大田区の共同住宅 見積もりと工期の調整中です。

2014年02月12日

去年より進めている大田区の小さな共同住宅では、現在見積もり調整を進めています。
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先月には諸々の申請も無事通り、金額がまとまれば着工できる状態ではあるのですが、
職人・資材不足や申請に関わる調整など、いろいろな要因から、時期の見直しをして進めています。

今回、風致地区や大田区の地区計画などに該当していたので、確認申請の前に、
・風致地区内 建物許可申請
・地区計画の区域内における行為の届出書
を出していたのですが、更に新しく施行された大田区景観計画にも該当する条項が出てきたため、

・景観計画域における行為の届け出
についても提出し、すべての許可証を添えての確認申請となりました。

申請では、SE構法の木造3階建てですが、軒高が9mを超えるため構造の適合性判定対象であり、
提出先の民間検査機関とも、事前打ち合わせも含めて進めていたのですが、
今回の設計は4階建てで、SE構法の認定は3階建てだが4階に適用できるかは大田区の判断になる、
ということになり、申請後にもいろいろなやり取りをすることにありました。

結論としてはOKとなったのですが、申請の途中で質疑が届くとその都度対応する必要があり、
なるべくスムーズに進むように、区役所や民間検査機関との事前協議を重ねているのですが、
なかなか書類も多く、今回は申請後もとても協議事項の多い申請となりました。

いろいろなスケジュールの変更など、お施主さんにはご理解いただき感謝の限りですが、
賃貸時期も含め、一番いいタイミングで進められるよう、時期を検討していきたいと思います。

これまでの設計過程はコチラから >>大田区の共同住宅

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木造の耐火建築物としてつくるので、木住協の認定書も添付しました。

木造耐火建築物に関する記事はコチラから  >>木造耐火建築物

川面のみえる家 建て方が始まりました。

2013年07月30日

昨日から川面のみえる家の建て方が始まっています。

前面道路は15mと広い場所なのですが、隣戸と前面には電線、大きな街路樹があり、
奥に細長い敷地に資材を入れるのは大変そうでしたが、さすがのクレーン操作で進んでいきました。

木造3階建てで、柱を少なくしている階もあるため資材も多くなっていますが、
今回はSE構法なので、プレカットして金物もついた状態で搬入された柱をセットし、
上からスリット加工した梁を落とし込み、金物を通して固定し、組み上げていきます。

組み上がるといろんなレベルの床の上に、川面を眺める大きな床ができる予定です。

ここからは目に見えてもどんどん進んでいきますので、
改めて、気を引き締めて監理していきたいと思います。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家


SE構法の資材。プレカットした材料に金物がセットされ、パッキングした状態で運び込まれます。

大田区の共同住宅 打ち合わせを行いました。

2013年07月24日

今日は大田区の共同住宅について、施工会社と打ち合わせを行いました。

様々な法的要件が絡むため、耐火建築物を前提に、木造とRCでの検討を重ねていましたが、
先日の施主打ち合わせで木造で耐火建築物とすることを確定し、現在実施設計を進めています。

今回は施工会社を絞り、工法や納まりの考え方など、必要に応じて確認をしながら進めているため、
今日は打ち合わせでは現在のプランや外壁の仕様、木造耐火建築物にするための作り方など、
模型も使って、お互いの認識を擦り合わせる作業をしていきました。

現在構造調整や実施設計の作図を進めており、予定としては11月着工。

夏の間にコツコツと、しっかり進めていきたいと思います。

川面のみえる家 基礎の配筋検査に行ってきました。

2013年07月9日

昨日は川面のみえる家の現場の、基礎の配筋検査に行ってきました。

1階は2/3ほどはプロティとなるため、立ち上がりの配筋は少ないのですが、
しっかり支えるために床の配筋はピッチが細かく、鉄筋が多く入っています。

また、今回の構造はSE工法を採用しているため、配筋下の捨コンレベルから、
柱を支持するための太いアンカーボルトをセットしているのですが、
交差する地中梁の配筋やスラブ筋の定着部分など、柱の建つ場所の鉄筋が混みあっていて、
アンカーボルトを正確な位置にセットするには大変です。

ただ、ここできちんと位置を出していないとこの先の工程で困るので、
正確さを要求して施工してもらっています。

とてもきれいに組み上がっている配筋で安心できる現場ですが、
いくつかの定着箇所や鉄筋の位置など、細かい箇所での是正をお願いしました。

上棟するまでは日影がなくとても暑い現場ですが、進んでいくのがとても楽しみな現場です。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家

アンカーボルトの場所と数もチェックしました。

川面の見える家 解体が始まりました。

2013年05月30日

川面の見える家では先日の助成金交付通知も届き、解体が始まっています。

まずは中から手壊しといわれる部分解体を始め、その後重機を使っての解体に進み、
解体が完了したら地鎮祭を行い、いよいよ着工です。

家について考える時間を楽しみたいというご意向もあり、
設計中はいろいろな要望への可能性や住まい方の検討など、少し時間を掛けていましたが、
工事契約の完了後、工程表や施工図も出てきて、打ち合わせも始まり、
ここからの工事は通常の工期で進む予定です。

年内の竣工へ向けて、気を引き締めて進めていきますので、
関係者の皆様、よろしくお願い致します。

これまでの設計過程はコチラから >> 川面の見える家

猫と子供と暮らす家 施主検査を行いました。

2013年03月11日

週末は猫と子供と暮らす家の、施主検査とオープンハウスを行いました。

外構工事が未了であったため、皆さんにはご不便をお掛け致しましたが、
オープンハウスでは気持ちの良い光が降り注ぐ中、多くの方にお越しいただき、
この家の設計や、普段の設計で考えていることなど、いろんな話をさせていただきました。

設計の中心として考えたこと、猫の視線など、いろいろな話をしながら、
「ラクに暮らせる、気持ちの良い家」という感覚を皆さんにも共感いただき、
なんとも嬉しく、ちょっと誇らしげな楽しい時間でした。

施主検査も概ね問題なく、お施主さんご一家にも喜んでいただき、嬉しい限りです。

今週には未了の外構と写真撮影、引き渡しと引っ越しと進み、週末には新しい生活がスタートします。
引き渡しをすると私たちの手は離れますが、今後も引き続き責任を持って、関わっていきたいと思います。

猫と子供と暮らす家 構造見学会を行います。

2012年11月19日

猫と子供と暮らす家では、今日から建て方が始まっています。

まずは土台と足元の金物が先行し、あらかじめ工場でプレカットされた材が組み立てられていきます。

今回の構造ではSE構法を採用しているため、柱にはあらかじめ金物も取り付けられており、
スリット加工された梁を上から落とし込み、金物を通して固定し、組み上げられていきました。

屋根は太陽光パネルを載せるため、南に向かって傾斜しているのですが、
これは猫のヒロがまったりする2階中央のテラスに、光を取り込みやすくするための形状でもあるのです。

◆猫と子供と暮らす家の構造見学会を、下記の日程で行うことになりました。

11/23(金・祝)~25(日)   11:00~16:00
12/1(土)   11:00~16:00

場所は、横浜市保土ヶ谷区永田北 JR 東海道本線・横須賀線 保土ヶ谷駅より徒歩18分。

家づくりを検討されている方、まんぼうの家づくりやSE構法などにご興味がありましたら、
どうぞお気軽にお越し下さい。

※予約制となりますので、事前にお問い合わせ下さい。
折り返し、詳しい案内図をお送りします。>>お問い合わせ

これまでの設計・工事過程はこちらから >> 猫と子供と暮らす家

SEA’Sまちかど建築家展 in代官山 に参加します。

2012年11月9日

11/17(土)、18(日)の2日間、「SEA’Sまちかど建築家展 in 自由が丘」に参加します。

場所は代官山ヒルサイドテラス、アネックスB棟2階 東京都渋谷区猿楽町30-2
・10/17(土)は12:00~18:00
・10/18(日)は10:00~18:00

まんぼうでは、細長い敷地に建つ木造3階建ての世田谷Iと、お祖父様の家からの建て替えの中野M、
そしてメリハリのあるコストバランスで愛犬と趣味の生活を楽しむ南足柄Hの3つの実例を展示する予定です。

SE構法の設計を行なう8組の建築家が集まるこの建築家展では、
模型とパネルを使った実例の展示と、家づくりにご興味のある方を対象とした建築相談も行います。
また今回は、段階的に上がることが決まった消費税と税率5%で完成させる設計スケジュールも紹介しています。
※大きなスケジュールでは、新築住宅では、来年9月30日までに施工会社との工事請負契約が区切りであり、
そのためには遅くても3月には設計をスタートしている必要があります。

と硬い話を書きますが、現在家づくりをお考えで、少しのタイミングの差で3%多く支払うのなら、
その3%はこだわりを実現することに使うことをお勧めしたいなと思っています。

11/17(土)は一條美賀、11/18(土)は一條太郎が会場にいる予定ですので、
ご興味がありましたら、どうぞお気軽に会場にお越しください。>>お問い合わせ

まずは楽しい家づくりの話からスタートしましょう。

>>SEA’Sまちかど建築家展 in代官山 イベント情報

配筋検査を行いました。横浜S

2012年10月19日

昨日は猫と子供と暮らす家の基礎の配筋検査を行いました。

この家では敷地のゆとりを生かし、庭と繋がるように1階に大きなLDKを作る予定なので、
あまり立ち上がりのない、シンプルな基礎になっています。

今回の構造はSE構法なので、柱を固定するためのアンカーもセットされ、とても綺麗な配筋でしたが、
設備配管を打ち込むところでかぶり不足があり、是正をお願いしました。
※かぶりとは・・・鉄筋の外のコンクリートの厚みで、部位により数値が決まっています。

基礎ができたら次は建て方。
プレカットした木材を金物で緊結していくので、ここから先は一気に形ができていく予定です。

SEA’S まちかど建築家展 in自由が丘に参加します。

2012年10月13日

10/20(土)、21(日)の2日間、「SEA’Sまちかど建築家展 in 自由が丘」に参加します。

場所は自由が丘のギャラリー、CASATANA(カーサタナ)。場所はコチラ≫
・10/20(土)は12:00~18:00
・10/21(日)は10:00~18:00

今回は細長い敷地に建つ木造3階建ての世田谷Iと、お祖父様の家からの建て替えの中野M、
そして日常を忘れるリゾート感を実現した2階リビングの八王子Dの3つの実例を展示する予定です。

2日間、下記の日程でトークライブも行います。
・10/20(土)16時~、ギルドデザイン磯村さんとまんぼうで、「狭小住宅と木造3階建て住宅の設計ポイント」
・10/21(日)14時~は、まんぼうによる「収納やキッチンの設計ポイント」
をテーマに、ざっくばらんに実例を交えてお話しさせていただきます。

それから今回は初の試み!?、トークライブではお酒もありです(20日のみ)。

皆さんとアルコールも交えながら自由にお話しさせていただく予定ですので、
ご興味がありましたら、どうぞお気軽にお越しください。

両日とも、私たちのどちらかが会場におりますので、ぜひ家づくりに関する話をしましょう!

お気に入りと緑に囲まれる家・中野M その1

2012年08月28日

去年の5月に完成した、緑とお気に入りに囲まれるおうちカフェ、「中野M」を紹介します。

住宅地の中の少し奥まったところに建つ、夫婦2人の時間がゆったりと流れる住まいです。

一番最初に事務所に相談に来られた時に、中庭や土間キッチンへお憧れや、
「緑と好きなものに囲まれるお気に入りのカフェのような家で過ごしたい」と話されるご夫妻の、
なんともゆったりとした空気感がとても印象的で、
じっくりと家づくりをしたいとの思いから、設計に1年をかけて丁寧に作った住宅です。

この家では、夫妻が背伸びすることなく、普段どおりの姿でのんびりと暮らし、
いつも一緒の大空間ではなく、それぞれの場所をきちんと作りたい、とのことから、
中庭を囲んで、ダイニングキッチンと、少し高くなったリビングをL字に配置しています。

また、その間にはご主人の趣味である本格的なオーディオルームを配置し、
庭を通して互いが見え隠れすることで、いろんシーンができる住宅となっています。

お祖父様の家からの建て替えでもあたこの家では、ダイナミックな空間を作るのではなく、
庭に立派に咲いていたアジサイや、洋間に使われていた木の壁やテーブルなど、
思い出やそのいろんなものの持つ空気感も大切に引き継いでいます。

いろんな緑を楽しむための場所や仕掛けなど、次回以降で紹介していきたいと思います。

共に育つ家・川崎K その5

2012年08月20日

先日より紹介している川崎Kについて、今日はファミリークローゼットについて紹介します。

この住宅では、2階にLDKを中心とした家族が一緒に過ごすための場所を設け、
1階は奥に抜けるホールの両側に、水廻りや主寝室と、ファミリークローゼットを作っています。

ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類をまとめる収納で、
この家では、入口1つにつき両側に1人1間分ずつのウォークインクローゼット×2で4人分、
間口で4間分の衣類収納を用意しています。

もちろん、クローゼットをそれぞれの個室に配置する場合もありますが、
この家では日々片づける奥様の家事効率と、リビングに片づけ前の衣類が溜まってしまうのを
防ぐための工夫として、水廻りの近くにまとめました。

その他にも、1階では階段下を利用してコート類をかけるクロークも設け、
できるだけ上階で必要のないものは持ち込まない生活を実現しています。

また、洗面を脱衣を分離してファミリークローゼットと繋がる広めのホールにつくり、
朝などの支度動線が重ならないようになっています。

細かなことですが、動線や収納を整理して散らかりにくい生活や家事に時間のかからない生活をつくり、
メインテーマの、家族で過ごす時間をより増やす住まいをつくっています。

以上にて川崎Kの紹介は終わりますが、この家についてまとめたリーフレットもありますので、
ご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

次回は、「お気に入りのものに囲まれる自分たちだけのカフェ空間・中野M」の予定です。

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