テラスを最大限に楽しむ家 中間検査がありました。

2017年05月26日

今週はテラスを最大限に楽しむ家の中間検査がありました。
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あいにくの雨の中の検査となりましたが、
検査員の方が構造の耐力壁が申請の図面通りになっているか、筋交いの位置、金物の種類などを
全箇所チェックしていきます。

中間検査の実施は管轄行政によりますが、東京都の場合は木造3階建ては屋根工程完了時なので、
構造金物がすべて終わり屋根の貼り終わる時期となるのですが、
今回は屋上は前面防水仕様のため、防水を行う前で金物が全部終わった段階で今週の検査となりました。

いつもながら、ちゃんとできていることは事前に確認しているのに緊張する時間なのですが、
検査員の方が予定より早く着いて先にチェックされていたこともあり、スムーズに進み、
金物を使ったラーメンフレームについての質問があったので、説明も交えながら無事に完了。
後日中間検査済証を受け取りに行く予定です。

その後は大工さん交えて防水と階段廻りの打ち合わせ。

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トップライトの下地も進んでいますが、雨の日でも十分明るく、吹き抜けの効果を改めて実感。

現場は防水のための下地が順調に進んでいて、来週には防水、サッシ付けへと進んでいきます。

これまでの設計過程はコチラから >> テラスを最大限に楽しむ家

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今週は確認で月曜日も現場に行ってきたのですが、行くたびにいろんなところが着々と進んでいます。

テラスを最大限に楽しむ家 下地工事が進んでいます。

2017年05月19日

テラスを最大限に楽しむ家では、下地工事が進んでいます。
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上棟後、構造金物、耐力壁としての筋交い、構造合板の設置が進み、窓の下地工事へと進んでいます。

今回の建物では金物工法なので、柱と梁の緊結部の金物はあまり表面には見えてこないのですが、
引き抜きの強い箇所への外付けホールダウン金物や筋交いについては、目視で確認しています。

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指定の場所についているか、筋交いはきちんと金物で固定されているかなど、一つずつチェックしていきます。

昨日は施工会社が依頼している瑕疵保証のための検査が無事に完了し、来週は検査機関の中間検査。

現場では2階のリビングに設ける大きなサッシや子供部屋のサッシなどの下地が進み、
監督と大工さんとは屋上の防水に絡むパラペットの位置や高さ寸法や今後のスケジュールについて、
ガス屋さんとは温水床暖房のための引き込みや配管経路、給湯器の設置位置についてなど、
現場でそれぞれの場所に移動しながら打ち合わせを行いました。

昨日は同時に合板などの材料も搬入していましたが、大工さんが協力して足場を付け替えたりガイドを作り、
1階から階高のある3階まで順に人力で上げる作業は、さすがの皆さんでも声が出なくなるほど。。

毎回いろんな人の手が加わっている現場を見ていると、私もしっかり監理していかなければと思います。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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材料を上げるためのガイドは大工さんが作っていましたが、この日は左にある合板を全部上げてました。

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できるだけ雨に濡れないように養生もしながら、テラスの下地作りも進んでいます。

テラスを最大限に楽しむ家 上棟しています。

2017年04月26日

先週より建て方を行っていたテラスを最大限に楽しむ家が、無事に上棟しました。
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すべて手作業での階高の高いところへの大きな梁の掛け渡しは本当に大変そうでしたが、
無事にすべての梁が掛かり、建て方作業(構造材骨組みの組み立て)が完成しています。

内部の床も建て方時に貼り進めているので、現場ではそれぞれの場所に立ち、
現場では、広さや奥行き、天井までの高さなども体感できるようになってきました。

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2階は階高3.5mほど。3階ボリュームを跳ね出しているため、大きな梁が中心に掛かっています。

今回の設計では、全体の高さと階高をギリギリまで上げ、軒の高さが9mを超える設計としているため、
壁の耐火性能や延焼防止措置としての庇など、法規上の制約は多くなっているのですが、
実際に組みあがった内部に立ち、高さによる開放感や周囲に対して抜ける目線の高さなど、
設計で意図した形となっていることも無事に確認。

この、設計した建物を内部から見ることは、楽しみでもあり、少しドキドキする瞬間でもあります。

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また、隣家の近い東西側は通風のために必要なものだけに開口を絞っているため、
リビング中間部が暗くならないよう、吹き抜けと開閉できるトップライトを計画しているのですが、
上部から落ちてくる光も気持ちよく、十分効果のある部分となりそうです。

現場は引き続き野地板貼り作業へと進んでいるので、ここからも集中していきたいと思います。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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斜線が取り合う3階内部。サッシの高さは1.5mほどですが、この高さでは気持ちの良い視界が広がります。

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2方向から斜線の掛かる角は梁もすべて手加工で。野地板も合わせながら切っていきます。

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地上10mの高さには屋上テラス。プライベートなかなり気持ちの良い場所になりそうです。

テラスを最大限に楽しむ家 建て方がスタートしています。

2017年04月19日

テラスを最大限に楽しむ家では、今日から建て方がスタートしています。
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去年の7月に地鎮祭を行って以来、様々な調整がありここまで時間がかかっていましたが、
南の外構を先行した後に土台を敷き込み、今朝より建て方作業が始まっています。

今回の敷地は前面に吊り込みレッカーが寄れないため、材料の荷下ろしや建て込みなどすべて手作業なのですが、
6mほどある扁平柱や大きな梁も一つずつ順に、職人さんたちの見事な連携で組みあがってきています。

大きなフレームが組みあがっていく様子は、いつも見ているだけでもワクワクするものですが、
限られたスペースの中で材を無駄なく動かし、梁の掛け順を考えながら組み上げていく様子には無駄がなく、
吊り込んだ材を両方向に調整するための補助材をあらかじめ留め付けたり、金物の設置、打ち込みなどの作業も
あうんの呼吸で同時に進んでいく様子は本当にすごいものだと思います。

住宅の建て方は1日で終わることもありますが、今回の計画では梁のサイズや階高も大きなフレームのため、
現場の安全を優先して作業は慎重に、床の合板も敷き込みながら明日も続きます。

これまでの設計監理の過程はコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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柱を立てたら金物を組み込んだ足元を所定の位置にセット。前後左右の倒れも見ながら固定していきます。

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大きな梁はほぼ10人がかりで、持ち上げるだけでも大変な作業です。

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門型フレームに使用している金物も、すべて組み込まれた状態で現場に届いています。

テラスを最大限に楽しむ家 地鎮祭を行いました。

2016年06月20日

週末はテラスを最大限に楽しむ家の地鎮祭を行いました。
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少し時間がかかりましたが、6月に入って確認申請も無事に許可が下り、
調整していた見積もりもまとまり、夏のような好天の中、週末は地鎮祭を行いました。

同時期に分譲されたお隣がほぼ完成し、隣には壁が建ちましたが、
少し高台の真南からの日差しもこの季節は十分入るので、午前中でも日陰が少なく、
魅力的な環境であることを改めて確認しました。

地鎮祭では、四方祓いの後、設計者である私たちまんぼうが鎌(カマ)を使って草を刈り、
お施主さんが鍬(クワ)を使って耕し、今回の工事を行う本間建設の石川さんが鋤(スキ)で土を盛り、
関係者全員が玉串を捧げ、最後に皆でお神酒をいただき、無事に終了。

施工会社とお施主さんとで近隣にもあいさつにお伺いさせていただき、いよいよスタートです。

地鎮祭は行う内容は同じでも、神社さんによって少しずつ異なる部分もあり、
何度も経験していても慣れることが無く、神主さんのお声で改めて気持ちが引きしまる時なのですが、
この時に感じる気持ちを忘れずしっかり進めていこうと思いますので、関係者の皆様、よろしくお願い致します。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

地鎮祭についてはコチラから >>地鎮祭を行いました。中野M

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この視点よりも高い10mレベルにもテラスを作り、この見晴らしの良さも最大限に取り込む計画です。

テラスを最大限に楽しむ家 基本設計の図渡しを行いました。

2015年11月19日

先週は、テラスを最大限に楽しむ家の図渡しを行いました。
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基本設計段階なので、概算見積もりとなりますが、出来るだけ本見積もりでのずれが少なくなるように、
平面、立面、断面、仕上げ表の基本図面の他、建具表と、弱電や照明計画図と器具リスト、設備計画とリストなど、
仕様によっては金額に影響しそうなものの図面も付けて、概算見積もりをお願いしました。

どのくらいの金額で出てくるのか、ちょっと緊張する期間を過ごしているところなのですが、
最近、同じ条件で見積もりを取っても金額が上がっていると実感することが多く、施工会社の方からもそんな話を伺います。
今回の見積もりは2社にお願いしていますが、今見積もりが混み合っていて、指定のスケジュールなら無理、、
と見積もりの依頼段階で辞退された施工会社もありました。

付き合いのある会社でもスケジュールが合わず辞退されることはあるので、それだけでは一概には言えませんが、
今回は新しく採用した金物工法での木造ラーメンフレームに、いろんな要望を詰め込んだ形でお願いしていることもあり、
想定している見積額あたりで出て来てくれるか、今回はいつもにも増してドキドキ。。

今回のテーマの「テラスを最大限楽しむ」というのは、いろんなご要望をお伺いしていく中で出てきたのですが、
お施主さんたちの現在の暮らしや理想とする暮らし方に一番合っていると私たちも強く感じていて、
この敷地ならではの、外と一体化するようなテラスと繋がる広々としたリビングと、
リビングテラスから繋がる3種類の屋上テラスは、ぜひ実現したいところでもあります。

昔は納まったのに、、と言っていても仕方がないので、今ならいくらで出来るか、を基準として進めるのですが、
見積もりをお願いしている間にも、いろんな素材や実施設計に繋がる詳細な納まりなど、
新たに作っている1/50サイズの模型も更新しつつ、進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>テラスを最大限に楽しむ家

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梁材に埋め込む構造金物。完成すれば見えなくなるのですが、こういうのは綺麗だなあといつも思います。