実施設計を進めていた川面の見える家の、図渡しを行いました。
図渡しとは、本見積りを取るための図面や必要な資料一式を渡すことですが、ただ渡すだけでなく、
見積もりに含む工事の条件や注意すべきところ、意図が伝わりにくいかも?と思うところなども含めて、
説明を行います。
今回は概算と同じ3社に見積もりをお願いしたので、建物の概略や場所などは伝わっていますが、
実施設計時に、仕様を追加したり、細かい仕上げや品番、考え方など変更している部分も多くあり、
見積もりで間違い探しになってしまいそうなあたりや、具体的な工期中心に説明をしています。
渡す図面は、私たちが描く建築意匠図、電気設備、機械設備図と構造事務所にお願いしている構造図、
それに、今回は別途制作をお願いしているスチールサッシやホームシアターの図面、仕様書が加わり、
かなりのボリュームになります。
見積もりが出そろうのはほぼ3週間後。
この見積りで出てきた金額から調整を経て依頼する施工会社を選定し、最終金額で工事契約となるので、
とても大事な期間なのですが、気持ちの上ではとりあえずひと段落。
追加で作る図面や申請の準備もありますが、
ちょっとだけ一息ついて、また気を引き締めていこうと思います。