緩めの二世帯 オープンハウスのお知らせ

2021年08月5日

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<オープンハウスのお知らせ>
直近でのご案内となりますが、下記の日時にて、
「緩めの二世帯」のオープンハウスをさせていただくことになりました。

日時:8/6(金)10:00~12:00(一條美賀にてご案内)
   8/8(日)14:00~16:00(一條太郎にてご案内)※天候により変更とさせていただく場合があります
場所:東京都世田谷区

※スケジュールの都合により、一部養生中での案内となります。

ご希望の方はmambo@mambo-aa.jp までご連絡ください。
折り返しメールにて詳細な案内を差し上げます。

※お引っ越しと撮影のスケジュールにより日時を絞ってのご案内となりますが、
ご都合がよろしければ足をお運び頂き、感想等お聞かせ頂けると嬉しいです。

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緩めの二世帯 まもなく竣工予定です。

2021年08月3日

前回の更新から1年半ほど過ぎてしまいましたが、緩めの二世帯がまもなく完成します。
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去年のお正月明けに敷地を訪れ春頃より設計を進め、少し期間は伸びましたが、
完了検査も無事に終わり、今週にお引き渡し予定として進んでいます。

1階を両親世帯と共通のリビングと水廻り、1階に子世帯の生活スペースというシンプルな構成ですが、
中庭や坪庭、草屋根など、それぞれの場所から見える庭や空間を挟むことで、
お互い気を使いすぎることなく、ゆったりと過ごせるように計画した住宅です。

ご両親がご高齢ということもあり、室内はできるだけバリアフリーを重視。
子世帯はご夫婦それぞれの仕事場や、独立性も重視したお子さんのスペースにファミリーリビングなど、
これまでもまんぼうの設計で、可変性や自由度をテーマとした住まいでしたが、
新たに同居するご両親世代の快適性や、中学生に成長してきたお子さんの独立領域など、
その次の暮らし方に沿った家として進めてきました。

外構については、お父様との共通の趣味として作っていく予定なのでこれからですが、
草屋根も無事に完成し、家としての成長も楽しみになっています。

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更新は少しずつになりそうですが、二世帯住宅について、旗竿地であるための段取りなども
いろいろと紹介していければと思っていますので、よろしければどうぞお楽しみに。

※去年は戸建てのフルリフォームや本屋さんも竣工していますので、
また少しずつ紹介していく予定です。

緩めの二世帯 敷地確認からスタート

2020年01月7日

今年の仕事始めは、検討中のプロジェクトの敷地確認から。
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二世帯をまとめる住み替えを計画している住宅の敷地で、旗竿地なのですが、
両隣が通路幅が広めの旗竿敷地のため、近くに建物が隣接する可能性は低く、
その先には緑地もあり周囲の借景も臨めるという、なんだか幸せな環境。。

とはいえ、その緑地は都内に多い生産緑地なので、借景には頼りすぎない形の方がいいのでは、
などと話しながら、建物の目線からの景色や距離感、周囲との関係なども確認してきました。

まだ敷地を検討段階のプロジェクトですが、玄関、水廻り等も特に分けず、
両親の今後を見据えたバリアフリーの住居部分と、子世帯とのゆるめの距離感で、
緑を楽しむ中庭や草屋根、ロフトなどのこれまでにいろいろ作ってきた要望もでてきて、
なんだかとても楽しみになっています。

※生産緑地とは・・・
市街化区域内の農地において、農地として保全する「生産緑地」に指定されることで、
固定資産税が農地なみに優遇され、相続税の納税猶予を受けることも可能となりますが、
1992年の生産緑地法の改正からスタート、期限は30年後のため、
2022年以降、宅地化する可能性が高い場所でもあります。
(該当する場所には「生産緑地」の看板があります。)

今年は新たに実現したい目標もあるので、健康に気を付け、いろんなことを楽しむ余裕も持つ、
また悔いのない一年をしっかり過ごしていきたいと思います。

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今年の走り初めは寄り道しながら皇居まで行ってみたら、まだ筋肉痛が残っています。。

犬と暮らす二世帯 建て方が始まっています。

2015年12月15日

犬と暮らす二世帯の建て方が始まりました。
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工程の調整と手配関係で少し時間がかかっておりましたが、
週末から土台を敷き込み、昨日より建て方作業が始まっています。

前面道路の状況や建屋の規模から検討して、今回の建て方作業は2日に分けて、
昨日は大工さんの手作業で柱と梁を順に組んでいき、今日からは重機が入っての建て方。

解体後、更地の広い状態に見慣れていたので、柱が立ち始める姿だけでもワクワクしてきますが、
建て方の後にはお施主さんとの上棟式を行い、ここからは目に見えてどんどん進んでいく予定です。

横浜市の場合は全金物緊結時の中間検査が義務付けられているので、そちらの手続きも進めつつ、
しっかり監理をしていきたいと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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1階のリビングから中庭方向。南と西のボリュームは平屋なので、気持ちよく空が見える予定です。

犬と暮らす二世帯 基礎の配筋検査を行いました。

2015年11月10日

昨日は犬と暮らす二世帯の現場に行ってきました。
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少しプロジェクトの更新が空いてしまいましたが、犬と暮らす二世帯住宅では先月の終わりに地盤改良の確認を行い、
その後根切りから配筋へと進んでいて、昨日は配筋が完成したとのことで、基礎部の配筋検査に行ってきました。

今回の建物は2階建てですが、南側のボリュームはほぼ平屋ということもあり、比較的シンプルな配筋で、
鉄筋屋さんも自信ありというだけあって、とても綺麗に出来ていました。

検査はまんぼうとしての検査と、今回もお願いしている構造事務所の検査に、
施工会社から依頼する瑕疵担保保険のための第三者による検査、と3つの検査が並行して行われたのですが、
どれも問題なく、順調に確認は終了。

一部、設備のためのスリーブ施工などを行い、来週から基礎のコンクリート打ちを行い、
その翌週には建て方、と進んでいく予定です。

昨日は偶然にも同じタイミングでお施主さんご一家が見に来られたので進捗の話などをして、
監督さんと今後の予定を打ち合わせて、事務所に戻ってからは構造材のプレカット図のチェックバック。

と、昨日は他のプロジェクトがあまり混在しない、穏やかな日でした。

とはいえ、建て方が始まれば現場はどんどん進んでいくものですし、
設計が進んでいた音楽室のある家の現場も、同じ工務店にお世話になり無事にスタートすることになったので、
気を抜かず、集中していこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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構造事務所の配筋検査。普段は電話やメールのやり取りが多いので、ちょっと久しぶりに顔を合わせました。

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2週間ほどの前には地盤改良の杭工事をしていたのですが、こうして見比べると現場がすすんでいるのがよくわかります。

犬と暮らす二世帯 確認申請提出と工事契約を行いました。

2015年09月4日

犬と暮らす二世帯住宅も進んでいます。
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見積もり調整にかなり時間がかかっていましたが、無事にまとまり、
先週は神奈川県にある民間の建築審査機関に、確定申請を提出してきました。

まんぼうでは、都内の物件の場合、渋谷にある検査機関にお願いすることが多いのですが、
横浜市の物件の場合は、これまでの経験から神奈川にある検査機関の方がスムーズに進む印象があり、
こちらにお願いしています。

現在いくつかの修正事項の連絡が来ていますが、来週には訂正を行い、許可が下りる予定で進めています。

そして週末には今回お願いすることとなった施工会社さんにお伺いさせていただき、
お施主さんと施工会社さんとの間での、工事請負契約も無事完了しました。

まずは来週あたりから解体工事をスタートし、10月には地鎮祭、地盤改良、基礎工事へと着手していく予定なので、
また気持ちを引き締めて、監理していこうと思います。

来年4月の竣工へ向けて、気を引き締めて進めていきますので、関係者の皆様、よろしくお願い致します。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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43条空地の許可申請を出していましたが、その後の各所との協議を経て、敷地正面にある42条2項道路(右の砂利道)への接道で進んでいます。
この詳細は長くなるので、また機会があればメモとして書いていこうと思います。

犬と暮らす二世帯 43条の許可申請を出してきました。

2015年07月6日

先週は横浜市に、建築基準法43条の許可申請を出しに行ってきました。
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建築基準法43条第1項の但し書きの許可申請とは何か?から始まるのですが、
まず、建物を建てる時に守らなければならない条件として、敷地が2m以上道路に接していること、があります。

そして今回の敷地では道路のような道に敷地の1辺が接して使用されており、一見問題ないように見えるのですが、
事前調査で確認したところ、この道路のような道は道路として認定されておらず、
このままでは道路として認められるものに接していない、建築条件を満たしていない、ということがわかりました。

しかし、この敷地では実際に使用している道のようなものがあり、これを道のような空地として認めてもらうことで、
建築の許可を取ることができる方法がある、それが43条の許可申請です。

(敷地等と道路の関係)
法第43条 「建築物の敷地は、道路(次に掲げるものを除く。次条第1項を除き、以下同じ)に2m以上接しなければならない。ただし、その敷地の周囲に広い空き地を有する建築物その他の建設省令で定める基準に適合する建築物で特定行政庁が交通上、安全上、防火上、衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては、この限りでない。」

ただし、接道が無ければこの申請を使えばどこでも建てられる、というものではなく、
法第43条但し書きによる許可は、「あくまで接道についての例外的適用であり、
法42条で定めるいくつかの道路に有効に接道できないとき、やむを得ない事情がある場合にのみ適用する」
というもので、実際に道路として使用実績があるなど、様々な条件を満たすと判断されたら許可申請を出すことができ、
その申請を認められればOKとなります。

今回の敷地でも事前協議を行ったところ、この道路状空地の先に42条2項道路として認可されている私道があり、
この道の境界を延長する形でも接道条件を満たすことができない、と建築主事が判断した場合のみ許可申請を受ける、
との条件があり、建築安全課への確認からスタートしました。

その結果、42条2項道路の接道は認められないとの判断になり、今回の申請手続きになったのですが、
通常、事前協議で約2週間、申請後2週間は必要なので、この期間も設計スケジュールに組み込んでおくことが必要です。

期間短縮のためには、設計中にこの許可を通しておく、という方法もあるのですが、
このあたりの判断がなかなか悩ましいもので、許可申請には確認申請と同じ図面と書類が必要であり、
申請後の設計変更は再申請扱い、かつ期限の定められた書類については再度の取得などの時間がかかることから、
今回は建物の寸法形状を確定してからの許可申請の提出、としました。

事前協議は終わっているので審査は2週間、その間に見積もり調整を行い、許可が下りたら確認申請の提出、
と進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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この見た目も実際にも道路のような道なのですが、これは道路ではないのです。

犬と暮らす二世帯 図渡しを行いました。

2015年06月26日

今週は、犬と暮らす二世帯住宅の図渡しを行いました。
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基本設計以降、大きくプランを変えたわけではなく、屋根の形状や高さ、仕上げの切り替えなど、
この形が最善なのか整理をし直してみたり、それぞれの高さを確認したり、といった作業からしていたのですが、
調整に予定以上に時間がかかり、当初のスケジュールよりも少し後ろにずらさせてもらっての図渡しとなりました。

意匠図、構造図、電気設備図、機械設備図、協力業者による設備詳細図など、今回の図面はA3サイズで合計97枚。
まとめて印刷すると、ずっしりとした厚みになります。

そして今日は、積み残しとなっていた詳細図面や構造の一部差し替え分などを、無事にメールにて送信を完了。
竣工時期が決まっているので、ここからは予定をずらさず、申請や見積もり調整など、引き続き集中して、まとめていかねばです。

とはいえ、ここのところどうも設定を変えたPC環境の高さが合わないのか肩凝りがひどいのですが、
週末にはしっかりほぐして、週明けからはデータの整理や申請の準備を進めていこうと思います。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

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今のPC作業画面はこんな感じ。四角の大きさの違いは縮尺の違いですが、作業画面にはわりと性格が出るものかも(笑)。

犬と暮らす二世帯 模型を作っています。

2015年02月26日

今日は犬と暮らす二世帯住宅の模型を作っています。
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現在見積もり調整中なのですが、これまでの1/100模型からスケールアップして、
調整箇所も含めた模型作りに取り掛かっています。

この住宅では中庭に向かって見通しが良くなるように壁を少なくしているので、
ここまではわりとあっという間に出来上がるのですが、
1階の天井高さ、2階の床レベルをいろいろ切り替えているので、この先どう作るか。。

なんてところで少し試行錯誤したり、窓の位置も少し調整してみたり。
模型を触ったり図面に赤入れしたりしながら、作業しています。

見積もりは建物本体と解体、地盤改良分が出てきたところで、
少し超えている部分もありますが、概算レベルではおおよそ予想通りでちょっと安心。

まずは基本方針の確認をして、今後の詳細設計に進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅

犬と暮らす二世帯 地盤調査と図渡しをしました。

2015年02月3日

犬と暮らす二世帯住宅では、地盤調査と基本設計の図渡しをしました。
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先週の雪の日の地盤調査も、現地に着く頃には傘も必要のないほどの雨になっていて、
予定通り、サウンディング式での載荷試験を2地点で行いました。

近くに大きな川があり、支持地盤までがかなり深くなるのではと心配していましたが、
2か所調査したところ、想定よりも浅い位置に固い地盤がありそうで、ちょっと一安心です。

とはいえ地盤調査はやはり必要な場所であり、前面道路が狭いなど施工上の制約もあるので、
適した工法については見積もりと合わせながら、これから検討していきます。

そして今日は工事費の見積もりをお願いするため、施工会社への図渡しを行いました。

※図渡しとは、本見積りを取るための図面や必要な資料一式を渡すことですが、ただ渡すだけでなく、
見積もりに含む工事の条件や注意すべきところ、意図が伝わりにくいかも?と思うところなども含めて、
説明を行います。

基本設計段階なので見積もりは概算となりますが、
規模を含めた計画の妥当性や、解体工事や地盤改良も含めた全体予算を確認したいので、
仕上げ表や平面・立面・断面図などの基本図の他、構造図(伏図、軸組図)、設備の計画図なども
まずは一通り決めて、渡すようにしています。

まだ追加で渡す図面や整合性のチェックなど作業は続きますが、
見積もりが出ていくるまでの間は落ち着いて計画を再確認したり、他のプロジェクトに集中するなど、
時間を有効に使っていこうと思います。

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全部で40枚ほど。設計過程を2段階に分けることで、整理して考えられるように思っています。

犬と暮らす二世帯 設計が進んでいます。

2014年12月9日

犬と暮らす二世帯住宅では、設計が進んでいます。
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まずは全体の間取りとイメージを固めていく基本設計中で、
私たちが提案するものを元に、住まい方も含めてイメージする中で出てきた意見を盛り込んだり、
2週に1度くらいのペースで打ち合わせを重ねています。

1階にお母様の場所と共用スペース、2階を子世帯、との方針はほぼ決まり、
お母様の場所の作り方や共用となる水廻りの位置、お子さんのスペースやワンちゃんの場所など、
いろいろなご要望や意見をいただきながら、ここのところいろいろなパターンを作っていたのですが、
ご夫妻で相談して来られた先日の打ち合わせで、一番最初に提案した形をベースに進めることになりました。

いろいろ作業してもらって申し訳ない、、、とお話しされましたが、
その後のいろんな形を見てみたからこそ、最初の案の住まい方の良さを分かってもらえるわけですし、
一番最初に案を作る時には、私たちはいろんな可能性を考えて整理し、
その中で、この形が最良と自信を持って言える住まい方を提案しているつもりですので、
その形が良いと思ってもらえることは、とても嬉しいものです。

これまでの設計でも、いろいろな経過を経て一番最初の形に戻る、というのはよくあることですし、
それらは大事な過程だと思っていますので、もちろん問題はありません。

内部の仕上げや外観のイメージについても概ね固まってきましたので、
あと若干のプランの調整をしつつ、設備の仕様やプロットまでを年内にまとめて、
年明けに概算見積もりとして進んでいく予定です。

これまでの設計の過程はコチラから >>犬と暮らす二世帯住宅