去年より進めている大田区の小さな共同住宅では、現在見積もり調整を進めています。
先月には諸々の申請も無事通り、金額がまとまれば着工できる状態ではあるのですが、
職人・資材不足や申請に関わる調整など、いろいろな要因から、時期の見直しをして進めています。
今回、風致地区や大田区の地区計画などに該当していたので、確認申請の前に、
・風致地区内 建物許可申請
・地区計画の区域内における行為の届出書
を出していたのですが、更に新しく施行された大田区景観計画にも該当する条項が出てきたため、
・景観計画域における行為の届け出
についても提出し、すべての許可証を添えての確認申請となりました。
申請では、SE構法の木造3階建てですが、軒高が9mを超えるため構造の適合性判定対象であり、
提出先の民間検査機関とも、事前打ち合わせも含めて進めていたのですが、
今回の設計は4階建てで、SE構法の認定は3階建てだが4階に適用できるかは大田区の判断になる、
ということになり、申請後にもいろいろなやり取りをすることにありました。
結論としてはOKとなったのですが、申請の途中で質疑が届くとその都度対応する必要があり、
なるべくスムーズに進むように、区役所や民間検査機関との事前協議を重ねているのですが、
なかなか書類も多く、今回は申請後もとても協議事項の多い申請となりました。
いろいろなスケジュールの変更など、お施主さんにはご理解いただき感謝の限りですが、
賃貸時期も含め、一番いいタイミングで進められるよう、時期を検討していきたいと思います。
これまでの設計過程はコチラから >>大田区の共同住宅
木造の耐火建築物としてつくるので、木住協の認定書も添付しました。
木造耐火建築物に関する記事はコチラから >>木造耐火建築物