工房併設住宅 竣工しています。

2018年06月22日

今年も夏至を過ぎてしまいましたが、工房併設住宅も引き渡しを終えています。
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広く、可変性を持たせて使いたいアトリエスペースと、休憩スペースも兼ねたダイニングキッチンを1階に、
個室や水廻りといったプライベートスペースを2階に、というフロアごとのゾーニングを行っていて、
吹き抜けを介して繋がる構成に、トップライトも含めた開口部からの風が抜ける空間になっています。

今回も平さんに撮影をお願いした竣工写真が出来上がっているので、少しずつ紹介。

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全面土間仕上げの1階アトリエには、区切られた塗装室を配置。明かりを取り込みたいので壁はガラス張り。
アトリエの壁は棚の自作や塗装など、可変に合わせて手を加えやすい仕上げとして、ラワン合板素地。

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階段で仕切りられた奥にはダイニングスペースがあり、階段を上がるとプライベートエリアに繋がります。
1階の床はアトリエ、ダイニングともに、蓄熱式床暖房を採用。

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2階には、水廻りや収納と2段ほど上がった先の個室があり、階段ホールはサンルームとして使用。
ホール上部にトップライトを設けることで、空気の流れも作っています。

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アトリエ上部の吹き抜けにもトップライトを配置。こちらも開閉式で建物全体に空気の流れを作っています。

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 工房併用住宅

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ここのところ、経年によるメンテナンスや造作の相談で少し久しぶりの物件にお邪魔することが続いたり、
新しい仕事の相談で竣工写真だけでなく設計時の資料や写真を見返すことが重なり、
ふと、二人で設計していた当時のことを懐かしく思い出したりもしています。

気が付けばなんだか時間というより年単位で過ぎているもので、いろんなことに焦ったりもしますが、
少し落ち着いて、仕事の仕方や時間の使い方を見直して、
これまでの経験も無駄なく生かせるように、今年こそはこれまでの仕事情報も更新していこうと思っています。

工房併設住宅 完了検査がありました。

2018年03月27日

先週になりますが、工房併設住宅も完了検査がありました。
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先日同様、完了検査は建物の工事が完了しているか、申請通りにできているかのチェックで、
確認の許可証を発行した審査機関の検査員の方が来られて確認していきます。

一部手すりや器具付けが残っていたため、その箇所は改めて完了報告を行いますが、
法規に関わる形や仕上げは大きな問題もなく、無事完了。
この日の現場ではまだ少し材料が残っていましたが、全部床のモルタル上に防塵塗料を塗って、
内部には大きなアトリエスペースが完成する予定です。

今回、大きく使いたい1階には塗装室と倉庫以外の仕切りは作らず、
壁仕上げと天井高さの切り替えだけでダイニングを兼ねた休憩スペースを作っているのですが、
キッチンの床タイルもアクセントになり、アトリエとはまた違った印象の場所が出来てきました。

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階段で緩い領域分けを行っています。

1階の正面が大きくガラス張りで、広いアトリエスペースは通りからの見通しも良いため、
ご近所の方々からはカフェができると楽しみにしてくださったようですが、
野菜などを育てることもできる広い土の庭を整え、木の目透かし塀で囲う予定です。

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通りに向かって開放する形ではないけど完全に閉じるわけでもなく。光と風はは取り込むアトリエです。

内部は、1階がアトリエ、2階がプライベートスペースで、ご夫妻の個室や寝室、水廻りというシンプルな構成で、
エリアが切り替わる場所となるホールも、ただの通路ではなく、気持ちの良い場所となるよう作っています。

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奥に見えるのはサンルーム。中央の階段を渡った先はプライベートな個室へと続きます。

まだこの先、残工事の完了確認や施主検査、竣工写真撮影、と続き、
お引き渡しはもう少し先になりそうですが、こちらも落ち着いたらまた少しずつ紹介していきますので、
どうぞお楽しみに。

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塗装室はシリコン溶剤を使用するため密閉空間となっていますが、明るさと視線は通る明るい場所になっています。

工房併設住宅 仕上げ工事が進んでいます。

2018年03月9日

最近趣味の話ばかり続いていましたが、現場も着々と進んでいます。
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工房併設住宅は仕上げ工事が進み、来週には完了検査の予定となり、
内部は1階の全面に採用している床の蓄熱式床暖房+モルタル金ゴテ仕上げを残し、
内部足場に絡む上部の壁仕上げや1階の壁組み、階段やキッチン収納などを先行して進んでいます。

今回、大きな外壁の内側はラワン合板素地仕上げのためラフな印象ですが、
ただ作りっぱなしの雑多な印象ではなく、吹き抜けにも面する個室ボリュームは白く仕上げ、
ここにエアコンやロールスクリーンなどを納めることで、作品に集中しやすいシンプルで大きな空間となる予定です。

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屋根面の対角に開閉できるトップライトを設け、壁を閉じすぎないことで家全体の空気を循環させるよう計画しています。

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個室からは通りも一望。直射が入りすぎないよう、前面に庇をつけています。

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階段をぐるっと上がることで床レベルを上げ、この先の個室でもさらに上げることで、
アトリエの高い天井を確保しています。

現場では細かな調整が続いていますが、あと少し。
引き続きしっかり進めていこうと思います。

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外部も庇取り付けのための正面足場を残して外観も見えるように。道路側には木塀を作る予定です。

工房併設住宅 設備・内部工事が進んでいます。

2018年01月11日

すっかり更新が空いてしまいましたが、工房併設住宅の現場が進んでいます。
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11月の上棟以降、木工事と並行して電気、設備工事の配線、配管も進んでいます。

内部は吹き抜けや構造材表し天井の箇所もあり、配線や冷媒管を通せる場所が限られるため、
現場では電気のルートや今回採用している蓄熱式床暖房についての打ち合わせも行いながら、
最終的に隠れる場所の工事を先行しながら進めています。

今回の住宅では吹き抜けが多いので足場もたくさんありますが、
大きな外箱の内壁となるアトリエ部分の壁は、ラワン合板で仕上げていく予定です。

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年末の現場で進行状況も含めた確認を行い、年明けにはまんぼうでお施主さんとの打ち合わせ。

アトリエ階の床は全面モルタル仕上げで最後に行うため、1階はしばらく基礎の土間が見えた状態が続きますが、
階段や手摺り、庇などの鉄骨工事も打ち合わせは進行しているので、もう少し。

サッシもすべて取り付け終わり、外部は防水処理や透湿シート張りが進行中で、
今回の外壁仕上げはシンプルなサイディング材を採用しているので、外部の工事も一気に進みそうです。

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トップライトは開閉できるタイプを採用。気持ちのいい光が落ちてきています。

工房併設住宅 上棟しました。

2017年11月2日

工房併設住宅の建て方がスタートし、無事に上棟しています。
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ここのところ雨の多い日が続いていましたが、今週は好天に恵まれ、
工房併設住宅の建て方も順調に進み、無事に上棟しました。

2階建ての建物ですが、階高が高く、スキップ上に床を組んでいるため全体の高さはあるのですが、
長い材を見事に操り、どんどん組みあがっていく様子は見ていていつもワクワクするものです。

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1階は壁がほとんどない計画のため、出来上がってくる大きな空間がそのまま工房と休憩スペースになり、
2階に水廻りや個室が出来上がっていく予定です。

当日はお施主さんご夫妻とご両親もお越し頂き、一緒に現場に入って見てもらったのですが、
図面から想像していた形が目に見えてきて、なかなか実感できなかった部分も体感して喜んでいただくのは、
私達もとても嬉しくなるものです。

この後の上棟式では、お施主さんご夫妻と棟梁でお米と塩とお酒を用いて四隅をお清めしてまわり、
この現場に関わる皆さんと一緒に、上棟を祝して乾杯。

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お施主さんご一家のご厚意で、とてもたくさんのおもてなしをご用意いただき、
現場で実際に作業している方々との良い交流の機会になりました。

私たちも改めて気も引き締めて、しっかり監理してきます。

これから寒い中での作業となっていきますが、皆さま、引き続きよろしくお願い致します。

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いろんな床が出来上がっていく様子は私たちも楽しみになっています。

工房併設住宅 基礎工事が進んでいます。

2017年10月12日

工房併設住宅は、基礎工事が進んでいます。
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工房併設住宅では、先月から根切りと並行して基礎下に納める先行配管から進め、
先日は配筋検査を行い、耐圧盤、立ち上がりまでを打設しています。

配筋検査では、今回の建物は整形で1階内部にはほぼ壁の無いシンプルな構造のため、
見通しの良い広いスラブが綺麗に組まれていました。
床仕上げがモルタルのため、内部の表しとなる柱は土台ではなくスラブから金物で立ち上げるため、
金物を取り付けるためのアンカーも先行して入っています。

そして現在はプレカット図を構造事務所とまんぼうでチェック。

現場はコンクリート打設が終わりは養生中なので、建て方までは目に見える変化はないのですが、
プレカット図のチェックや現場からの質疑回答など、現場と前もってできることの確認を進めています。

ほぼ同じようなスケジュールで横浜でも現場が動いているので現場担当は移動が多いのですが、
時間を無駄にせず、気を抜かず集中していこうと思います。

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やり方時点で確認していますが、捨てコンの後にも墨出しを確認します。

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境界からの離れを監督さんとチェック。

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柱の引き抜きに耐えるホールダウン金物は打ち込みのため、倒れないよう固定しながら打設。
基礎は室内表しとなるため、外側に断熱材を打ち込んでいます。

工房併設住宅 地盤改良を行いました。

2017年09月6日

先週は工房併設住宅の、地盤改良を行いました。
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去年から設計を進めていた住宅で、5月に実施図面の図渡し後の見積もり調整もまとまり、
暑い時期の工事契約、地鎮祭と進み、先週の地盤改良からスタートしました。

今回の改良は、現場の土とセメントミルクを土の中で混ぜながら改良柱を作る、柱状改良を採用し、
敷地の中には60センチ径の改良柱を、合計23本施工しています。

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改良は敷地の奥から、どんどん手前に移動しながら進んでいきます。

ご夫妻が一日の大部分を過ごす工房がフレキシブルに対応できることをテーマに、
1階に工房、2階がプライベート、という高さによる領域分けを行い、
大きな吹き抜けを持ち、家じゅうに気持ちの良い空気が流れる、広々とした工房のある住まいができる予定です。

※のびのびとした環境にあるこの敷地は上尾市の地区計画地域にあるため、
確認申請の前に「地区計画の区域内における行為の届け出書」を提出し、
境界からの距離や道路面に設ける塀の仕様など、適合していることの許可を受けてから、
「アトリエ兼用住宅」として確認申請を提出し、許可を受けています。

地盤改良が終わって、この先は建物の基礎を作るための根切りから。

工事は少し遠方ですが、現在進めている品川リフォームと同じアイディエムさんと、
打ち合わせをしながら進めていく予定です。

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地鎮祭は7月の暑い日に行いました。お天気にも恵まれますよう願っています。

工房併設住宅 図渡しを行いました。

2017年05月18日

今週は設計を進めている工房併設住宅の図渡しを行いました。
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先日の打ち合わせ以降、最終的なすり合わせも含めて進めていた図面が無事にまとまり、
今回は3社に図面を渡し、本見積もりを依頼しました。
意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図など、今回の図面はA3サイズで合計80枚ほど。

基本設計時にもお願いした3社で、多少の金額の開きはありましたが、
3社とも前向きにご検討いただけるということで、同じ3社に図面を渡し、本見積もりをお願いしました。

日常の大部分を過ごす工房が1階のほとんどを占め、フレキシブルに使えるようにしておきたい、
という計画なので、間仕切りも最小限に、仕上げも手を加えやすいように構造材を使ってラフに仕上げる。
その代わり、面積や天井高さといった後からは変えにくいものはしっかり確保しておく、
という考え方で決めた予算内で納めたい。

概算時の金額からもう少し詰めるべく、作り方を中心に調整を行っていますが、
詳細図を追加することで金額が上がる要素もあり。

といった設計の意図や、上下水道の引き込み確認、地盤改良についてなどの条件も含め、
図渡し時には説明をします。

今週末にもう一件図渡しがあり、いろんな資料を引っ張り出して事務所内が少し雑多になっていますが、
見積もりがまとまるまでの間は、質疑を確認したり、確認申請の準備など、
今のうちにできる見直や事務所の片付けなど、順に手を付けて進めていこうと思います。

これまでの過程はコチラから >>工房併設住宅

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図面を描きながら調整していた項目に矛盾がないか等、ファイルに綴じる前にもう一度確認しています。

工房併設住宅 実施設計が進んでいます。

2017年05月2日

去年より設計を進めている工房併用住宅の、実施設計を進めています。
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基本設計段階で、規模は変えずにボリューム(主に高さ方向)を減らす調整を行い、
構造も合わせて見直していた内容もほぼまとまり、
昨日は設計の細かな項目を確認するための打ち合わせを行いました。

実施図も揃ってきたのですが、詳細設計をしていく中で変更した方が良いと思った箇所や、
カーテンレールや棚の有無、仕様の確認、ガラスは本当に透明でよいかなどの確認と、
スイッチや照明計画、仕上げのイメージや色の組み合わせ等々。

新しく作った模型と合わせて、一つずつ確認していく作業は時間もかかりますが、
図面を描いている時に出てきた不確定要素をしっかり整理し、仕様を固めていくことで、
その後もイメージも共有しやすくなりますので、ここの時間はしっかり取るようにしています。

フレキシブルに。できるだけ使い方を限定しないアトリエを作りたい。
としてスタートした工房の使い方や規模は、設計していくうちに変わってきた部分もありますが、
先に作り込みすぎない加減も見極めつつ、あと少図面を描いていく予定です。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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高さを抑えた左側が現在の計画。工房エリアはすべてラワン合板貼りとなる予定です。

工房併設住宅 基本設計の図渡しを行いました。

2016年12月15日

設計中の工房併設住宅の図渡しを行いました。
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2週に一度ペースで打ち合わせを行い、大きなコンセプトや仕様がまとまってきたので、
現在の計画で進めていけるか確認するために、施工会社2社に見積もりをお願いしました。

基本設計段階なので見積もりはまだ概算となりますが、出来るだけ本見積もり時のずれが少なくなるよう、
平・立・断面図、仕上げ表の基本図面の他、キッチン、洗面、収納などの造作詳細図や、
建具表や、弱電や照明の電気計画図と設備計画図に器具リストと構造図一式で図渡しを行いました。

合わせて、細かく決めて作り込むよりも大きな空間を確保したいこと、工房には可変性を持たせたいこと、
工房とプライベートエリアの動線、素材やメンテナンス性など、忙しいご夫妻にとってのこだわりを盛り込み、
作品作りに集中できるラフな空間という設計での主旨や考え方や、予算やスケジュールも説明しています。

今回の計画地は埼玉県の上尾市なので、現場から比較的近い埼玉県内の施工会社2社に依頼。
どちらも初めてのお付き合いとなりますが、いろんな繋がりからも様子を聞いて依頼していますので、
実際に話もさせていただいた印象も含め、その点はあまり心配していません。

最近の価格動向なども含めいろいろな話をさせていただき、実際にどのくらいで出てくるかは少しドキドキですが、
今できる仕様に合わせて作ることが大事なので、見積もりを見て、また進めていきます。

この時期の見積もりは年末年始のお休みを挟むため少し時間がかかりますが、
いろんな素材や実施設計に繋がる詳細な納まりなど、その間にもできることは進めていこうと思います。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

工房併設住宅 基本設計が進んでいます。

2016年11月4日

新しくスタートしている工房併設住宅の、基本設計が進んでいます。
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先月半ばの初回提案に続き、今週は二度目の打ち合わせがありました。

工房を中心としたスペースを1階、プライベートなスペースを2階とした高さによって分けるゾーニングで、
大きな方向はほぼ固まり、工房内部の使い方や将来への可変性も考慮したレイアウトの検討と、
プライベートエリアの具体的な使い方や収納量など、細かな調整も含めて打ち合わせを進めています。

この計画は、当初のご要望は工房が一階で、いろいろな話をしていくうちに2階を希望となっていたのですが、
私たちで検討してみて、プライベートとの動線分けや使い勝手などから1階とした形で提案し、
その方向で進んでいます。

設計を進めていく中で、当初の要望通りのイメージで完成していく場合もありますが、
あまり最初のイメージに固執せず、使い勝手や光の取り込み方、過ごし方のイメージなど、
いろいろな条件を合わせて考えていくと全く違う構成になることもあり、この過程は大事だと考えています。

今回は人や作品の出入りのある工房とプライベート部分の動線との関係や、
作品作りに集中したいクライアントの、家事をこなすための動線などを整理することで、
より過ごしやすく、快適な住まいとなる予定です。

その他、持ち込む家具や工房内部、外観のイメージなど、
参考になりそうな写真も交えながら、作り方や素材についても打ち合わせ。

まだまだ案を固めていく基本設計の作業が続きますが、この計画もまた、とても楽しみとなっています。

これまでの設計の過程についてはコチラから >>工房併設住宅

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外観はまだ調整中ですが、今回は内部のボリュームを大きくした三角屋根の家になる予定です。

工房併設住宅 条件確認に行ってきました。

2016年10月6日

先日、新しく始まる工房併設住宅の条件確認に行ってきました。
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計画地は埼玉県上尾市にあり、あらかたの条件はお施主さんからも受け取っているのですが、
もう一度、関係窓口をまわり、条件設定の確認と、申請に必要な書類について、
確認しておくべき事柄についてなどを、市役所の都市計画課、建築安全課、道路課に確認してきました。

今回は地区計画地域になっているため、基準法上の基準だけでなく、
地区計画で定める基準が適用となり、より条件は厳しくなっています。

現在の上下水道の配管状況の確認については、
少し離れたところにある上下水道部に移動し、引き込み管の管径と、排水について確認。
今回は排水本管からの取り出し口がないため工事が必要となりますが、
上尾市の場合、排水本管からの取り出しについては公費で負担してもらえるため、
その申請に必要な書類を受け取ってきました。

それと、今回の敷地は区画整理による仮換地扱いとなっていたため、
今度は駅の反対側にある土地区画整理組合にも確認へ。

仮換地の場合、区画整理法により確認申請の前に、
「土地区画整理法第76条第1項による建築行為等の許可申請」を提出する必要があるのですが、
今回の敷地は区画整理が完了し、仮換地も終わったタイミングのため、申請は不要とのことを確認。

これで正確な条件での設計に入ることができます。

とにかくたくさん歩いた一日となりましたが、最後に土地区画整理組合は敷地に近い現地も改めて確認。
近くの通りから全景がよく見える立地なので、条件を生かした計画とすべく検討中です。

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マットの敷いてあるところが今回の敷地。恵まれた立地を生かした計画を考え中です。