猫と子供と暮らす家 造作工事が進んでいます。

2013年02月8日

昨日は猫と子供と暮らす家の現場定例がありました。

造作工事も進み、仕上げとの取り合いや端部の納まりについてなどの打ち合わせを行いました。
表しとしている構造材と絡む場所もあり、家具との取り合いなど、確認をしながら進めています。

写真はキッチンの制作過程ですが、脚部は大工さんが木で作り、仕上げはシナ合板にクリア塗装。
その上にシンクを一体溶接したL字型の天板を載せ、器具を取り付ければ完成です。

キッチン下にはビルトインの食器洗浄機までは設置しますが、それ以上は作り込まず、
家族のスタイルの変化に合わせて自由に変えられるようにしています。

オープンなLDKにあるキッチンなので、上部の吊り収納なども無しですが、
カウンターからL字に折れた先に食品庫を連続させ、壁一面の収納や冷蔵庫置き場もつくり、
生活感が出にくく、使いやすいキッチンとなる予定です。

お子さんのスタディコーナーも眺められる、自然光の気持ちの良い場所になりそうです。

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猫と子供と暮らす家 内装工事が進んでいます。

2013年02月1日

木曜日は、猫と子供と暮らす家の現場定例でした。

この家では鎌倉Nと同じく、木パネルに穴を開けた雨戸をリビング前に付ける計画で、
昨日はこの雨戸を含め、外部の納まりについての確認を行いました。

内部ではいろんなところの形が見えてきていて、写真は階段上からの見下ろしですが、
縦桟の向こうがご主人のためのこもり過ぎない趣味室で、階段下も収納として使います。
そして階段にはフローリングと同材の無垢板を貼り、壁には今回クロスを施工予定です。

その他、たたみ室の段差の下の引き出しなど、大工さんの丁寧な仕事で確実に進んでいます。

それと、昨日は施主打ち合わせも行い、壁についての最終確認を行いました。
仕上げでは定例以外にも現場に足を運ぶことが増えてきますが、確実に進めていきたいと思います。

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猫と子供と暮らす家 内装準備が進んでいます。

2013年01月25日

昨日は猫と子供と暮らす家の現場定例でした。

年明け以降、内装工事の下地や準備が進んでいます。

昨日は大工さんと電気屋さんの作業に絡む打ち合わせが中心で、
場所ごとの枠廻りの取り合いや、埋め込み照明周りにもう少し作業スペースが欲しい、など、
指示図として作成している内容の確認や足りない情報など、現場で確認をしていきました。

写真は監督さんが描いた取り合い確認の図ですが、
端材に太ペンで大きく描いて皆で確認する、というのは現場ではよくある光景です。

今回は合板仕上げの部分もあるので、先週末には施主夫妻にも確認いただいたりと、
3月中旬の引き渡しに向けて、着々と進んでいる現場です。

猫と子供と暮らす家 下地工事が進んでいます。

2012年12月18日

猫と子供と暮らす家では、大工さんによる作業と、設備の配管準備が進んでいます。

外壁では、壁内に溜まる湿気を外部に逃がす外壁通気工法を採用していて、その下地を作っています。

手順としては、透湿防水シートを貼って通気胴縁を留め付けた上に、
杉の小幅板を隙間を開けながら貼る木摺り(きずり)下地にラス網を取り付け、
その上にモルタルを塗って、外壁仕上げのための下地を作るのですが、
サッシの近くは胴縁を少し離し、空気が抜ける道を確保していることをチェックします。

住宅1軒分の外壁面はとても大きく、手間も時間も掛かる作業ですが、
手際の良い大工さんの丁寧な作業で、着々と進んでいます。

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猫と子供と暮らす家、中間検査がありました。

2012年12月13日

横浜市に建つ猫と子供と暮らす家の、中間検査がありました。

中間検査というのは、まさに工事の途中に行う検査のことで、
一定規模以下の木造2階建て住宅の場合は対象外となっていることが多いのですが、
横浜市の場合は確認申請対象部分の棟単位での延べ面積が50㎡以上と規模基準が小さく、
床面積50㎡以上のこの住宅は該当するので、検査を受けました。

検査のタイミングは全軸組緊結完了時で、外壁の下地や防水シートの施工は進んでいて良いのですが、
内側からすべての金物が見える状態のこのタイミングで申請して行います。

それと、こちらは施工会社から申請するのですが、
住宅瑕疵担保履行法に基づく保険、住宅瑕疵担保責任保険の検査も行われました。

検査は神奈川県の民間検査機関ですが、今回は住宅瑕疵担保責任保険の検査も同じ機関で、
合わせて行われました。

検査の内容はいろんな箇所の寸法を測ったり、金物の場所を確認したり、
細かくチェックしていかれましたが、図面通りきちんと作っているので問題なく無事完了。

中間検査の後は監督さんと今後の段取りや納まりなど打ち合わせをして帰りました。

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猫と子供と暮らす家の木工事が進んでいます。

2012年12月4日

先日上棟した猫と子供と暮らす家の木工事が、着々と進んでいます。

上棟後は、屋根の下地となる野地板を敷き、室内の壁へと進んでいきます。
まずは下地となる部分ですが、柱の間に構造用合板を張って耐力壁を作り、全体に固めていきます。

野地板の下に見えている垂木(たるき)は、今回は屋根の納まりから、2×8(ツーバイエイト)という、
少し大きめの材を使用していますが、間に断熱材を充てんし、天井を貼ると見えなくなります。

現場では、壁ができてきたことで、内部の広さや明りの入り方なども体感できるようになってきました。
この先は、サッシ、外部の防水シート貼り、と進んでいく予定です。

◆お知らせ◆
ここの現場では、家づくりをご検討中の方を対象とした構造見学会も行っています。
まだしばらくは構造フレームも見える状態でのご案内が可能ですので、
ご興味がありましたらお問い合わせください。 >>お問い合わせ

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猫と子供と暮らす家の上棟式を行いました。

2012年11月21日

昨日は猫と子供と暮らす家の上棟を祝い、上棟式を行いました。

上棟式は、建て主側から棟梁や大工さんたちへの感謝の気持ちを表す意味で行うもので、
建て主ご夫妻と現場の棟梁・大工さん、監督を含めた施工会社の方々と、まんぼうで行いました。

今回は略式として、お施主さんが用意されたお米と塩とお酒を使って皆で四隅を清めて回り、
施主、設計者、監督(施工会社)と皆が挨拶をし、しばしの歓談ののち、手締めで終了しました。

現場では、上棟式を行わないから仕事の手を抜く、なんてことはありませんが、
実際に家を作ってくださる方々に一番最初にきちんと挨拶をし、感謝の気持ちを表すことで、
お互いに顔の見える関係ができ、皆がさらに気持ちよくいい仕事ができるように思います。

これから寒い時期の工事になりますが、皆様、引き続きよろしくお願いいたします。

棟飾りの取り付けは大工さんと監督さんで。今回は屋根が少し複雑なので中央に取り付けました。

猫と子供と暮らす家 構造見学会を行います。

2012年11月19日

猫と子供と暮らす家では、今日から建て方が始まっています。

まずは土台と足元の金物が先行し、あらかじめ工場でプレカットされた材が組み立てられていきます。

今回の構造ではSE構法を採用しているため、柱にはあらかじめ金物も取り付けられており、
スリット加工された梁を上から落とし込み、金物を通して固定し、組み上げられていきました。

屋根は太陽光パネルを載せるため、南に向かって傾斜しているのですが、
これは猫のヒロがまったりする2階中央のテラスに、光を取り込みやすくするための形状でもあるのです。

◆猫と子供と暮らす家の構造見学会を、下記の日程で行うことになりました。

11/23(金・祝)~25(日)   11:00~16:00
12/1(土)   11:00~16:00

場所は、横浜市保土ヶ谷区永田北 JR 東海道本線・横須賀線 保土ヶ谷駅より徒歩18分。

家づくりを検討されている方、まんぼうの家づくりやSE構法などにご興味がありましたら、
どうぞお気軽にお越し下さい。

※予約制となりますので、事前にお問い合わせ下さい。
折り返し、詳しい案内図をお送りします。>>お問い合わせ

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擁壁と立ち上がりの確認をしました。横浜S

2012年10月31日

先日、猫と子供と暮らす家の隣地側の擁壁と、基礎の立ち上がりの確認をしました。

この家では前面道路が傾斜していて、隣地との間に段差があるのですが、
境界に沿って駐車場のための切込みを作るため、隣地の塀に沿って擁壁を施工しています。

写真では擁壁の基礎を埋め込むために深く掘っていますが、実際にはこの擁壁はほとんど見えず、
後から施工する土間コンクリートは、写真の蛍光色の水糸のラインになる予定です。

それと基礎の立ち上がりの配筋を確認。

耐圧盤の打設前に確認済みなので、立ち上がりでずれることはあまりないのですが、
基礎の立ち上がりのかぶり4センチをしっかりと確認しました。

建て方は11月中頃になる予定です。

配筋検査を行いました。横浜S

2012年10月19日

昨日は猫と子供と暮らす家の基礎の配筋検査を行いました。

この家では敷地のゆとりを生かし、庭と繋がるように1階に大きなLDKを作る予定なので、
あまり立ち上がりのない、シンプルな基礎になっています。

今回の構造はSE構法なので、柱を固定するためのアンカーもセットされ、とても綺麗な配筋でしたが、
設備配管を打ち込むところでかぶり不足があり、是正をお願いしました。
※かぶりとは・・・鉄筋の外のコンクリートの厚みで、部位により数値が決まっています。

基礎ができたら次は建て方。
プレカットした木材を金物で緊結していくので、ここから先は一気に形ができていく予定です。

水道管の確認を行いました。横浜S

2012年10月16日

現在工事に入っている猫と子供と暮らす家の水道管の確認をしました。

今回は新築工事なので宅地内の水道管はすべて新しく敷設するのですが、
前面道路から引き込まれた敷地内の給水管が鉛管であることが判明し、市役所へ確認に行ってきました。

※鉛製給水管は柔らかく加工や修理をしやすいことから、昭和20年代まで広く使われていましたが、
鉛製給水管は漏水が多く、健康に影響があることから、横浜市では昭和53年度から鉛管の使用を
全面的に廃止されています。

横浜市では鉛製給水管の解消に取り組んでおり、すでに道路から敷地の入り口までは交換済みで、
敷地内にのみ残っている状況だったため、この部分は今回の工事で交換をすることになります。

現場では掘り返してみてわかることもありますが、一つずつ解決していくことが、
長く暮らすための家を作ることに繋がると考えています。

※宅地内の鉛製給水管を取り替える工事費を助成してくれる制度もあるので、
気になる方はチェックしてみてください。
宅地内鉛管改良助成制度

床付けの確認を行いました。横浜S

2012年10月10日

先週のことですが、床付けの確認を行いました。

今回は地盤改良と遣り方の確認も行っているので既にレベルは決まっていますが、
先行配管の必要な箇所の確認と、今後の打ち合わせを兼ねて、
床付け完了、砕石、捨コン前の状態を確認しました。

工事の順番としては、遣り方をして、根切りで掘ったら砕石を敷き詰めて固め、
その上に捨コンを打ちます。

砕石敷きには、根切り後、砕石を敷いて転圧することで接地面の表面積を増やし、
地盤に建物の荷重を均等に分布させるための役割があり、
捨コンには、その後の隅出しや型枠を建てる時の作業性を上げることと、
基礎コンクリートの底面の型枠としての役目があります。

そして杭頭(天端)は砕石の天端レベルにあり、捨コンで均して平らな底面をつくり、
ここまで終わってやっと基礎の配筋工事が始まります。

となんだか説明ばかりなので、ちょっとこの家の概要を紹介します。

ご夫婦と2歳のお子さんと、ご主人が大学生の頃から20年ほどずっと一緒にいる猫が
一緒に暮らすための家で、周囲よりレベルが高く恵まれた環境と、
庭との繋がりを大事に考え、1階にリビングをつくります。

猫は1階の心地よいリビングや、リビングの吹き抜けに面した2階やテラスから、
家族の様子を眺めながらのんびりと過ごす予定です。

最終段階ひとつ前のこの模型の屋根は緩勾配ですが、
もう少し南を下げて太陽光パネルを載せる、自然エネルギー型住宅でもあるのです。

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