大田区の共同住宅 壁通気の下地作りが進んでいます。

2015年01月28日

昨日は大田区の共同住宅の現場定例がありました。
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打ち合わせでは木工事や電気など、施工上の質疑に回答をしたり、現場の進捗を確認したり。
何かのテーマについて集中して議論する、という感じではなく、万遍なく確認をしています。

現場では、内部の天井も貼られ始め、形が見えてきているのですが、外部の下地作りも進んでいます。

上の写真は、吹き付け仕上げの壁下地で、縦方向の通気胴縁の上に、木摺(きずり)のための羽目板が貼られ、
この上にさらに防水シートを挟んでラス網を留め付け、モルタルを塗って平滑な下地までを作って、
やっと、最後の吹付仕上げ、となります。

出来てしまえばただの平らな壁ですが、その下には壁内結露を起こさせないための工夫や段取りが詰まっています。

それともう一つの下地は、木板貼り仕上げの壁のための仕上げで、木板が縦張りのため、下地は横貼り。

横貼り下地で通気を確保する場合、空気の通り道として、下地の桟木をずらしながら付けていくのですが、
今回はあらかじめ切欠きをした桟木を使用。

ちょっとした工夫ですが、大工さんの手間はぐんと楽になり、施工性があがっているのです。

どちらも見えなくなる部分ですが、ここでの丁寧な作業が雨漏りや結露を防ぐことになります。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外壁の防火構造は、ダイライト+木の組み合わせによる構造認定で確保しています。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2015年01月23日

今週も大田区の共同住宅の定例に行ってきました。
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現場では設備の配管や配線工事も進み、断熱材の敷き込みや下地作り、フローリング貼りなど、
1週間でもいろんなことが進んでいます。

現場では、電気を中心とした打ち合わせをして、朝から始まる定例は午後まで続くのですが、
断熱材が入って室内環境が落ち着いてきたせいか、いろんな場所や形が見ていくのは、やはり楽しくもあり。

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今回、住戸ごとに平面が異なるだけではなく、天井にも少し変化を持たせているので、
こんな形も見えてきました。

事務所に戻ってからも、打ち合わせだけでは確認しきれない部分についての指示図や収まり図を描いたり。

ここのところ現場や打ち合わせで外に出ていることも多いせいか、あっという間に一週間が経っていきますが、
完成まではまだ3か月と少し、寒さに負けず、監理していこうと思います。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外側の透湿防水シートや貫通する設備配管の状況なども、見えなくなる前に確認しています。

大田区の共同住宅 大工工事が進んでいます。

2015年01月15日

昨日は大田区の共同住宅の定例打ち合わせに行ってきました。
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年末に屋根の防水まで完了し、年明けからは引き続き、大工工事が進んでいます。

外壁のサッシも一通り取り付けが完了し、
今回、防火設備として使用している木製サッシも取り付き、室内からの景色も見えてきました。
※1250角で代替え侵入口となり、かつ防火設備となる滑り出し窓はアルミ製のものでは無いことと、
全体の印象のバランスから、一部に木製サッシを採用しています。

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外壁周りの防水シート施工、内部の間仕切り、設備を納める部分の造作などが同時並行で進み、
室内の広さや形の違ういろんな場所が見えてくるのは、少しドキドキする時でもありますが、
電気配線など、壁が閉じる前に完了しなくてはいけない部分についての打ち合わせや確認を中心に行っています。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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床材にはオークの無垢フローリングを採用。いろんなシーンが出来上がってくるのが楽しみになっています。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2014年12月17日

先日上棟した大田区の共同住宅では、下地工事が進んでいます。
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それぞれの住戸内に異なる床のレベルや天井高さがある、スキップフロア住戸となっているのですが、
下地の合板貼りが進み、床のレベルや天井高さの異なる構成が、フレームだけの時よりも見えてきました。

高さを変えるというのはそれほど構造に負荷をかけない、ちょっとした操作なのですが、
目線や天井高さが異なるだけでも、ずいぶんと場所の印象は変わるものです。

この計画では、それぞれの住戸からアクセスする専用の屋上テラスもあり、
まだ壁の開口部の穴はあけていないのですが、階段部分の吹き抜けからの光でも十分明るく、一安心。

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昨日は小雨も降る、予報通りのとても寒いお天気でしたが、
整理された現場で着々と作業を進めていく大工さんは、頼もしい限りです。

昨日の定例では大工工事と設備工事を中心とした内容で、
サッシの搬入も進み、集合と個別のカギのシステムについても確認。

現場では少し先を見越した内容を打ち合わせていくので、長くなることもありますが、
気持ちの良い場所ができるよう、進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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ブルーシートのあるメンテナンススペースを挟みながら、個別テラスが点在しています。