昨日は葛西臨海水族園主催の、なぎさの生物観察会に行ってきました。
人気のイベントのようで、応募したら残念ながら外れてしまったのですが、
外れた方限定での再募集の案内があり、運よくそちらで当選したので家族で参加してきました。
場所は葛西臨海水族園の南にある人工の干潟、西なぎさというところで、
干潟とは何か、このなぎさ江戸川と荒川の間にあり真水が流れ込むため塩の濃度が薄く、
その環境を好む生き物がいること等、葛西臨海水族園の皆さんのわかりやすい説明で始まりました。
葛西は埋め立て地で人工という環境ですが、西なぎさの外(東)側は牡蠣が自然と生息するようになったらしく、
牡蠣殻がどこまでもびっしり。
今回の観察はなぎさの内側、少し湾になった場所で、大潮の日の一番の引き潮に合わせた開催で、
観測し始めた時の水際線がみるみる下がり、いろんな生き物が出てきました。
水が引くと小さな穴がたくさんあるのですが、よーく見てみると小さなカニが歩いていて、
孔に入る時に押し出す土だんごがあちこちにあり、穴を掘るとコメツキガニが出てきたり、
もう少し水際に近い泥のある辺りには少し大きめのオサガニがいたり。
土だんごはカニが押し出したもので、この中を掘るとカニが出てきます。
いろいろ見つける楽しみだけでなく、干潟の少し水のある所に魚の切り身を置いて
アラムシロという巻貝状のカタツムリのような生き物がどんどん集まって食べていく様子を観察したり、
水だまりでボラやハゼの幼魚を捕まえたり。
水族館所有のアサリで、クロレラをアサリが食べて分解してくれる実験もありました。
クロレラを入れて15~20分ほど置いただけで、ずいぶんと綺麗になっていました。
いろんな生き物の特性やいた場所をメモして、最後にはみんなで観察してすべて放しましたが、
葛西の方々にいろんなことを直接質問することもでき、とても充実した観察会となりました。
大潮の重なる土日でお天気が良いことが条件のため、機会は限られるのですが、
まだまだいろいろな企画が予定されているので、都合の合う限り応募して、また参加してみたいと思います。
葛西臨海水族園の皆様、とても貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
葛西臨海水族園についてはコチラから >>葛西臨海水族園