工房併設住宅 基礎工事が進んでいます。

2017年10月12日

工房併設住宅は、基礎工事が進んでいます。
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工房併設住宅では、先月から根切りと並行して基礎下に納める先行配管から進め、
先日は配筋検査を行い、耐圧盤、立ち上がりまでを打設しています。

配筋検査では、今回の建物は整形で1階内部にはほぼ壁の無いシンプルな構造のため、
見通しの良い広いスラブが綺麗に組まれていました。
床仕上げがモルタルのため、内部の表しとなる柱は土台ではなくスラブから金物で立ち上げるため、
金物を取り付けるためのアンカーも先行して入っています。

そして現在はプレカット図を構造事務所とまんぼうでチェック。

現場はコンクリート打設が終わりは養生中なので、建て方までは目に見える変化はないのですが、
プレカット図のチェックや現場からの質疑回答など、現場と前もってできることの確認を進めています。

ほぼ同じようなスケジュールで横浜でも現場が動いているので現場担当は移動が多いのですが、
時間を無駄にせず、気を抜かず集中していこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>工房併用住宅

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やり方時点で確認していますが、捨てコンの後にも墨出しを確認します。

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境界からの離れを監督さんとチェック。

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柱の引き抜きに耐えるホールダウン金物は打ち込みのため、倒れないよう固定しながら打設。
基礎は室内表しとなるため、外側に断熱材を打ち込んでいます。

テラスを最大限に楽しむ家 基礎の配筋検査を行いました。

2017年02月24日

昨日はテラスを最大限に楽しむ家の基礎の配筋検査を行いました。
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お天気が少し心配でしたが、なんとか傘無しでも大丈夫なくらいで、
まんぼうの設計監理者としての検査と、施工会社から依頼する瑕疵保証の配筋検査を同時に行いました。

配筋は全箇所の配筋の種類と本数、ピッチ、定着長さをチェックをしていくのですが、
とても綺麗に組んであり、問題なく合格。

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配筋はきちんと結束できているか、かぶりはとれているかなど、歩き回って確認していきます。

今回は金物工法のため柱を固定するためのアンカーがあるのですが、それはこれからセットするため、
またセットが完了した時点で再度検査を行い、問題なければコンクリートの打設、と進んでいく予定です。

その他、現場の外ではプレカットのための図面も、先日無事に承認して加工が進んでいます。
アルミサッシや焼付塗装を施すスチールサッシの色番や板金の色も決まり、
なかなかまだ目には見えてこない部分もありますが、基礎後の工事へ向けて、着々と進んでいます。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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配筋ピッチは200が一般的ですが、今回の防護壁から延びる耐圧盤上に載るスラブは100と密な設計になっています。

音楽を楽しむ家 基礎の配筋検査を行いました。

2016年01月13日

昨日と今日は、音楽を楽しむ家の現場に行ってきました。
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擁壁工事も順調に進み、工事は本体部分の基礎工事に入っています。

年末に基礎の墨出し確認(位置確認)を行い、昨日は構造事務所の担当者とともに、配筋検査。
検査では、配筋は綺麗で検査としても特に問題無しでしたが、一部排水管の逃げ位置を修正し、
今日はその修正の確認と、アンカー位置の確認をしてきました。

この先は型枠を固めて基礎を打設し、上棟へと進んでいく予定です。

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今回の計画地は、横浜に多くみられる急勾配の傾斜地を雛段状に造成した宅地で、
周囲の道路と宅地との高低差が大きく、既存の駐車スペースも無い敷地であったため、
擁壁工事を如何に少なく、かつ建物にアクセスしやすく(出来れば雨にぬれずに)駐車場を計画するかが、
課題の一つでした。

そこで敷地の北東部分(前面道路と敷地との高低差が最も小さい)部分からアプローチをとり、
斜路状の駐車スペースを設ける計画とすることで、単純に敷地の掘削量を減らし、結果として擁壁を少なくしています。

高低差が大きい部分は、当初は大矢石+コンクートブロックの擁壁で囲われていて、高低差は2.8Mほど。
大矢石の擁壁部分は状態が良かったので再利用も可能でしたが、
その上に乗った既存のコンクリートブロック部分は、行政に相談したところ擁壁としての使用は認められず。

であれば、大胆に掘削工事を行い、コンクリートブロック分の敷地を下げてしまえば良さそうですが、
そこは傾斜地ですので隣地との間や道路との間に新たな高低差が出来てしまい、擁壁が逆に増えてしまったりします。
それに何より、ひな壇敷地、且つ角地の眺望と抜けの良さを気に入って購入された土地ですので、
敷地を下げることはしたくない。

そこで、大矢石の擁壁は再利用して、その上部から45度以下の角度で法面を作り、
新設の擁壁を極力少なくするという計画としています。

敷地の南と東の2面に法面を作るので、建物を建てられるスペースが小さくなりますが、
今回の計画ではコンパクトに設置する1階に、開放的な大空間である2階を乗せる形とすることで、
敷地に負担のかかるような無理をしない配置を実現する計画となっています。

そして大きく張り出した2階ボリュームが駐車スペースの庇にもなり、
車から雨に濡れずに玄関へアクセスすることを可能にする予定です。

まだまだ基礎部分のみなので全体のボリューム感は見えていませんが、
この先の建て方へと進み、フレームが見えてくることが楽しみとなっています。

これまでの設計・監理の過程はコチラから >>音楽を楽しむ家

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道路からの高低差の高いあたりの基礎も確認。アンカーもしっかり入っています。

川面のみえる家 基礎の配筋検査に行ってきました。

2013年07月9日

昨日は川面のみえる家の現場の、基礎の配筋検査に行ってきました。

1階は2/3ほどはプロティとなるため、立ち上がりの配筋は少ないのですが、
しっかり支えるために床の配筋はピッチが細かく、鉄筋が多く入っています。

また、今回の構造はSE工法を採用しているため、配筋下の捨コンレベルから、
柱を支持するための太いアンカーボルトをセットしているのですが、
交差する地中梁の配筋やスラブ筋の定着部分など、柱の建つ場所の鉄筋が混みあっていて、
アンカーボルトを正確な位置にセットするには大変です。

ただ、ここできちんと位置を出していないとこの先の工程で困るので、
正確さを要求して施工してもらっています。

とてもきれいに組み上がっている配筋で安心できる現場ですが、
いくつかの定着箇所や鉄筋の位置など、細かい箇所での是正をお願いしました。

上棟するまでは日影がなくとても暑い現場ですが、進んでいくのがとても楽しみな現場です。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家

アンカーボルトの場所と数もチェックしました。

配筋検査を行いました。中野M

2011年01月19日

気がつけば1月も下旬。年が明けても時間の経つのは早いです。
さてさてそんな1月に入り、先週は中野Mの基礎の配筋検査を行いました。
同時に、住宅瑕疵担保責任履行法のための第3者となる検査員により、
瑕疵担保責任保険のための配筋検査も行われました。
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今回の構造はSE工法を採用しており、柱は全て基礎に埋め込んだ金物と
緊結するため、通常の基礎上にセットした土台(木材)と繋ぐ在来軸組工法に比べ、
基礎段階での精度が重要になります。
※土台を廻す在来軸組工法でも、ホールダウンなど基礎に埋め込む金物もあり、
もちろん基礎の精度は重要ですが、間柱などは基礎上に載せる土台に繋ぐため、
少し考え方が異なります。
どの工法でも、立ち上がりを固定しづらい基礎で精度を出す作業は手間が掛かりますが、
ここでしっかり作ることで、この次の建て方がスムーズに運ぶことになります。
プレカット図の承認は既に終わっているので、現場では月末の上棟に向けての養生と
準備を行い、お施主さんとは、仕上げの色を含めた最終確認を行っているところです。
※プレカット図とは、木材は必要な切り欠きを行った状態で現場に搬入するため、
事前に切り欠きを含めた加工をチェックするための図面です。
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それと今日はもうひとつ、現在設計中の先月より設計を始めた「世田谷M」を紹介。
細長い敷地の中に、建蔽率いっぱいに建てるボリュームとコンクリートで作ることを
絶対条件として、それぞれが快適に過ごせる完全分離型の2世帯を計画しています。
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敷地形状と近隣の環境からどうしても細長い建物になるのですが、薄暗い空間に
ならないよう、風と光の抜ける環境をどう確保するかをテーマに、構造から必要な壁と
内部から必要な壁のバランスや空間のボリュームなど、絡むものを整理しながら
シンプルな回答を見つけて設計中です。
先週末の打ち合わせで大きな方針はやっと確定し、あと一息と言ったところですが、
気を抜かずに進めていきたいと思います。
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話は変わりますが、去年の今頃仕込んだ2種類の味噌(麦と玄米)がとても美味しく、
今年もまた作りたくてうずうずしてるのですが、作るためには去年の味噌を消費すべく
また知人身内にも配らねば、というなんだか良く分からない状況になってまして。
そんな我が家には、あまりお酒は呑まないのに、去年の夏にハマって作った梅酒も
数種類の合計数リットルあったりしまして。
消費するより作ることが好きなのだと開き直りつつある今日この頃であります…。