業務内容

設計だけでなく、見積もりを依頼する施工会社の選定から見積もりの発注と内容のチェック、
工事の監理まで、家づくりのすべての過程において責任を持って行い、住宅としての性能と質を確保します。
また、竣工後の点検やメンテナンスのアドバイスなど、完成後もサポートさせていただきます。

設計監理業務の流れについて、ご相談から建物が出来上がるまでの段階と内容を下記にまとめました。
(新築戸建ての場合。期間は目安です)

1. ご相談
  まずは、電話やお問い合わせフォームからご連絡下さい。
新築、増改築、リフォーム等、どんなことでも気軽にご相談ください。
直接お会いして、住まいに対する要望や生活スタイル、考え方などの家づくりへの思いと、敷地や予算などの条件をお伺いします。
この時にまんぼうの考え方や仕事の進め方についても、これまでの設計事例なども交えながらお話しさせていただきます。(土地の資料などがありましたらご持参下さい)
2. 基本計画・現地調査(3週間程度)
  設計監理契約の前にプランを希望される場合は、建築する敷地の法規や周辺環境について調査を行い、お伺いした要望や条件をもとに、まんぼうの提案する住まいをプレゼンテーションいたします。
※提案料として5万円(税別)いただきますが、その後、設計監理契約を結んでいただいた場合には、設計監理料に含まれます。
3. 基本設計(3.5か月)
  ・設計(2か月)
計画する建物について諸条件をもとに整理し、納得のいくまで打ち合わせを行い、建物の形(平面図、立面図、断面図)と内外装の仕上げのイメージを決定していきます。
主な設備についても予算とのバランスを見ながらこの段階でまとめます。
 
・概算見積もり(1.5か月)
基本図を作成したら、条件に適する施工会社を3社選定して概算見積もりを依頼し、計画する建物と予算とのバランスを確認します。
概算見積もりをもとに、計画する建物の形を決めるまでが基本設計となりますが、建物をつくる過程でとても大事な部分であり、建築主にもかなりの時間と労力が必要なところです。
4. 実施設計(4か月)
  ・設計(2か月)
基本設計が完了したら、意匠や構造、設備などの詳細な設計を行います。
ここではキッチンや収納、建具などの細部に渡る寸法や仕様、照明器具や設備コンセントの位置など詳細を確認する打ち合わせを行い、構造や設備との取り合いも含め反映した詳細図面を作成します。(工事費用を積算し、現場の工事でも最後まで使用する図面です。)
 
・本見積もりと施工会社の選定(2か月)
図面をまとめたら施工会社に本見積もりを依頼し、見積もりの査定を行います。見積もり内容が予算を超える場合には、予算に収まるよう設計内容の見直しや施工会社との調整を行い、工事を依頼する施工会社を選定して、契約工事金額を確定します。
設計内容と契約工事金額が確定しましたら、工事費の支払い時期、回数、金額などの条件面を確認し、私たち立会いのもと、建築主と施工会社の間で工事請負契約を結んでいただき、実施設計の完了となります。
この期間には建築確認申請など確認検査機関への申請も行い、工事を始めるために必要な準備を整えます。
5. 設計監理(5.5か月〜)
  建物が完成するまで、設計図通りに施工されているか、仕様や工期、工事状況を含めて監理していきます。工事期間中は週1回程度の現場定例会議を行い、必要に応じて手直しなどの指示や詳細な図面を作成し、住宅としての性能を確保していきます。
各種材料や設備機器の色など、最終仕様を施主と確認し、施工会社へ指示します。
建物が体感できる形となることで、これまでに把握しづらかった部分など、新たな要望や変更を相談されることがあります。その場合も全体のバランスを見ながら納まりの検討や工事費の調整を行い、施工会社へ指示します。
6. 引き渡し
  建物が完成したら、確認検査機関による「完了検査」と、まんぼうの「設計事務所検査」を行い、きちんと出来ていることを確認します。
その後、建築主による「施主検査」を行い、すべての手直し工事が完了後、引き渡しを行います。
引き渡し時には、建物に関する書類と鍵の受け渡しと、機器類の取り扱い説明を行います。
7. 一年点検
  竣工して1年後、設計事務所立ち会いで、施工会社による一年点検を行います。
設計による不具合がある場合は対処方法を検討し、施工会社に指示します。
工事による不具合については施工会社が無償で対応いたしますが、
竣工一年前でも不具合箇所があれば、随時対応いたします。
 
8. メンテナンス
  私達の仕事は1年ですべてが終わりではありません。その後も不具合があれば対応いたしますし、経年や家族構成、ライフスタイルの変化により、改築などの新たな計画が必要な時には適切なアドバイスをするなど、責任を持って関わっていきます。

設計料について

構造形式の違いによって、設計料率を設定させていただいております。

新築工事
一般的な木造2階建て住宅の場合

工事請負契約金額×12%(構造設計料を含む)
工事金額2000万以下の場合、下限は240万(税別)とさせて頂いております。

鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造3階建て
など
工事請負契約金額×12%+構造設計料(構造専門家による、設計監理料を含む)
工事金額2000万以下の場合、下限は240万+構造設計料(税別)とさせて頂いております。

リフォーム、その他

工事請負契約金額×15%~

遠隔地については、別途交通費の実費をいただいております。
規模や予算が極端に小さい場合や大きい場合などはご相談に乗っていますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。

その他、不明点、ご相談など、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。