工房併設住宅 図渡しを行いました。

2017年05月18日

今週は設計を進めている工房併設住宅の図渡しを行いました。
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先日の打ち合わせ以降、最終的なすり合わせも含めて進めていた図面が無事にまとまり、
今回は3社に図面を渡し、本見積もりを依頼しました。
意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図など、今回の図面はA3サイズで合計80枚ほど。

基本設計時にもお願いした3社で、多少の金額の開きはありましたが、
3社とも前向きにご検討いただけるということで、同じ3社に図面を渡し、本見積もりをお願いしました。

日常の大部分を過ごす工房が1階のほとんどを占め、フレキシブルに使えるようにしておきたい、
という計画なので、間仕切りも最小限に、仕上げも手を加えやすいように構造材を使ってラフに仕上げる。
その代わり、面積や天井高さといった後からは変えにくいものはしっかり確保しておく、
という考え方で決めた予算内で納めたい。

概算時の金額からもう少し詰めるべく、作り方を中心に調整を行っていますが、
詳細図を追加することで金額が上がる要素もあり。

といった設計の意図や、上下水道の引き込み確認、地盤改良についてなどの条件も含め、
図渡し時には説明をします。

今週末にもう一件図渡しがあり、いろんな資料を引っ張り出して事務所内が少し雑多になっていますが、
見積もりがまとまるまでの間は、質疑を確認したり、確認申請の準備など、
今のうちにできる見直や事務所の片付けなど、順に手を付けて進めていこうと思います。

これまでの過程はコチラから >>工房併設住宅

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図面を描きながら調整していた項目に矛盾がないか等、ファイルに綴じる前にもう一度確認しています。

メゾネット二世帯リフォーム 基本設計が完了しました。

2016年08月5日

メゾネット二世帯リフォームの基本設計が完了しました。
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少し更新が開いてしまいましたが、春先より進めていたメゾネット二世帯リフォームでは、
基本設計が完了し、実施設計に移行しています。

細長い建物の賃貸部分も含むリフォームとなるため、施工会社による現地の確認も含めて、
予算内でどこまでできるのか、についての見極めの調整に少し時間がかかり、
複数の施工会社に追加での見積もりをお願いしていましたが、
無事に基本設計段階での方針を確定し、引き続き詳細な設計を進めています。

様々な箇所の素材の見え方、使い勝手など、部分的なスケッチを追加しながら、
課題となっていることも整理し、調整をしていく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>メゾネット二世帯リフォーム

犬と暮らす二世帯 確認申請提出と工事契約を行いました。

2015年09月4日

犬と暮らす二世帯住宅も進んでいます。
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見積もり調整にかなり時間がかかっていましたが、無事にまとまり、
先週は神奈川県にある民間の建築審査機関に、確定申請を提出してきました。

まんぼうでは、都内の物件の場合、渋谷にある検査機関にお願いすることが多いのですが、
横浜市の物件の場合は、これまでの経験から神奈川にある検査機関の方がスムーズに進む印象があり、
こちらにお願いしています。

現在いくつかの修正事項の連絡が来ていますが、来週には訂正を行い、許可が下りる予定で進めています。

そして週末には今回お願いすることとなった施工会社さんにお伺いさせていただき、
お施主さんと施工会社さんとの間での、工事請負契約も無事完了しました。

まずは来週あたりから解体工事をスタートし、10月には地鎮祭、地盤改良、基礎工事へと着手していく予定なので、
また気持ちを引き締めて、監理していこうと思います。

来年4月の竣工へ向けて、気を引き締めて進めていきますので、関係者の皆様、よろしくお願い致します。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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43条空地の許可申請を出していましたが、その後の各所との協議を経て、敷地正面にある42条2項道路(右の砂利道)への接道で進んでいます。
この詳細は長くなるので、また機会があればメモとして書いていこうと思います。

音楽を楽しむ家 図渡しを行いました。

2015年09月2日

先週は音楽を楽しむ家の図渡しを行いました。
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構造部分での調整に少し時間がかかっていましたが、コツコツと進めていた実施設計の図面がまとまり、
今回は3社に図面を渡し、本見積もりを依頼しました。

家族で音楽を楽しみたい、というコンセプトは変わらず、将来的な音響設備のための対応計画や、
効率の良い家事動線、家族の距離などの内部の作り込みと、建物の形状や高さなどの調整に時間をいただき、
当初のスケジュールよりも少し後ろにずらさせてもらっての図渡しとなりました。

意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図など、今回の図面はA3サイズで合計80枚ほど。

その後も、少し追加の詳細図などをまとめていましたが、無事に残りの資料や図面も渡し、
今月の中旬には見積もりが出てくる予定で、いくつかの質疑に回答したり、
確認申請の準備や、地盤調査など、この間にできることから進めています。

この見積もりが出てくるまでの間はちょっとドキドキするのですが、少しだけ肩の力を抜ける時間でもあるので、
今のうちにできる見直をしたり、いろんな資料を引っ張り出して雑多になっている事務所内を片付けたりしておこうと思います。

これまでの過程はコチラから >>音楽を楽しむ家

犬と暮らす二世帯 43条の許可申請を出してきました。

2015年07月6日

先週は横浜市に、建築基準法43条の許可申請を出しに行ってきました。
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建築基準法43条第1項の但し書きの許可申請とは何か?から始まるのですが、
まず、建物を建てる時に守らなければならない条件として、敷地が2m以上道路に接していること、があります。

そして今回の敷地では道路のような道に敷地の1辺が接して使用されており、一見問題ないように見えるのですが、
事前調査で確認したところ、この道路のような道は道路として認定されておらず、
このままでは道路として認められるものに接していない、建築条件を満たしていない、ということがわかりました。

しかし、この敷地では実際に使用している道のようなものがあり、これを道のような空地として認めてもらうことで、
建築の許可を取ることができる方法がある、それが43条の許可申請です。

(敷地等と道路の関係)
法第43条 「建築物の敷地は、道路(次に掲げるものを除く。次条第1項を除き、以下同じ)に2m以上接しなければならない。ただし、その敷地の周囲に広い空き地を有する建築物その他の建設省令で定める基準に適合する建築物で特定行政庁が交通上、安全上、防火上、衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては、この限りでない。」

ただし、接道が無ければこの申請を使えばどこでも建てられる、というものではなく、
法第43条但し書きによる許可は、「あくまで接道についての例外的適用であり、
法42条で定めるいくつかの道路に有効に接道できないとき、やむを得ない事情がある場合にのみ適用する」
というもので、実際に道路として使用実績があるなど、様々な条件を満たすと判断されたら許可申請を出すことができ、
その申請を認められればOKとなります。

今回の敷地でも事前協議を行ったところ、この道路状空地の先に42条2項道路として認可されている私道があり、
この道の境界を延長する形でも接道条件を満たすことができない、と建築主事が判断した場合のみ許可申請を受ける、
との条件があり、建築安全課への確認からスタートしました。

その結果、42条2項道路の接道は認められないとの判断になり、今回の申請手続きになったのですが、
通常、事前協議で約2週間、申請後2週間は必要なので、この期間も設計スケジュールに組み込んでおくことが必要です。

期間短縮のためには、設計中にこの許可を通しておく、という方法もあるのですが、
このあたりの判断がなかなか悩ましいもので、許可申請には確認申請と同じ図面と書類が必要であり、
申請後の設計変更は再申請扱い、かつ期限の定められた書類については再度の取得などの時間がかかることから、
今回は建物の寸法形状を確定してからの許可申請の提出、としました。

事前協議は終わっているので審査は2週間、その間に見積もり調整を行い、許可が下りたら確認申請の提出、
と進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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この見た目も実際にも道路のような道なのですが、これは道路ではないのです。

犬と暮らす二世帯 図渡しを行いました。

2015年06月26日

今週は、犬と暮らす二世帯住宅の図渡しを行いました。
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基本設計以降、大きくプランを変えたわけではなく、屋根の形状や高さ、仕上げの切り替えなど、
この形が最善なのか整理をし直してみたり、それぞれの高さを確認したり、といった作業からしていたのですが、
調整に予定以上に時間がかかり、当初のスケジュールよりも少し後ろにずらさせてもらっての図渡しとなりました。

意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図、協力業者による設備詳細図など、今回の図面はA3サイズで合計97枚。
まとめて印刷すると、ずっしりとした厚みになります。

そして今日は、積み残しとなっていた詳細図面や構造の一部差し替え分などを、無事にメールにて送信を完了。
竣工時期が決まっているので、ここからは予定をずらさず、申請や見積もり調整など、引き続き集中して、まとめていかねばです。

とはいえ、ここのところどうも設定を変えたPC環境の高さが合わないのか肩凝りがひどいのですが、
週末にはしっかりほぐして、週明けからはデータの整理や申請の準備を進めていこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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今のPC作業画面はこんな感じ。四角の大きさの違いは縮尺の違いですが、作業画面にはわりと性格が出るものかも(笑)。

川面の見える家の図渡しを行いました。

2012年11月20日

実施設計を進めていた川面の見える家の、図渡しを行いました。

図渡しとは、本見積りを取るための図面や必要な資料一式を渡すことですが、ただ渡すだけでなく、
見積もりに含む工事の条件や注意すべきところ、意図が伝わりにくいかも?と思うところなども含めて、
説明を行います。

今回は概算と同じ3社に見積もりをお願いしたので、建物の概略や場所などは伝わっていますが、
実施設計時に、仕様を追加したり、細かい仕上げや品番、考え方など変更している部分も多くあり、
見積もりで間違い探しになってしまいそうなあたりや、具体的な工期中心に説明をしています。

渡す図面は、私たちが描く建築意匠図、電気設備、機械設備図と構造事務所にお願いしている構造図、
それに、今回は別途制作をお願いしているスチールサッシやホームシアターの図面、仕様書が加わり、
かなりのボリュームになります。

見積もりが出そろうのはほぼ3週間後。

この見積りで出てきた金額から調整を経て依頼する施工会社を選定し、最終金額で工事契約となるので、
とても大事な期間なのですが、気持ちの上ではとりあえずひと段落。

追加で作る図面や申請の準備もありますが、
ちょっとだけ一息ついて、また気を引き締めていこうと思います。

図面リストで確認しながら進めています。

2012年11月16日

現在実施設計中の川面を眺める家の図面を描いています。

実施設計は、詳細は寸法や仕上げの種類、金物の品番など、工事金額に関わるあらゆる事柄を決定し、
見積もりを取るための図面に反映していく作業なのですが、この図面はその後の工事でもずっと使うため、
仕上げの切り替えや端部の納まりなど、詳細な部分も図面を描いて、確認をしながら進めていきます。

現在、仕上げや仕様についてはこれまでの打ち合わせで決定済みなので、
さらに必要と思う詳細図を追加しつつ、図面の矛盾や要望で落としているものがないかなど、
チェックと修正を繰り返しているのですが、この整合性を取る作業が案外時間が掛かるもので。。

実際の作業状況が目で見える方が時間のコントロールをしやすいので、
まんぼうでは図面リストを棒グラフに見立て、どこまで出来たか塗りながら進めています。

とは言え、描いているうちに途中の図面が増えてしまって無理やり2段に分けて塗ってみたり、
終わったはずの図面に修正漏れを見つけて消したり、気持ちだけでもと少しだけ塗り足してみたり、
そしてその間のメモ書きもその横に書いていったりと、いつも机の上にある状態なので、
この最初に作った図面リストは、塗り終わる頃にはカラフルでクタクタなものになっているのです。