今週は建築家31人の会HPのバトログを書いています。

2013年06月12日

今週は建築家31人の会のHPで、メンバーのリレーブログ「ばとろぐ」を担当しています。

私が担当するのは2回目ですが、今回は設計の時に描くスケッチを紹介しています。

上のスケッチは家族の時間を楽しむ住まいを提案した時に、
ファミリークローゼットのある洗面廻りのイメージとして描いたスケッチ。

ここでは洗面を脱衣の中ではなく広めにつくったホールに設け、
その背面に家族分の衣類をまとめたファミリークローゼットを作ることで、
ここで身の回りの物が片付き、家事に掛ける時間を軽減する住まい方を提案しました。

こちらは完成後の写真ですが、右手に見えるのは玄関ホールで、
そこからは玄関収納を通って浴室に行くこともできるようになっています。

日々の暮らしではホールでシャツにアイロンを当て、冷めるまでバーに一時的に掛けて、
冷めたらそこから左手のクローゼットへ移動します。
また手前のホールと洗面ホール、また奥の寝室とも、透ける扉で仕切ることができ、
使い勝手によってプライベートを簡単に隠せる作りになっています。

その他、キッチンやリビングのスケッチ、ほかの物件についてもバトログで紹介していますので、
そちらも見てみてくださいね。

ばとろぐはコチラから。
>>建築家31人の会HP ばとろぐ

この住宅についての詳細はコチラから。
>>横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

「月刊HOUSING5月号」横浜KYO 掲載のお知らせ

2013年03月21日

月刊HOUSING5月号に、横浜KYOが掲載されています。

「暮らし上手な家族の間取り集」の中の家事を手早く進める住宅として、プランが紹介されています。

この住宅では、
・外で遊んで帰ってきたお子さんの泥を室内に持ち込まず、水廻りに行かれること
・洗面スペースも兼ねた家事コーナーを作ること
・家族の衣類をまとめたファミリークローゼットを洗面の近くに設けること
・急な来客にも対応できるよう、プライベートエリアを簡単に分けられること
などをテーマに、無駄のない機能と家事動線を重視して設計しています。

加えて、花粉症のご家族のため、外のホコリを生活スペースに持ち込まない動線など、
家族に合わせた流れを作ることで、結果として、家族の時間が増えることを考えた住まいです。

その他にも、具体的な参考例が多く掲載されていますので、
機会がありましたら手に取ってみてくださいね。

詳しい紹介はコチラ。
横浜KYO:家族の時間をとことん楽しむ、機能と動線重視住宅

掲載誌のお知らせともろもろ

2010年11月26日

「HOUSING 2011年1月号」に、横浜KYOが掲載されています。
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子供との時間、家族との時間を大切に楽しむ住まいとして、
実例PART1 私達の合言葉は「HAPPY子育て!」、として紹介されています。
横浜KYOでは、家族の生活動線や奥様の家事を効率的にする=家族の時間が増える、
と考え、子供目線というよりは奥様目線から設計した住宅なのですが、
子供のための住まいとして取り上げられることが多く、ちょっと面白いなと思っています。
他にも家づくりを考えられる方に参考になりそうな記事がありますので、
よろしければお手にとっていただけると幸いです。
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さてさて、またしてもとても更新が空いていましたが、ここのところ新しい住宅の提案を
させていただく機会が多く、敷地を見に行ったり役所に行ったり、そして案を考えて
模型やスケッチを作成したりと、忙しくも楽しく仕事をしています。
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スケッチは現在実施設計中の「板橋D」。
見晴らしの良い高台に建つ、陶芸教室を併設した住まいで、気持ちの良い外部を取り込み、
住まい全体を楽しみたい家族と、多数の人が出入りする陶芸教室との間に共有する
ホールを挟むことで、程よい距離感で気兼ねなく過ごせる住まいとして計画しています。
スケッチからは少し変更を加えていますが、周囲からの見え方なども含め、
それぞれの場所から見えるシーンを大切に気持ちよい住まいを作りたいと思います。
その他にも、模型を貸し出し中のものが多いのですが、ちょっとずつ紹介していく予定です。
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そして、さかのぼる事早1ヶ月ですが、10月の末には鎌倉Nの地鎮祭を行いました。
あいにくの台風で天候が心配されましたが、無事、当日を迎えて行うことができ、
確認申請、長期優良住宅についての申請を経て、まもなく着工予定と進んでいます。
101126kkn01.jpg 早いもので、お隣の家はもう出来てました。
また始まりましたらこちらで紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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いつの間にか今年も残すところ1ヶ月ちょっととなり、流行の断捨離に乗っかり(?)
年末までには大々的に掃除したい、という野望が出てきました。
仕事柄か、仕分けや整理することは好きな方だと思うのですが、
スタディ模型やサンプル、資料など、気がつけば山積みになりがちなので、
今年は片付けもがんばりたいと思います。

横浜KYOが「スッキリ!!」で紹介されました。

2010年08月19日

先週の金曜日になりますが、日本テレビの「スッキリ!!」という番組の中の、
スッキリハウジング」というコーナーで、「横浜KYO」が紹介されました。
「子供が一番!の住宅」として、玄関から浴室まで繋がるバック動線や、
玄関を入ってすぐ大きな洗面とファミリークローゼットがあることなど、
「子供の動きにあわせた間取り」の住まいとして取り上げていただきました。
この家を設計するにあたり、
「とにかく家族の仲が良くて一緒にいる時間を大事にしたい」とのお話を伺い、
子供の動きにあわせて計画すること 
= 子供をみながら家事をこなす奥様の動きにあわせること
であり、奥様の動きをスムーズにすることで、家事に対する手間(ストレス)を
減らすことにも繋がる(=家族の時間が出来る)、ということをまず考えました。
紹介された他にも、浴室に抜けるバック動線に靴を洗うための掃除流しを設置
したり、大きな洗面やクローゼットに繋がるホールは開放的に使っていますが、
そうはいってもうやはり生活部分であるため、来客が来た際には簡単に仕切る
ことが出来たり、2階のリビング階に来客の手洗いを設けたりなど、自分達の
場所はゆったり気にせず使えるゆとりを確保しながらも、いつでも人を呼べる
住まいになるよう、計画しています。
この住宅は、Kさん家族に合わせた住まいですが、その住まい手にとって、
無理することなく、家族が笑顔で過ごせる住まいを作っていければいいなと
思っています。
スッキリハウジング 8/13放送分 「子供が一番!の住宅」
100819_kyo02.jpg 
黒でまとめた広い玄関と洗面ホールは、縦型ブラインドで仕切ることが出来ます。
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2階リビング横には、来客のための手洗いカウンターを独立して設けました。
100819_kyo03.jpg 
キッチンの横には宿題をしたりPCを使うスタディコーナーを作っています。

横浜KYOの撮影がありました。

2010年03月11日

久しぶりにとても気持ちのお天気だった今日は、先月末に竣工したばかりの
横浜KYOの取材撮影があり、立ち会いに行ってきました。
04.jpg リビングのオレンジのブラインドがアクセントになっています。
一部に手直し工事が残っており、まだ完全には片付けられないでご不便を
おかけしている中、施主のKさんには片づけを少し急がせてしましましたが、
奥様とお子様に快くご協力頂き、楽しい撮影時間となりました。
また、撮影の後では設計を始めた頃の要望やこだわったポイント、
まんぼうからの提案や変更したの話等など、最初の頃の懐かしい話を交え、
いろいろお話させていただきました。
今回は「女性建築家と作る家」特集ということで私(美賀)がお応えしましたが、
まんぼうは2人とも料理を含めた家事や育児していることもあり、どちらも
家事動線や使い勝手でストレスにならない、ということにはこだわりを持って
設計をしています。
ただ、こだわる部分はそれぞれ微妙に違う部分もあるので、プランを作る上で
納得するまで議論が続くこともありますが、その議論をすることでよりよい形を
提案できるのではと思っています。
今回の横浜KYO邸でも、プライベート動線の分離や使い勝手の良い収納など、
設計段階ではまんぼうの中でかなりの議論(バトル?)がありましたが、
Kさんご夫妻のライフスタイルとうまく絡んで導き出せたのではと感じています。
今回の取材は、4月発売号に掲載される予定です。
また詳細が決まったらお知らせしますので、どうぞお楽しみに。
03.jpg02.jpg01.jpg
撮影風景・Kさま、いろいろご協力頂き、ありがとうございました。

掲載誌のお知らせともろもろ

2010年03月3日

HOUSING~月刊ハウジング 4月号に、以前掲載された南足柄Hが
特集記事の中で紹介されています。
100303 mh.jpg 
家事ラク間取り&設備16 の中の最初の食品庫のあるキッチンが
南足柄H邸です。
他にもこれから家づくりを考える人に参考になりそうな記事がありますので、
宜しければまたお手にとって頂ければと思います。
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さて、もうすでに先月の話ですが、2月にはASJつくばスタジオの建築相談会に
参加する機会があり、いろんな方とお話しさせて頂きました。
・これから家づくりを考えたい
・もう少し先だけど建築家というのは何をする人なのか知りたい
・ハウスメーカーと建築家の違いが知りたい
などなど、お隣で積水ハウスの抽選会があった影響もあり、予想を上回る来場で、
私達も有意義な時間を過ごさせていただきました。
また、建築家同士も合間のちょっとした時間を見つけては話が弾み、
現在設計中の住宅に採用できそうなソーラーパネルとか、
うちのムスコ(2歳)が楽しめそうなおもちゃの電車をひたすら走らせられる所とか、
公私共に役立つ情報も入手でき、楽しい時間でした。
ポポンデッタ 秋葉原
壮大なジオラマの中、Nゲージ(鉄道模型)を走らせることができる、
電車好きの男の子にとってはたまらない場所のようです。
建築相談会に限らず、まんぼうでは建築相談(無料)もお受けしていますので、
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
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その他、横浜KYOは無事竣工し、月末に引渡しを完了しております。
若干の手直し工事を残していますが、施主ご一家も新居での生活をスタートし、
お子様も幼稚園でいろんな人を招待しているとのお話を伺い、私達も嬉しくなっています。
IMG_5421s 480.jpgIMG_5185s 480.jpgIMG_5384s 480.jpg
ギリギリのスケジュールであったため見学会は行いませんでしたが、
竣工写真はいつもお願いしている、写真家の平さんに撮ってもらいました。
またいろいろ紹介していこうと思いますので、どうぞお楽しみに。
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現在設計中のリフォーム、住宅とも、いくつか設計作業のピークを迎えており、
しばらくはパソコンに張り付いた生活になりそうですが、集中していきたいと思います。

いろいろなリフォーム

2010年02月18日

~お知らせ~
・2月20日(土)、21日(日)の2日間、ASJつくばスタジオで行われるイベントに参加します。
   ASJ つくばスタジオ 第3回建築家展
つくば国際会議場 両日とも11:00~18:00 入場無料
これまでに完成した住宅のパネル写真や模型なども展示する予定です。
数組の建築家による建築相談会ですので、ご興味がある方はお気軽にいらしてください。
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最近リフォームの仕事が続いています。
月初めには、お子様が生まれたご夫婦の住まいをプレゼンする機会があり、
まずはプライベートな主寝室以外はオープンな場所として広々と使い、
成長に合わせて使い方を変えていく生活を提案させて頂きました。
水廻りや収納動線を他と兼ねて領域を有効に使い、オープンキッチンを
持つLDKを作る案と、プライベート領域に機能的なキッチンを取り込み、
可変性のあるオープンスペースを作る案と、2通りの形をベースとして作りました。
まだご夫妻の間でもお子様の場所をどうつくるか決めかねている様子でしたが、
一度形になったものを立体で確認し、生活の動きをシュミレーションしてみることで
見えてくる部分もあると思うので、またじっくり考えてもらえるといいなと思っています。
模型は持ち帰っていただいたので、またの機会に紹介したいと思います。
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ホールと洗面/テレビの後ろは食品庫/キッチンからリビング、プレイコーナーを見る
100218_yk04.jpg100218_yk06.jpg100218_yk05.jpg
窓を取り込むオープンスペース/たたみのプレイコーナー/大画面TVを楽しむ
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それから、少し中断していたのですが、港Sの設計を再開しています。
収納を壁付けにするのではなく、家具として中に置くことで領域を仕切る方針は
変わりなく進んでいて、どこに何を入れるか、棚の固定/可動、棚ピッチなどの
細かい仕様や、50平米を超える住戸をワンルームにするため暖房区画の作り方など、
詳細を詰めている段階です。
収納については、人それぞれ片付けやすい方法というのは異なるものなので、
せっかく快適に作った住まいを維持することがストレスになってしまわないよう、
じっくり打ち合わせをして確認していくことを大事にしています。
但し、生活は常に変化するものであり、住んでみて見つける部分もあるので、
作りこみ過ぎないことも大事と考えています。
来月頭頃の見積もりに出す予定なので、集中して設計していこうと思います。
100216_ms.jpg 家具の素材感も検討中です。
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そして先週末にも、新しいリフォームの打ち合わせで、初回の提案を行いました。
限られた面積の中で生活動線を機能的に作ること、広く感じられること、
来年小学校に上がるお子さんに合わせて変化対応できることなどを盛り込み、
場所をコーナーとして作りながらも、機能のまとめ方の異なる2案を元に
いろいろな可能性についても追求していく打ち合わせとなりました。
もう少しまとまってきたらまた紹介していきたいと思います。
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その他、住宅では、横浜KYOが月末の竣工に向けて、施主検査、役所検査、
手直し工事、竣工写真撮りと進む予定です。
住宅についてはまた次の機会に紹介していこうと思いますので、
どうぞお楽しみに。

新年のご挨拶

2010年01月12日

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします
旧年年末は、すっかり現場のブログ更新をサボってしまいましたので、
新年早々ですが、横浜KYO邸の年末画像を数点アップします。
工事は、木工事が少し遅れ気味ですが、大きな変更も無く現場が
動いています。今年一回目の定例が数日後にありますので、
現場の状況を再度お伝えする予定です。
JAL問題など、何かとため息が出るニュースが多い毎日ですが、
今年もこつこつ頑張って行きたいと思っています。
まんぼうの住宅にご興味をお持ちいただいている方、住宅設計に関する
ご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。
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横浜KYOと現調会と中野M

2009年12月2日

横浜KYOの近況報告です。

現在外壁の板金工事がメインで、インテリアでは木造作工事が淡々と進んでいます。


今回の敷地は、隣地境界となっている擁壁の位置と正規の境界線がずれていて、

隣地側に境界線があります。そんな訳で、可能な限り擁壁に近づけて建物を建てて
いるため、図面上は隣地との距離があるにもかかわらず、足場を建てるスペースが

あまりありません。

そのため外壁に関わる工事は足場と建物の間隔が狭く、作業に気を使います。
しかも1階の外壁材は、ガルバリウム鋼板の黒を採用していて、傷付けると目立ちます。
職人さんは「大した事ないですよ」と淡々と外壁を張り進めていますが、2Mを超える
外壁材を今回の狭さで取り回すのはかなり大変なはずで、さすがプロと言った感じで、

まったく頭が下がります。

それから鉄骨造のキャンチレバーによる洗濯テラスの床組みが設置されました。
構造事務所にも確認してもらっていて、さほど揺れないことは分かっているものの、
そのさほどがどの程度か少し心配だったので、早速先端部分に乗り飛び跳ねてみたところ、
予想以上に硬い感じで問題なしでした。続いて現場監督と職人さんの2人に飛び跳ねて
もらい、見た目でどの程度たわむかを確認しましたが、特に問題なしで一安心です。


そして先週末は、施主に現場へお越し頂き、工事の進捗状況説明等の打ち合わせを

行いました。
今回初めて2階へ上がって頂き、キッチン、ダイニング、リビング、畳スペースと続く今回の
メイン空間の抜けの良さを、体で感じて頂くことが出来ました。合わせて着工後の変更で
お手数をお掛けしたサッシ割にもご満足頂きなによりです。

現場を出る前に屋根に上ったところ、低く垂れ込めた雲の合間から月が覗いていました。
普段意識することがほとんどない、日が暮れる前の月ですが、曇りのせいかいつもより明るく
感じられ、夕焼けの色も加わり、早朝のような不思議な雰囲気で、深呼吸をしてしまいました。

091201_1階外壁.jpg091201洗濯テラス床組.jpg091201_屋根から月.jpg
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それから、先週の土曜日のことですが、住宅コンペ物件の現調会に参加してきました。
※ここでいう現調会とは、当該敷地において、施主と提案希望者が直接お会いし、

条件や要望などを直接質疑応答して、より深く知るために行う場のことです。

まんぼうでは、これまでにもネットで公開されている住宅のコンペに参加していますが、

文章のみからでは、微妙なニュアンスや本気度とでもいいますか、施主の気持ちの
部分を深く読み取るのは難しく、もどかしさを感じる部分でもありました。
また、近頃では、ネットで簡単にコンペを開催できる手軽さと、わざわざ時間を割いて
直接やり取りする場を設けるという、言葉は悪いですが煩わしさが矛盾するのか、
現調会を開催するコンペがほとんどないのが実情だと思いますが、久しぶりに参加してみて、
やはり有効な手段だと感じました。
また、施主夫妻には貴重な時間を割いて場を設けていただき、感謝しています。

その現調会やコンペ内容の詳細はここでは割愛しますが、結果に繋がるよう、頑張りますよ。
091203_sk.jpg 現調会って不思議な光景かもしれません。
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そして、この日の午後は、新しく始まった、中野Mの打ち合わせも行いました。
中庭の取り方や内部との繋がり方、2階レイアウトなどの空間構成から外観など、

まだまだ全体の組み立て方について検討を進めている段階です。

具体的には、各領域をシンプルに構成し、中庭も単純な形で大きく取れるものと、

最初のイメージであった囲い型の中庭のものをベースに、キッチンや水廻り、個室等、
いろいろなバリエーションを提示しながら、Mさんのライフスタイルを探していくような
作業をしているところです。

中に入ればすべてわかってしまう潔い空間はシンプルで馴染みやすいけれども、

シークエンスという意味では何か足りないものを感じ、対面の見え隠れすることで
生まれるシークエンスは空間の魅力ではあるのだけど、それを必然とするにはまだまだ
足りない、といった感じでしょうか。建築家らしく語るならば。

ただ、快適な住まいというのは言葉で語るものではなく、あくまで、その中に入った時の

生活が快適であり、想像できることが大事だと考えているので、なんとなく今もやもや
していることをうまくまとめられればいいなと思っています。

となんだかわかるようなわかりにくいような話になってしまった気もしますが、
来年の今頃には竣工予定ですので、こちらもMさんの笑顔が見られるよう頑張ります!
091203_nm01.jpg091203_nm02.jpg091203_nm03.jpg

11月17日の横浜KYO/雨の日の定例

2009年11月20日

先日、横浜KYO邸の定例に行ってきました。

あいにくの雨で、結構寒い1日でした。

しとしと雨でドンヨリした天気で、構造材剥き出しの建物内はいつもより薄暗く感じ、
その中での投光機の明かりがとても暖かく、ほっとさせられました。
思いもよらず、照明も持つ明るさだけでない、プリミティブな力に気づかされたりします。
(すこしおおげさですが)

工事はたんたんと進んでいて、雨の合間を縫って外部の防水シートを張り終えているので、

施工状況のチェックを行いました。工事の進行を止めるわけにはいかないので、
濡れながらのチェック作業になりますが、しとしと雨で助かりました。
状況は概ね問題なしでしたが、防水シートの接ぎ部分の補強などにいくつか
指摘箇所がありました。外壁が施工されてしまうと手のつけられない部分なので、
細かい指摘で大勢に影響はない部分ですが、念には念を入れておきたいところです。

それから、前面道路側の大開口部にサッシが入り、建物の顔が見えてきました。
このサッシは、国土交通省からサッシメーカーに対して出された、「防火戸認定サッシ
寸法についての一部是正に関する通達」の内容に、台形嵌め殺しサッシ部分が
引っかかって
しまい、写真のようなオーソドックスな割りに落ち着いた経緯があります。
図面上では、少し割が煩いのではと心配していたのですが、現場で見たところ
確かに割りは多いけれど煩くはない見え方で、予想外に気にならない佇まいでした。
まずは一安心というところですが、工事が進み廻りが片付いた時に
再度見え方を確認です。
091117インテリア01.jpg 大開口サッシ.jpg 091117外観01.jpg

11月10日の横浜KYO/検査と定例

2009年11月11日

昨日は横浜KYO邸の定例+瑕疵担保保険の検査に行ってきました。
上棟からちょうど1ヶ月が経ちました。
今回の現場は工程と雨がうまく
かみ合っていて、雨にあわずに屋根も葺きあがり、
大きな雨もなく外壁の下地
工事を終えました。
雨に関してはどうしようもないので、うれしい限りです。

それから、役所の中間検査(今回は民間の検査機関に確認申請を行いました)と
住宅
瑕疵担保保険の検査も無事終わりました。これでしばらくは第三者の検査はありません。
検査となると、どうしても受身の状況で、自然と「あまりいじめないでね」と心の中で
つぶやいてしまいます。
数をこなしているつもりの検査ですが、毎回緊張させられます。
まあ、そんな緊張感が生まれなければ、検査をする意味がないともいえますが。
ただ、瑕疵担保保険の検査は少し新鮮でした。と言うのも検査員の方が我々と同業の
建築士で、本業が設計なので、検査内容とは別に納まりや金物のメーカーなどに話が及び
終いには勢いに乗ってKYO邸のコンセプトまで説明していまいました。

考えてみると工事の要所々で、同業者に現場をまじまじと見てもらう機会はほとんど無いわけで、
検査とはまた別に有意義な時間でした。

先程雨の話をしましたが、ここしばらくは天気が崩れるようです。
今日の雨も結構な降りだったので、
ハイサイドライト等の養生を行った甲斐がありました。
大工さん、暗い中ご苦労様でした。

昨日は、検査があったので、定例が終わったのはすっかり暗くなってからでした。
そんな訳で
まともな写真が取れなかったので、過去の写真を交えてアップします。
帰り際に振り返ると、2階の三角窓やハイサイドライトから、投光機の光が柔らかく漏れ出し
いい具合でした。

091023外観01(320).jpg 091110インテリア01(320).jpg 091110屋根01(320).jpg

10月20日の横浜KYO/上棟

2009年10月21日

地盤改良工事の後、現場報告をアップしていなかったKYO邸ですが、
工事は順調に進んでおりまして、昨日無事建方を終えました。
天気は晴天で暑くも無く、快適な1日でしたが、少々風が強く

大工さんたちは慎重に作業を進めていました。
木材を吊り上げるレッカーも、この風のなか電線などの上空障害物に
注意しながらの作業で、見ているほうも気が抜けませんでした。
作業自体は、大工をこの日に限り7名投入したかいもあり予定通り進み、
お昼前には概ね建物が建ち上がりました。
午後からは建入れ直しを行って、屋根下地の合板張りなで終わらせた
時点で作業は終了。その後施主のKさんご一家も合流して、上棟式を
略式で行いました。
全体のボリューム感はKさんにも満足していただけたので、ひとまずほっと
しています。
建物のボリュームは模型等で何度も確認し納得済みなのですが、
建て方が終わって目の前に現れた建物は、毎回とても新鮮で感慨深い
ものがあります。
今後は周囲を安全ネットで覆ってしまうので、次に全貌を確認できるのは
足場が取れるときです
が、足場が取れて全貌が露になる瞬間が楽しみ
でもあり、完成した建物が施主を満足させられるか心配であったりもします。
ともあれ、工事はまだまだこれからですので、気を引き締めて現場監理を
行っていきたいと思います。

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