スケッチを描いています。

2014年02月5日

ここ数日、スケッチを描いています。
戸建て都心_フェーズ1

去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の生活空間コンセプトの提案」について、
ワーキングに参加するメンバーが、ほぼ皆、該当世代という構成もあり、
いろいろな場所を見学したり、具体的な生活の様子や経験談もも含めた意見交換を繰り返してきたもので、
今年に入ってからは冊子にまとめる作業として、スケッチを描いています。

それぞれのシーンごとのスケッチも描いていく予定ですが、
まずは全体の構成がわかりやすい俯瞰のアクソメスケッチから作り、
この中に人の動きや説明を入れ込んで、資料として完成させていく作業を協力して進めています。

上のスケッチは、間口の狭い都心の戸建ての3階建て案の2階部分の下絵。

階段室前のホールを利用した手洗いコーナーやキッチン前のスタディコーナーなど、
子育て世代にとに関する内容を盛り込んでいますが、
子育てといってもいろいろなフェーズがあり、またずっと育て中というわけでもなく、
その時期に合わせて増改築を含む変化を加えるのは、現実的にはなかなか難しい。。

といったことから、共通して、
まずは世代に関わらず住まいを快適に楽しむための形であること、
そしてその上で、生活のフェーズに合わせて対応できることが大事、と考えています。

その他にも、郊外に建つ2階建てや、都心と郊外の集合住宅など、
設備面からの提案も含めてまとめていく予定で情報の共有などをしていますが、
私たち自身も学ぶことが多く、楽しみながらのワーキングとなっています。

今週は建築家31人の会HPのバトログを書いています。

2013年06月12日

今週は建築家31人の会のHPで、メンバーのリレーブログ「ばとろぐ」を担当しています。

私が担当するのは2回目ですが、今回は設計の時に描くスケッチを紹介しています。

上のスケッチは家族の時間を楽しむ住まいを提案した時に、
ファミリークローゼットのある洗面廻りのイメージとして描いたスケッチ。

ここでは洗面を脱衣の中ではなく広めにつくったホールに設け、
その背面に家族分の衣類をまとめたファミリークローゼットを作ることで、
ここで身の回りの物が片付き、家事に掛ける時間を軽減する住まい方を提案しました。

こちらは完成後の写真ですが、右手に見えるのは玄関ホールで、
そこからは玄関収納を通って浴室に行くこともできるようになっています。

日々の暮らしではホールでシャツにアイロンを当て、冷めるまでバーに一時的に掛けて、
冷めたらそこから左手のクローゼットへ移動します。
また手前のホールと洗面ホール、また奥の寝室とも、透ける扉で仕切ることができ、
使い勝手によってプライベートを簡単に隠せる作りになっています。

その他、キッチンやリビングのスケッチ、ほかの物件についてもバトログで紹介していますので、
そちらも見てみてくださいね。

ばとろぐはコチラから。
>>建築家31人の会HP ばとろぐ

この住宅についての詳細はコチラから。
>>横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

ゆとりの生まれる住まい・2

2013年05月27日

昨日はプレゼンがありました。

先日も紹介した住戸設計についてのプレゼンでしたが、
まんぼうの考える住みやすい家、ラクな家についての提案を紹介させていただきました。

具体的には、自分たちの住まい方に合わせて作ること、
メイン動線だけでなく、シーンに合わせて動き方を選べるようにサブ動線も作る、
など、戸建て、マンション住戸などの形態に関わらず共通する話ですが、
時間を上手く使うことで、自分たちに合わせて作る住まいを楽しむゆとりも生まれます。

いつも話して(書いて)いることですが、
頑張って片づけなくても、普段通りの生活をすれば自然とモノが納まり、
気軽に人を呼ぶことができるような、そんなラクで楽しい住まいにしたいと考えています。

気持ちよく過ごす住まい・3

2013年05月16日

先日のスケッチの時に描いた別の住宅を、もうひとつ紹介します。

この住宅では、建物は建蔽率40%を最大限に使いつつ、コンパクトで機能的な形にまとめ、
外観に木を貼ることで、柔らかい印象となる住まいを提案しました。

但し、木の風合いを持続させたい場合には、塗装などのメンテナンスが必要ですので、
通りから見える面だけ木を貼り、残る面は耐久性のある素材としています。

家を作る時にはお金をかけるところのバランスや、住まいを維持するうえでの手間など、
いろんな条件を住み始めてからの負担にならないように整理することで、
家を楽しむゆとりが生まれてくるものだと思っています。

合わせて提案した住宅の紹介はコチラ。
>>気持ちよく過ごす住まい
>>気持ちよく過ごす住まい・2


帰ってきた時に我が家を見るとほっとするような、そんな表情を作りたいものです。

ゆとりの生まれる住まい

2013年05月9日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これはマンションの住戸提案ですが、
細かく作り込み過ぎるのではなく、様々な要素をきちんと整理することで、
住まいを楽しむ時間や気持ちのゆとりを生み出すことを計画しています。

広く明るい玄関、使い方の選べるホールに繋がるスペースにファミリークローゼット、
明るいメイン動線と家事のためのサブ動線、家族の集う大きなキッチンなど、
気持ちの良い住まいと家族の程よい距離を作るための、工夫や場所の提案を盛り込んでいます。

まんぼうで描くスケッチには、大きなキッチンを中心に集うシーンが多くありますが、
せっかく自分仕様につくるのだから、日々の片づけを気にするのではなく、
自然に暮らしていればモノが納まり、いつでも人を呼べるような住まいになればと思っています。

気持ちよく過ごす住まい・2

2013年04月25日

先日紹介したスケッチの時に描いた、別の住宅です。

こちらは少し奥に入る旗竿地に建つ木造3階建ての提案ですが、
ここでも、せっかく建てる住まいは、明るく気持ち良く、風通しが良いことと、
家族で楽しめる庭を作ることを計画しました。

周りを建物に囲まれる環境ですが、境界から距離を取ったところにハイサイドサッシを作り、
周囲に邪魔されることなく、光を下まで取り込み、空の見える生活を作ることを提案しています。

ハイサイドサッシ、というのは、壁の高いところに設けるサッシのことで、
オペレーター操作になりますが、トップライトよりも光の加減を調整しやすく、
プライバシーを守りながら光を取り込むには有効な手段と考えています。

外壁は旗竿地であまり見えない場所なので、メンテナンスを重視したガルバリウムを基本に、
アプローチから中庭まで、自分たちの近くに来る場所は表情のある吹き付けとしました。

外観の仕上げの切り替えはただのデザインではなく、内部構成などから意味を持ち、
自分の家が見えてきた時に、なんだか嬉しくなるような、そんな表情を作りたいと考えています。

気持ちよく過ごす住まい

2013年04月16日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これは戸建て住宅の提案ですが、高台にある立地と厳しい印象の建ぺい率40%を生かし、
明るく気持ち良く風通しの良い住まいと、家族でしっかり楽しめる庭を作ることを計画しました。

建築面積が小さくなる分、3層に積むことを提案していますが、
高さで用途を分けることで、細かく部屋を分けるのではなく、風の抜けるまとまった場所を
作ることができると考えています。

そして60%の恵まれた環境の空地は、土で残し、家族の時間を楽しむ場所としました。

外壁は、メンテナンスをどう考えるかや好きな素材など、
様々な要因からも決めていくため、今回の形は一つの提案ですが、
ちょっと自慢できるような、そんな表情が作り出せるといいなと考えています。

3つの敷地に提案していますので、また次の機会に紹介していきたいと思います。

家族の時間を楽しむ住まい・2

2012年11月6日

昨日は現在計画中のプロジェクトの打ち合わせに行ってきました。

少し久しぶりの面々と会いましたが、メールやFacebookなどのツールのせいかあまり時間を感じず、
本題は仕事の話ですが、なんだかそれだけではないような、ちょっと楽しい気分の時間でした。

上のスケッチは先日のスケッチの反対、キッチン側から見たところで、
天井の低いキッチンから天井が高く明るいリビングと、スタディコーナーが見えるシーンを描いています。

オープンなキッチンでは奥行きを大きくシンプルに作ることで、
いわゆるキッチンではなく、大きな家具として人が集う場所になると考えています。

家族の時間を楽しむ住まい

2012年11月1日

昨日はプレゼン用のスケッチを描きました。

これはマンションの住戸提案ですが、部屋を細かく分けて作りこむのではなく、
家の真ん中に作った大きなキッチンを中心に、家族の集う場所を気持ちよく作ることを計画しています。

床はそのまま繋がる大きな1室のLDKですが、キッチンのところの天井を下げ、
その横にある水廻りと連続した仕上げとすることで、緩く領域を分けています。

それと、この計画で大事にしているのは風通し。
対面にある窓を活かせるように、間の扉を開ければ正面奥の窓まで風が抜けるようになっています。

このキッチンの配置は私たちの事務所でもある富ヶ谷Iと同じですが、
この向きでダイニングと繋がるキッチンを計画する時は、
ぐるりと回らなくても直接キッチンに入れる、バック動線も作るようにしています。

掲載誌のお知らせともろもろ

2010年11月26日

「HOUSING 2011年1月号」に、横浜KYOが掲載されています。
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子供との時間、家族との時間を大切に楽しむ住まいとして、
実例PART1 私達の合言葉は「HAPPY子育て!」、として紹介されています。
横浜KYOでは、家族の生活動線や奥様の家事を効率的にする=家族の時間が増える、
と考え、子供目線というよりは奥様目線から設計した住宅なのですが、
子供のための住まいとして取り上げられることが多く、ちょっと面白いなと思っています。
他にも家づくりを考えられる方に参考になりそうな記事がありますので、
よろしければお手にとっていただけると幸いです。
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さてさて、またしてもとても更新が空いていましたが、ここのところ新しい住宅の提案を
させていただく機会が多く、敷地を見に行ったり役所に行ったり、そして案を考えて
模型やスケッチを作成したりと、忙しくも楽しく仕事をしています。
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スケッチは現在実施設計中の「板橋D」。
見晴らしの良い高台に建つ、陶芸教室を併設した住まいで、気持ちの良い外部を取り込み、
住まい全体を楽しみたい家族と、多数の人が出入りする陶芸教室との間に共有する
ホールを挟むことで、程よい距離感で気兼ねなく過ごせる住まいとして計画しています。
スケッチからは少し変更を加えていますが、周囲からの見え方なども含め、
それぞれの場所から見えるシーンを大切に気持ちよい住まいを作りたいと思います。
その他にも、模型を貸し出し中のものが多いのですが、ちょっとずつ紹介していく予定です。
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そして、さかのぼる事早1ヶ月ですが、10月の末には鎌倉Nの地鎮祭を行いました。
あいにくの台風で天候が心配されましたが、無事、当日を迎えて行うことができ、
確認申請、長期優良住宅についての申請を経て、まもなく着工予定と進んでいます。
101126kkn01.jpg 早いもので、お隣の家はもう出来てました。
また始まりましたらこちらで紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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いつの間にか今年も残すところ1ヶ月ちょっととなり、流行の断捨離に乗っかり(?)
年末までには大々的に掃除したい、という野望が出てきました。
仕事柄か、仕分けや整理することは好きな方だと思うのですが、
スタディ模型やサンプル、資料など、気がつけば山積みになりがちなので、
今年は片付けもがんばりたいと思います。

補足お知らせと5月25日のまんぼう/コンペ

2009年05月31日

昨日、BS朝日の「辰巳琢郎の家物語」で取り上げていただいた狛江S邸ですが、
BS朝日のHPにもバックナンバーとしてアップされています。
「アトリエ感覚を楽しむ家」2009/5/30(土)12:00~12:30
【再放送】2009/6/6(土)12:00~12:30

改めまして、ご協力いただいたSさん、辰巳さん、テレビ局の方々、
ワンちゃん、どうもありがとうございました。
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先週の月曜日になりますが、1つコンペを提出しました。
横浜の高台にある、見晴らしの良い広い敷地に建つ住宅です。
抜群の眺望環境を生かし、最大限に「気持ちイイ眺めを取り込む」ことと、
「(建物)自身の姿もカッコイイ!」もので、周囲に対して魅せること、
そんな両方からの「見る」、「魅せる」を楽しむ住まいとして計画しました。
ただし、建物の機能とは関係なく、ただカッコイイ!ものを作るのではなく、
与えられた予算の中で、十分な機能と快適性を満たすべく作った形を
そのまま外観にも表すことで、必然性のある組み合わせのカッコ良さを
作り出すことを大切に考えながら、
・居室と機能のどちらかを優先するのではなく、併置してコンパクトに納めること
・眺望環境を最大限に生かすこと(建物の向きは重要)
・必然性のあるダイナミックでカッコイイ外観を作ること
・将来に渡って、気持ちのよい風を取り込む快適な環境であること
・個人の充実した時間も楽しめること
そして、ライフスタイルの変化にも十分対応できる住まいとして、
南から少し東向きに振った形の住まいを提案しました。
時間の関係で、少し印刷精度の荒いものになってしまいましたが、
まんぼうの提案する、「機能も兼ね備えた形のカッコ良さ」が
うまく伝わればいいなと思います。
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4月14日のまんぼうとお知らせ

2009年04月16日

最近、いろんなことに積極的に参加するようにしていて、
この日もまた、コンペを1つ提出しました。
将来の家族の変化も考慮した、今はふたり暮しのご夫婦の住宅なのですが、
床面積を増やす規模の増築を行うことは、その時の生活への負担が大きいと考え、
内部はシンプルに、将来の変化にも対応できる床面積を確保することを優先して、
提案しました。
とはいえ、ただただ大きいだけの箱を作るのではなく、
・現在のふたりにとって、大きさが「ゆとり」となる心地よい空間であること
心地よい空間であること
・将来、内部造作を追加しても、今感じられている「ゆとり」はそのまま維持できること
・あらゆる変化のパターンに対応し、「壊して作る」ではなく、「作って足す」こと
そして、光と風を取り込める開放的な環境を維持できることにこだわり、
施主の思いの部分である、広い土間、しっくいの壁、緑のテラスも盛り込んだ、
どこにいても、程よい距離を挟んでお互いが認識できる住まいを計画しました。
あいにくのお天気もあり、写真がうまく撮れなかったのですが、
まんぼうの提案する、住まいが変化しても残り続ける「ゆとり」の心地よさが
うまく伝わればいいなと思います。
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それから、先日もお知らせした、「植物と暮らす家」コンペについて、
主催である、OZONEさんのホームページが更新されています。
住宅設計者による設計P1グランプリ決定戦
偶然にも、顔見知りの建築家さんが数組いらっしゃることもあり、
年に一度のせっかくの機会なので、私達も楽しみたいと思っています。
4/23(木)からの展示に向けて作業も大詰めですが、
まんぼうの提案する「植物と暮らす」形がうまく伝えられるよう頑張りますので、
どうぞお楽しみに!

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