楽々ハウス 引き渡しを行いました。

2016年12月12日

先月になりますが、楽々ハウスの引き渡しを行いました。
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去年の末から設計をスタートし、現場の続いていたマンションリフォームの楽々ハウスですが、
先月末に無事完成し、引き渡しを終えています。

このリフォームでは、ご夫婦の生活に合わせ、ラクに過ごせることをテーマに、
動線の整理、これまでにあった段差の解消、といったリフォームならではの変えられる部分を解決することと、
いろんなところでの素材やパーツなどにもこだわり、とにかくストレスのない住まいへと作り変えています。

現場中は、工事をしていくうえでの調整もいろいろあり、お施主さんご夫妻にもその都度細かく対応いただき、
忙しく、濃密でもある時間を共有させていただきましたが、無事に完成し、私たちも一安心です。

終の棲家として購入されたマンションを大きくリフォームする機会は、そう何度もあるものではないと思いますが、
今回のリフォームで、この場所の持つポテンシャルを最大限に引き出し、
気持ちも明るくなる場所になって、私たちも嬉しく思っています。

現場中はあまりブログを更新できていませんでしたが、
またこちらで少しずつ、こだわりのパーツなども紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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キッチン正面に見えるLDの壁は紙クロス。壁にあるフタは雑多になりやすい配線を隠すための場所になっています。

楽々ハウス 仕上げが進んでいます。

2016年11月10日

家事ラクで楽しむリフォーム・楽々ハウスの仕上げが進んでいます。
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更新が空いてしまいましたが、設備器具の設置や仕上げも進み、完成に向けて進んでいます。

このリフォームでは、既存の間取りをご夫婦の生活に合わせた形に作り変え、
家事に掛かるストレスを軽くし、気持ちよく暮らせることをテーマに作っています。

日常過ごす場所では、既存の独立したキッチンから対面の大きく明るいキッチンに作り変え、
キッチンから水廻り、水廻りからホールを通って寝室まで繋がる、周回できる動線を確保すると同時に、
その動きの中にあった小さな段差もすべて解消し、日常にあった細かなストレスを一つずつ無くしていくことで、
意識せずともラクに過ごせる暮らしを作っています。

マンションのリフォームでは、予算や経年や優先する順位などの諸条件から、
下地は触らず、できる範囲で行う、とする場合もありますが、
今回は、水廻りとの位置や、より明るく、長くいる場所を気持ちの良い環境にすることを大事に考え、
床の下地からすべて作り変えることで、キッチンの位置も大胆に移動しています。

また、この住戸にあった窓を生かすなど、住まいの持つ可能性を十分に引き出すため、
入口からの動線もシンプルに、毎日使う扉は明るく、光も取り込むものに作り変えることで、
住まいに入った時に気持ちも明るくなるような、風の抜ける環境も実現しています。

仕上げや設備など、目に見える様々なところにご夫婦のこだわりの詰まった住まいもあともう少し、
完成が楽しみになっています。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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ご主人の部屋の壁には古材を採用。ランダムに張られた木の風合いがアクセントになっています。

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窓カウンターには、足場板を再利用した「オールド足場」。新しいけど落ち着く、そんな空気感が漂っています。

楽々ハウス 現場がスタートしています。

2016年09月6日

家事ラクで楽しむリフォーム・楽々ハウスも現場がスタートしています。
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イメージする住まいを固める作業に少し時間がかかり間が空きましたましたが、
8月に入ってまとまり、お盆明けより解体工事から始まっています。

今回は下地も含めてすべて壊して作り直すスケルトンリフォームで、
すべての解体を終え、床と天井の下地工事が順調に進んでいます。

解体後、想定より少し不陸があったため、床の高さ、天井の高さともに少し調整をしましたが、
設備の配管等には大きな問題もなく、設備も含めた位置出しの確認を行い、
週末にはお施主さんと一緒に、現場確認を行いました。

これまでにあった間仕切り等のなくなった解体後の現場は、風通しもよく気持ち良いのですが、
風通しの良い、気持ちよく暮らせる住まいを完成させていきますので、
関係者の皆様、改めましてどうぞよろしくお願い致します。

今回の工事は諫早(いさはや)建設さんにお願いし、
今後は定期的に現場打ち合わせを行いながら進めていく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>楽々ハウス:家事ラクで楽しむリフォーム

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キッチンの位置を大きく移動。明るく家族の顔の見えるキッチンに変わります。

楽々ハウス 始まりました。

2015年12月22日

マンションリフォームの楽々ハウスが始まります。
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新しくマンションをスケルトンリフォームする計画がスタートすることになり、
週末は再度の現調を兼ねた打ち合わせにお伺いしてきました。

現在もお住まいになられているマンションを、ご夫妻の生活スタイルに合わせて快適に、
さらにこれからはお二人での料理なども楽しみやすくなるように、
日々の暮らしがラクで、単純に暮らすことで生活が楽しくなるような、そんな楽々ハウスを作ろうという計画です。

まずは最初のヒアリングから私たちの解釈で提案させていただいた形をベースに、
良いところや気になるところ、こんなことが出来たらいいなと思うこと、取り入れたい設備の話などの話や、
もう一つのテーマでもあるお父様の写真作品を飾る場所や仕上げの話など、
内容は多岐に渡りますが、ざっくばらんにいろんなお話をさせていただきました。

マンションリフォームなので既存の躯体は触れませんが、管理会社を通じて既存図面も入手し、
やりたいこととできることのすり合わせも行いながら、設計を進めていく予定です。

楽しみにしていただいている気持ちにお応えできるよう、
私達もこのスタート時の気持ちを忘れず、気張らず過ごせる楽々ハウスを集中して作っていきたいと思います。

ご家族の皆様、改めましてよろしくお願い致します。

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通り抜けできる水廻りやファミリークローゼットなど、住まいをラクにする要素がいろいろ入っています。

今週は建築家31人の会HPのバトログを書いています。

2013年06月12日

今週は建築家31人の会のHPで、メンバーのリレーブログ「ばとろぐ」を担当しています。

私が担当するのは2回目ですが、今回は設計の時に描くスケッチを紹介しています。

上のスケッチは家族の時間を楽しむ住まいを提案した時に、
ファミリークローゼットのある洗面廻りのイメージとして描いたスケッチ。

ここでは洗面を脱衣の中ではなく広めにつくったホールに設け、
その背面に家族分の衣類をまとめたファミリークローゼットを作ることで、
ここで身の回りの物が片付き、家事に掛ける時間を軽減する住まい方を提案しました。

こちらは完成後の写真ですが、右手に見えるのは玄関ホールで、
そこからは玄関収納を通って浴室に行くこともできるようになっています。

日々の暮らしではホールでシャツにアイロンを当て、冷めるまでバーに一時的に掛けて、
冷めたらそこから左手のクローゼットへ移動します。
また手前のホールと洗面ホール、また奥の寝室とも、透ける扉で仕切ることができ、
使い勝手によってプライベートを簡単に隠せる作りになっています。

その他、キッチンやリビングのスケッチ、ほかの物件についてもバトログで紹介していますので、
そちらも見てみてくださいね。

ばとろぐはコチラから。
>>建築家31人の会HP ばとろぐ

この住宅についての詳細はコチラから。
>>横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

「月刊HOUSING5月号」横浜KYO 掲載のお知らせ

2013年03月21日

月刊HOUSING5月号に、横浜KYOが掲載されています。

「暮らし上手な家族の間取り集」の中の家事を手早く進める住宅として、プランが紹介されています。

この住宅では、
・外で遊んで帰ってきたお子さんの泥を室内に持ち込まず、水廻りに行かれること
・洗面スペースも兼ねた家事コーナーを作ること
・家族の衣類をまとめたファミリークローゼットを洗面の近くに設けること
・急な来客にも対応できるよう、プライベートエリアを簡単に分けられること
などをテーマに、無駄のない機能と家事動線を重視して設計しています。

加えて、花粉症のご家族のため、外のホコリを生活スペースに持ち込まない動線など、
家族に合わせた流れを作ることで、結果として、家族の時間が増えることを考えた住まいです。

その他にも、具体的な参考例が多く掲載されていますので、
機会がありましたら手に取ってみてくださいね。

詳しい紹介はコチラ。
横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

横浜KYOの撮影がありました。

2010年03月11日

久しぶりにとても気持ちのお天気だった今日は、先月末に竣工したばかりの
横浜KYOの取材撮影があり、立ち会いに行ってきました。
04.jpg リビングのオレンジのブラインドがアクセントになっています。
一部に手直し工事が残っており、まだ完全には片付けられないでご不便を
おかけしている中、施主のKさんには片づけを少し急がせてしましましたが、
奥様とお子様に快くご協力頂き、楽しい撮影時間となりました。
また、撮影の後では設計を始めた頃の要望やこだわったポイント、
まんぼうからの提案や変更したの話等など、最初の頃の懐かしい話を交え、
いろいろお話させていただきました。
今回は「女性建築家と作る家」特集ということで私(美賀)がお応えしましたが、
まんぼうは2人とも料理を含めた家事や育児していることもあり、どちらも
家事動線や使い勝手でストレスにならない、ということにはこだわりを持って
設計をしています。
ただ、こだわる部分はそれぞれ微妙に違う部分もあるので、プランを作る上で
納得するまで議論が続くこともありますが、その議論をすることでよりよい形を
提案できるのではと思っています。
今回の横浜KYO邸でも、プライベート動線の分離や使い勝手の良い収納など、
設計段階ではまんぼうの中でかなりの議論(バトル?)がありましたが、
Kさんご夫妻のライフスタイルとうまく絡んで導き出せたのではと感じています。
今回の取材は、4月発売号に掲載される予定です。
また詳細が決まったらお知らせしますので、どうぞお楽しみに。
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撮影風景・Kさま、いろいろご協力頂き、ありがとうございました。