メゾネット二世帯リフォーム 引き渡しを行いました。

2017年10月3日

先週になりますが、メゾネット二世帯リフォームの引き渡しを行いました。
IMG_5714_650

去年の2月末からスタートして、1年7か月のお時間を頂きましたが、
上下左右、別々の住戸であった部屋を繋ぎ、二世帯住戸へと変えたリフォームが無事に完成し、
先週、無事にお引き渡しをさせていただきました。

住まいのテーマは、「とにかく明るく広く気持ちよく。」と一貫していたのですが、
二世帯住宅とした場合、避けては通れない将来の家族構成の変化にどのように対応するか、
また、広くワンルーム化したい子世帯では、まだ小さいお子さんの部屋をどのように考えるか、
部分的に切り離して賃貸とすることができる水廻りと壁の配置や収納計画。

具体的な課題への提案と、リフォームならではの、解体してみたら調整が必要であったこと、
作っていくうちに出てきた新たな要望など。

時間はかかりましたが、一番最初にお会いした時にお話しいただいた、
「広く、大きく、すっきりと。
リフォームするからには、お客さんが来た時にちょっとびっくりするような、おおらかでオープンなリビングで迎えたい。
そして当たり前だけど、みんなが住みやすい。」
そんな快適な住まいを完成させることができて、私たちも嬉しく思います。

今までは玄関を出て行き来していた二世帯ですが、新たに作ったらせん階段を通して、
また楽しい生活が生まれていくことがとても楽しみです。

Sさん、現場の皆様、ありがとうございました。

現場中はあまりブログを更新できていませんでしたが、
またこちらで少しずつ、こだわりのパーツなども紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに。
(毎回いうだけになってますが、少しずつ紹介していきます)

これまでの設計・監理の過程はコチラから >>鉄骨造・二世帯リフォーム

IMG_5747_650
鏡貼りの壁の向こうに見えるのが仕切ることのできる寝室で、手前は玄関から続く水まわりスペース。

IMG_5754_650
玄関から続くスペースは洗面(脱衣は別にあります)も兼ねています。

IMG_5762_650
キッチンの黒は黒板塗料。連続して作り変えたサッシは北向きですがとても明るくなっています。

IMG_5788_650
下階のご両親世帯はこれまでの生活スタイルを変えず、収納等整理することですっきり使いやすい形に作り変えています。

メゾネット二世帯リフォーム 仕上げ工事が続いています。

2017年08月29日

メゾネット二世帯リフォームでは、引き渡しへ向けての仕上げ工事が続いています。
Exif_JPEG_PICTURE

2階、3階をそれぞれ独立した世帯の住まいとし、上下をらせん階段でつなぐというシンプルな構成ですが、
3階世帯はとにかく広く、明るく、天井も高く気持ちよく、という構成で、
外部に面して一体として作り変えたサッシ面が明るく、職人さんが多くいても圧迫感のない場所が見えてきています。

3階のアイランドキッチンはシナ合板とステンレス天板の組み合わせで作り、
全方向に使い勝手に合わせた収納を作り、リビング側にはテレビも組み込む予定。

黒に塗装予定なので全体の印象はまだまだ変わる予定ですが、
明るくなったリビングのアクセントになる予定です。

Exif_JPEG_PICTURE

リビングの横にはヨガなども楽しみたいと奥様のご要望から、大きなガラス壁を設置。
背面の大きなサッシの効果で、実際よりも広く見えるようにもなってきました。

Exif_JPEG_PICTURE

その横にはこのフロアで一つだけの個室があり、仕切るための大きな扉はこの鏡の後ろに引き込むのですが、
扉のメンテナンスのために、鏡の下部分を分割して外すことも可能なように作っています。

Exif_JPEG_PICTURE
閉めるとこんな感じ。背面のサッシは二重で、目の前から聞こえていた電車の音も聞こえなくなりました。

新たに加えたらせん階段も仕上がり
これまでは玄関を出て階段から下に降りる必要があった下世帯とはここから繋がるようになりました。

Exif_JPEG_PICTURE
階段を下りると下世帯のホールに繋がります。

調整すべき項目もいろいろあり当初の予定よりお時間を頂きましたが、完成まではいよいよあと少し。
最後までしっかり監理しつつ、こちらのリフォームもまた振り返って紹介していこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>鉄骨造二世帯リフォーム

Exif_JPEG_PICTURE
2階ホールから見たらせん階段。ここで完全に切り離すのではなく、上下は緩く繋がる関係となっています。

メゾネット二世帯リフォーム 下地が進んでいます。

2017年05月16日

メゾネットリフォームでは、下地工事が進んでいます。
Exif_JPEG_PICTURE

メゾネット二世帯リフォームの現場では、2階、3階ともに下地工事が進んでいます。

3階では、まだ被覆工事やサッシの付け替えも予定しているので、もう少し見た目の印象は変わる予定ですが、
鋼製床組みも進み、広さのイメージや天井高さなど、仕上がった時の寸法に近づいてきました。

天井高さをできるだけを高く取れるように少しずついろんなところを調整している効果もあり、
見えてきた空間が広々とした印象で、交換前の窓からの光も明るく、気持ちよくなりそうです。

Exif_JPEG_PICTURE

設備ではアイランドキッチンと温水床暖房を採用しているので、スラブの上に配管を施工し、鋼製床を施工。
今回は低床タイプのシステム床なので、レベルを調整した束足の上に、20ミリのパーティクルボードを載せ、
この上に、床暖房用のマット、フローリング、と重ね貼りをして完成となります。

Exif_JPEG_PICTURE
配管のある場所は隠れるように、ギリギリまで上げて天井下地を組んでいます。

リフォームの現場では、解体してみたら寸法配管が違ったなど、いろいろ調整することが多く、
この現場でもいろいろありましたが、無事に下地まで組みあがってきたので、
この先はその下地と決めた寸法に合わせて仕上げていくのみ。

引き続き、完成までしっかりと監理していこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>鉄骨造二世帯リフォーム

Exif_JPEG_PICTURE
ご両親の2階は全体をボード貼りまで進んでいます。

メゾネット二世帯リフォーム 墨だし、下地へと進んでいます。

2017年04月17日

3月より解体を進めていたメゾネット二世帯リフォームの現場が進んでいます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

解体してみると図面と異なる場所も少しありましたが、解体も無事に完了し、墨だし、下地工事へと進んでいます。

鉄骨造の建物の中で、これまでは玄関を出て行き来する必要のあった2階と3階住戸をメゾネットとして繋ぐ計画で、
現在はすべての間仕切りを撤去しているので、とにかく広く明るく、気持ちの良い場所になっているのですが、
外壁側のサッシも作り直すので、さらに解放感も上がるはず。

まだこれから被覆をしたり床を組んだりしていくので、実際の寸法は少しずつ寸法は変わりますが、
この気持ち良さが損なわれないよう、綺麗にきちんと作っていければと思っています。

これまでの設計の過程はコチラから >>鉄骨造二世帯リフォーム

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
上下階を繋らせん階段を入れるための穴あけも完了。距離感のイメージがしやすくなっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
2階では先行して下地組みが進み、3階は設備配管の整理へと進んでいく予定です。

メゾネット二世帯リフォーム 現場がスタートしています。

2017年03月14日

去年より進めていた二世帯リフォームの現場がスタートしています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

年末に設計がまとまった後、少し期間を置いていましたが、先日より解体からスタートしています。

商店街にある鉄骨造の集合住宅の部屋を繋いて二世帯とする計画で、
対象部分はすべて解体するスケルトンリフォームとして進めています。

解体しているのは2階と3階の一部ですが、賑やかな商店街の中にあり昼間は車を寄せられないことと、
敷地内に置いておく場所はないため、昼間はひたすら解体物用の袋に詰め、
夜に職人さんと車が戻ってきて、搬出を行っています。

また、今回の建物は耐火建築物のため、既存の鉄骨には耐火被覆材が吹き付けてありますが、
セラミック系の被覆材への改修も予定しています。

※築年数と資料から、現在では規制対象のアスベスト含有の可能性があったのですが、
設計前に抜き取り調査にて含まれていないことを確認した上で、特定講習を受けた解体業者で行っています。

搬出時間の制約などの条件から、解体には通常より長めの期間を予定していますが、
解体後は、現地測量、墨だし確認、へと進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>鉄骨造二世帯リフォーム