港Sの工事が始まります。

2010年06月10日

○建築家5人展「家の値段をはかる物差し」は、6/1まででしたが、
おかげさまで好評につき、6/15まで延長公開中です。
○06/12,13に行われる、ASJ山形スタジオ「未来をのぞく住宅展」に参加します。
○06/26,27に行われる、ASJ長野スタジオ「未来をのぞく住宅展」に参加します。
住宅展では、これまでの実例の展示や、建築無料相談を行っていますので、
どうぞお気軽にお越しください。
○今月より、All aboutの専門家コーナーがスタートしています。
お知らせやプロジェクトなど、blog同様、こちらでも紹介していきます。
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さて、昨日の話ですが、去年より設計を進めていた「港S」の工事契約が完了しました。
3社に見積もりをお願いしたところ、3社とも予算オーバーの見積もりが出てきましたが、
何度かの打ち合わせを経て、大きな空間構成は変更せず、仕上げや家具を整理する
ことなどで、無事、ほぼ当初の予算内にまとまることが出来ました。

今後は、今月下旬より解体工事に入り、2ヶ月ほどの工期で進んでいく予定です。
現場の様子など、またこちらで紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
~以下はおさらいですが。
「港S」はこれまでにも紹介していますが、テナントビルの1フロア(1室)を
スケルトンからフルリフォームするプロジェクトです。
これまでも同じ場所で、ゆったりした個の時間と趣味の時間を程よいバランスで
楽しまれているオーナーですが、長年暮らした住まいを一度リセットすることで、
自分の時間やお友達を招いて過ごす時間がより楽しく、快適で心地良いものに
なるようにしたいとの思いからスタートし、私達まんぼうは、キッチンを含めた
多目的に使える大きな空間を作り、その中に壁で仕切るのではなく、
少し床レベルを上げ、目線の高さを変えただけのアルコーブ/就寝領域を作ることで、
同じ場所の中にありながらも、少し性格の違う場所を領域として作ることを提案しています。
またその境界には、住まいには切り離せない収納を壁につけるのではなく、
大きな家具として置くことで、篭ることもできる、性格の異なる環境を作ることを
計画しています。

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奥のL字をひっくり返した形の箱がすべての面から使える収納で、
奥の床の上がっているところがアルコーブです。