨てコンと現場は進んでいます。

夏に地鎮祭を行った後、改良工事や土工事のスケジュールと例年にない長雨に悩まされることもあり、
お施主さんにも根気強くお付き合いいただいた現場ですが、
気温は低くても晴れた日が多い冬からは順調に進めていく予定です。

調整中にも、建物を作るためのプレカット図やサッシ廻りの打ち合わせは並行して進めていたので、
基礎ができれば、その後はどんどん上を作っていくべくまた集中していきます。

年内の工事日程はあと1週間あまりとなってきましたが、
関係する皆さま、改めましてよろしくお願い致します。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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掘った地面の土固めもしっかりと。杭はレベルに合わせてカットしていきます。

テラスを最大限に楽しむ家 根切を行っています。

2016年09月21日

テラスを最大限に楽しむ家では、先週から根切工事が始まっています。
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既存の石積み擁壁の上に新たな擁壁を作る計画のため、通常の基礎より少し深めに掘るのですが、
ここのところの雨続きで土がかなり柔らかくなっているので、重機と手作業で慎重に掘り進めています。

先週は掘って見えてきた既存擁壁の底部分の状況を現場で確認し、
監督と基礎屋さんと、型枠の固定方法など、擁壁の作り方について現場で打ち合わせを行い、
作り方の調整を検討しています。

場所によりレベルを変えているので、根切底レベルは施工図で事前にチェックをしていますが、
現在一番深いところは900ミリほどになるので、土留めをしながら進めています。

地中をコンクリートで固めることになることと段差ができるため、
後ろの少し高い私道からも流れてくることが想定される雨水の逃がし方についても打ち合わせ。

建て方のためのプレカット図やその次に付けるサッシについてはやり取りが順調に進んでいるので、
効率よく続けて土工事が進められるよう、すっきり晴れて欲しいところです。

これまでの設計の過程についてはコチラから >> テラスを最大限に楽しむ家

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地盤改良の鋼管杭は擁壁下にも配置。際のものは高さを合わせてカットし、全箇所フタをして溶接予定です。

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擁壁の基準となる場所についても再度確認。ブロック塀は隣地の中にあるので、この手前に型枠を組みます。

テラスを最大限に楽しむ家 地盤改良工事を行っています。

2016年08月24日

テラスを最大限に楽しむ家の、地盤改良工事を行っています。
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今週の頭より、地盤改良工事が始まっています。

今回、敷地の前面までの道路が狭く、入ることのできる車両や重機に制限のあることから、
直径115ミリほどの細めの鋼管杭を均等に多く打つ方式を採用しています。

間隔は1.5m間隔で建物の下と敷地奥の擁壁の下とで6本×7列の合計42本。
一度では打ち込めない長さなので、途中で鋼管を溶接して継ぎながら打ち込んでいきます。

今週は不安定な天気が続き、突然の雨などお天気の様子を見ながらの作業となりましたが、
本日で打ち込みはすべて、無事に完了。
この後は擁壁と壁を支える底盤の工事へと進んでいきます。

地鎮祭後の段取り等に時間がかかっていましたが、
また気を引き締めて、現場と協力して進めていきますので、
関係する皆さま、改めましてよろしくお願い致します。

これまでの設計の過程についてはコチラから >> テラスを最大限に楽しむ家

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ある程度打ち込んだら鋼管を継ぎ、溶接をしていきます。

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まだまだ暑い中での作業ですが、見事なチームワークで順調に進んでいきました。

雪の日の地盤調査

2015年01月30日

毎年何度かありますが、雪が降るとついつい写真を撮ってしまいます。
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今回は少し雨混じりであまり積もらなさそうですが、息子は友達と、嬉しそうに登校していきました。

それはさておき。
今日は午後から地盤調査の予定があり、あいにくのお天気なので状況を確認していましたが、
午後には現地はやみそうなことと、コンクリートを少し削ってその下の貫入テストをする方式なので、
この程度の雪なら予定通り行いましょうということになりました。

現在計画中の犬と暮らす二世帯住宅では、今は既存のお住まいが建っているのですが、
周囲の状況から地盤改良を要する可能性が高く、組み込んでおく予算の確認と基礎の設計のため、
まず今日、建物周囲の可能な範囲で、仮試験を行います。

ただ、同じ敷地内であっても、場所によって強固な地盤までの深さが異なる可能性があるので、
解体後には建物の建つ範囲の3、4か所の本調査と、今回は2段階の調査で進めていきます。

調査は午後から。

暖かい恰好をして行ってきます。

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積もるようで積もらないような。楽しみなような残念なような、今のところなんとも微妙な雪です。

大田区の共同住宅 地中障害を撤去して進んでいます。

2014年11月13日

昨日は大田区の共同住宅の現場確認に行ってきました。
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先月から掘削は始まっていたのですが、掘ってみたら地中障害物(昔の基礎の残りなど)があり、
柱状改良だった地盤改良を注入による改良に変更し、障害物についてはほぼ撤去して進めています。

土の中の工事に関しては、全体の工事費予算に大きく影響する可能性があるものなので、
設計時に地盤調査を行い、地盤改良の方法も選定して進めているのですが、
敷地内の数か所に穴をあけて調査する方法では、今回の地中障害物に当たらず、見つからなかったものです。

これまでにも、マンションリフォームで床を開けたら以前の破棄物(剥がしたタイルなど)が敷き詰めてあったとか、
敷地を掘り返したら昔の破棄物が出てきたなどの事例はこれまでにもいくつか経験がありますが、
捨てるためにもお金がかかるので隠してしまおう(埋めてしまおう)、となってしまう業者がいることには、
本当に残念な気持ちになります。

しかし愚痴を言っていても仕方がなく、残したままでは工事が進まなくなるので、
建て主にとって負担が少なく、今後も含めて最良となる方法を練り、現場は進めていきます。

無事地盤改良も終わり、今月に入ってからは、基礎打設のために土を掘る根切り、捨コンと進み、
昨日は建物の位置を確定するための墨出しの確認に行ってきました。

いろいろな条件変更から工期については調整中ですが、ここからは順調に進んでいく予定ですので、
またこちらも集中していきたいと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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墨出しの確認。高さのあるところでは下げ振りを使ったり、いろいろな道具を使って確認していきます。

川面のみえる家 地盤改良を行っています。

2013年06月25日

昨日は設備の打ち合わせを兼ねて、川面のみえる家の現場に行ってきました。

川に隣接するこの敷地では支持地盤が20m超とかなり深いため、
杭や柱状改良等の支持層まで繋いで支える方法ではなく、ジオクロス工法を採用しました。

ジオクロス工法とは根切り底面にジオクロスシートという不織布を敷き込み、
建物の重量によって引っ張り力を生じさせることで地盤に掛かる荷重を均等に分散させ、
不同沈下と沈下量を制御する方法です。

実際の作業としては、深めに掘って砕石を敷いてシートを敷き、
シートの端部を固定してまた砕石を敷いて、その上に通常の基礎を施工となりますが、
後々の設備工事などでこのシートを傷めないことが大切です。

昨日は設備の打ち合わせも行い、主に基礎に絡む設備やガスなどの引き回しや、
PS(パイプシャフト)までのルート、スリーブ抜きの位置と補強の有無等、
そしてこのシートは絶対に傷めてはいけない、ということを皆で確認しました。

まだまだ図面上での打ち合わせが多い段階ですが、この先、進んでいくのが楽しみです。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家

中庭を囲む二世帯、地盤改良から始めています。

2012年12月6日

中庭を囲む二世帯住宅の工事が始まっています。

地鎮祭のあと、少し調整に時間がかかりましたが、敷地内への工事用電気や給水の引き込み、
周囲の仮囲いも完了し、地盤改良から開始しています。

ここで採用しているのは世田谷Iと同じ、地盤改良は柱状改良といわれるもので、
先端に羽の付いたような機械を土の中に穴を開けながらねじ込み、
その先端からセメントミルクと言われる固化剤を出しつつ、羽を逆回転させながら引き抜くことで、
土の中に周囲の土と練り合わせたコンクリート柱を作る工法です。

一番奥から初めてどんどん手前に移動してきて、重機が敷地外に出て完了です。

こちらも寒い時期の工事になりますが、みなさまよろしくお願い致します。

地盤改良を開始しました。世田谷I

2011年10月6日

昨日の雨はどこへやら、とてもすがすがしいお天気の中、
先日地鎮祭を行った「世田谷I」が無事着工し、地盤改良工事を行っています。
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今回の地盤改良は「柱状改良」といわれるもので、
先端に羽の付いたような機械を土の中に穴を開けながらねじ込み、その先端から
セメントミルクと言われる固化剤を出しつつ、羽を逆回転させつつ引き抜くことで、
土の中に周囲の土と練り合わせたコンクリート柱を作る工法です。
工事は15Mほどある敷地の奥から改良を開始し、練りこみながら、どんどん
手前に移動してきます。
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偶然にもお隣の敷地も建て替え工事が始まり、全体が工事現場のようですが、
積み上げている固化剤までがこちらの敷地で、左の基礎は隣地。
おそらくお隣の方が早く建つと思われますが、こちらはこちら。
しっかり全体を監理していきたと思います。
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ちなみに、先日地鎮祭を行った「川崎K」も本日から地盤改良を行っていて、
こちらはタイガーパイル工法という、上記の土に練りこむ柱状改良の芯に
鋼管杭を建てこむ、併用したような方法を採用。
地盤改良にはいくつかの方法がありますが、改良の必要な深さ、近隣への影響、
重機を入れる場所の問題など、様々な条件から方法を選んでいます。