工房併設住宅 地盤改良を行いました。

2017年09月6日

先週は工房併設住宅の、地盤改良を行いました。
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去年から設計を進めていた住宅で、5月に実施図面の図渡し後の見積もり調整もまとまり、
暑い時期の工事契約、地鎮祭と進み、先週の地盤改良からスタートしました。

今回の改良は、現場の土とセメントミルクを土の中で混ぜながら改良柱を作る、柱状改良を採用し、
敷地の中には60センチ径の改良柱を、合計23本施工しています。

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改良は敷地の奥から、どんどん手前に移動しながら進んでいきます。

ご夫妻が一日の大部分を過ごす工房がフレキシブルに対応できることをテーマに、
1階に工房、2階がプライベート、という高さによる領域分けを行い、
大きな吹き抜けを持ち、家じゅうに気持ちの良い空気が流れる、広々とした工房のある住まいができる予定です。

※のびのびとした環境にあるこの敷地は上尾市の地区計画地域にあるため、
確認申請の前に「地区計画の区域内における行為の届け出書」を提出し、
境界からの距離や道路面に設ける塀の仕様など、適合していることの許可を受けてから、
「アトリエ兼用住宅」として確認申請を提出し、許可を受けています。

地盤改良が終わって、この先は建物の基礎を作るための根切りから。

工事は少し遠方ですが、現在進めている品川リフォームと同じアイディエムさんと、
打ち合わせをしながら進めていく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>工房併設住宅

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地鎮祭は7月の暑い日に行いました。お天気にも恵まれますよう願っています。

工房併設住宅 図渡しを行いました。

2017年05月18日

今週は設計を進めている工房併設住宅の図渡しを行いました。
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先日の打ち合わせ以降、最終的なすり合わせも含めて進めていた図面が無事にまとまり、
今回は3社に図面を渡し、本見積もりを依頼しました。
意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図など、今回の図面はA3サイズで合計80枚ほど。

基本設計時にもお願いした3社で、多少の金額の開きはありましたが、
3社とも前向きにご検討いただけるということで、同じ3社に図面を渡し、本見積もりをお願いしました。

日常の大部分を過ごす工房が1階のほとんどを占め、フレキシブルに使えるようにしておきたい、
という計画なので、間仕切りも最小限に、仕上げも手を加えやすいように構造材を使ってラフに仕上げる。
その代わり、面積や天井高さといった後からは変えにくいものはしっかり確保しておく、
という考え方で決めた予算内で納めたい。

概算時の金額からもう少し詰めるべく、作り方を中心に調整を行っていますが、
詳細図を追加することで金額が上がる要素もあり。

といった設計の意図や、上下水道の引き込み確認、地盤改良についてなどの条件も含め、
図渡し時には説明をします。

今週末にもう一件図渡しがあり、いろんな資料を引っ張り出して事務所内が少し雑多になっていますが、
見積もりがまとまるまでの間は、質疑を確認したり、確認申請の準備など、
今のうちにできる見直や事務所の片付けなど、順に手を付けて進めていこうと思います。

これまでの過程はコチラから >>工房併設住宅

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図面を描きながら調整していた項目に矛盾がないか等、ファイルに綴じる前にもう一度確認しています。

工房併設住宅 実施設計が進んでいます。

2017年05月2日

去年より設計を進めている工房併用住宅の、実施設計を進めています。
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基本設計段階で、規模は変えずにボリューム(主に高さ方向)を減らす調整を行い、
構造も合わせて見直していた内容もほぼまとまり、
昨日は設計の細かな項目を確認するための打ち合わせを行いました。

実施図も揃ってきたのですが、詳細設計をしていく中で変更した方が良いと思った箇所や、
カーテンレールや棚の有無、仕様の確認、ガラスは本当に透明でよいかなどの確認と、
スイッチや照明計画、仕上げのイメージや色の組み合わせ等々。

新しく作った模型と合わせて、一つずつ確認していく作業は時間もかかりますが、
図面を描いている時に出てきた不確定要素をしっかり整理し、仕様を固めていくことで、
その後もイメージも共有しやすくなりますので、ここの時間はしっかり取るようにしています。

フレキシブルに。できるだけ使い方を限定しないアトリエを作りたい。
としてスタートした工房の使い方や規模は、設計していくうちに変わってきた部分もありますが、
先に作り込みすぎない加減も見極めつつ、あと少図面を描いていく予定です。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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高さを抑えた左側が現在の計画。工房エリアはすべてラワン合板貼りとなる予定です。

音楽を楽しむ家 設備工事が進んでいます。

2016年03月24日

音楽を楽しむ家では、設備の準備が進んでいます。
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サッシの取り付けや屋根の施工と並行して、内部では電気の配線や設備の配管など、設備工事が進行しています。

今週の定例では、監督さんとともに、主に電気設備屋さんと板金屋さんとの打ち合わせがありました。

器具の位置や配線ルートは設計時の図面でも指定しているのですが、
現場では壁下地や配線作業の効率などの理由で、それぞれの箇所で微調整の相談があるため、
意匠的な意図を崩さないように、1ヶ所ずつ一緒に確認をして、慎重に検討しています。

板金屋さんとの打ち合わせは外観に直接影響する部分なので、まずは見え方の対するこちらの設計意図を伝え、
その上で、細部の納まりをスケッチなどを描きながら打ち合わせをしていきます。
また、板金工事は建物の止水性能に関わる大事な部分でもあるので、見た目の意匠だけを重視するのではなく、
板金屋さんの経験による話も伺いながら、適宜納まりを検討。

まだ階段が無いので上下の移動はハシゴや外の足場ですが、
そんな感じで、こちらの現場でも建物の中をあちこち移動しながら打ち合わせをしています。

音楽を楽しむ家のこれまでの過程はこちらから >>音楽を楽しむ家

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窓から入る日差しが気持ちよく、サッシの取り付けも進み、室内は心地よく温かい場所になっています。

音楽を楽しむ家 施主確認がありました。

2016年03月11日

音楽を楽しむ家では、週末に施主確認がありました。
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普段もお施主さんの都合に合わせて休日に足を運んでいただいたりすることはあるのですが、
週末にはお施主さんと監督さんと、電気スイッチやコンセント位置の確認を行いました。

まずは図面で決めた場所に配線の下準備としてのボックスが着いているので、
それぞれの場所に移動しながら、全体のイメージと合わせてスイッチやコンセントの位置を確認。
普段はなかなか現場の中をゆっくりは見られないこともあり、
今回はお子さんは預けられてお二人でじっくりと、いろんな場所をしっかり見ていただき、満足頂きひと一安心。

また現場では、大工さんの下地工事、電気の下準備と屋根の下地作りも進んでいるので、
定例の時には屋根の上にも上がって施工状況も確認しています。

今回の屋根は勾配がきついので施工用の足場を張り巡らしてあるのですが、
そうはいっても登ると滑りそうになるのはなかなか足がすくむもので。。
怪我などして現場に迷惑をかけることの無いよう、気を付けながら見ていこうと思います。

音楽を楽しむ家のこれまでの過程はこちらから >>音楽を楽しむ家

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すべりにくい素材の上に立ってはいるのですが、この位置、結構怖いです(苦笑)。

音楽を楽しむ家 下地工事が進んでいます。

2016年03月3日

音楽を楽しむ家の下地工事が進んでいます。
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先日、横浜市で定められている中間検査も無事に終わり、現場は下地作りが目に見えてどんどん進んでいます。
内部の壁も見えてきて、それぞれの場所の広さ感やイメージなど、
見るたびに変わっているのは楽しくもありつつ、諸々の確認を少し急がねばという気持ちもあり。

今週の定例では、電気に関する配線ルート等の確認や、板金でも納め方などを中心とした打ち合わせと、
大工工事の下地と合わせて今後の作業の確認など。

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現場の打ち合わせは、資材を机替わりに図面を囲むこともありますが、
実際の取り合いや納め方、ルートの確認等は、図面で立体的に考えるよりもその場所を見ながら測りながら、
というのが一番話は早く進むので、スムーズに現場を進めるためにも定例の場はとても重要です。

とはいえ、現場に多く出ていると、事務所での集中できる作業時間を見つけるために焦ることもあり。
どちらを優先というものでもないので、それは自分の中で調整してやりくりするしかないのですが、
現場の進捗に少し先廻りできるよう、気を引き締めていこうと思います。

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トップライトも入り、気持ちの良い光の入る場所が出来てきました。

音楽を楽しむ家  構造金物の設置が進んでいます。

2016年02月22日

音楽を楽しむ家では、構造金物の取り付けが進んでいます。
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建て方で全体のフレームを組み上げた後、屋根の下地も兼ねた表しとするツーバイ材の取り付けも進み、
屋根合板の敷設、全体の金物の取り付け、締め込みと、どんどん現場が進んでいます。

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2階からの抜け感が良く、幸いにも良いお天気が続いたこともあり、気持ちの良い景色が広がっているのですが、
工事の壁貼りが進んでいくと、もう少し見える景色も変わってきます。
もちろん、完成した時に気持ちの良い空間が広がることを計画して作っているので大丈夫なのですが、
この形で間違いがないか、いつも気になる瞬間で、
最終の窓の高さなど、少しやり取りをしながら進めています。

今週には、横浜市では全金物緊結時に義務付けられている検査機関の中間検査も行い、
電気や設備の下準備などへと進んでいく予定です。

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引き抜き力のかかるところに設置するホールダウン金物。設計通りに入っていることを確認しました。