旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス
分譲地の中ほどにある旗竿敷地に建つ夫婦と子供1人のための住宅です。
周りを住宅に囲まれる立地条件ながら、「周囲を気にせず窓を開けて過ごせる開放的で風の抜ける住宅にしたい」との要望から、寝室や水廻りといった閉じるプライベート空間を1階にコンパクトな真四角の平面にまとめ2階に広く天井の高いオープンな長方形平面のLDKを持ち上げ、二つの四角を重ねた空き部分となる敷地の4隅に光の入る庭を作りました。
2階のLDKはハイサイドサッシを採用して周囲に影響されない明るさと風を取り込む生活を作り、リビングの東には旗竿入口の竿敷地から通り対面の緑の公園を臨むインナーテラスを作り、そこの大開口を開放することで、リビングにいながらも外部のテラスのような開放感を楽しめるようになっています。
リビングには将来の子供部屋となるプレイコーナーも連続した空間としてあり、ライフスタイルと成長に合わせて変化も楽しむ住まいとなっています。
■建築データ
所在地 東京都町田市
家族構成 夫婦+子供
用途地域 第一種低層住居専用地域、法22条指定地域、第1種高度地区
道路幅員 北6m
構造 木造(在来軸組工法) 地上2階建
敷地面積 147.20㎡(44.52坪)
建築面積 65.21㎡ (19.72坪)
法延床面積 110.69㎡(33.48坪)
構造設計 森部康司構造設計事務所
施工 (株)中野建設工業
写真 平 剛