去年より進めていた都市生活研究所との「子育て世代の生活空間コンセプトの提案」について、
ワーキングに参加するメンバーが、ほぼ皆、該当世代という構成もあり、
いろいろな場所を見学したり、具体的な生活の様子や経験談もも含めた意見交換を繰り返してきたもので、
今年に入ってからは冊子にまとめる作業として、スケッチを描いています。
それぞれのシーンごとのスケッチも描いていく予定ですが、
まずは全体の構成がわかりやすい俯瞰のアクソメスケッチから作り、
この中に人の動きや説明を入れ込んで、資料として完成させていく作業を協力して進めています。
上のスケッチは、間口の狭い都心の戸建ての3階建て案の2階部分の下絵。
階段室前のホールを利用した手洗いコーナーやキッチン前のスタディコーナーなど、
子育て世代にとに関する内容を盛り込んでいますが、
子育てといってもいろいろなフェーズがあり、またずっと育て中というわけでもなく、
その時期に合わせて増改築を含む変化を加えるのは、現実的にはなかなか難しい。。
といったことから、共通して、
まずは世代に関わらず住まいを快適に楽しむための形であること、
そしてその上で、生活のフェーズに合わせて対応できることが大事、と考えています。
その他にも、郊外に建つ2階建てや、都心と郊外の集合住宅など、
設備面からの提案も含めてまとめていく予定で情報の共有などをしていますが、
私たち自身も学ぶことが多く、楽しみながらのワーキングとなっています。