雪の日の地盤調査

2015年01月30日

毎年何度かありますが、雪が降るとついつい写真を撮ってしまいます。
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今回は少し雨混じりであまり積もらなさそうですが、息子は友達と、嬉しそうに登校していきました。

それはさておき。
今日は午後から地盤調査の予定があり、あいにくのお天気なので状況を確認していましたが、
午後には現地はやみそうなことと、コンクリートを少し削ってその下の貫入テストをする方式なので、
この程度の雪なら予定通り行いましょうということになりました。

現在計画中の犬と暮らす二世帯住宅では、今は既存のお住まいが建っているのですが、
周囲の状況から地盤改良を要する可能性が高く、組み込んでおく予算の確認と基礎の設計のため、
まず今日、建物周囲の可能な範囲で、仮試験を行います。

ただ、同じ敷地内であっても、場所によって強固な地盤までの深さが異なる可能性があるので、
解体後には建物の建つ範囲の3、4か所の本調査と、今回は2段階の調査で進めていきます。

調査は午後から。

暖かい恰好をして行ってきます。

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積もるようで積もらないような。楽しみなような残念なような、今のところなんとも微妙な雪です。

マキネッタでエスプレッソ。

2015年01月29日

気持ちを切り替えたい時は、マキネッタでエスプレッソを淹れます。
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マキネッタはとても単純な作りの直火式のエスプレッソマシーンで、
豆をミルで細かめに挽き、水と粉をセットして弱めの火にかけるだけなのですが、
豆の挽き具合を確認したり、挽いた粉を刷毛できれいに移したり、漏れないようにキュッと締める。

そんな簡単な作業を慌てず一つ一つこなして噴き出してくるのを眺めることが、
なんとなく気持ちがすっきりしない時や、次の作業へ気持ちを切り替えたい時の、
ちょっとした気分転換の儀式になっています。

といっても、そんなに全てにこだわっているわけでもなく、ミルは電動のものでガーッと回すし、
サイズを気にせず適当な量の粉で淹れるし、時には少し火が強すぎて吹きこぼれてしまったり。

コーヒーから出る油分がマキネッタをその家庭の味にするとかで水洗いが基本だというのに、
その目に見える油分が気になってしまって、洗剤で洗ってしまう、とまあ適当なのですが、
まああまり神経質になりすぎず、気楽に美味しいエスプレッソを楽しんでいます。

今日も午前中に一杯。

なんだか最近気分転換ばかりしているような気もしますが、集中して図面作業に向かいます。

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このくらいで蓋を閉じないと吹きこぼれます。。

大田区の共同住宅 壁通気の下地作りが進んでいます。

2015年01月28日

昨日は大田区の共同住宅の現場定例がありました。
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打ち合わせでは木工事や電気など、施工上の質疑に回答をしたり、現場の進捗を確認したり。
何かのテーマについて集中して議論する、という感じではなく、万遍なく確認をしています。

現場では、内部の天井も貼られ始め、形が見えてきているのですが、外部の下地作りも進んでいます。

上の写真は、吹き付け仕上げの壁下地で、縦方向の通気胴縁の上に、木摺(きずり)のための羽目板が貼られ、
この上にさらに防水シートを挟んでラス網を留め付け、モルタルを塗って平滑な下地までを作って、
やっと、最後の吹付仕上げ、となります。

出来てしまえばただの平らな壁ですが、その下には壁内結露を起こさせないための工夫や段取りが詰まっています。

それともう一つの下地は、木板貼り仕上げの壁のための仕上げで、木板が縦張りのため、下地は横貼り。

横貼り下地で通気を確保する場合、空気の通り道として、下地の桟木をずらしながら付けていくのですが、
今回はあらかじめ切欠きをした桟木を使用。

ちょっとした工夫ですが、大工さんの手間はぐんと楽になり、施工性があがっているのです。

どちらも見えなくなる部分ですが、ここでの丁寧な作業が雨漏りや結露を防ぐことになります。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外壁の防火構造は、ダイライト+木の組み合わせによる構造認定で確保しています。

ストーブのメンテナンス

2015年01月27日

冬の間のすることとして、ストーブのメンテナンスがあります。
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灯油ストーブの火の見える安心感が好きだったこともあり、メイン暖房はずっとストーブなのですが、
一昨年つけたエアコンでの暖房も楽なもので、ここのところ毎朝使っていたら電気代がびっくりするような額に。。

ということで、やっぱり灯油ストーブをメインとする生活に戻っているのですが、
このアラジンのブルーフレームストーブの芯は綿製で、少しずつ焼けて短くなるため、
名前にもある青い火が赤くなる不完全燃焼を起こすようになったら、芯を繰り出し、高さを揃える、という作業が必要です。

といっても、上部を横に倒す形であけて、芯を出してねじ切るように高さを揃える、というだけなのですが、
なんとなくアナログな道具のメンテをしているというのは、自分だけの満足感もあり(笑)。

何度か着けっ放しでウトウトして芯を焼き切ってしまい、芯ごと交換したりもしているのですが、
きちんと使えばずっと使えるはずなので、たまにホコリを拭いたり、芯の手入れをしたりしています。

ただ、そんな大事にしているストーブだけでは、今年の寒さの厳しい日は少し物足りなく、
毎年悩んでいるのですが、キャンプにも持っていけるサイズのストーブを買い足そうかなと思ったり、
いやいや、気にしてたはずの光熱費の話はどこに行ったの?と思ったり。

なんて考えていると今日のような暖かい日があって、やっぱりいいかな?と思うことの繰り返しですが、
寒さ対策というよりもそのストーブが欲しくて、

そんな寒い時にキャンプに行くのか。
荷物でいっぱいの車に載せる余裕があるのか。

今年も楽しく悩んでいます。

音楽を楽しむ家 始まります。

2015年01月26日

音楽を楽しむ家がスタートすることになりました。
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中野Mをきっかけにご相談いただき、協力させていただいていた土地探しも無事決まり、
設計もスタートさせていただくことになりました。

昨日はまずは家に対するご要望や住まい方のイメージなどをお伺いさせていただいたのですが、
ご夫妻のふんわりした空気感がとても素敵で、ドラムとピアノを楽しみ、音楽のある生活、
というなんとも素敵なイメージに、いつもながら既に私たちがワクワクしてきています。

もちろん、環境であったり場所の作り方であったり、住まいとしての様々なお話もいただいてますが、
ご家族が気負うことなくそのままの姿でゆったりと暮らせる、そんな家作りのイメージを膨らませています。

そして打ち合わせの後は住まいへのイメージを踏まえてもう一度、現地の確認に行ってきました。

昔ながらの商店街を抜けた先の、横浜らしい坂の途中にある敷地の隣には公園があり、
敷地は擁壁の上にあるため、1階レベルでも視界の抜けや見晴らしもよく、
土地探しで気に入られたこの立地を生かす形を考えていきたいと思いました。

これからいろいろな住まい方や形を考えていきますが、この最初の印象を大切に、進めていこうと思います。

Iさん、気持ちのいい家を作りますので、改めましてよろしくお願い致します。

きっかけとなった中野Mはコチラから >>中野M:素材を引き継ぎ、緑に囲まれるお気に入りのカフェ

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公園で遊ぶ子供たちの声がなんとなく聞こえる、少し懐かしいような心地よさがある場所です。

大田区の共同住宅 下地工事が進んでいます。

2015年01月23日

今週も大田区の共同住宅の定例に行ってきました。
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現場では設備の配管や配線工事も進み、断熱材の敷き込みや下地作り、フローリング貼りなど、
1週間でもいろんなことが進んでいます。

現場では、電気を中心とした打ち合わせをして、朝から始まる定例は午後まで続くのですが、
断熱材が入って室内環境が落ち着いてきたせいか、いろんな場所や形が見ていくのは、やはり楽しくもあり。

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今回、住戸ごとに平面が異なるだけではなく、天井にも少し変化を持たせているので、
こんな形も見えてきました。

事務所に戻ってからも、打ち合わせだけでは確認しきれない部分についての指示図や収まり図を描いたり。

ここのところ現場や打ち合わせで外に出ていることも多いせいか、あっという間に一週間が経っていきますが、
完成まではまだ3か月と少し、寒さに負けず、監理していこうと思います。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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外側の透湿防水シートや貫通する設備配管の状況なども、見えなくなる前に確認しています。

一緒に楽しむリフォーム 工事が進んでいます。

2015年01月21日

年末に工事契約を行った部分リフォーム、一緒に楽しむリフォームの工事が進んでいます。
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当初、一部を作り替える部分リフォームを予定していましたが、見積もり調整の段階で方針を見直し、
今後まだまだ変化する生活スタイルに対応できる余力を大事に、
今回はあまり構成は変えず、全体の仕上げイメージや機器の刷新程度に方針を切り替えて進めています。

工事では、お施主さんの選ばれた柄のあるクロスへの貼り替えや、一部自力塗装でのアクセント壁を作ったり、
いろんなところにご参加いただいた工事もほぼ終わり、あとは一部の設備機器を残すのみとなってきました。

リフォームを行う時には、生活のベースとしてまずは必要な場所だけを作るスケルトンリフォームや、
すべてをイメージ通りに作りこむフルスケルトンリフォーム、
もしくは、動線や使い勝手などの機能面を特に見直す部分リフォームなど、いろいろな選択がありますが、
お子さんが成長した時にもう一度手を入れる余力と今の生活を楽しむ余力のバランスを見据えて、
まずはイメージを変える部分リフォームを行う、という方法も選択肢の一つです。

土地探しから始まり幾度の方針変換を経て、やっと手に入れた住まいでの生活を楽しみ、更新されていく様子が、
私たちとしても楽しみな住まいになっています。

これまでの設計・監理の経緯はコチラから >>一緒に楽しむリフォーム

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お施主さんが見つけてこられたドイツ製の大胆な柄のクロスが、いろんな場所のアクセントになっています。

色鉛筆の整理。

2015年01月16日

今日はふと思い立って、ペン立ての整理。
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最近少し使う機会が減っていますが、事務所には色鉛筆がたくさんあります。

私たちがそれぞれ独立前から使いつづけているものや少しずつ買い足したもの、
息子用に買ったものやお下がりなどでいただいたものなどもあり。
学生時代のものなど、ウン十年ほど眠ってしまっているセットまでまだ倉庫にはあるのですが(汗)、
同じような色もたくさんあります。

更には、各自のデスクのペン立てから息子がどんどん使って自分のところに溜めていくので、
気がつけばいつのまにやら全部ミックス状態に。。

たくさんあるといっても、使うのは気に入っている色に偏っていたりもするので、
同じような色の短くなっているものが多く、
このままでは使いづらいし使わないのはもったいない、と今更ながらふと気づき、
ざっと長さと種類で仕分けして、鉛筆削りに入れた時に持つ場所が無いほど短いものは更に別に分けてみました。

ついでに息子用の鉛筆も、短くなったものや学校用ではないもの一式を小箱に整理。

ひたすら削っていたら、息子用の電動の鉛筆削りが突然動かなくなり少し焦りましたが、
「連続使用でモーターが高温になると自動停止する、オーバーヒート防止装置」がついているそうで、
少し時間をおいたら動き、ちょっと一安心。

仕分けした短い色鉛筆は、使えるけど使いにくいのでひとまず大人用で、
これが短くなった時には処分しようと思います。

まだ整理してないペン用のペン立ても目の前に溜まっていますが、それは次回。
ちょっと息抜きしたい時の気分転換用に取っておくことにします。

大田区の共同住宅 大工工事が進んでいます。

2015年01月15日

昨日は大田区の共同住宅の定例打ち合わせに行ってきました。
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年末に屋根の防水まで完了し、年明けからは引き続き、大工工事が進んでいます。

外壁のサッシも一通り取り付けが完了し、
今回、防火設備として使用している木製サッシも取り付き、室内からの景色も見えてきました。
※1250角で代替え侵入口となり、かつ防火設備となる滑り出し窓はアルミ製のものでは無いことと、
全体の印象のバランスから、一部に木製サッシを採用しています。

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外壁周りの防水シート施工、内部の間仕切り、設備を納める部分の造作などが同時並行で進み、
室内の広さや形の違ういろんな場所が見えてくるのは、少しドキドキする時でもありますが、
電気配線など、壁が閉じる前に完了しなくてはいけない部分についての打ち合わせや確認を中心に行っています。

これまでの設計・監理についてはコチラから >>大田区の共同住宅

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床材にはオークの無垢フローリングを採用。いろんなシーンが出来上がってくるのが楽しみになっています。

計画地の測量の立会いに行ってきました。

2015年01月14日

昨日は新しくスタートした計画の敷地ラインを描くための、測量の立会いに行ってきました。
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新たに土地を買われた場合、境界の確定や測量図などの資料が揃っていることもありますが、
今回はご両親の敷地の一部を使って建てる計画で、資料は公図程度のものしかないので、
まずは測量からスタートすることになりました。

公図では折れ点がいくつかあるので、公図と現況の地形を照らし合わせ、折れ曲がり点をチェック。

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目印の無いところには、まずは仮のポイントとして、木杭を設定していきます。

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※正確に境界を確定する場合には、隣地との協議を経てお互いが納得できる場所を決める必要がありますが、
今回はそこまでは行わないため、ラインを引くためのものとして、設定。
その中で、新たに計画する範囲についての計画線を引き、農地転用手続きへと進んでいく予定です。

一通り確認をしたら、今度はポイントに合わせて測量をしていきます。
測量はいつもお願いしいている測量屋さんが行うので、私たちはその様子を見ているだけですが、
今回は面積があり高低差もあるので、昨日は平面測量を行い、高さについては後日行う予定です。

昨日はお天気も良く、敷地をぐるりと歩いてみても本当に穏やかな気持ちの良い場所で、
この環境を取り込む、のびのびとした家を計画できればと思います。

これまでの過程はコチラから>> のびやかに暮らす家

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帰りには畑で作られている甘いミカンと大根をいただきました。大根は収穫もさせていただき、とても新鮮です。

建築家31人×3works vol.16 ありがとうございました。

2015年01月13日

この連休に開催された「建築家31人×3works vol.16」展が無事終了しました。
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今回、お天気に恵まれたレジャー日和の中の開催でしたが、
多くの方にお越しいただき、とても充実した4日間となりました。

今回、テーマとして挙げていたこともあり、「土地探し」から始めたい方々や、
「多世帯」など、住まい方のイメージや目的をもってご来場いただいた方が多かったように思います。

・まずはいろいろ情報収集をしたい
・土地探しから考えたい
・リフォームを相談したい
・戸建で犬との暮らしを楽しみたい

などのお話をいただき、家づくりの流れやこれまでの実例でのやり取りなども含めて、
いろんな話をさせていただきました。

家づくりにはいろんな条件や段階、それぞれの思いなどがありますが、
今回も、私たち建築家31会が、満足できる家づくりのお手伝いとなれば嬉しく思います。

もし、訊き足りないこと、興味のあることなどあれば、どんどん訊いてください。
私たちまんぼうももちろん歓迎ですし、気になる建築家には、ぜひ直接連絡してみてください。

私たちも新しい出会いを楽しみにしています。

建築家31会 公式HPはコチラから。 >>建築家31会 HP

今後も自由が丘や、3月にいつもの新宿に戻っての建築家31人展も予定していますので、
ぜひご自身のタイミングを見つけてみてくださいね。

・3/6(金)、7(土)、8(日)
建築家31人×3works vol.16」 新宿パークタワー ギャラリー3
・4/18(土)、19(日)
建築家サロン in自由が丘」 自由が丘ギャラリー カーサタナ

建築家31×3works vol.16 始まりました。

2015年01月9日

今日より、「建築家31×3works vol.16」始まりました。
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昨日の夕方より、今回の参加メンバーにて設営をしてきたのですが、
今回は興味のある人にとって、よりわかりやすく、必要としている情報にアクセスしやすいよう、
様々なバージョンアップを行っています。

新しい住宅の模型があったり、様々なテーマを主体とした写真パネルコーナーがあったり、
設営中もメンバー同士の情報交換が弾み、予定していたよりも時間がかかってしまいましたが、
無事に本日よりスタートしています。

会期は1/12(月・祝)までの4日間。

各日10~18時まで開催していますので、
建築家との家づくりにご興味がありましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

「建築家31人×3works vol.16」
日時 :1月9日(金)~12日(月・祝) 10:00-18:00
場所 :横浜マークイズみなとみらい 4F 東京ガス横浜ショールーム

建築家31会 公式HPはコチラから。 >>建築家31会 HP

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暮らしのライブラリから繋がるホールでは、3つのテーマ(変形地/キッチン/多世帯)ごとの展示を行っています。

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新しく設けた写真コーナーでは、テーマに対する建築家のいろんな応え方を一目で見ることができますので、
ぜひ気になる住まい方をチェックしてみてくださいね。

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