近況いろいろ

2009年07月29日

久しぶりの更新ですが、最近は事務所にこもって仕事をしています。
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横浜KYOは、今月中旬に実施図をまとめ、数社に本見積もりをお願いしていますが、
追加の図面や質疑などもあり、来月頭に見積もりが出てくる予定です。
実施設計の本見積もりでは、最終的に調整した金額で工事契約を行うことに
なり、気が抜けないところですので、引き続き気を引き締めていこうと思います!
※まんぼうでは、通常、見積もりをお願いする施工会社は、指名ではなく、
場所や建築の特性などを合わせて検討し、通常3~4社にお願いしています。
(今回は、これまでにお付き合いのあった2社と、新たな2社に依頼しています)
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ここ最近、集中してコンペを出していて、先週の金曜日には、
第1回ワーキング・ママ 住まいのアイデアコンペ」に、1案提出しました。
私自身、1歳半の息子がおり、いかに効率よく、手際よく家事を済ませるかは
日々試行錯誤中のところもあり、自分に重ねながら考えてみました。
・ストレートな家事動線
・家事に関するものを効率の良い順番に配置
・玄関から洗濯まで全てまかなうバック動線
・みんなの寛ぎの場所に家事を溢れさせないためのバックヤードの充実
それに、玄関からそのままお風呂に入るための浴室土間を加え、
それ以外のスペースは成長に合わせて対応できるよう、大きな空間として
計画しました。
ちょっと時間切れでプレゼン密度が薄くなってしまいしたが、計画には自信アリです!
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それから、その少し前に、白い箱にこだわったコンペを提出しました。
これは、お施主さんの要望で、「白い箱」がテーマとしてあったのですが、
内部の計画が機能的で快適なのは当然のこととして、
・テラスを箱の中に引き込むことで、開放できるLDKを実現
・将来に渡り、光と風を引き込む快適な環境
・家族の動線と重ならないバック動線の確保
・充実した趣味室
・広い土間、ホール、隣の緑など、ゆとりある空間を取り込む
等を盛り込んで、提案しました。
まんぼうでは、平面計画をじっくり考え、その形を外観に取り入れる順番で
検討することが多いのですが、今回はその先が四角になることを目指して
設計し、必要な要素と機能的な動線にゆとりを加えることで、無理なく
真四角の外観を実現しています。
今回はスケッチでの提案としましたが、機能とゆとりの空間をもつことでの
豊かさなど、うまく伝わればいいなと思います。
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そしてもう1つ。
住宅密集地の中の狭小地に環境を取り込む住宅を、コンペで提出しました。
周囲を囲まれた(囲まれることが予想される)敷地への提案はこれまでも
設計してきましたが、それらの経験をプラスしながら、敷地一杯に建てられる
ボリュームの中に、光の落ちる「スキマ」と風の通り道となる「スキマ」を設計し、
快適な環境と、プライバシーを守りながら内に開く開放感を実現する住宅です。
少し複雑に見える形状ですが、シンプルな経路で完全に分離させた動線や、
スキマの向こうに見えるお互いの距離感等、豊かさの増す構成の魅力が、
こちらもうまく伝わればいいなと思います。
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その他、先日、ハウスシンジケートの公開プレゼンにも参加してきたのですが、
長くなってしまったので、その話はまた次回に。
今週末は新たな住宅のプレゼン予定なので、また気を引き締めて頑張ります!