2月12日のまんぼう/コンペ、豊島T邸

2009年02月14日

この日は、コンペをひとつ提出しました。
家族が、べったり一緒にいるのではないけど、お互いの気配を感じることで
落ち着き、安らげる空間を作ることをテーマに、
・家族が安らぐために過ごす家族階を、とにかくシンプルな形で大きくとること
・リビングを中心としたパブリックと、水廻りを中心としたプライベート領域の
 動線が重ならないこと
・日常の動線が無駄なく、ストレスの無いこと
・細かく作りこみすぎるのではなく、生活に合わせて対応できること
そして、ダイナミックでカッコイイ外観!!にこだわった提案をしました。
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機器のトラブルにより、最終出力が荒いものとなってしまいましたが、
まんぼうの提案する、生活スタイルも含めた空間の魅力が伝わるといいなと思います。
コンペ提出後は、ふたりとも疲れてボロボロなのですが、
ギリギリまで集中して考え、まとめる作業は充実感もあり、楽しい時間です。
それから、この日は豊島区T邸の写真を、平剛さんに撮っていただきました。
また写真ができてきたらアップするので、どうぞお楽しみに。

あけましておめでとうございます/豊島区T邸

2009年01月9日

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
まんぼうでは、1月5日より、業務を開始しています。
豊島区T邸は竣工が少し遅れていますが、年明けに残っていた幾つかの工事が入り、
確認に行ってきました。
T邸では、道路に面する地下1階に2台分のガレージがあり、
1階は大理石貼りのエントランスホールの両側に寝室と水廻り、
2階はオープンキッチンのあるLDK、3階は個室とテラスといったシンプルな構成ですが、
この日はとても天気がよく、トップライトやサッシからの光で3層全てが明るくなっており、
眺望の良さも確認することができました。
室内の仕上げは、壁、天井は珪藻土で、LDKの床はタイル貼りを基本とし、
着色したラーチ合板の壁と一部無垢板貼りの床がアクセントになっています。
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まんぼう近況/町田M、横浜K、横浜T、豊島T

2008年12月27日

年末になり、またまたまとめての更新ですが、10月には横浜T邸、
今月には町田Mと横浜Kが竣工し、無事、引渡しを終えています。
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町田Mは、道路からは2Mほどの細長いアプローチで繋がるだけの旗竿敷地ですが、
開口部をハイサイドと旗竿に繋がる部分にのみ設けることで、
周囲を気にせず過ごせる、広く開放的なリビング領域を実現できました。
1階はプライベートな居室をコンパクトに納め、4隅に空地を設けることで
光と風を取り込む環境を作ると同時に、庭も作っています。
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横浜Kは、夫婦+子供とお母様の、水周りを共有した2世帯住宅で、
延べ床45坪のゆったりした作りです。
1階に水廻り、お母様の部屋を含めたパブリック領域をまとめ、
2階は子世帯のプライベート領域で、これからの生活に合わせて変化していくよう、
フレキシブルな空間として計画しました。
9月の上棟頃と竣工頃の様子。
延べ床45坪のゆったりした計画で、2階には全てに繋がるテラスがあります。
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10月に竣工した横浜Tは、17坪弱の狭小地に建つ、夫婦+子供+犬の暮らす
住宅です。
この住宅では、いわゆる寝室、子供部屋…といった部屋を作るのではなく、
食べる、寝る、くつろぐ、本を読む、物を書く、など、それぞれの日常のための場所を作り、
集めることで、全体ではひとつの住まいになるよう計画しています。
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豊島区T邸はもう少しで竣工予定で、外部足場も取れ、全体が見えるようになっています。
建物全体、壁、屋根ともガルバリウム鋼板の丸波で仕上げ、
360度に近い眺望を確保したリビング階はステンレスHL(ヘアライン)貼りとしており、
層の構成が見えるように計画しています。
木造住宅の多い町並みの中で斜線制限なりに建て、奇抜な形で目立つわけではなくとも、
少し違った存在として主張した建物になっています。
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すっかりworksが滞ってしまいましたが、順次更新していく予定です。

今月の豊島T邸、町田M邸、横浜K邸

2008年08月21日

今日は現場の鉄骨の上にいる時に地震があり、ヒヤッとしました・・・。
豊島区T邸では、8/5に無事上棟式も終え、
屋根や壁を取り付けるための鉄骨副資材の取り付けを行っています。
リビング階では、ガラス張りの中、上階への階段を設けているのですが、
イメージどおり、透けた感じに見えています。
また、地下のガレージでは構造強度が確認できたため脱型を行っており、
ご主人の好きな車を置くところが立体で見えてきました。
設計中は、模型で検討したりプレゼンを行っているので、
私達設計者にとっては立体での再確認作業ですが、
お施主さんにとっては、実際の高さや眺めを体感したりすることで、
いろんなことが、より具体的なものとして感じられているようです。
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町田M邸では、今月内の上棟に向けて進んでいますが、
上棟準備は工場加工となるため、現場はまだ基礎のみとなっています。
床下の断熱は基礎断熱を採用しているので、基礎立ち上がりの内側には、
断熱材のスタイロフォームを打ち込んでいます。
(打ち込み:型枠にスタイロをあらかじめセットしておきコンクリートを打設することで、
コンクリートとスタイロを一体化しています)
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基礎の内側に見えている水色のものがスタイロフォームです
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横浜では、狭小地に建つ木造3階建ての横浜T邸の現場が、
秋頃の完成を目指して進んでいます。
17坪弱の敷地に9.5坪の建坪と限られた面積での計画ですが、
「部屋を作るのではなく、それぞれの用途のための場所を作りたい」、
とのことから、くつろぎ学び寝る場所、集う場所、収納の場所、
といった用途に必要な広さを確保していく方法で設計しています。
それぞれ中の雰囲気が見えてきたらまた写真をアップしていくので、
どうぞお楽しみに。
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掲載誌のお知らせと8月1日の現場/豊島区T邸

2008年08月5日

少し時間がたってしまいましたが、
7/14発売の「頭のよい子が育つ間取りとインテリア」に、
府中Hが掲載されています。
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子供たちのスペースや、間取りの工夫などが紹介されているのですが、
実際にも、H邸では、それまで両親と一緒に寝ていた子供たちが、
引っ越して1週間もしないうちに、自発的にロフトで寝るようになったり、
それまではなかった自分達のスペースで楽しんだりと、
楽もしい変化がどんどん見られたようです。
他にもいくつかの実例が出ていて、いろいろ参考になる本です。
それと、7/15発売の、「LiVES vol.40 2008 AUG&SEP」ニ、
八王子Dが掲載されています。
「自然を感じて暮らす、開放住宅」とテーマした巻頭特集の中で、
アジアンリゾートな空間にオール電化を取り込むことでエコを実現した住宅、
といった形で紹介されています。
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撮影の時には、施主夫妻の住み始めてからのお話もお聞きしたのですが、
新婚旅行で行かれたバリで購入した家具がセンス良く配置され、
お2人らしい、ゆったりした空間を楽しまれている感じが心地よく、
ついつい長居をしてしまいました。
これからまた、どんな感じで変化していくのか、こちらも楽しみです。
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2誌とも既に店頭に並んでいますので、機会があればまた手にとって頂き、
感想など聞かせていただけるとうれしいです。
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現場進行中の豊島区T邸では、8/1より、鉄骨の建て方が始まりました。
この住宅では、傾斜地にある恵まれた立地条件を生かし、
リビング階では、ほぼ360度開放の眺望を計画しています。
その時に、せっかくの眺望を、壁や柱に気を取られず広い視界を確保できるよう、
リビング階では垂直な柱を使わず、斜めの柱のみで構成しています。
全ての部材を取り付け、接続箇所を本締めして建て方完了となりますが、
ここから先はどんどん目に見えて出来上がっていきますので、
気を引き締めつつも、現場に行くのが楽しみでもあります。
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近頃のまんぼう

2008年07月30日

去年、設計の様子をアップしていた豊島区T邸は、
法改正に絡み、設計から現場開始まで時間があいてしまいましたが、
5月のお天気にも恵まれた大安の日に地鎮祭を行い、現場がスタートしています。
現場は、地下、1階床コンクリート打設、鉄骨製品検査が終わり、鉄骨建て方の準備中です。
○地下1階躯体打設
左・打設前にコンクリートの受け入れ検査をして、スランプ値を確認します。
中・打設風景
右・ポンプ車を使って、壁から効率よく打っていきます。
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○鉄骨製品検査
鉄骨は、現場に搬入する前に工場にて、製品検査を行い、部材寸法、形状、溶接の状態など、
あらかじめ確認します。
左・狭小の変形敷地に可能な範囲で最大限建築予定のため、取り合い角度が複雑です。
中・部材には錆止め塗装を施しますが、接続箇所は摩擦が重要となるため、塗装はしません。
右・リビング階に設置予定の鉄骨階段。敷地形状に合わせた外壁に沿って上がっていきます。
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○地下躯体、脱型
コンクリートの強度を確認できたら、外側から脱型(型枠をばらすこと)します。
左・正面ガレージ入り口。前面道路に勾配があるため、ここは地下1階扱いになります。
中・玄関アプローチの階段はRC造で、これより上は鉄骨造になります。
右・1階床スラブより。周囲と高低差があるため、この階より上は視界が広がる計画です。

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また、現場の様子を工程を追って紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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去年から設計していた町田M邸も、7月に地鎮祭を行い、現場がスタートしています。
現場は基礎耐圧盤のコンクリート打設が終わり、次は立ち上がり打設、と進んでいきます。
○模型
機能領域とリビング領域の二つのヴォリュームを単純に組み合わせることで、
シンプルながらも広がりのある住まいを計画しています。
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○基礎の配筋
左・1階床部分と2階を支える柱の基礎のみなので、建築面積より小さい基礎です。
右・旗竿敷地のアプローチから見ています。
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こちらも、現場の様子を工程を追って紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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ハウスコでのコンペ提案から始まった南足柄H邸は、
まだ若干の手直しはありますが、6月末に引渡しでした。
当初の提案から、具体的な生活スタイルや要望に合わせて調整していますが、
大きな箱に2つの機能コアを組み合わせることで空間を作る、
というコンセプトどおり、ダイナミックな空間を実現することができました。
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竣工写真は、また追加撮影を行っていく予定です。(HP worksにも掲載予定です)
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同じく、ハウスコがきっかけとなり始まった我孫子H邸は、
5月に引渡しを終え、お施主様の新生活がスタートしています。
この住宅でも、大きな箱に個室を組み合わせることでダイナミックな空間を作る、
というコンセプトで設計していますが、
リビングを立体的に作っていることや、個室を分散させて配置したことで、
南足柄とは異なる、視覚的効果/広がりも楽しめる住宅になっています。
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こちらも、もう少し、追加撮影を行う予定です。(HP worksにも掲載予定です)
まんぼうでは、都合が合う限り、竣工写真は、写真家の平剛さんにお願いしています。
撮影時は微力ながらも助手としてお手伝いさせてもらってますが、
建物の話、カメラの話、レンズの話など、いつも欲張りに楽しみな時間です。
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と、まとめての更新となってしまいましたが、まんぼうの様子、日常とも、
また少しずつ更新していく予定ですので、どうぞお楽しみに。

9月10日の近況報告/まんぼう

2007年09月11日

すっかり更新が空いてしまいましたが、近況をまとめて・・・。
現場の様子を更新していた「伊勢崎F邸」も竣工し、
お施主様の新しい暮らしが始まっています。
「八王子D邸」と共に、生活の落ち着いた頃に写真を撮影させて頂き、
またHPにも更新していければと計画しています。
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※写真は現場中のものです。
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今月発売の「SAITA10月号」の「共働き夫婦の2つの顔を持つ家」特集に、
2005年の年末に竣工した「府中H邸」が取り上げられています。
7月末の撮影の際は、ご家族の皆様が、まんぼうの想像していた以上に、
住まいを楽しんでくださっている様子を拝見させて頂きました。
機会がありましたら、雑誌を手に取って頂き、
感想などお聞かせ頂けると嬉しいです。
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※写真は撮影時。外はあいにくの激しい雨でしたが、みなさまお疲れさまでした。
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現在のまんぼうは、我孫子Hの実施設計が、大詰めを迎えていて、
見積のための実施図とりまとめに向けて、仕様の詰めや構造の調整等が
続いています。
あともう少し、ラストスパートです。
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それから、今日は「豊島T」の工事契約が行われました。
まずは、既存建物の解体からのスタートになりますが、
こちらも現場が始まりましたら、blogにて報告していく予定です。

4月29日の打ち合わせ/豊島区T邸

2007年05月2日

この日は、豊島区T邸の打ち合わせでした。

前回の打ち合わせでの調整項目の確認や、家具の仕様、仕上げの色など、
見積のための実施図とりまとめに向けて、細かい確認が続いています。

模型も最終形に近づけ、黒銀に変更し、内部の造作も更新中です。 
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4月14日の打ち合わせ/豊島区T邸

2007年04月19日

この日は、豊島区T邸の打ち合わせでした。

5月中旬の実施図のとりまとめに向けて、
棚などの細かい仕様の決定や、内外の素材の確認などを行いました。

外壁については、いろいろ検討を重ねた結果、ガルバリウム鋼板の波板葺きで、
ぐるりとほぼ全周開口になる2階では、柱を斜めにすることでブレースを無くした
構造を計画しています。
色は、模型は白で作っていますが、黒っぽい外装になる予定です。

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3月21日の打ち合わせ

2007年03月23日

午前中、豊島T邸の打ち合わせでした。

数社にお願いしていた基本設計の概算見積が出揃い、
それを元に、基本設計での方針の確定を行いました。

この住宅は、傾斜のある2方向道路に面する変形敷地のため、
複雑な斜線制限がかかってくるのですが、
この敷地で確保できる最大限のヴォリュームと、
周囲より高いところにある利点を生かした、眺望の良い住まいを目指しています。

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