耐震化リフォーム 引き渡しが完了しました。

2014年10月16日

先週の金曜日に、耐震化も備えたリフォームの引き渡しも無事に完了しました。
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去年の10月に、文京区で開催したイベントでご相談いただいたことをきっかけに、
建て替えではなく、これまで暮らしてきた愛着のある家を大切に、
安心できる安全な家としての耐震性と、2世帯となった生活に合わせて作り替え、住み続けたい、
とのことでスタートし、ほぼ1年後の完成となりました。

当初の計画ではもう少し早く完成する予定でしたが、古い木造住宅ということもあり、
解体してみたら追加で補強が必要な構造材があったり、外壁のやり替えを追加したりなど、
半分想定はしていましたが、設計時の想定外のことへの対応などに少し時間をいただき、進めてきました。

構造材の交換、耐力壁の追加、壁や天井、床下への断熱材の充填、床の補強など、
仕上げで隠れてしまう部分にしっかり補強を入れてしているので、
以前のふわふわした踏み心地から、飛び跳ねても大丈夫ですよと自信を持って言える家になっています。

仕上げについても、これまでは濃い色の木目が多くあったのですが、
全体に白を基調として木も明るい色に、上階から光を落とすところはポリカの壁に変え、
大きな間取りは変更していませんが、配管も含めた設備の一新や収納の充実など、
全体に明るく、住みやすくなるように変えています。

週末に仮住まいからの引っ越しも無事完了されたとのことで一安心。
皆さんにとって馴染んだ住まいで、安心できる生活を楽しんでいただきたいと思っています。

引き渡し直前までの工事となり、竣工写真は撮っていないのですが、
また落ち着いた頃にお伺いさせていただき、紹介していく予定です。

これまでの設計・監理の過程はコチラから。 >>耐震も備えたリフォーム

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雨戸や手すりの撤去、窓の交換、外壁の通気工事とサイディング貼りを行い、かなり印象が変わりました。
※足場撤去時の写真で雨どいは写真になっていますが、きちんと繋いでますのでご安心を。

耐震化リフォーム 仕上げが進んでいます。

2014年10月2日

耐震化も備えたリフォームの現場では、仕上げが進んでいます。
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内装のクロス貼りもほぼ終わり、来週にかけて設備機器の取り付けを行い、
施主検査をして、引き渡しへと進んでいく予定です。

外壁も下地の防水シート、通気胴縁、金属サイディング、と進み、庇廻りの塗り替えもほぼ完了。

家具の仕様や位置合わせ、未施工の棚の位置、今後の段取りなどを打ち合わせ、
現場での確認作業もずいぶんと進み、休憩中にはしばし、監督の海老沢さんといろんな話をしてきました。

ここの現場のことを振り返ったり、お互いに今進行中のプロジェクトの話をしたり、
この間再放送を見られたという、海老沢さんに施工をお願いした中野Mが紹介された番組の話など。
たわいもない話もありますが、仕事をする時の姿勢や現場で集中するべきところの話など、
いろいろ身に染みることもあり、ちょっとどきっとしたり。

その後も、これから設計を始める物件の解体時の費用相談や地盤の話を聞いたり。
その物件ごとに公正な判断をしていきたいと思っているので、いつも必ずお願いするわけではありませんが、
客観的にいろんな相談をさせてもらえるのは、まんぼうとしてはとても心強いものです。

ここの現場もあと少し。

残りも集中していきたいと思います。

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道具が減り、床の余白も増えてくると、もうすぐここも終わりなんだなと思います。

耐震化リフォーム 下地工事が進んでいます。

2014年09月3日

先週の現場は、下地工事が進んでいました。
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柱が湿気でダメになっているところや切欠きの多いものは交換し、
薄い筋かいしかなかった耐力壁は構造用合板貼りに交換し、耐力壁の箇所も増やして進めています。

追加する耐力壁は、1階のそれぞれの辺の中央あたりと全体の中央、それと勝手口があった建物の隅など。
今回、貼りこむ構造用合板は、仕上げに影響しないよう、柱の間に面合わせて納めるなど、
仕上がるとすべて見えなくなる部分ですが、しっかり施工されていることを確認しながら進めています。

大工さんが一人で作業をしている現場なので、1階が納まったら2階へと進んでいく予定ですが、
週末にはお施主さんと打ち合わせを行い、床材や外壁、今回は既製品を入れるキッチンなどの仕様や色味も最終確認し、
仕上げ工事への準備も着々と進んでいます。

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現場にあった脚立収納。簡単な造作ですが、足元のスペースが使えて便利そうでした。

耐震化リフォーム 下地工事が進んでいます。

2014年08月22日

耐震化も備えたリフォームの現場で、打ち合わせを行いました。
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現在は構造材の入れ替えや下地工事が進んでいて、細かなピッチで入っていた柱が少し整理され、
現場は見通しよく、下地材の明るい合板の色味に変わったこともあり、広くなった印象へと変わってきました。

柱を抜く部分は既存の梁下に材を沿わせ、その両側をさらに合板で挟み込む形で補強して進めていますが、
そのまま使用する予定だった柱についても、工務店さんと大工さんが納得のできる形で進めたい、
とのことで交換しているので、1階内部の構造材についてはほぼ新しくなっています。

現場では、その他交換するサッシのサイズや仕様、取り付け高さの確認や、電気の位置など、
打ち合わせや確認をしながら進めているところです。

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晴天が続いているおかげで暑くはありますが、建物全体の湿気も抜けてきています。

耐震化リフォーム 現場打ち合わせを進めています。

2014年08月6日

耐震化も備えたリフォームの現場で、大工さんも交えた打ち合わせを行いました。
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先日構造の確認を行い、現在は仕様変更にかかる見積もり調整中ですが、
現場は出来るところから進めていて、これまでは土だった床下には土間の打設が進み、
基礎周りの立ち上がりと床面に断熱材を施して、床を作っていきます。

解体の際には、これまでの大引きも使えるところは使う、として残していましたが、
レベル調整や施工性も踏まえた施工側からの提案で、今回はすべて撤去して作り直すことに。
そして合板を張り足す2階床下地は、現在床の不陸を吸収する為、根太を追加して9ミリ合板を貼ることにしました。

その他、先日確認した構造補強の方法や、交換するサッシの仕様についてを打ち合わせしたり。
暑い時期で夏休みもありますが、現場は出来るところから進んでいく予定です。

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奥のサッシはペアガラスのものに交換予定。間違い探しのようですが、少しずつ現場は進んでいます。

耐震化リフォーム 構造確認を行いました。

2014年07月23日

今日は構造家の木村さんと一緒に、解体後の現場を確認してきました。
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先週末に現場を施工の海老沢さんと確認し、設計の方針などを打ち合わせしてきているので、
今日はその調整方法の確認や、構造の補強箇所や補強方法についての話が目的です。

解体後の軸組には目に見えて欠陥と思える施工は無く、当時はきちんと施工された印象を受ける建物なのですが、
全体に現在より細い柱で構成されていることや、経年の雨の侵入による腐朽箇所もあり、
柱の交換や補強を必要とする部分もやはりいくつかあります。

柱の交換については外すことはできないので、途中で切って繋ぐ形か沿わせる形で補強したり、
土台にアンカーが不足している場所にはアンカーを補強、柱と土台には引き抜き金物を追加しますが、
アンカーを打って通常用いるホールダウン金物をを入れるのではなく、基礎に負担を掛けない金物を使う、
など、新築とは違い、既に形があるため、使える金物を確認しながら進みました。

また、耐力壁についても、今回の工事で筋交い壁から構造用合板全面梁の壁に変更する為、
下地となる間柱や、壁合板w止めるために必要な土台を入れる場所、
壁を留めつけるために追加する間柱のサイズや施工方法など、
既にあるものを傷めずに強化するための方法についても、確認を行いました。

少し大きな修繕を行う所もあるので、一度まとめてお施主さんに確認していく必要がありますが、
安心して住まえる家となるよう、しっかり固めていく予定です。

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足元を交換する柱。断面の欠損具合を調べ、交換の必要の有無を確認していきます。

耐震化リフォーム 解体がスタートしています。

2014年07月14日

先週末より、耐震化も備えたリフォームの解体がスタートしています。
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今回、耐震化したいということは大きなテーマのため、室内側はすべて解体するのですが、
内部の壁を開け始めたところで、全体の範囲や電気の方針打ち合わせのため、現場に行ってきました。

壁を開けてみて、建てた時期が古いため、全体に材料が細い印象はありますが、
途中で少し手を入れられてたこともあり、想像よりも良い部分もありました。

とはいえ、断熱材が入っていないことで全体に湿気があったり、追加の補強が必要な場所など、
現況から判断していく部分も多く、これからがまさに大事なところであり、気持ちも引き締まります。

設計時、室内が暗い、ということも改善要望としてあったのですが、
当たり前ですが、建具を外し、間仕切り壁も撤去していくと明るく風が抜ける環境になるもので、
この気持ち良さを損なわず、安心できる住まいにしていきたいと思います。

これまでの設計監理過程はコチラから >>耐震化も備えたリフォーム

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下宿として使われていた2階の個室も、不要な設備は撤去、一新し、個室や2世帯のリビングに変わる予定です。

耐震化リフォーム 工事契約が行われました。

2014年06月26日

計画を進めている戸建てリフォームの、工事契約がありました。
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私たちは設計と工事監理を行いますが、実際の工事をするのは施工会社になるため、
工事契約はお施主さんと施工会社の間で取り交わされます。

流れとしては、
設計がまとまったら、設計の内容を図面と併せて施工会社に説明して見積もりを依頼し、
見積もりが出てきたら内容のチェックや、お施主さんとの設計変更や減額要素の確認。
そしてその内容での施工会社との金額の確認、調整などを経て、この内容でこの金額ならOK、
となってやっと工事契約、となります。

去年の12月からスタートしているのですが、
リフォームの場合、まんぼうでは半年の設計期間を頂くことが多く、今回もほぼ半年となりました。

今回は耐震化も計画していて、解体して現在の構造材の状況を確認してから、となる部分があることと、
前面道路が狭く車が入れないため、手運びが中心となることから、ゆとりをみて工事期間は3か月を予定。
施工会社は、中野Mでお世話になった海老沢工務店さんで進めていきます。

来月にはお施主さんご一家が仮住まいに移られ、上旬には解体からスタートする予定ですので、
またしっかりと監理していきたいと思います。

これまでの設計過程はコチラから>> 耐震も備えたリフォーム

耐震も備えたリフォーム 見積もり調整が進んでいます。

2014年05月23日

計画中の耐震の備えたリフォームは見積もり調整が進んでいます。
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敷地が袋地の奥あり、写真の袋地入り口のあたりが狭くなっているため、
手運びでの工事を計画しているのですが、夏が近づくにつれ皆さんの緑が茂り、さらに狭くなってきています。

建て替えとなればセットバックが必要なので、道路も広く、4m幅になる予定ですが、
こればかりは皆さんのタイミングがあるもので、都内にはまだまだ狭い路地がたくさんあり、
耐震や不燃化など、リフォームを対象とした補助も、区ごとにいろいろ形で作られています。

今回のリフォームでは、耐震と、生活時間の異なる2世帯での住みやすさをテーマに計画を進めていますが、
出てきた見積もりが少し予算を超えているので、設計や方針を整理しながら、調整を進めているところです。

少し時間がかかっていますが、6月中の工事契約をめざし、集中していきたいと思います。

これまでの設計の流れについてはコチラから。 >>耐震も備えたリフォーム

耐震化リフォーム 図渡しを行いました。

2014年04月1日

設計を進めていた耐震化リフォームの、見積もりのための図渡しを行いました。
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図渡しとは、工事の見積もりを取るために詳細など含めた設計図一式を渡すことで、
施工会社の方に、現地の説明や図面・設計の意図など含めて、内容の説明を行います。

今回の場合は前面道路が狭く、密集する地域の古い戸建てのリフォームであり、
現地の状況や施工可能な方法の確認等が大事であったため、途中でも施工会社の方と現調し、
その内容を踏まえての、図渡しとなりました。

揃える図面は、新築の戸建てよりは少なくなりますが、
仕上げ表、各階平面図、天井伏せ、展開図、建具表、電気設備、衛生・空調換気設備図、リスト、
などの一式に加え、現況と比べてどこを解体し、どこを変えるのか、といった解体指示図と、
今回の場合はどこをどのような形で補強するのかという、耐震計画図が加わります。

現在もまだまだ施工会社さんは忙しいようで、見積もりアップは3週間後。
やりたいことを盛り込んでみて、金額を見てから判断したい、という方針で進めているので、
予算以上の見積もりで出てくることはまず間違いないのですが、
どのくらいで納まるか、ちょっとドキドキしながら(質疑があれば回答しながら)待つことにします。

これまでの設計の流れについてはコチラから。 >>耐震も備えたリフォーム

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今朝は息子の放課後クラブ(学童)への送りからスタート。桜がとても綺麗でした。

耐震化リフォーム 施工会社と下見に行ってきました。

2014年01月31日

今日は耐震化リフォームの調査として、付き合いのある施工会社と確認に行ってきました。
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この物件では、前面道路が狭いことに加え、近隣の建物との距離がかなり近いことなど、
施工上手間のかかりそうな箇所が多いため、一度現地を見てもらって、
実際にできる方法や費用などを確認しながら進めていくため、今日は下見に来てもらいました。

心配していた外壁側は、工法は限定するけど施工は出来るとの返事をもらい、ちょっと一安心。

実際にはそれぞれの工事にかかる費用を積み上げ、やること、整理していく予定ですが、
耐震補強のためには内部をほぼスケルトンにする必要があることと、
解体してみたら追加の補強など、必要なものが多すぎて工事費が足りない、
となってしまっては困ってしまうので、調査しながら慎重に進めています。

まだまだ設計はスタートしたばかりですが、
気持ちの良い生活を実現する形をつくっていきたいと思っています。

きっかけとなった「建築家との家づくり@文京」についてはコチラから >>
建築家との家づくり@文京区

メンバーが一緒に活動する建築家31人の会についてはコチラから >>
建築家31人の会 HP
次回vol.12は、3/6(木)~9(日) 新宿パークタワーでの開催を予定しています。

耐震化リフォーム スタートしています。

2013年12月25日

昨日は耐震リフォームの打ち合わせに行ってきました。
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以前より耐震化の検討を行っていた物件で、これまでもやり取りをしていたのですが、
正式にスタートさせていただくこととなり、昨日は初回の打ち合わせにお伺いしてきました。

文京区の密集した地域にあるお宅で、建て替えではなくリフォームを選択しています。

耐震補強や外装修繕、内装リフォームなど、具体的にはこれから進める設計内容によりますが、
工事の優先順位や希望する内容、前回の提案から気になるところなど、
まずは始めるにあたって、進める内容を確認させていただきました。

テーマは、安心・安全・明るい家、そしてご高齢のご両親や家族が快適に暮らせること。

と、目指す生活のイメージははっきりしているので、
年明けには付き合いのある施工会社と一緒に再度現地を確認し、
予算や施工性も見据えながら、気持ちの良い生活を実現する形をつくっていきたいと思っています。

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建築家との家づくり@文京区

その時の参加メンバーが一緒に活動する建築家31人の会についてはコチラから>>
建築家31人の会 HP
次回vol.11は、1/9(木)~13(月・祝) 横浜マークイズでの開催を予定しています。

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帰り道には美味しいチョコをいただきました。さりげないクリスマスプレゼントに感謝です。

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