去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の住空間研究」をまとめた冊子が完成しました。
東京ガス都市生活研究所は、社会の変化や都市に暮らす人たちの生活について調査・分析を行い、
将来のライフスタイルやニーズを予測し、豊かな暮らしを創るための提言や情報発信を行っています。
今回の冊子では、その都市生活研究所の子育て世代の住空間研究に設計者として参加し、
いろいろな分析結果や今後のニーズなどを踏まえながら、
・都市型戸建て住宅
・郊外型戸建て住宅
・都心型集合住宅
のそれぞれの形について、いろいろな場所での親子のコミュニケーションを含めた住まい方や、
家事動線や収納の工夫など、子育てをしながら住まう上での提案を行っています。
(郊外型集合住宅は、今後の冊子にて盛り込まれる予定です)
とはいっても、家は長くあるものであり、子育てにもいろいろな段階があるので、
・子供が小さい時(主に夫婦+未就学児)
・子供が少しずつ自立してくる時期(夫婦+小学生2人)
・子供の個も尊重する時期(夫婦+中・高校生)
の3つのステージに分け、どのように住まいを変化させていくかも含めて、
「子供の成長に応じて変化する住まい」としてまとめました。
実際にはそこで終わらず、子供が独立して夫婦二人に戻る、というステージ4もあり、
そこまでの変化も盛り込んでいましたが、今回の冊子の中ではステージ3まで。
また、大がかりなリフォーム工事を伴うものは、提案は出来てもなかなか現実には難しい場合も多いので、
家具や建具の移動など、実際にできる形を提案することにこだわって、まとめています。
それらの提案に、快適に過ごす上でのそれぞれの場所への設備提案までも盛り込んだ、
内容の充実した冊子になっていて、まんぼうからお渡しすることも可能ですので、
ご興味がありましたらお問い合わせくださいね。
私たちも、今後の設計や生活に役立てたいと思っています。
これまでの作業の様子はコチラから >> 生活空間コンセプトのためのワーキング